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日記INDEXページ(タイトルと書き出し部の一覧)はこちらです
1616 2月後半の読書と感想、書評 2022/3/2(水)
1617 2021年の車種名別販売ランキングとEV化 2022/3/5(土)
1618 2022年1〜2月に見た映画 2022/3/9(水)
1619 桜の開花日68年間の推移 2022/3/12(土)
1620 3月前半の読書と感想、書評 2022/3/16(水)
1621 歩数計データ5年間の中間決算 2022/3/19(土)
1622 祝!サイト開設20周年 2022/3/23(水)
1623 年度末が3月末に決まった意外な理由 2022/3/26(土)
1624 3月後半の読書と感想、書評 2022/3/30(水)

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2月後半の読書と感想、書評 2022/3/2(水)

1616
退廃姉妹 (文春文庫) 島田雅彦

1983年に短篇集「優しいサヨクのための嬉遊曲」でメジャーデビューした著者の2005年(文庫は2008年)の作品です。著者の作品は2011年に「自由死刑」(1999年刊)を読んでいます。

11月後半の読書(自由死刑) 2011/12/4

この作品は、太平洋戦争直前から始まり、母親は戦争前に亡くなっていて父親が映画会社に勤務、目黒にある家に住む比較的上流社会の姉妹の物語です。

戦争中は周囲の家が焼夷弾で焼けていく中で、奇跡的に人も家も無傷のままで終戦を迎えます。

ところが父親が戦犯容疑で捕らえられ、まだ女学校の生徒だった姉妹は、住む家こそあるものの、生きていくために苦労を強いられます。

行動的な妹が、銀座で米兵相手の娼婦と仲良くなり、食べていくため自宅で米兵相手の売春宿を開くことを姉に提案し、認めさせます。妹は娼婦として、姉は賄いなどの役割分担です。

奥手の姉は、戦争中に知り合い、その後学徒出陣で戦地へ行った慶応の大学生の帰りをひたすら待ち続けます。

そのような戦後の大変な時期の話しが盛りだくさん詰まっていて、決して暗いばかりではなく、姉妹の恋愛ドラマも挟まれて、父親の無罪釈放や、再婚など明るい前向きな話しも加わり、読んでいてなにか日本の庶民達の近代史を垣間見るような感じです。

結局、タイトルにある「退廃」は、姉は闇市にどっぷりつかった上、戦争中の復讐のために元上官を惨殺して逃亡中の恋人と心中一歩手前までいき、妹は娼婦の身ながら米兵と恋仲になりやがて別れが来たときに自殺を図るというそれぞれに退廃した生き方をせざるを得なかったことから来ているものと思われます。

★★☆

著者別読書感想(島田雅彦)

            

冬の旅 (集英社文庫) 辻原登

文芸誌すばるに2011年から連載された長編小説で、2013年に単行本、2015年に文庫化されました。

著者の作品を読むのはこれが初めてです。1990年には 「村の名前」で芥川賞、その他にも著名な賞を数多く受賞されています。この「冬の旅」も伊藤整文学賞を受賞しています。

内容は、離婚した母親の元で育ち専門学校を卒業後に就職しますが、そこで最初の躓きが起きますが、無事に再就職を果たし、結婚もして順調な人生を送るかと思えば、何度も不幸や自己の怠慢、悪事などがあり、自ら人生をゆがんだものにしてしまいます。

転落していく人の象徴みたいな話で、先が見えて気が重くなってきますが、最初に刑務所から出てくるシーンがあり、それへ向かってまっしぐらというストーリーです。

刑務所から出てきた後にも何度か立ち直るチャンスがありながら、それらも無為にしてしまい、最後にはさらに重苦しい結末がまっています。

実はこの本はジャケ買いです。と言うのも立原白秋の小説「冬の旅」を原作としたテレビドラマ「冬の旅」を中学生の頃(1970年頃)に見た印象が強く残っていて、それとかぶったのでタイトルに惹かれて買いました。

そのドラマでは、シューベルト作曲の「冬の旅」が重々しくテーマソングとして使われていて、この小説と同様、理不尽な悪が暗躍するシーンが印象的でした。

そういう意味からすると、内容は知らずに読みましたが、想像通りの内容だったと言えますが、元々は母親思いの1青年が、悪のスパイラルにはまっていくところを見るのはつらいものがあります。

★★☆

            

彼が通る不思議なコースを私も (集英社文庫) 白石一文

2014年に単行本、2017年に文庫化された長編小説です。著者の作品は文庫になったものはできるだけ読むようにしていて過去に19作品を読みましたが、最近読んだのが2020年なのでちょっとサボり気味で2年ぶりになります。

普通の恋愛小説かな?ぐらいに思っていましたが、主人公の女性が合コンで気が合ってそのまま結婚した相手の男性には不思議な能力があることに気がつきます。

その男性は、小学校の教師をしていましたが、普段から子供中心には考えない既存の教育システムに限界を感じていて、結婚と同時に辞めてしまい、様々な問題を抱える子供達を集めた体育塾を始めます。

主人公の女性は大手企業で働いているのと、男性の実家は裕福なので、最初のうちは赤字でもなんとかやっていけますが、女性に抜擢の異動があり、関西へ転勤をすることになります。なかなか現代風なカップルです。

イジメや家庭の問題など、現実にもたびたび報道されるような様々な子供の問題を男性は仲間の協力を得ながら解決していきますが、そこには抵抗勢力もあり、子供によかれと思ったことでも、時には親から訴えられたりすることもあります。難しい問題をはらんでいます。

そうした一種の世直し事業は成功していきますが、やがて死期が近いことを悟った男性は、、、

最後のパラレルワールドというか、ふりだしに戻るところはちょっと理解不能でした。

★★☆

著者別読書感想(白石一文)

            

IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫) ジョー・イデ

著者(Joe Ide)は1958年生まれの日系アメリカ人作家で、2016年に出したこの小説がデビュー作です。

日系人が黒人を主人公として黒人コミュニティだけ描いた小説を書くというのは珍しいパターンですが、著者が子供の頃から住んでいたのが物語の舞台にもなる黒人が多く住むロサンゼルスのサウス・セントラル地区(現サウス・ロサンゼルス)だったことからだそうです。このエリアは全米でもトップクラスの犯罪多発地域だそうです。

欧米の探偵小説と言えば、ホームズにしても、マーローにしても、サム・スペードにしても、スペンサーにしても、マット・スカダーにしても白人のスマートな男性が多いのですが、この小説では、名前のイニシャルから、そして人並み外れた頭脳の持ち主ということでIQと呼ばれる若い黒人男性が主人公です。

しかし主人公の若い頃はひき逃げで亡くなった兄と一緒に住んでいた借家の家賃を支払うため、同じ黒人仲間と計画的に深夜小売店へ忍び込んで商品を盗み出すことを続けていた小悪人です。

この主人公IQは無資格探偵ですが、元々は自分が関係した犯罪の報復で、まったく関係がない夫婦が巻き添えで殺されてしまい、その夫婦の子供も銃弾を受けて一生歩けない重傷を負います。

それがトラウマになり、尊敬していた亡くなった兄がいつも言われていた「人の役に立つことしろ」を実行しようと、弱い人の味方になって様々な問題を解決していくことで、それが口コミで拡がり、それが仕事になっていきます。

そうした主人公の小悪人からの再生と、今回どうしてもお金が必要になって昔の犯罪仲間から、殺されかけた有名なラップミュージシャンを守る仕事を請け負うことになります。

その若い頃の小悪人だった頃の話と、現在のまともな探偵業の話がパラレルで進んでいきますので、ちょっと混乱することもありますが、スリリングでよくできたサスペンスミステリーです。

本作の最後のエピローグでは、兄が亡くなった原因となったひき逃げをしたクルマをスクラップ工場で発見するという次作への予告めいたことが書かれてあり、それが次作のIQ2(原題はRighteous)らしく、すでに既刊です。

★★★

            

かなたの子 (文春文庫) 角田光代

文學界などに掲載され2011年に単行本、2013年に文庫化された8作の短編小説集です。それぞれのタイトルは「おみちゆ」「同窓会」「闇の梯子」「道理」「前世」「わたしとわたしではない女」「かなたの子」「巡る」です。

なんというか、古い因習や前世の因果、過去に起きた暗い話など、重苦しい話が多いのと、恋愛、出産、子育てなど女性を主人公とした物語が多いので、古い男性にとってはどうもとっつきにくい内容です。

遠野物語」に出てきそうな摩訶不思議な話もあれば、現代の話しもありで、一気に連続して読んでいると、なにかがなんだか混乱しそうでした。

中にはホラー?と思えるものもあったり、そういう読み方をすれば面白いのかも知れませんが、ホラーのように結末がハッキリするようなものはなく、いわゆる文学的に「あとはそれぞれが勝手に想像して余韻を楽しんでください」的な終わり方で、個人的には消化不良が続きます。

文芸雑誌に掲載する短編小説にはこの手のものが多いですね。

ということで、あまり私には良い印象は残りませんでした。

★☆☆

著者別読書感想(角田光代)

【関連リンク】
 2月前半の読書 流、女神記、遠い山なみの光、新・日本の階級
 1月後半 風味絶佳、美しい家、老老戦記、イッツ・オンリー・トーク、百年法
 1月前半 漂砂のうたう、ツリーハウス、嗤う伊右衛門、ジェームズ・ボンドは来ない、自動車保険は出ないのがフツー


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2021年の車種名別販売ランキングとEV化 2022/3/5(土)

1617
世界では環境問題の対策で、自動車のEV化が急速に進んでいますが、自動車メーカーとその関連企業を数多く抱える日本はと言うと、内燃機関エンジンからEVシフトへの対応は消極的というか「できれば自分が働いている間はこのままでいっちゃえ」と言ったかどうかはわかりませんが、遅々として進んでいません。

もちろん、大手自動車メーカーは、環境問題に取り組む姿を見せるため、また長寿化するクルマの買い替え喚起策として「EV上等!」と打ち出してはいますが、それが販売面にまで落ちてきているかというとまだまだという感じです。

ユーザーからしても、1年に1〜2回ぐらいの長距離ドライブの航続距離に不安があり、自宅の集合住宅や、家から離れた駐車場では充電ができないなど、様々な理由でEVを買うのは躊躇います。

EV車はまだ移行期ということもあり価格が高く、補助金も十分とは言えないことも大きな理由でしょう。

実は世界初の量産EVは日本で発売されていました。

i-MiEV2009年ですから今から13年前に三菱自動車から発売された「i-MiEV(アイミーブ)」です。

2011年に少し試乗して思ったのは、買い物などタウンユースでは便利そうですが、この軽自動車クラスで内装も軽自動車そのままです。

そんなチャチなクルマが、EV購入補助金の約140万円を差し引いても320万円という当時の車両価格は、当然売れるはずもなく「とりあえず日本初の話題作りで作ってみました」というレベルです。

   ◇   ◇   ◇

2021年の1年間、どのようなクルマが売れたかランキングを書いておきます。車種別のランキングで、乗用車と軽乗用車を分けています。データ出典は、乗用車は一般社団法人日本自動車販売協会連合会、軽乗用車は一般社団法人全国軽自動車協会連合会です。どちらも経産省と運輸省の天下り満載団体なのでしょうね。

乗用車ブランド通称名別順位(2021年)
ブランド名   台数    前年比   月平均 
1 トヨタ ヤリス 212,927 140.3 17,744
2 トヨタ ルーミー 134,801 154.5 11,233
3 トヨタ カローラ 110,865 93.7 9,239
4 トヨタ アルファード 95,049 104.7 7,921
5 日産 ノート 90,177 124.9 7,515
6 トヨタ ライズ 81,880 65 6,823
7 トヨタ ハリアー 74,575 112.9 6,215
8 トヨタ アクア 72,495 121.7 6,041
9 トヨタ ヴォクシー 70,085 100.8 5,840
10 ホンダ フリード 69,577 91.2 5,798
11 日産 セレナ 58,954 85.9 4,913
12 ホンダ フィット 58,780 59.9 4,898
13 トヨタ シエンタ 57,802 79.5 4,817
14 ホンダ ヴェゼル 52,669 159.9 4,389
15 トヨタ RAV4 49,594 90.4 4,133
16 トヨタ プリウス 49,179 73.1 4,098
17 スズキ ソリオ 44,713 110.8 3,726
18 トヨタ ノア 44,211 97.3 3,684
19 ホンダ ステップワゴン 39,247 114 3,271
20 日産 キックス 35,044 191.2 2,920

軽4輪乗用車ブランド通称名別順位(2021年)
ブランド名   台数    前年比   月平均 
1 ホンダ N-BOX 188,940 96.4 15,745
2 スズキ スペーシア 128,881 92.2 10,740
3 ダイハツ タント 116,912 90.2 9,743
4 ダイハツ ムーヴ 95,840 92 7,987
5 日産 ルークス 84,748 116.4 7,062
6 スズキ ハスラー 82,486 103 6,874
7 スズキ ワゴンR 68,970 104.4 5,748
8 ダイハツ ミラ 65,803 89.6 5,484
9 ダイハツ タフト 62,278 145 5,190
10 スズキ アルト 60,919 96.1 5,077
11 日産 デイズ 53,773 61.8 4,481
12 ホンダ N-WGN 50,728 73.1 4,227
13 スズキ ジムニー 39,422 103.6 3,285
14 三菱 eK 34,100 102.7 2,842
15 ホンダ N-ONE 20,930 329.3 1,744

2021年は、ここ数年、軽のN-BOXが台数で総合首位をとってきたのを、トヨタがメンツをかけてヤリスで首位を取り返しました。そう言えば以前は台数首位と言えばカローラという時代が長く続きました。

乗用車の1位から20位までの中にはまだピュアなEV車や水素で発電するFCVは入っていません。

日本は一時しのぎのハイブリッドエンジン車(以下HV車)がメインになってしまった世界でも稀な国ですので、その呪縛から解き放たれるのはまだずっと先になりそうです。

メーカー別では乗用車の台数トップ20ではトヨタ12台(60%)、ホンダが4台(20%)、日産が3台(15%)、その他はスズキが1台入っているだけで、マツダやスバル、三菱は入ってきません。

軽自動車の台数トップはもう5年連続総合日本一の台数を誇ってきたN-BOXでしたが、今回乗用車のヤリスにトップを明け渡し総合2位となりました。しかし軽自動車の中ではまだダントツの強さです。

   ◇   ◇   ◇

次に燃料別の乗用車販売台数をメーカー別に表したのが下記の表です。ただしこちらは年間ではなく、2021年10月から2022年1月までの4ヶ月間だけのデータです。データ出典は、一般社団法人 日本自動車販売協会連合会です。

2021年10月〜2022年1月乗用車販売台数燃料別
ガソリン HV PHV ディーゼル EV FCV 合計 EV・FCV率
トヨタ 170,682 183,697 3,717 4,315 123 428 362,981 0.0015
ホンダ 35,301 57,230 4 0 126 4 92,665 0.0014
日産 5,256 46,235 0 0 4,285 0 55,776 0.0768
マツダ 23,593 1,333 0 11,966 12 0 36,904 0.0003
スズキ 13,044 16,850 0 0 0 0 29,894 0.0000
SUBARU 15,632 9,061 0 0 0 0 24,693 0.0000
ダイハツ 8,713 4,940 0 0 0 0 13,653 0.0000
三菱 1,205 904 5,129 3,912 10 0 11,160 0.0009
輸入車 37,161 23,918 1,522 18,904 3,310 15 84,830 0.0392
乗用車計 310,587 344,168 10,372 39,097 7,866 447 712,556 0.0117

やはりそうかと思いましたが、この最新の4ヶ月間を見ると純粋なガソリン車よりもHV車が上回っています。これからもうガソリン車は少数派になっていくのですね。

国内ユースだけを見るとHVやプラグインハイブリッド(PHV)が便利で、しかも環境に(少しだけ)良いという自己満足が得られるのでしょうけど、これからの世界はHVも所詮ガソリン車と相手にしてくれません。

メーカー別でEVやFCVの比率が高いのは、リーフがある日産で7.68%(100台中7〜8台)、次がトヨタで0.15%(1万台中15台ぽっきり)です。輸入車でも100台中4台もEVがあるのに、この国産車でのEV率はなきに等しく誤差で片づけられそうなものです。

理由は様々あるでしょうけど、一気に進む世界のEV化(HVは含めず)に日本のメーカーは立ち向かえるのか?というと甚だ疑問です。

【関連リンク】
1524 2020年自動車(メーカー別、ブランド別、輸入車)販売台数
1505 日本のEVシフトは環境問題ではなく経済問題
1197 2017年の乗用車販売台数に思うこと


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2022年1〜2月に見た映画 2022/3/9(水)

1618
私は告白する(原題 I Confess) 1953年 米
監督:アルフレッド・ヒッチコック 
出演者:モンゴメリー・クリフト、アン・バクスター

主人公は若い牧師で、その牧師が所属している教会の使用人から「殺人を犯した」と告解されたことで、その殺人事件の容疑者として起訴されても牧師の守秘義務から真犯人を言えない苦しみに陥ります。

牧師が容疑者となったのは、目撃者が事件現場から逃げ出した犯人が僧衣を着ていたということと、その時間に牧師のアリバイがなかったことからです。

実はその牧師は、牧師になる前に現在は国会議員の妻となっている女性と熱烈な恋愛をしていた時期があり、別れて牧師になったあとに再会しその時間には密会していたことがわかります。

殺されたのが、その密会を知った弁護士で、その弁護士から恐喝されていたことも判明し、牧師が口封じのための犯罪という容疑が高まっていきます。

追いつめられる牧師、職務の守秘義務を厳格に守る真面目さ、牧師を救おうと元恋人が立場をかなぐり捨てての証言と物語はクライマックスへと向かっていきます。

ヒッチコックとしては、恐怖などのシーンはなく、聖職者も人間という真っ当な正統派映画でした。

★★☆

            

デビル(原題 The Devil's Own) 1997年 米
監督:アラン・J・パクラ 出演者:ハリソン・フォード、ブラッド・ピット

大統領の陰謀」(1976年)や「ソフィーの選択」(1982年)、「ペリカン文書」(1993年)など多くの名作を監督してきたアラン・J・パクラ氏最後の作品です。

ハリソン・フォードとブラッド・ピットの共演というだけで、制作予算のほとんどをギャラで使い果たしそうですが、ちゃんとした映画になっています。

タイトルからもっとホラーな話か?と思っていましたが、普通の政治的で暴力的なサスペンスドラマでした。

アイルランドの独立闘争のメンバーで、武器を調達するためにアメリカへやってきた男にブラッド・ピット、アメリカの善き警官にハリソン・フォードという当たり前過ぎる配役で、二人の関係から物語は進んでいきます。

ハリソン・フォードは当時55歳、ブラッド・ピット34歳と若々しく脂がのっていた時期で、「最後はきっとこうなる」と思っていたとおりの展開で安心してみていられます。

ひねりとか、意外性とかはなく、淡々と当たり前に進んでいくのがちょっと物足りない感じもします。

凝ったあげくに複雑化しすぎて意味わからーん!というのも嫌ですから、二大スターを共演させたアメリカン映画ではこれでいいのかも知れません。

★★☆

            

新解釈・三國志 2020年 映画「新解釈・三國志」製作委員会
監督:福田雄一 出演者:大泉洋、賀来賢人、橋本環奈、小栗旬

三谷幸喜の監督・脚本映画かと思っていたら違いました。でもNHK大河の「真田丸」(三谷幸喜脚本)と似たような、歴史の結果は変えず、そこへたどる道筋と英雄視されている人物を自由な発想でユニークに変えていくというスタイルは同じです。

三國志は様々な書籍や映画、漫画、ゲームなどでポピュラーになっていますが、私は吉川英治著の「三国志」だけを読んでいます。ただ読んだのが1990年頃、もう30年以上前のことで、細かいことはすっかり忘れています。

1990年代に香港の中華系デパートの中で、お土産に中国らしい陶器製の像でも買って帰ろうと歴史上の英雄達が並んだ陶器売り場でそこの売り子さん達と少し話をしたことがあります。

こちらは「三国志」を読んでいたので、すぐに「劉備玄徳は?」「諸葛亮孔明は?」と聞くのですが、彼女らが言うには、そういう人達の名前こそ知っているが像になるほど人気はないとのことで、陶器の像では関羽や曹操、孔子、あとはよく知らない偉人の像ばかりでした。

日本では、上記の小説「三国志」や横山光輝の漫画の影響が大きく、中国人が見た三國志とはちょっと違ったものになっているのだなということがわかりました。

この映画でも多分に日本人的なユーモアや慣習が盛り込まれ、劉備役の大泉洋や孔明役のムロツヨシなどが、大ボケかましてそれなりに楽しめました。

★☆☆

            

カウボーイ & エイリアン(原題 Cowboys & Aliens) 2011年 米
監督:ジョン・ファヴロー 
出演者:ダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード、オリヴィア・ワイルド

西部劇とSFのミックスで、なにも考えなくて良い(考えちゃいけない)のがこの映画を見る上での注意点です。

砂漠で目が覚めた男の腕には謎の腕輪が巻かれていて、記憶をほぼ失っていますが、誰かに恨みを買って追われていることがわかってきます。

主役のダニエル・クレイグは007ジェームスボンドのイメージが強すぎて、薄汚れたカウボーイの格好をしていても、いつパリッとしたタキシードに着替えて出てくるのか?思えてなりませんでした。

一方の大物ハリソン・フォードは歳のせいもあるのでしょう、脇役で目立ちませんでした。

エイリアンとカウボーイとではまったく戦力的には釣り合いませんが、そこは主人公が007以上の活躍をして、金鉱を掘っていたエイリアンの母船の中に侵入します。

母船の中には今までさらわれて監禁されていた人達を救い出し、さらに異星からエイリアンの襲撃を知らせに来ていた美女に助けられ母船を破壊するという、まるでコミックのような展開です。

それにしても、これだけのスタッフを集めながらこういう映画を作るっていうのも、アメリカ人らしいと言えばそうですが、興行成績はそこそこ良かったようです。

★☆☆

            

救命士(原題:Bringing Out the Dead) 1999年 米(日本公開2000年)
監督:マーティン・スコセッシ 
出演者:ニコラス・ケイジ、パトリシア・アークエット

アメリカで救急車を呼ぶと地域にもよるでしょうけど、およそ2000ドル(約22万円)の費用が請求されるということを知らないと、この映画のことは理解できません。

しかも救急車は日本のように公営ではなく、ほとんどが民営の専門業者が運営しています。

その救急車に乗って救命士として働く男がこの映画の主人公で、犯罪の多いニューヨークの下町で、毎日のように重傷者や重病人を処置し、混雑してカオス状態の病院へ運ぶうちに、救えなかった人達の亡霊が頭の中から離れなくなっていきます。

ある時、心停止で蘇生させ病院へ搬送をした年配の男性の娘と知り合うことになり、お互いのストレスと葛藤を慰め合うことになります。しかしその女性は重圧に耐えきれず麻薬に頼ります。

その女性を救い出したあと、入院して植物状態の父親から目でメッセージを受けた主人公は、生命維持装置に手を出すことになります。

夜の濃密なニューヨークが舞台ということ、主人公が正義感とともに限界を感じているところが、同じマーティン・スコセッシ監督の大ヒット作「タクシー・ドライバー」(1976年)を彷彿させる内容で、その深い映像、主人公の心理描写などは、タクシーと救急車の違いこそあれ、まさにそのリバイバル作品のようです。

★★★

            

フェイク シティ ある男のルール(原題:Street Kings) 2008年米(日本公開2009年)
監督:デヴィッド・エアー
出演者:キアヌ・リーブス、フォレスト・ウィテカー

ずっと前に録画しておいた映画を見て、最初に表示された映画のタイトル「ストリートキング(Street Kings)」をネットで探しても出てこなくて、キアヌ・リーブスからようやくこの映画の邦題が原題とまったく違うことを知りました。

「ストリートキング」で検索すると、裸で走り回る「ストリーキング」ばかりが出てきて、世の中はみな裸になって開放されたいと思っているのだろうと思いました。

それはともかく、もちろん警官役のキアヌ・リーブスが裸で疾走するシーンはなく、正義感は強いが暴力的ではみ出し者のやんちゃな巡査を演じています。

コロンボ警部やボッシュ刑事もいたLAPDロサンゼルス市警で、天才バカボンに出てきた目ン玉がつながってる警察官のようにやたらと拳銃を撃ちまくります。やっぱロスは怖い。

当然、警察官の不正を取り締まる内務調査班からもにらまれますが、悪に対しては先制攻撃をかけ、あとで先に撃たれたと偽装工作をするなど見え見えの捜査もお手のもの。

しかし昔コンビを組んでいた同僚をつけていたら目の前で射殺され、それが同僚への恨みを晴らすためにしたことではないかと疑われ、別の巡査とともに犯人とその後ろに隠れている巨悪を探し始めます。

あまり深いストーリー性はなく、日本で言えばジャニーズ映画のように主演をタフでカッコよく描いたアイドル映画と言ったところでしょうか。もちろんハリウッド映画ですからそれなりに見応えはあります。

★★☆

【関連リンク】
2021年9〜10月 陰陽師II(2003年)、エージェント:ライアン(2014年)、アンダーグラウンド(1995年) 、悪い種子(1956年)

2021年7〜8月 悪の法則(2013年)、断崖(1941年)、ミッドナイト イン パリ(2011年)、記憶にございません!(2019年)、戦場(1949年)

2021年5〜6月 新選組(1969年)、座頭市と用心棒(1970年)、パットン大戦車軍団(1970年)、シング・ストリート 未来へのうた(2016年)


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桜の開花日68年間の推移 2022/3/12(土)

1619
桜暖かくなってきて関東でもそろそろ桜が開花する日が近くなってきました。来週にでも開花宣言が出そうです。

というか、昨年(2021年)と一昨年(2020年)は、東京の開花日は早く、3月14日に開花宣言が出ましたので、今年はここ2年間の中で遅めの開花宣言ということになりそうです。

個人的に思うのは、もう昔のイメージになってしまいましたが、桜が満開になるのが入学式シーズンで、その1週間ぐらい前が開花日というイメージを持っていました。

つまり、3月末頃に開花し、4月上旬に満開を迎えるという体感的なイメージです。

確かに、1970年頃までは関西、関東とも概ねそういうタイミングで開花していましたが、この5、60年間で温暖化の影響なのかわかりませんが、開花日が徐々に早まり、4月上旬の入学式にはもう桜は散った後という年も少なくなさそうです。

東京の開花日を決める標本木(標準木は間違い)は、靖国神社の中にあるソメイヨシノです。その標本木の中で5〜6輪が咲けば開花日となり、全体の8割が咲くと満開となります。

その開花日の推移を東京において1953年(昭和28年)から2021年(令和3年)までの68年間の桜の開花日をグラフにしてみました。データの出典は気象庁です。またグラフの赤い線は近似曲線です。

東京開花日推移

近似曲線を見ると、1953年(昭和28年)は東京の開花日が4月1日頃でしたが、68年後の2021年には3月22日頃と、およそ10日ほど早く開花する傾向にあります。

では現在どの地域なら3月末に開花、入学式や始業式がある4月8日前後に満開を迎えるかと調べると、松江や仙台、福島、金沢あたりのようです。

今年2022年の東京の開花予想は、日本気象協会は3月23日(満開予想3月29日)、ウェザーニューズは3月20日、日本気象(株)は3月23日、Qnewニュースは3月19日、ウェザーマップは3月21日と、概ね3月19日〜23日の5日間に収まっています。

さてどうなるでしょうか?

この記事は2022年3月10日に書いていますが、開花予想日は日々更新(修正)されて(ズルイ)いきます。

【関連リンク】
1460 時計を必要としない世界
1421 春うらら、高齢者はひたすら歩く
359 靖国神社へお花見と遊就館見学


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3月前半の読書と感想、書評 2022/3/16(水)

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思いつきで世界は進む─「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと (ちくま新書) 橋本治

この新書は筑摩書房のPR誌「ちくま」に2014年から2018年に連載されていた著者のエッセイ「遠い地平、低い視点」を、整理して再構成したものです。

このPR誌「ちくま」のバックナンバーは、今でも読めますので、ランダムで良ければそちらでどうぞお読みくださいって感じです。

小説家でもあり評論家としても活躍されていた著者の小説は過去に「リア家の人々」など2作品、新書も1作品を読んでいますが、3年前の2019年にその作品のひとつの新書をたまたま読んでいるとき、テレビで亡くなられたという報道があり驚きました。享年70歳でした。

この新書は、その時々の時事問題や、著者が日常で気になることが、特にテーマを決めず(一応テーマらしき分類はされていますが)にとりとめない話です。

なにか新たな発見がある新書ではなく、著者の世界観がよくわかるもので、ファンの人には楽しく読めそうです。

特にファンではない人には?

それなりに素通りして読めます。

★☆☆

著者別読書感想(橋本治)

            

つまをめとらば (文春文庫) 青山文平

著者は団塊世代生まれの作家さんで、2011年にメジャーデビューされました。今回作品を読むのは初めてです。直木賞という金字塔はやっぱり偉大です。

2015年単行本、2018年に文庫化された6篇の時代もの小説短篇集で、2015年の直木賞を受賞した作品です。短篇は「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」「乳付」「ひと夏」「逢対」「つまをめとらば」の6篇です。

いずれも江戸時代の下級侍やその家族を主人公とした時代物小説で、まだ維新の兆しはなく、平和な時代が長く続き、戦う武士からプライドだけは高いサラリーマン侍に変わってしまっている時代です。

そうした平和ボケ?している世界観は、今の平成・令和時代の日本とも相通じるかもしれません。

歴史小説や時代もの小説を読むと、まるでその数百年前の世界をのぞき見てきたかのように描かれていて、そうした単に浅い知識だけではダメで、目の肥えた評論家や審査員をもうならせる文章力と創造性はどのようにして得られるのか、いつも不思議に思います。

短篇集なので、特に内容はいちいち書きませんが、下級武士の身分、お役目、お金、副業、妻や母親との関係など、庶民に近いというか、現在のサラリーマンの悲哀を読んでいるような感じで面白く読めます。

★★☆

            

ガッツン! (双葉文庫) 伊集院静

2013年に単行本、2016年に文庫化された麻雀を通して成長していく若者達を描いた長編小説です。

舞台が神楽坂周辺で、行ったことのある人なら馴染みのあるお寺や神社、坂道などが出てきてなんとなく主人公達の姿が生き生きと思い浮かべられそうです。

主人公は、東京の三流私立大学へ通う山口県出身の貧乏大学生、東大と思える大学に通う静岡出身の秀才大学生、神楽坂の料亭の跡取り娘で学習院に通う女子大生の3人がふとしたことがきっかけで出会い、その後麻雀をともにする仲になっていきます。

麻雀小説というと、アングラな雰囲気が漂い、大金が飛び交い、生きるか死ぬかのような対決が多いのですが、こちらは大学生のお遊び麻雀の延長なので、最低限のお金こそ賭けますが、レートは低く、貧乏大学生向けの設定となっています。

著者は麻雀に造詣が深いことはよく知られていますが、同時に「麻雀放浪記」などで有名な阿佐田哲也氏に見出されて、作家になったこともあり、本著でもバーの隅で眠りこける「伝説の雀士」として描かれています。

2015年に亡くなった白川道氏の小説でも、よく主人公が麻雀を打つ場面がありましたが、そういうシーンを読む度に、若い頃によくやった麻雀を弱い癖にやりたくなってしまいます。

今は、パソコンの中にオンラインではない昔ながらの麻雀ゲームを入れていますので、時々引っ張り出して楽しんでいます。

★★☆

著者別読書感想(伊集院静)

            

真昼なのに昏い部屋 (講談社文庫) 江國香織

2010年に単行本、2013年に文庫が発刊されていますが、初掲載は週刊現代に2009年に連載されていたものです。

奥泉光氏の巻末の解説に書いてありましたが、あまり見かけない複数人の視点で物語が進んでいく「三人称多元」というスタイルで書かれていて、最初のうちはどうも違和感がつきまとい、それに慣れるのに少し時間がかかりました。

つまりそれぞれの視点ごとに、物の見方、考え方、心理状態が違うので、その都度頭の中で切り替えていく必要があります。慣れればそれも心地よいのですけどね。

内容は、不倫小説で、経済的にも生活にもなにも不満がない恋愛結婚した専業主婦と、近所に住む妻子をアメリカに残したままで日本で単身生活しているアメリカ人が、お友達の範囲を超えてくっついてしまうというベタとも思える内容です。

浮気される旦那さんにもまったく問題(妻の言い訳をちゃんと冷静に聞かなかったとか)がなかったとは言えませんが、男性視点ではこれで旦那さんを責めては気の毒だと思います。

あるいは女性作家さんが主に中高年男性が読む週刊誌の掲載と言うことで、女性視点で満ち足りた結婚生活の中で、精神的な不満足を刺激的に伝えたかったのか?と思えてきます。

そういうわけで、男性側からすると、「なぜ?」「どうして?」という理解不能な展開となっていき、後味は決して良くありませんでした。

★★☆

著者別読書感想(江國香織)

【関連リンク】
 2月後半 退廃姉妹、冬の旅、彼が通る不思議なコースを私も、IQ、かなたの子
 2月前半 流、女神記、遠い山なみの光、新・日本の階級
 1月後半 風味絶佳、美しい家、老老戦記、イッツ・オンリー・トーク、百年法


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歩数計データ5年間の中間決算 2022/3/19(土)

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ウォーキングイラスト人工股関節へ置換する手術を終えそのリハビリを兼ねてウォーキングをするようになったのが、2016年の8月頃からですが、単に歩くだけではつまらないので、スマホに歩数計アプリを入れてカウントするようになったのが2017年2月9日です。

その2017年2月からの歩数をデータにして残してきましたが、今年2月で丸5年が経過しました。自己満足でしかないですが、5年間をひとつの区切りとして中間決算の歩数をまとめておきます。

まず、ウォーキングは、会社休日など出社をしない時が中心でしたが、出社すると通勤やランチタイムなど歩く機会があり、ほぼ目標としていた1日6千歩平均を維持してきました。

たった1日6千歩?と医療や介護、販売系など立ち仕事や営業職の人からは笑われそうですが、人工股関節手術のあとで、うまく歩けない時期があり、そのリハビリということと、仕事は内勤でほとんど動くことがないので、そんなものなのです。調子が良くて気候も良い日には1万歩を歩くことも稀ではありません。

そして2020年からはコロナ禍で在宅勤務がメインとなり、2021年夏にはビジネスからリタイアしたため毎日のウォーキングが日課となります。

在宅勤務になって以降は、リハビリと言うより、通勤も外出もなくなると身体がなまってしまいメタボになりそうという恐怖から、そのままウォーキングを継続するモチベーションになりました。

計算では1日6千歩だと、1ヶ月で約18万歩になります。
1年だと216万歩です。
5年間で1080万歩と1千万歩を超える計算です。

実際のところはどうでしょう。

2022年2月8日(計測スタートから5年経過後)で、11,366,052歩と1千万歩はクリアしました\(^o^)/

逆に割っていくと年間平均227万歩、1ヶ月平均18万9千歩、1年365日として1日平均6、228歩となります。一応、1日目標6千歩から3%増しと無難な着地です。

2017年の夏にはもう片方の人工股関節手術をしたので、2週間ほどほとんど歩けなかった期間や、終日雨が降ったり雪が積もって歩くのが危険で歩かなかった日なども含んでいます。。

さて、この5年間の11,366,052歩を、東京から一直線に地球上(海の上も含め)を歩き続けたとしたら今はどこに達するかというロマンあふれる検証というか仮定ですが、1歩あたり歩幅を70センチとすると、その5年間の総距離は7,956kmになります。

どちらの方角へ向かうかで変わってきますが、東京から7800km〜8100kmの範囲で各国の首都までの距離を調べると下記の通りです。距離は「りに帳」から引用しました。

国名 首都 東京までの距離
フィンランド ヘルシンキ  7838km
ジョージア トビリシ 7839km
トンガ ヌクアロファ 7883km
エストニア タリン 7897km
オーストラリア キャンベラ 7922km
アルメニア エレバン 7951km
ニウエ アロフィ 8055km
アラブ首長国連邦 アブダビ 8071km

ヘルシンキぐらいはわかりますが、あとの国の首都ってあまり馴染みがなくピンときません。

その他有名どころではインドのデリー(5852km)、アフガニスタンのカブール(6281km)、ロシアのモスクワ(7497km)、イランのテヘラン(7681km)などはもう通り過ぎました。

戦火にまみれているウクライナのキエフまではあと250km、2月8日からあと2ヶ月ほど(4月上旬頃)には到着します。支援物資を担いでいかなきゃ、、

ちなみに、東京から地球の真裏になる一番遠い国の首都は、ウルグアイのモンテビデオで18,579kmです。その次に遠い首都はアルゼンチンのブエノスアイレスで18,374kmです。

この5年間の歩くペースで、東京の裏側まで行くにはあと11年半ほどかかりそうです。

11年か、、、歩けるかどうかよりも、生きているかどうかってところです。

【関連リンク】
1543 ウォーキングを継続するための工夫
1132 歩数計とともに
1107 意外と楽しめる歩数計


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祝!サイト開設20周年 2022/3/23(水)

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リストラ天国TOPページこのブログの元になった「リストラ天国」WEBサイトをスタートしたのが、リストラに遭って無職になったた2002年の4月のことです。

ということは、来月(2022年4月)で20周年!アニバーサリーです。

記念日というと、2002年の開設当時に、ホームページ制作の参考にさせていただいた「リストラ記念日」というサイトがありました。今はなくなっているようですけど。管理人さん、元気にしていれば良いのですけど。

途中、仕事が忙しかったり、モチベーション低下だったりで、ブログやサイト更新が滞ったこともありましたが、2009年9月以降は頑張って更新し続けています。

2002年にこのWEBサイトを作ったときの話しを少しだけ書いておきます。

元々、リストラに遭うまで勤務していた仕事がIT系企業だったこともあり、HTML言語の勉強のためにとIBMのホームページビルダーを購入していたので、それを使って当時加入していたインターネットプロバイダーが無料提供してくれていたサイトへホームページを作ったのが最初です。

同時に、ジオシティーズ(GeoCities)という無料でホームページが作れるサイトを利用し、そこの機能としてあった日記を作ったのが、その後プロバイダーの変更やジオの閉鎖などを経由して現在のブログに至っています。

2002年当時はまだブログというものがなく、ホームページに日記やBBS(掲示板)を備えるというのが普通でした。

つまり日記に書いて、読んだ人が別のページにあるBBSに意見や感想を書いてくれて、それに返事するというような感じです。

また当時は、気軽に相談ができるようにと、メアドを登録した人全員に同時配信されるメーリングリストというサービスも利用しました。現在は個人情報保護などもあり、そういうサービスを個人がおこなうのは難しいですね。

コメントやトラックバックなどの機能を備えたブログという便利なサービスが2005年頃から急速に普及してきたことで、だいぶんと遅れましたが2010年1月から日記だけを切り離し、無料で利用ができる忍者ブログに「おやじの主張(リストラ天国*日記*)」を開設しスタートさせました。

記念すべきブログの初投稿
九十九里浜で初日の出 2010年1月1日 (金)

このブログも12年が経過していることになります。この間、多くのブログサイトが閉鎖されたり、別の会社に吸収されたりして引っ越しを余儀なくされた人も多いと思いますが、幸いにも忍者ブログは問題なく続けてくれて助かっています。

ホームページのほうは、ジオシティーズ(当時はYahoo!ジオシティーズ)が2019年3月末で無慈悲にも閉鎖されることになり、2018年12月に現在のさくらインターネットのレンタルサーバへ引っ越しをしました。

有料のさくらのレンタルサーバを選んだのは、値段が安いことと、初心者にもわかりやすいこと、それに国内では比較的大手プロバイダーなので、今後何度も吸収合併などで変更や移動の面倒が少なそうという理由です。

時間もいっぱいあることなので、もっといろいろなことがネットでできないかなと考えていますが、知識も乏しく、亀の速度でチマチマとやっていこうと思います。

最後に2017年3月から2022年3月までの5年間でよく読まれた記事ベスト3を書いておきます。

1.洗面化粧台をDIYで交換 その1準備編
2.マイカーで東京から京都まで旅行する場合 その2
3.ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ

30周年に向けて頑張ります。

【関連リンク】
1299 ジオシティーズ閉鎖によるサイト移転作業
991 リストラ天国15年目に向けて
959 今でもよく読まれている過去のブログは?


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年度末が3月末に決まった意外な理由 2022/3/26(土)

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新学期風景毎年3月末が近づくと、「年度末で忙しい」という声が聞こえてきます。学生時代は4月初旬に学年が変わったり、進学して学校が変わることで、特に年度末(3月末日)にこだわることがなく「忙しい」という意味がよくわかりませんでした。

社会人になってからその”大人の事情”を知ったのですが、役所や多くの企業では3月末に締めの決算があるので、その前に当年度予算を使い切ろうとか、売上を少しでも増やすために無理矢理商品を顧客に押し込んだり、逆に利益が多く出そうなので、4月以降に必要なものを3月末までに買ってしまい決算にその経費を反映させようといったことがよくおこなわれます。

ところで、この4月1日が年度初めで3月31日が年度終わりというのは、ちょっと中途半端でどういう理由があって決まったのかずっと不思議に思っていました。

調べてみると、、、、こ、これは!という、とんでもない事情がきっかけだということを発見しました。

その理由は後回しにして(ガタッ)、日本では7世紀(飛鳥時代)に律令制度が唐(中国)から導入され、そのひとつに旧暦1月から旧暦12月までを1年(度)とする制度が生まれたそうです。

それが長く続きましたが、新しくできた明治政府の大蔵省が明治2年(1869年)に、新米の収穫期に合わせた旧暦10月から旧暦9月までを会計年度とすることに変更します。

つまり、新米を収穫し、納税(上納)する10月から新年度ということでしょうか(旧暦10月1日は新暦の10月下旬頃)。米本位制は江戸時代までのことかと思っていましたが、近代明治政府でも使っていたわけです。

ところが明治5年(1872年)には、旧暦(太陰暦)から新暦(グレゴリオ暦)に変更となるタイミングで1月から12月を会計年度とすることが政府で決まり翌年明治6年から実施されます。

さらに混乱は続き、その明治6年に地租改正法が制定され、その地租の納期(最初の納期が8月)に合わせるため、明治8年からは7月〜翌年6月の会計年度に変更されます。なぜ地租に合わせなきゃならなかったのか意味がわかりません。

さて、この後のことですが、明治15年(1882年)に、その後日清戦争へとつながっていく壬午事変が朝鮮半島で勃発し、大軍が海を渡る必要から帝国海軍の急拡張が必要となります。

明治17年度にはその莫大な財政赤字の穴埋めをするため、翌年度(明治18年度分)の酒造税の税収を前倒して繰り入れるという荒技が使われます。どうして酒造税?というのも意味不明です。

これを是正するため苦肉の策として、酒造税の納期(最初の納期が4月)に合わせ、明治19年4月から翌年3月を会計年度に変更することが決まりました。

もう無茶苦茶なつじつま合わせの荒療治が現在まで続く4月〜3月の会計年度となっています。

日本の会計年度(その他多くの公的な年度)が、4月〜3月なのは、このようにふざけた理由で決まったわけで、なにか合理的で日本風土や季節、科学的な理由に合わせた年度の設定ではないと言うことです。

この会計年度のように使われる「年度」は、会計以外にも民間企業(株式会社)の「事業年度」や、「貿易年度(1月〜12月)」「米穀年度(11月〜10月)」「麦年度(7〜6月)」「砂糖年度(10〜9月)」「酒造年度(7〜6月)」「いも年度(9月〜8月)」「でん粉年度(10月〜9月)」「肥料年度(7〜6月)」「農薬年度(10〜9月)」など様々な年度があります。あまり聞いたことはない年度が多いですが。

世界の国々の会計年度はどうなっているかというと、

1月〜12月制 中国・韓国・台湾・フランス・ドイツ・オランダ・ベルギー・スイス・ロシア・南米諸国など
4月〜3月制 日本・インド・パキスタン・イギリス・デンマーク・カナダなど
7月〜6月制 フィリピン・ノルウェー・スウェーデン・ギリシア・オーストラリアなど
10月〜9月制 タイ・ミャンマー・アメリカ・ハイチなど

となっています。意外にも各国でいろいろあるのですね。4月〜3月なんて日本ぐらいだろ?と思っていたら、イギリスやカナダ、インドなど結構メジャーな会計年度です。

学校が4月に始まり3月で終了するのは、やはり国の会計年度と関係があるそうで、国や自治体等の予算で学校が運営される小中学校の義務教育校や国公立学校が4〜3月で決まれば、他の私立学校もそれに合わせることになります。

事業年度を自由に決めることができる株式会社では4〜3月の3月末決算というのは、年1回決算の事業会社全体ではわずか19%しかありません。意外でしょ?(データ出典:ニッセイ基礎研究所)

しかし資本金1億円以上の企業で見ると54%、資本金100億円超の企業では74%となります。中堅企業や大企業は3月末決算が多いということです。

個人経営などの零細企業だと、あまり3月末決算にこだわらず、9月末締め(11%)、12月末締め(10%)の企業が比較的多いということです。

逆に少ないのは11月末締めと1月末締めで4%程度です。

そう言えば私が新卒で入社した会社(当時は資本金3千万円の小企業)は、決算が1月末でした。その後、会社の規模が大きく(現在は東証一部)なって、様々な不都合があり、決算時期の変更をしたことを思い出しました。

【関連リンク】
1525 異動や引越は喜び楽しめ
1318 3年以内に3割以上の人が辞めちゃうけど
1216 新卒学生の就職先選定の条件
727 大学生の就職率推移と卒業後の進路


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3月後半の読書と感想、書評 2022/3/30(水)

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虹色天気雨 (小学館文庫) 大島真須美

著者は今年還暦を迎える私とも近い世代で、1992年にメジャーデビューし、2019年には初めて書いた時代小説「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」で直木賞を受賞された方です。作品を読むのは今回が初めてです。

この作品は2006年単行本、2009年に文庫化された作品で、ビターシュガーシリーズとして続編の「ビターシュガー(虹色天気雨2)」が2010年に出版されています。

また2011年にはこの作品を原作とする全10回のドラマがNHKで製作され放送されました。

アラフォーの仲良し女性3人組が主な登場人物で、3人中ひとりだけ既婚者で小学生の子供がいます。

その子供を突然預かってくれと早朝に叩き起こされ、理由を聞くと旦那さんが仕事を放り出して突然家出したので探すのだと。そういうシーンから始まります。

登場人物の説明がなく、いったいどういう人達?どういう関係?とかわからず(後々なんとなくわかってくる)その流れをつかむまで謎ばかりで疲れます。ミステリー小説ではないのですけど。

とにかく女性が三人寄れば恋愛と男の話しばかりというのが普通過ぎて夢がなく、主人公の独身の女性も最近別れた男性にまだ未練がたっぷり、もうひとりの女性は愛よりもカメラマンの仕事を優先する年下の男性とうまくいかなくなりと、男にはなかなか理解しがたいドロドロした感情が繰り返されます。

昭和な男性は読むときっと辟易させられますが、同じような年齢、立場の女性には勇気と清涼感を与えるのでしょう。知らんけど。

続編は読みたい?ん〜、しばらく読みたくはないかな。

★★☆

            

老いた家 衰えぬ街 住まいを終活する (講談社現代新書) 野澤千絵

著者の2016年刊新書「老いる家 崩れる街」を2018年に読んでいますが、その続編というか、ヒットした作品の柳の下のドジョウと思われるのが2018年に発刊されたのが本著です。

2018年7月前半の読書と感想、書評(老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路)

タイトルを見て、前のとなにが違う?と一瞬わかりませんでしたが、よく見ると現在進行形から過去形に、そして悲観論から楽観論(期待論)へと変わっています。

本書では、高齢者世帯が住んでいる持ち家の一軒家やマンションが今後急速に空き家となり、その不動産を相続する遺族や関係者にとってたいへんな問題となるという話しがメインです。

確かに高齢者だけが住む世帯が増えつつあります。そしてその高齢者が亡くなったり、自活できずに施設に入ったりすると、その空き家は一気に荒れてきます。

老朽化した一戸建ての場合は、雨漏りや倒壊の危険性があり、マンションの場合は、管理費や修繕積立金、修繕一時金の支払いが積み上がっていきます。

そうした一戸建てやマンションを相続する人達は、そこに住むか、あるいはすぐに売却することができれば問題はありませんが、そうでない限り、相続放棄するか、放置せざるを得なく、そうした物件が今後20年ほど一気に増加することが予想されています。

私も知りませんでしたが、相続放棄すれば管理責任もなくなると思ったらそうではなく、倒壊の危険性のある建築物や、マンションの共同管理上の責任などからは逃れられません。

そうした相続人(主に子や孫)に負担をかけないように、今の高齢者は準備しておく必要があるということを伝えています。

ひとつだけ、嫌な表現だと思ったのは、不動産のことを負動産、相続のことを争続と表現して書かれていることです。

流行に乗ったのもわからなくはありませんが、外国人を害人などと書くのと同様に、なにか不快で悪意を感じる言葉に思えます。一般個人ならともかく、少なくとも最高学府の教授先生が使う言葉ではないでしょう。

★★☆

            

冷たい校舎の時は止まる(上)(下) (講談社文庫) 辻村深月

大学卒業後、団体職員として働きながら書いた実質的なデビュー作で、2004年に単行本、2007年に文庫化されました。

デビュー作というと荒削りなものが多い中、とても新人とは思えない書きっぷりで驚きました。

文庫で上・下巻計約1000ページ(単行本は3巻で計約800ページ)とかなり多い分量で、読み始める前まではやや身構えましたが、一度入っていくとグイグイと物語の中に吸い寄せられました。

内容は、8人の高校生クラスメイト達が、大雪の中、校舎に閉じ込められます。その2ヶ月前におこなわれた文化祭の最終日にはクラスメイトのひとりが校舎の屋上から飛び降り自殺をして亡くなるという事件が起きています。

ところがその閉じ込められた8人には誰が飛び降りたのか記憶が消されていて、そのクラスメイト8人の中のひとりではなかったか?その自殺した人間が作りだした精神世界に連れてこられたのか?という疑心暗鬼が生まれてきます。

とにかく8人の過去の闇、友人関係、親子関係、イジメ、親子心中、援助交際などが露わになってきますが、それにしても8人分あるので長いです。

ミステリー小説と言うことで、いろいろとルールに則した内容になっていますが、結果はちょっと意外でズルイという感じもしました。

面白かったけど、やっぱり長過ぎ。この内容だったら文庫1冊でなんとかして欲しいところですって言うか、8人もいるか?と思いましたが、8人が絶海の孤島に閉じ込められひとりずつ謎の死を遂げる「そして誰もいなくなった」をインスパイアしたものとなっているのでしょうかね。

★★☆

著者別読書感想(辻村深月)

            

ドリーム・ハウス (新潮文庫) 小林信彦

数多くの小説やエッセイなどを出している著者の1992年に単行本、1996年に文庫化された中編小説です。

過去には著者の作品は、「ぼくたちの好きな戦争」「ムーン・リヴァーの向こう側」の2作だけ読んでいます。

主人公は売れっ子とは言えないまでも、様々なエッセイや講演会などを依頼されそれで食っていける専業の作家です。住まいにはあまりこだわりはなくひとりでマンションに暮らしていますが、静かな書斎と広い書庫が欲しいと思っています。

戦後の祖父の時代に手に入れた実家にはあまり仲が良くない母親がひとりで住んでいますが、友人から交換殺人を持ちかけられたあとに、偶然なのか自然死で亡くなり、ひとりっ子の主人公は土地と古い建物を相続します。これがちょっとホラー1。

その相続した土地は公道との接続が悪く建築法で新築できない場所ですが、残った古家の改築ということであればほぼ新築同様に建設が可能だということがわかり、パチンコ屋で知り合った恋人とともに夢のマイホームを計画していくことになります。

ところが同じ敷地には亡くなった母親が契約書も作らずに破格の家賃で貸し出した隣家があり、どうすれば立ち退いてもらえるか弁護士とやりとりしている中、これまた偶然なのか、隣家が不在の時に失火が出てその家には住めなくなり出て行ってくれます。これもホラー2です。

さらに、家の改築が完成し、恋人と引っ越ししてきますが、、、これがまたホラー3ということになります。

確かに日本人は家を買うことを一生の目的としている面があります。特にこの小説が書かれた1992年というと、まだバブルの余韻が根深い頃で、土地神話などという言い方もされていました。

私も結婚後にはそれに翻弄されていくことになりますが、国民がみな同じ方向を向いて同じ事をしている姿というのはちょっと不気味な気もします。

そうしたマイホーム協奏曲と微妙なホラーとの合体で楽しめました。

★★☆

著者別読書感想(小林信彦)

【関連リンク】
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