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小林信彦 KOBAYASHI NOBUHIKO 既読書籍
003 | ドリーム・ハウス | ||
002 | ムーン・リヴァーの向こう側 | 001 | ぼくたちの好きな戦争 |
1932年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部英文学科卒業。雑誌編集者や放送作家などを経て小説家、評論家、コラムニスト。代表作は『オヨヨ』シリーズ(1970年〜)、『唐獅子株式会社』(1978年)、『うらなり』(2006年)など(Wikipediaより引用 2022年) |
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003 | ドリーム・ハウス (新潮文庫) |
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数多くの小説やエッセイなどを出している著者の1992年に単行本、1996年に文庫化された中編小説です。 過去には著者の作品は、「ぼくたちの好きな戦争」「ムーン・リヴァーの向こう側」の2作だけ読んでいます。 主人公は売れっ子とは言えないまでも、様々なエッセイや講演会などを依頼されそれで食っていける専業の作家です。住まいにはあまりこだわりはなくひとりでマンションに暮らしていますが、静かな書斎と広い書庫が欲しいと思っています。 戦後の祖父の時代に手に入れた実家にはあまり仲が良くない母親がひとりで住んでいますが、友人から交換殺人を持ちかけられたあとに、偶然なのか自然死で亡くなり、ひとりっ子の主人公は土地と古い建物を相続します。これがちょっとホラー1。 その相続した土地は公道との接続が悪く建築法で新築できない場所ですが、残った古家の改築ということであればほぼ新築同様に建設が可能だということがわかり、パチンコ屋で知り合った恋人とともに夢のマイホームを計画していくことになります。 ところが同じ敷地には亡くなった母親が契約書も作らずに破格の家賃で貸し出した隣家があり、どうすれば立ち退いてもらえるか弁護士とやりとりしている中、これまた偶然なのか、隣家が不在の時に失火が出てその家には住めなくなり出て行ってくれます。これもホラー2です。 さらに、家の改築が完成し、恋人と引っ越ししてきますが、、、これがまたホラー3ということになります。 確かに日本人は家を買うことを一生の目的としている面があります。特にこの小説が書かれた1992年というと、まだバブルの余韻が根深い頃で、土地神話などという言い方もされていました。 私も結婚後にはそれに翻弄されていくことになりますが、国民がみな同じ方向を向いて同じ事をしている姿というのはちょっと不気味な気もします。 そうしたマイホーム協奏曲と微妙なホラーとの合体で楽しめました。 ★★☆ 3月後半の読書と感想、書評 2022/3/30(水) |
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002 | ムーン・リヴァーの向こう側(新潮文庫) | 1998/09/16読了 「BOOK」データベースより 男は39歳、辛口で知られるコラムニスト。離婚歴あり。東京・山の手に、今は独り住まい。内省的な性格。性的な悩みを抱えている。そんな男の前にあらわれた女は27歳、古めかしい言葉をさらりと使う。六本木や西麻布の喧噪が苦手。新潟の出身だというが、その挙動はいたって不可解…。かくて、瀕死の巨大都市「東京」の光と影とに彩られた、物哀しくもユーモラスな恋愛譚が始まる。 |
001 | ぼくたちの好きな戦争(新潮文庫) | 1994/01/31読了 「BOOK」データベースより たのしい戦争、ゆかいな戦争、一度やったらやめられない―。束の間の大勝利に酔い、大戦のノリを満喫する東京・下町の和菓子屋一家。辞世の歌でギャグ合戦を展開する南の島の兵士たち。そしてアメリカ海軍の少尉の手になる抱腹絶倒の近未来小説。めまぐるしく舞台を移しながら、戦争は際限なく喜劇として描かれてゆく。あらゆる手法を駆使し、笑いと仕掛けで構築したポップ戦争巨編。 |
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