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---------------------------------------------------------- 4月後半の読書と感想、書評 2024/5/4(土) 1784
【関連リンク】 4月前半の読書 無駄だらけの社会保障、あなたが消えた夜に、木漏れ日に泳ぐ魚、ロウソクの科学 3月後半の読書 ものごとに動じない人の習慣術、アジアンタムブルー、アウトサイダー 陰謀の中の人生、僕の探偵 3月前半の読書 とれない「痛み」はない、記憶の渚にて、袋小路の男、おれの死体を探せ ---------------------------------------------------------- 2024年3〜4月に見た映画 2024/5/8(水) 1785 敦煌 1988年 大映 監督 佐藤純彌 出演者 西田敏行、佐藤浩市、柄本明 5年ほど前に井上靖著の壮大な原作小説を読み、映画もみたいと思っていましたが、ようやくそれが実現しました。 ◇2019年10月後半の読書の感想、書評(敦煌) 小説は1959年という今から65年前に出版されたものですが、小説の舞台は10〜11世紀の中国(当時は宋や西夏、遼など)で、1900年(清の時代)に実際に洞窟の中から大量に発見された敦煌文献の由来について創作をした内容です。 映画の内容は小説が忠実に表現されていて、科挙の試験を失敗した主人公が、人買いから助けた女性からもらった西夏文字が書かれた布きれに興味を持ち、都だった宋から西方にある隣国西夏へ行き、西夏文字を習得し、また西夏の中で数々の戦にも巻き込まれていきます。 そしてチベット系タングートが支配していた敦煌にいるときに、辺境の地と思っていた敦煌はシルクロードの中心地で、仏教や文化などが進んでいていることに気がつきます。 西夏から攻められ数多くの書物が焼かれてしまうことを懸念し、洞窟に隠すという流れですが、それまでには西夏に滅ぼされたウイグルの王女や、戦いの中でしか生きられない勇猛な傭兵部隊のリーダーなど、多くの人が関わっていくことになります。 中国の戦国時代は、日本のせいぜい何十年という単位の戦国時代と違い、何世紀にもわたる壮大なものなので、なかなか時代背景が理解できませんが、古典で良く出てくる、三国志や春秋時代、きらびやかな唐の時代などとはまた違う印象です。 そうした中世期の中国を舞台にしたドラマを日本の俳優陣がすべて日本語で制作するというのは今ではちょっと違和感がありますが、バブルで絶好調だった当時の日本マネーが、まだ経済的には貧しかった中国に対して威力を発揮したのでしょう。 ★★★ 旅立ちの時(原題:Running on Empty) 1988年 米 監督 シドニー・ルメット 出演者 リヴァー・フェニックス、クリスティーン・ラーティ 反戦活動家の両親の元に生まれ育ってきた青年主人公が、紆余曲折の中、音楽に対する才能が認められ、親と袂を分かち成長していくという文科省が推薦しそうな映画です。 1960年代から70年代に盛んだった過激な反戦運動でFBIから手配中の両親の元で、逃亡するため各地を転々としながら弟とともに普通の家族を装ってきましたが、やがて学校や進学の問題が出てきます。 父親は一緒にいることが家族の証であると言い、妻は子供の将来を考えて早々に自分の親元へ送りちゃんと教育を受けさせるべきだと主張します。 現在は身元を隠し落ち着いて暮らしていましたが、昔の仲間が自宅に現れ、その後事件を起こしたことから自分たちが追求されるのも時間の問題となり、その住まいから引っ越しすることになります。 そこで出した結論が、、、 というような内容で、社会に溶け込みゆがんだ社会生活を送る人たちと、それとは知らない周囲の人たちとのコントラストが絶妙で、多くの人種や違った文化、思想などが渦巻いているアメリカ社会の断面を見せられたような気がします。 ★★☆ ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(原題:The Post) 2017年 米(日本公開2018年) 監督 スティーヴン・スピルバーグ 出演者 メリル・ストリープ、トム・ハンクス 多くのアメリカ人が倦怠ムードに陥っていたベトナム戦争の国務省が当時のニクソン大統領に提出した機密の調査報告書「ペンタゴンペーパーズ」が新聞記者にリークされてしまい、それを記事にして出した新聞社に対して政府からの圧力がかかります。 つまり政府は国民に対して「ベトナム戦争は優位に進めていて楽観的」というイメージを出したいところが、現地調査をした国防省高官の報告では「かなり危機的」という内容で、それでなくても多くの反戦運動が盛り上がっている中ではそうしたまずい状況の話は外には出せないものでした。 当初はニューヨーク・タイムスがその報告書の一部をスクープし、遅れてワシントン・ポストが残りの全文を掲載するところまでいきますが、政府の「記事差し止め」の意向に逆らうことで会社を潰すことになりかねず、様々な邪魔が入りますが掲載をする決断を下していきます。 そのあたりの、ライバル紙や時間との勝負がスリリングで、遠い他国のことながらドキドキします。アメリカ人なら身近な話題、事件だったので、なおさらでしょう。 しかしこの事件が起きたのはまだ新聞がメディアの中心的な存在だった頃の話で、そうした新聞社に輝かしい時代があったという懐古趣味的な映画とも言えそうです。 ★★☆ リーサル・ウェポン4(原題:Lethal Weapon 4) 1998年 米 監督 リチャード・ドナー 出演者 メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー、ジェット・リー 1987年に第1作目が作られ大成功を収めたリーサル・ウェポンシリーズの第4作目です。監督や主演、助演のチームには変わりはありません。 ベトナム戦争で特殊部隊にいた主人公は、妻を事故で亡くして以来自暴自棄が目立つ刑事で、相棒としてコンビを組む黒人の刑事は優しい家庭人という両極端な組み合わせが受けています。 今回も派手なアクションシーンと、メインは中国から大量の密航をおこなっている裏組織との対決で、中国のスター、ジェット・リーが二人に立ちはだかる悪役として出演しています。 また主人公の恋人が妊娠したことで、ようやく過去を振り切って再婚する気になるというのが今回の大きな見どころです。 第5作目については、いろいろと言われていますが、20数年経っても制作されていません。第1作から37年が経ち、監督や出演者もみんなそれなりに年をとってしまい、このシリーズの売り物でもある刑事のコンビが絶体絶命の危機に陥る派手なアクションシーンが難しいということもあるのでしょう。 この映画制作時はメル・ギブソンは42歳、助演のダニー・グローヴァーは52歳とまだ脂がのっていた時期でしたが、今年(2024年)はメルが68歳、ダニーは78歳、監督のリチャード・ドナーは94歳ですからねぇ、、、 インディ・ジョーンズシリーズや、ダイ・ハードシリーズも主人公の高齢化(と病気)で終了してしまいましたが、007のように役者を替えてまで続けていくことはないのでしょう。 古くからのファンとしては残念ですけど、これも時代の流れ、そして浮き沈みで仕方がありません。 ★★☆ アルゴ(原題:ARGO) 2012年 米 監督 ベン・アフレック、出演者 ベン・アフレック、ブライアン・クランストン 1979年に革命が起きたイランで、アメリカ大使館が襲撃され多くのアメリカ人が人質となった事件が起きましたが、その際に裏口から脱出し、カナダ大使公邸に逃げ込んで隠れていた6人の大使館関係者をイラン国外に逃がすため奇想天外な作戦を実施するという実際にあった内容です。 親米派のパーレビ国王がオイルショックの影響から経済的に行き詰まり国民からの信頼を失い、1979年に米国へ亡命したことで、イランの政権は親ソ連の反体制派でイスラム革命派が実権を握ることになります。 そのようなことからアメリカ大使館が襲われたわけですが、その直前にはCIAは「政局に問題はない」と政府に報告していてメンツを潰されてしまいます。 そして、「自転車で国境まで逃げる」案や、「外国人教師に化けて出国する」案など、様々に検討しますが最終的にCIAの工作員が発案した「カナダの映画会社がロケ地としてイランに入り6人をスタッフとして出国する」案が承認され、実行されることになります。その架空の映画のタイトルは「アルゴ」というSF映画で、脚本やポスター作成、マスコミへの記者発表なども行い、もし調べられたとしても大丈夫なように念入りに偽装します。 まるで映画のような(映画ですが)、ハチャメチャにも思える作戦ですが、映画のロケ地として中東の街はよく使われていたことや、混沌としていたイラン国内で、政治色がなく金儲けだけと思わせられる映画製作スタッフに化けるこうした思い切った内容が逆に疑われないということでしょう。 実際に起きた脱出作戦から、映画化にあたってはエンタメ性重視のためか、やや変更されているそうですが、2013年のアカデミー賞では、作品賞、脚色賞、編集賞を受賞しています。 ★★☆ 長い灰色の線(原題:The Long Gray Line) 1955年 米 監督 ジョン・フォード 出演者 タイロン・パワー、モーリン・オハラ アイルランドの移民だった主人公がふとした縁で陸軍士官学校(ウエストポイント)で雑用係として働くようになり、その後そこの教官にアシスタントとして採用、軍に所属し多くの学生を育てます。 その学生の中には、マッカーサーやパットン、アイゼンハワーなど未来の英雄や大統領までがいますが、親身になって育ててもやがて起きる戦争で亡くなってしまう若者もいて、悩みながらも続けていきます。 この映画の主人公は、実在する人物と言うことで、自伝を元に映画化されました。 そして50年務めて老軍曹となっていた主人公へ辞職命令が出たことで、アメリカの大統領になっていた旧友に会いに行き、その半生を語っていくというストーリーです。 その話が終わった後、無断で基地から抜け出したとウエストポイントへ連れ戻され、そこで準備されていたのは、、、ということで、長かった半生の思い出が蘇ってきて、主人公とともに感涙がジワ〜と出てきました。 タイトルの「長い灰色の線」とは、陸軍士官学校のグレーの制服を生徒達が着て、隊列で行進する様を表しています。 近年の映画は、飽きさせないためか、やたらと複雑に込み入ったストーリーや観客に考えさせる内容が多いのですが、こうしたあっけらかんとした正統派の「良きアメリカ人(アイルランドからの移民ですが)」映画を見るとさっぱりしていて気持ちがよいものです。 ストーリーの中には、第1次大戦の「ドイツが・・・」や、太平洋戦争の「本日、日本と交戦状態に入った」といったシーンが出てきますが、この映画が公開された1955年というのは終戦後10年で、まだその余韻が深く残っていた時期です。 そうしたことから、この映画が製作された意図としては、エンタメではなく、戦争で傷ついた人や、遺族、反戦活動家などに対して、移民問題、軍隊の公平性、規律、軍人の家族など、開かれた陸軍の広報的な役割を果たしていたのではないかなとちょっと感じた次第です。 ★★☆ 【関連リンク】 2024年1〜2月 東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜(2007年)、ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年)、ジョー、満月の島へ行く(1990年)、カウボーイ(1958年)、かもめ食堂(2006年)、ビューティフル・マインド(2001年)、騙し絵の牙(2021年) 2023年11〜12月 暴力脱獄(1967年)、ゴジラ -1.0(2023年)、ブロンコ・ビリー(1980年)、ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003年)、ゼロの焦点(2009年)、バグダッド・カフェ(1987年) 2023年9〜10月 ゲッタウェイ(1972年)、扉の影に誰かいる(1971年)、目撃(1997年)、ミステリと言う勿れ(2023年)、ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年)、三人の名付親(1948年) ---------------------------------------------------------- ウォーキングシューズ選びは価格と性能 2024/5/11(土) 1786 2016年に変形性股関節症のために人工股関節置換手術を受けたことがあり、そのリハビリの一環で医者や理学療法士の勧めもあり毎日ウォーキングをすることにしました。 当時はまだ会社に勤務していたので、ちゃんとしたウォーキングは休日がメインでしたが、やがて在宅ワークが増えてきたので、平日でも朝に1時間程度のウォーキングを続けてきました。 会社へ通勤したときは、内勤であまり歩くことはありませんが、通勤の往復と、ランチタイムに会社の周囲をテクテク歩くようにして、1日6千歩平均(1ヶ月30日なら月間18万歩)を目標とし、雨の日や用事で歩けないときの分を他の日にカバーして月単位で1日平均6千歩を達成する目標にやってきました。 仕事をリタイアしてからは、毎日午前中にテクテク歩くついでに公園に寄り15分程度のストレッチを日課としています。稼いでいたときには休日にジムなどへ行っていたこともありますが、なにぶん年金生活者なのでお金のかからないウォーキングと公園でのストレッチが一番の健康法です。 そのウォーキングで大切なのは、軽くて履き心地が良く、しかも膝や股関節への衝撃を和らげてくれるウォーキングシューズです。最近はウォーキングシューズよりも軽量なランニングシューズを使っています。 しかも諸般の事情から価格にして1足5千円以内、ここ1年ほどは価格高騰のため6千円以内の低価格帯の製品ばかりを購入しています。理由は毎日使うので半年以内でだいたいダメになり消耗品という考え方からです。 当初は、普通の安いスニーカーを利用していましたが、ウォーキングもベテランの域に達してくると、いろいろと気になる点やこだわりたい点が出てきてきます。最近は、道が濡れていないときはランニングシューズ、濡れている日は防水仕様のウォーキングシューズの2種類を使い分けています。 この5年間に購入したウォーキング用のシューズのメーカーと種類は下記の通りです。 2024年4月13日 [ミズノ] ウォーキングシューズ 2023年11月2日 [ミズノ] ランニングシューズ 2022年11月17日 [ミズノ] ランニングシューズ 2022年7月12日 [ミズノ] ランニングシューズ 2022年2月27日 [アキレス] ランニングシューズ 2021年11月14日 [アキレス] ランニングシューズ 2021年7月1日 [スポルディング] 防水 ウォーキングシューズ 2021年6月24日 [DUKLUCAK] ランニングシューズ 2020年11月3日 [ダンロップモータースポーツ] 防水 ウォーキングシューズ 2020年3月18日 [ドクターアッシー] ウォーキングシューズ 2018年9月21日 [ムーンスター] 防水 スニーカー 何社か(低価格帯の)シューズを実際に使ってみて感じたことは、 ・安いシューズの製造国は中国か東南アジアで国産はない ・軽量を強調するシューズは耐久性がなくアウトソールも薄くペラペラした感じ ・ソールのクッション性は期待しない方が良い ・一般的に日本人の足形は甲が高く幅広なので外国人向けに作られた靴は不向き ・防水仕様のランニングシューズはない ・ほとんどのシューズはアウトソールが硬く濡れている場所ではよく滑る ・シューズがダメになる部分はつま先やかかと、アウトソールなど様々 ・2ヶ月でつま先が破れたものもあれば1年近く問題なく使えるものもある ・ドクターアッシーはビジネスシューズは良だがウォーキングシューズはダメ ・アキレスのランニングシューズは耐久性に欠ける ・ミズノのランニングシューズは耐久性に関しては合格点 ランニングシューズとウォーキングシューズ
私のランニングシューズやウォーキングシューズを選ぶとき、「気になる点」と「こだわる点」は次の通りです。 気になる点 ・耐久性 ・履き心地 ・価格 ・防水性 こだわる点 ・防滑性能(滑りにくい) ・クッション性 ・外観(色やデザイン) 一般的に安価なシューズだと、1ヶ月に19万歩、距離にして133キロほど歩いていると、半年(800キロ)も経てばアウトソールがツルツルになってきて、つま先やかかとの部分がはがれたり破れたりしてきます。 日本のメーカーの製品(製造は中国やベトナムなど)の場合はまだ半年近く持つものが多いですが、見かけがかっこいいと思って聞いたこともない中国の会社の安い製品を買うと2〜3ヶ月でダメになってしまうことがありまs。 従って私が買う価格帯(6千円以内)のシューズだと耐久性は半年持てばヨシと思っています。ここ5年間に10足のウォーキングまたはランニングシューズを購入しているのでそんな感じです。 履き心地は、サイズや幅(3Eとか4E)、つま先の窮屈さなど、あまり違いは感じられません。履いているとシューズが変形し、足も慣れてくるということでしょう。 防水性があるかどうかは、買う前に判断が出来ます。ランニングシューズは基本的には防水性がなく、ウォーキングシューズの一部に「○cm防水」を唄っているものがあります。一般的には防水性のあるシューズは表皮が厚くやや重いです。中にはなんちゃって防水のへたれ靴もあり、数回履いただけで濡れた路面の水がジワっと中まで浸透してくるものもありました。機能性を重視するなら信頼できるメーカー製のものを選ぶ必要があります。 私がウォーキングシューズで一番こだわっているのがアウトソールの防滑性能です。つまり濡れたマンホールやグレーチング、タイルの上でも滑りにくいアウトソールを採用しているシューズが好みです。 いくら防水性能のあるシューズでも、濡れた道でツルツル滑っていては役立たずです。しかし6千円以下で買えるシューズではほとんどが防滑性能がなく、大きなビルのエントランスなどによくある濡れた大理石風のタイルの上では氷の上をスケートシューズで歩いているようなシューズがまかり通っています。 過去使ってみて耐滑性能のあるランニングシューズ(防水ではない)は、現在はもう売られていませんがEVA+ラバーのソールを使っていたアキレスの8820というランニングシューズと、ミズノの耐摩耗EVAソールを使っているエスペランザーというジョギングシューズです。
この2つのシューズのアウトソールは本当に素晴らしかったですが、アキレスの8820は毎日使い2ヶ月でつま先に穴が開き耐久性はありませんでした。その点ではミズノのエスペランザーは少し高めでしたが毎日使って11ヶ月使えて上出来でした。 ミズノのエスペランザーは今年(2024年)にマイナーチェンジしエスペランザー2となりましたが、アウトソールの情報がどこにも書かれてなく、エスペランザーと同じ耐摩耗EVAソールかどうかは不明です。メーカーサイトで調べましたがあえてアウトソールに触れてないと言うことは、おそらくコストダウンと耐久性を上げるため耐滑性が悪い素材に変更しているような気がします。 次にまぁまぁ耐滑性能が良かったのは、ミズノのマキシマイザー 24と同25のランニングシューズで、ソールに耐摩耗ラバー「X10」というのが使われていて、耐滑性能もEVAソールには遠く及びませんが他の安価なシューズのソールよりかはマシと言えます。
通販では耐滑性を唄ったシューズが多々ありますが、その多くはガセと思って間違いありません。耐滑性能にはJIS規格がありますが、それは危険物がある工場や屋根の上で作業する業務用の安全靴などに適用されているようで、一般のウォーキングシューズやランニングシューズにその基準は適用されていません。単に営業トークで勝手にそれぞれの販売会社が使っているに過ぎません。 クッション性については、いろいろ試しましたが6千円以下のランニング&ウォーキングシューズで、満足できるクッション性を期待するのはムリと判断しました。 これも一般のシューズにクッション性の基準はなく、メーカーや販売会社が無責任に「クッション性」を唄っているだけです。販売会社からすれば、それで売れるなら地下足袋でもクッション性を唄っていそうな感じです。 そのため少し大きめのサイズを買い、中に100円ショップで買ってきたクッション代わりの中敷きを敷くのを常としています。それがあるのとないのとでは足の関節への負担が全然違ってきます。 外観は、仕事していたときは会社にも履いていける地味なカジュアルシューズを買うようにしていましたが、もう今は私用でしか履かないので、派手な色でも何色でもOK、色の選択ができるときは一番安い色を買っています。 【関連リンク】 1706 1日6千歩のウォーキングはベストプラクティス 1668 私の健康習慣 その2(ウォーキングとストレッチ) 1554 スニーカーやウォーキングシューズのアウトソール ---------------------------------------------------------- 5月前半の読書と感想、書評 2024/5/18(土) 1787
【関連リンク】 4月後半の読書 おとなの教養3、蓮如 われ深き淵より、雪の階、ディプロトドンティア・マクロプス 4月前半の読書 無駄だらけの社会保障、あなたが消えた夜に、木漏れ日に泳ぐ魚、ロウソクの科学 3月後半の読書 ものごとに動じない人の習慣術、アジアンタムブルー、アウトサイダー 陰謀の中の人生、僕の探偵 ---------------------------------------------------------- 中水道の普及は無理なのか? 2024/5/25(土) 1788 以前、水道料金について調べて書いたことがあります。1ヶ月の水道料金が、同じ量でも地域によって8倍もの開きがあることがわかりました。住み替えをするときにはその地域の水道料金も事前にチェックしたほうが良さそうです。 ◇水道インフラ老朽化の心配と水道料金上昇 2020/2/29(土) 日本の水道は、基本的にそのまま飲料水として使える優れものですが、私の子供の頃からずっとそうだったため、あまりその有難味は感じられません。 しかし海外へ旅行をよくする人は知っている通り、世界を見ると、水道の蛇口からそのまま飲める衛生的な水が出てくる国は多くはありません。 日本ではほぼ全国共通で水道水の品質は担保されていますが、国によっては国の中の一部の地域では安全だけど、そこ以外はダメというケースもあります。 2019年の国交省のデータでは「水道水がそのまま安心して飲める国」はわずか9カ国に過ぎないとのことです。 その9カ国とは、 日本 南アフリカ共和国 オーストリア アイスランド アイルランド スロベニア ドイツ フィンランド ノルウェー です。 最近ではアラブ首長国連邦(UAE)も可能となっているようです。アジアでは2番目に達成した国ということですね。 また、上記で触れた通り、スウェーデンなど国の中の一部地域によっては安心して飲めるものの、他の地域ではまだ注意が必要という国がたくさんあります。 アジアの国のほとんどはまだ安全な飲料水を提供できる水道インフラが整備できていません。そこで国(厚労省や国交省)や自治体(東京都など)の水道局が連携して日本の技術の成果でもある水道インフラシステムを輸出しようと計画しています。 水道インフラシステム輸出拡大推進事業(厚生労働省)
これは政府と特定の大企業がこそこそと進めている武器輸出と比べて、ずっと相手国に感謝される良い輸出ですから、もっとやる気と本気を出してもらいたいものです。 ただ、日本は比較的綺麗な河川に恵まれていて上質な水資源がある環境なので水質浄化が割と容易ですが、山河が少ない地域や地下水の元となる降雨量が少ない地域では綺麗な水の確保自体が難しい地域も多そうです。そういうところのノウハウも持っているのか?というとちょっと疑問です。 現在はアジアから日本へ観光でやってくる人が増えています。その観光客が日本で過ごした数日間に、どこでも飲める水道水や、トイレのシャワー機能など、日本独自の技術や文化に触れる機会が増え、自国にも導入して欲しいという要求や需要が増えてくるので、日本企業が海外進出するチャンスです。 ◇ ◇ ◇ マイカーを持っていますが、屋根がない駐車スペースに停めているので、ほとんど乗っていなくても1ヶ月もしないうちにほこりや黄砂、花粉、煤煙などで汚れてきます。 そこで2ヶ月に一回ぐらいは自分で洗車し、ワックス(現在はコーティング剤)をかけて、ピカピカになったクルマを見て自己満足しています。 マンションに住んでいたときは、洗車したくとも駐車場にある共用の(水まきや掃除用の)水道は使えず、遠くの洗車場へ行かなければなりませんでしたが、自宅の駐車場なら洗車で水道水は使い放題です。 そこでいつも気になっていたのが、「この水って飲める綺麗な水なんだよな」「飲料水を洗車に使っている贅沢ってどうなのよ?」ということ。 もっと言えば、毎日使っているトイレで流す水も多くの場所では飲める綺麗な水ですが、当たり前にジャブジャブと流しています。これも多少は後ろめたい思いをしています。 都市部の大きなビルや大きな商業施設などでは、トイレの水は「中水道」と言われる生活排水などを簡単に濾過してリサイクルした飲料水には適さない水が使われているところがありますが、住宅地の一般家庭までは中水道の設備は普及していません。 個人的には、せめて人口集中地域(住宅地含め)では、こうした雨水や生活排水を簡易処理した中水道をもっと活用できるようにして、トイレの排水や洗車、花壇の水やり、夏の打ち水、ペットの足の洗い場などで使えるようにインフラを追加整備できないものかと考えています。 水道代金が高くなってきたことや、SDGsのことを考えれば、進めていく道理はありそうです。 ただ問題は、人口減少社会になって、それでなくても上水道インフラの老朽化が全国的に進んでいる中で、果たして財政の厳しい各自治体の水道局にとって、建設費や維持費の支出が増え、水道料金収入が減少する中水道の設置には後ろ向きでしょう。 ここは役人(自治体)の論理ではなく、国のSDGsへの姿勢を示す意味でも相変わらず続いている利権が飛び交う無駄な公共箱もの建設や、人口減少で利用者増が期待できないリニアモーターカーなどへの補助はやめて、政治的な決断で電柱の地中化などとともに中水道計画を進めてもらいたいものです。 【関連リンク】 1735 地方の大問題は災害と公共サービス 1411 水道インフラ老朽化の心配と水道料金上昇 840 空気清浄機のメリット |
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