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江國香織 EKUNI KAORI 既読書籍

004 犬とハモニカ 003 号泣する準備はできていた
002 きらきらひかる  001 神様のボート


1964年東京都生まれ。目白学園女子短期大学国文学科卒業。アテネ・フランセを経て、デラウェア大学に留学。1985年20歳で『ユリイカ』に詩作品「綿菓子」を初投稿掲載される。1986年児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。翌年に『草之丞の話』で《小さな童話》大賞大賞。1989年、アメリカ留学時の体験を題材にした小説『409ラドクリフ』で第1回フェミナ賞受賞。1992年『きらきらひかる』で紫式部文学賞を受賞、映画化もされる。1999年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞受賞。2001年描き下ろし短編集『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞。2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞受賞。(Wikipediaより引用 2022年)


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004 犬とハモニカ (新潮文庫)

2012年に単行本が発刊された短篇集で、川端康成文学賞受賞作品です。2015年に文庫化されています。

短篇はそれぞれ独立した作品で、「犬とハモニカ」「寝室」「おそ夏のゆうぐれ」「ピクニック」「夕顔」「アレンテージョ」の6篇です。

離婚間近な夫婦や、不倫が終わりを告げた男性、恋人がいるものの孤独感にしたる女性、仲良く見える夫婦ながらも微妙な関係になりつつある夫婦、源氏物語の光源氏を主人公とした色恋話を現代語訳で、ポルトガル人ゲイカップルの夏休みと、なんの脈絡もなく6つの短いストーリーを楽しめます。

ただ、起承転結などないので、想像をたくましくして読まないといけないのと、読後の感想は人それぞれに分かれそうな感じです。

個人的には結末がはっきりしないものは、モヤッとした気持ちが残ってしまい苦手です。それが江國ワールドだと言ってしまえばそうなのでしょうけど、どうにも読後にスッキリとしません。

★☆☆

6月後半の読書と感想、書評 2022/7/2(土)

003 号泣する準備はできていた (新潮文庫)
2004年の直木賞受賞作となった短篇集です。

収録作品は、「前進、もしくは前進のように思われるもの」「じゃこじゃこのビスケット」「熱帯夜」「煙草配りガール」「溝」「こまつま」「洋一も来られればよかったのにね」「住宅地」「どこでもない場所」「手」「号泣する準備はできていた」「そこなう」の12編です。

著者の作品は「神様のボート」「きらきらひかる」の二つだけを過去に読んでいますが、「犬とハモニカ」もまだ未読ですがすでに買ってあります。

女性作家さんによくある微妙?な女性心理を前面に出した小説ですが、男性には理解できないところもあり、「そういうものかぁ〜」って感心するぐらいで、当たり前ですが主人公に感情移入することもなく、淡々と読むしかないという感じです。

しかし同年代以上の女性が読むと、「わかるわかる」と、女性あるあるなのでしょうね。わかりませんが。

直木賞にも、熊谷達也著「邂逅の森」のように、文庫で530ページの壮大な長編もあれば、この小説のように1編平均が20ページ程度で全部足しても230ページに満たない短篇集もあり、その候補作と選出の基準がいまいち不明です。

第130回(2003年下半期)直木賞 選評の概要」というのがあり、それを見ても、400字詰めで12篇合計して268枚のこの作品と、1作でその7倍近い差がある同1855枚の馳星周著「生誕祭」が同列に評価されています。

もちろん、小説はその長さで優劣が決まるわけではないですが、短篇で直木賞が取れるなら、作家心理としては時間をかけて長編を書くより、インパクトのある短篇作を中心に創作する人が増えていくような気がします。

個人的には同じ時間をかけて短篇を100作読むよりも、長篇1作を読みたい派です。

この2003年下半期直木賞の、5つの候補作の中では圧倒的に審査員の評価が高いのがこの作品ですが、10人の審査員のうち、津本陽氏と宮城谷昌光氏の二人だけは評価が低くなっています。おこがましい言い方ですが、私はこの二人に感性が近いかもです。

短篇集(あるいは短編作品)は、直木賞ではなく別に評価すべきじゃないのかな?と思ってしまいます。

ちなみに、この直木賞においては、400字詰め原稿で、1〜149枚が短篇、150〜299枚が中篇、300枚以上が長篇とされています。

ちょっと本作品の感想と関係のない話しになってしまいました。

★☆☆

8月前半の読書と感想、書評 2021年8月14日(土)

002 きらきらひかる (新潮文庫)
1991年に単行本、1994年に文庫化された小説で、長編小説としてはこれがデビュー作品です。

1992年には松岡錠司監督、薬師丸ひろ子、豊川悦司などの出演で映画が製作されています。

上記の「ガール・オン・ザ・トレイン」の主人公と同じで、アル中、精神的にいっちゃっている女性が主人公という、同時期に読みつつちょっと混乱しかけました。

キッチンドランカーが増えているとか、女性の社会進出が増えて、ストレスフルになってその分精神障害になる人も増えているとかという話しも聞きますが、それにしてもこう続けて女性の精神にちょっときているアル中小説とはなんてこったです。

主人公は、結婚に積極的ではなかったものの、無理矢理設定されたお見合いで、訳ありの医者と意気投合してしまい、形だけの結婚をすることになります。

訳ありとは、つまりその男性医師はゲイで、男性の恋人がいるものの、両親から結婚すれば女性を好きになってくれるのではないかと無理にお見合いを設定されたという状況。

お互いに精神的に異常と同性愛者ということを相手の両親には伝えず、形式上の結婚をしてその後の日々が描かれていきます。

ま、LGBT活動華やかな時代ですから、こういうカップルがいても不思議ではないでしょうけど、夕飯は毎日ゲイの夫が作ってくれるし(医者ってそんな暇だっけ?)、妻は夫に恋人の彼氏のことをいつも聞きたがるし、どうなんでしょうかね。

そして、夫の彼氏や、主人公の友人、夫の勤務先病院の同僚(これまたゲイ)とか、入り乱れての、いかにも小説的でよくわからない人間関係です。

★☆☆

4月後半の読書と感想、書評 2019/5/1(水)

001 神様のボート (新潮文庫)
1999年単行本、2002年に文庫化された恋愛小説です。この著者の作品を読むのはこれが初めてです。

著者は20歳の1885〜86年に詩や童話でデビューし、1989年に短編小説集を発刊、2004年には「号泣する準備はできていた」で直木賞を受賞されています。

そう言えば少し前に映画「間宮兄弟」をテレビ(録画)で見ました。後で知りましたが、この映画の原作は著者の小説です。内容は、他の用事をしつつながらで見ていたこともあり、さっぱりわかりませんでしたけど、、、

この「神様のボート」は2013年に宮沢りえ主演でNHK BSでドラマ化されていたそうです。

主人公は、W不倫の末に生まれた子供とともに、転居を繰り返しながら、子供の父親が迎えに来てくれるのを待っています。

その子供の父親はというと、事業に失敗してしばらく債権者から逃亡すると言ってどこかへ行ってしまいますが、考えてみるとなんて無責任なヤツだ!って思ってしまいます。

女性視点からすれば、そうした逃げていった男性でも、愛があれば、いつまでも待てるってことなのでしょうか。ちょっと非現実的な感じがします。

小説でも、主人公の娘が高校生になるときには、そうした無意味と思える転居を繰り返す母親に抵抗して、全寮制高校へ行くと言いだします。当然でしょうね。

それでもこの主人公に共感できる女性がいっぱいいるそうで、おじさん視点ではまったく理解できない世界です。

★☆☆

9月前半の読書と感想、書評 2018/9/15(土)



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