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---------------------------------------------------------- 12月後半の読書と感想、書評 2026/1/3(土) 1871 あけましておめでとうございます。 今年もつまらない話しや感想を書いていくつもりですので、よろしくお願いいたします。 稀少で物好きで変態な読者の方々には感謝しかありません。 ある日、ぷっつりと更新が途絶えた時は、管理人がとうとう逝ったかと思ってくださって結構です。 それでは今年の最初は恒例の読書感想からです。 ◇「司馬遼太郎」で学ぶ日本史(NHK出版新書) 磯田道史 ◇容疑者(創元推理文庫) ロバート・クレイス ◇教会堂の殺人(講談社文庫) 周木律 ◇その先の道に消える(朝日文庫) 中村文則 ◇ ◇ ◇ 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史(NHK出版新書) 磯田道史
司馬遼太郎作品は多岐に渡っていますが、その中でも日本が大きく動いた「戦国時代」、「幕末」、「太平洋戦争以前」の3つの時代が中心となっています。 とりあげられる主な作品は、「戦国時代」は「国盗り物語」(1965-1966年)、「幕末」は「龍馬がゆく」(1963-1966年)や「花神」(1972年)、「太平洋戦争以前」は「坂の上の雲」(1969-1972年)が主に紹介されています。 また「この国のかたち」(1990年-1996年)などのエッセイからも司馬氏の強いメッセージを紹介しています。 通常は歴史学者が、歴史文学(時代小説)について、あれこれ評論したり評価をすることはありません。歴史家は様々な資料を読み解き、史実を追究することが第一義で、小説は読み手が楽しめるような創意工夫をして創作します。 そうした同じ歴史でも目的がまったく違い相容れないところがあるので、こうした歴史学者が小説や歴史小説作家について語るのは珍しいです。 もっとも若手学者が、国民のほとんどが知る歴史小説の大家を語るわけですから大いに持ち上げていて、その真の狙いや思惑を好意的に解釈しています。 私自身は、以前は歴史小説があまり好きではなかったこともあり、司馬遼太郎氏の小説はあまり多くは読んでなく、長編大作を読むのはちょっと厳しいかも知れませんが、もう少し読んでみようと思う内容でした。 ★★☆ ◇著者別読書感想(磯田道史) ◇著者別読書感想(司馬遼太郎) 容疑者(創元推理文庫) ロバート・クレイス
本著は上記の私立探偵が主人公のシリーズ作品ではなく、警官とその相棒となる警察犬が主人公で、原題は「Suspect」、出版は2013年(日本語翻訳版は2014年刊)です。 この作品がシリーズ「ロス市警警察犬隊スコット・ジェイムズ&マギー」の第1作目となり、2作目の「約束」(2017年)がすでに出版されています。 パトロール中に襲撃事件に遭遇し、パートナーだった女性警官が死亡、自身も重傷を負った主人公と、アフガニスタンで軍事作戦中にパートナーの兵士を目の前で射殺され自身も傷ついた軍用犬シェパードのマギーという同じようなトラウマを抱える同士、新たなコンビを組むことになります。 今回は、その警邏中に襲撃されて死亡した民間人2名と警官1名の事件を調べる中で、不可解な点が見つかり、様々な妨害に遭いながら、相棒の警察犬とともに事件の解決へ向けて真実に迫っていくという内容です。 パートナーが犬という小説や、犬が大きな役割を果たす小説はいくつもありますが、印象に残っているのは柴田哲孝著の「私立探偵・神山健介シリーズ」で出てくる、主人公の相棒のカイです。 またディーン・R. クーンツも犬の好きな作家で、ちょっと古いですが「ウォッチャーズ」(1987年)、「何ものも恐れるな」(1998年)など、犬が相棒役というか準主役として出てきます。 「私立探偵エルヴィス・コール&ジョー・パイクシリーズ」は、私が好きで全巻読み終えているロバート・B・パーカーの「スペンサーシリーズ」と似ていることから今後読んでいこうと思います。 ★★☆ ◇著者別読書感想(ロバート・クレイス) 教会堂の殺人(講談社文庫) 周木律
本作品は、デビュー作から続く、通称「堂シリーズ」と言われている「○○堂の殺人」の5作目で、2015年に単行本、2018年に文庫化されています。 登場人物など共通することから第1作から順に読むのが正しい読み方ですが、途中から読むことになってしまいました。ま、こういうことはよくあります。 ちなみに、デビュー作でシリーズ1作目の「眼球堂の殺人」も購入済みですので、前後しますがそのうち読むつもりです。 内容は、続きものではなく、1話完結のミステリー小説ですので、登場人物の背景などは想像するしかありませんが、特に問題はなく最後まで楽しめました。 ただ、ストーリーにかなり突拍子もない無理なところがあったり、「それはないだろう」と思うところがあり、そうした細かなところは気にせず、おおらかに単純に楽しみながら読むのが良さそうです。 この「堂シリーズ」は著者が大学時代に建築を学んでいたことから、奇想天外な構造物(≒堂)が登場し、そこで殺人事件が発生するというお約束になっているようです。 と言うと、思い出すのが、綾辻行人著の「十角館の殺人」など一連の「館シリーズ」を思い浮かべますが、建物がミステリーやホラーの肝になっている小説は数多くあります。 この「堂シリーズ」は、2019年刊の7作目の「大聖堂の殺人」で終了となったようです。 ★★☆ その先の道に消える(朝日文庫) 中村文則
たまたま1年半前に読んだ「あなたが消えた夜に」はベテラン刑事と新米のエリート女性刑事のコンビという警察小説でしたので、警察ものは今回が2作品目ということになります。 第1部と第2部に分かれていて、第1部と第2部で主人公というか語り手が違います。 あまり縁がなかったというかほとんどの人には縁がないでしょうけど、緊縛師というか女性を縄で縛るという極端なSM趣味の話が展開されていきます。 緊縛やSMと言えば唯一知っているのは「花と蛇」の作者、団鬼六氏の名前ですが、団氏は作家やプロデューサーであって緊縛師ではないのですね。調べてわかりました。 緊縛は海外ではアーチストという位置づけですが、日本ではその成り立ちや江戸時代の浮世絵からしてなにか陰湿で特殊なエロチックな趣味の世界みたいな印象です。 、 そうした緊縛師のひとりが殺され、捜査していた刑事が、その深遠な世界にはまっていくことになります。 第2部ではトラウマを抱えた別の刑事が謎解きをしていくという流れです。 非日常が味わえますが、どうにもそうした趣味の世界が理解しがたい凡人なので、どうしてそうなるの?という疑問だらけになってしまいました。 またこの作品に限らず、警察もので刑事が単独で聞き込みや調査をおこなうことはイレギュラーだと思いますが、物語の都合上、そういうケースが多く見られるのがリアリティさに影を落としています。 ★★☆ ◇著者別読書感想(中村文則) 【関連リンク】 12月前半の読書 帰還、探偵の流儀、眠り姫(上)(下) 11月後半の読書 クロイドン発12時30分、流人道中記、2035年の世界地図、歴史とは靴である 11月前半の読書 片腕をなくした男、凍りのくじら、ニッポンの闇、ワイルドドッグ路地裏の探偵 ---------------------------------------------------------- 2025年11〜12月に見た映画 2026/1/10(土) 1872 サンセット大通り(原題:Sunset Boulevard) 1950年 米(日本公開1951年) 監督 ビリー・ワイルダー 出演者 グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン
ハリウッドに住む売れない脚本家が借金取りに追われ、逃げ込んだのが空き家のようになっている古びた大邸宅で、そこに執事と二人で住んでいたのが無声映画時代のいにしえの大女優です。 1泊だけ泊まっていく予定だったのが、女優が書きためていた映画の脚本を読み手直しする約束をしたため、翌朝目覚めると、自分のアパートの荷物が全部部屋に運び込まれていて、生活も束縛されることになります。 ホラー映画の「サイコ」は1960年の公開なので、それより5年も前に徐々に恐ろしさが増してくるホラー要素(純粋なホラー映画ではありません)のある映画が作られていたのですね。 オープニングでは豪邸のプールに浮いて死んでいる主人公が発見されますが、その主人公がプールで死ぬことになるまでを語っていくというストーリーです。 自分が死んでからその死ぬ原因となったことを語るというのは、映画ドラマゆえの斬新なスタイルです。 もうひとりの主役、老女優役のグロリア・スワンソンは、実生活でも1920年代の無声映画時代に大活躍し、その後トーキー映画になってからは出番は少なくなっていましたが、この映画で16年ぶりに復活するという、この映画の役柄によく似た人生を送っています。 ★★☆ メカニック:ワールドミッション(原題: Mechanic: Resurrection) 2016年 米・仏 監督 デニス・ガンゼル 出演者 ジェイソン・ステイサム、ジェシカ・アルバ
「メカニック」と呼ばれた凄腕の殺し屋が主人公で、今回は仕事から引退したつもりでいたところ、弱みを握られ麻薬密売組織のライバル五人を消すために利用されます。しかも殺しには暗殺とはわからないようにすることという条件が付きます。 様々なテクニックを駆使しての暗殺劇がこの映画のハイライトでもあり、さらに今回暗殺を指示した幼なじみとの対決まで目が離せず一気に進みます。細かなことは無視したエンタメ映画の醍醐味です。 ゴルゴ13が静の殺し屋なら、メカニックは動の殺し屋ということになるでしょう。 そして最後の暗殺ターゲットになっているボス(トミー・リー・ジョーンズ)とは話し合って、逆襲に転じることになります。 いつもコミカルなCMで見ている名優で大物のトミー・リー・ジョーンズが出てきたときに、「これは単に暗殺されるだけじゃないな」と思いましたが、その通りでした。 ★★☆ インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(原題:Interview with the Vampire) 1994年 米 監督 ニール・ジョーダン 出演者 トム・クルーズ、ブラッド・ピット、スティーヴン・レイ
映画公開時、トム・クルーズは32歳、ブラッド・ピットは31歳で、どちらもすでに人気の若手大スターで、順調にキャリアを歩んでいた頃の作品で、特殊メイクで怪物にならずとも素顔で十分にウケる魅力があります。 内容は、現代のアメリカサンフランシスコで、野心的なライターがヴァンパイアという男性にインタビューを申し込み、快諾されビルの一室で、200年前にヴァンパイアになり、その後の話しを聞いていきます。 ヴァンパイアとは、イメージ的に狼男やドラキュラを思い浮かべ、私が子供の頃には、満月になると狼男に変身し人間を襲うのがヴァンパイアという認識でした。 しかし映画では、イメージは吸血鬼ドラキュラ伯爵のイメージに近く、棺桶に入り、行動するのは夜だけ、生き血を吸って、年をとらず永遠の命を持っています。 しかしドラキュラが苦手とされる十字架やニンニクは映画の中では「それは迷信」と言ってのけます。 ヴァンパイアのインタビューをして、過去の話をすべて聞いたライターは最後にタダで済むわけもなく、、、 まぁ、細かいことはさておいて、ホラー&ファンタジー映画として割り切って見ればそれなりに楽しめますが、両雄の出演費用にその製作費のほとんどが費やされただろう映画だけに、日本映画で言えばアイドル映画的な感じがします。 また恐怖感を高めるための脅かし音楽ばかりが目立ってしまうのはB級映画のようです。そのたびごとにテレビ音量を下げる努力が求められます。映画館なら下げられないので耳栓が必要かも。 なおこの映画の続編「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」が2002年に制作されていますが、「ミッション:インポッシブル」シリーズなどで忙しいトム・クルーズなどは出演せず、別の俳優に変わっています。 ★☆☆ マッド・シティ(原題:Mad City) 1997年 米(日本公開1998年) 監督 コスタ=ガヴラス 出演者 ダスティン・ホフマン、ジョン・トラヴォルタ
博物館には子供達が見学に来ていて、館長には落ち目のテレビレポーターが経営悪化の事情などを取材に来ていました。 元警備員が館長に直談判を始めますが、相手にされず、「ちゃんと話を聞いてくれ」と散弾銃を取り出したところ、暴発して同僚だった警備員に銃弾が当たり、その結果、子供達を人質にした武装立てこもり事件となってしまいます。 テレビレポーターはたまたま館内のトイレにいて、この発砲事件が発生したのを目の当たりにし、取材クルーに電話で事件の中継を内側から始めます。 またテレビレポーターは、人気を得る絶好の機会と考え、犯人と話をし、失業すると生活ができなくなるため事件を起こしたと世論を動かすことを勧めてみたり、独占中継をするため、周囲を固める警察を説得し、犯人の要求だとして中継用のビデオ機器を館内に持ち込み、館内から生中継をおこないます。 同時に、テレビ局内の権力闘争や、特ダネを独占するためのあれやこれやの駆け引きなど、テレビ局の節操のない暗部が描かれていきます。 テレビ局報道や情報番組の節操のなさはアメリカのみならず、日本を含め世界的なことですが、昨今はそれに加えて偏った思想や差別意識をもった素人が加工した動画がSNSで拡散されていくだけに、いったいなにを信用して良いものか一般人としては悩みます。 とにかく自分で考えるクセを付けておかないと、これからの世の中をスイスイ泳いで行くには難しいのはよくわかる映画です。 ★★☆ 黒蜥蜴 1968年 松竹 監督:深作欣二 原作戯曲:三島由紀夫 出演:丸山明宏(現・美輪明宏)、木村功、川津祐介
映画が公開された1968年(昭和43年)頃と言えば、高度成長期の序奏の時期で、庶民の娯楽が映画から家庭用テレビへと移り変わろうという時期です。 監督の深作欣二氏はそれまで風来坊シリーズやギャング映画の作品が多かったのですが、この映画の2年後の1970年には代表作となるハリウッドの超大作「トラ・トラ・トラ」の監督をつとめます。 映画は、いかにも舞台劇的な進行で、あまり場面展開や派手なアクションはなく、淡々と事件が進んでいき、黒蜥蜴と呼ばれる女盗賊と、名探偵明智小五郎とが対決していくというシンプルなものです。 主役の黒蜥蜴は、美貌の女性という内容ですが、どう見ても男性の美輪明宏氏で、声もゲイ男性の声で色気があるようには見えず、特に顔のアップになるとひげのそり跡などが気になります。 1962年公開の同名映画では、黒蜥蜴役は「雨月物語」や「羅城門」などにも抜擢されていた京マチコで、見比べたわけではないですが、やっぱり官能的な女優を使うべきだったんじゃないのかなぁと思った次第。 黒蜥蜴が収集していた人間の剥製では脚本原作の三島由紀夫が鍛え上げられた肉体美を披露しているのが笑えました。 ★☆☆ 1917 命をかけた伝令 (原題:1917) 2019年 米・英(日本公開2020年) 監督 サム・メンデス 出演者 ジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン
ドイツ軍が撤退していることがわかり英国軍はそれを追撃しようとしていますが、後方の部隊が空から偵察したところ、それは罠で、前に出てくる英国軍を一気に叩く作戦とわかり、攻撃中止を決めます。 しかし電信が切れて連絡ができず、後方から前線に2名の伝令を送ることが決まり、二人の伍長(下士官)に命令が伝えられます。 その2名の英国軍兵が主役ですが、ドイツ軍の大砲や狙撃手、仕掛けられた爆弾、そして累々と横たわる両軍の死体を避けながらひたすら歩き続けます。 カメラワークが特徴的で、多くの場面では歩く兵士の前から長回しでその息づかいや緊張感が手に取るようにわかり迫力があります。そうした効果からか、アカデミー賞では、撮影賞、視覚効果賞、録音賞を受賞しています。 西部戦線は、ドイツ軍と英国、フランス連合国軍の塹壕戦で、通常の車両は役に立たず、新兵器の戦車や航空機などが投入されています。 同じく第1次大戦を描いたスピルバーグ監督の映画「戦火の馬」(2011)では、戦場を疾走する軍馬が主人公で面白い映画でしたが、その時の戦闘の様子は似た環境でした。 途中、航空機同士の戦闘で不時着してきたドイツ軍の複葉戦闘機から傷ついたパイロットを救い出したところ、二人のうち1名が刺されてしまい死亡するというアクシデントが起きます。 様々な障害を乗り越え、果たして攻撃前に伝令が届けられるのか?という緊迫した、悲惨な戦争の実態をよく現した映画でした。 ★★★ アフタースクール 2008年 「アフタースクール」製作委員会 監督 内田けんじ 出演者 大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人
中学校の同級生だと名乗る探偵と母校の中学校教師の男が、行方不明になった同級生だったエリートサラリーマンの男を捜すというストーリーですが、推理小説のような謎が途中のあちこちに散りばめられているので、しっかり見ておかないとあとでわけがわからなくなります。 昔見たコン・ゲームの映画「スティング」(1973年)をずっと縮小したようなもので、3人の同級生(1名は自称)それぞれの個性が面白く、楽しく見られます。 本来なら主役か準主役でもいけそうな伊武雅刀や大石吾朗、ムロツヨシが、チョイ役やちょっと間抜けな悪人役で良い味を出しています。 ★★☆ ダンケルク (原題:Dunkirk) 2017年 英・米・仏・蘭 監督 クリストファー・ノーラン 出演者 フィン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ロウデン
「ダンケルクの戦い」を主題にした1回目の映画化は、1964年にフランスとイタリアの合作映画で、アンリ・ヴェルヌイユ監督、ジャン=ポール・ベルモンドが主演です。脚本はそれぞれ別物です。 この映画の主役は、英国の下っ端の二等兵で、逃げる途中に出会った無口な兵士とともに、ズルして早く救出船に乗り込んだものの、すぐ攻撃を受けて沈没し、再び海岸で救出を待つ羽目になります。 この海岸線でドイツ軍の攻撃を受けながら救出を待つ「陸」の1週間、ドーバー海峡を越えて救出に向かうプレジャーボートを操船する英国の退役軍人と息子の「海」の1日、スピットファイヤーでダンケルクを攻撃するドイツ軍の爆撃機や戦闘機と戦う「空」の1時間、それぞれのドラマが交差しながら進んでいきます。 戦勝国の英国ですから第二次大戦中のスピットファイヤー戦闘機は、今でも空を飛べる機体が何機も残っていそうですが、最近の映画の故に空中戦など戦闘シーンなどはCGが多用されています。 でもCGの出来は、「永遠の0」(2013年)で山崎貴監督と白組が作ったVFXの空中戦の迫力とこだわりには及んでいないと思いました。 ★★☆ 【関連リンク】 2025年9〜10月に見た映画 日の名残り(1993年)、コルドラへの道(1959年)、炎の人ゴッホ(1956年)、ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(2012年)、激動の昭和史 沖縄決戦(1971年)、127時間(2010年) 2025年7〜8月に見た映画 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年)、コラテラル(2004年)、殿、利息でござる!(2016年)、めし(1951年)、ディファイアンス(2008年)、プレイス・イン・ザ・ハート(1984年)、地上より永遠に(1953年)、雪風 YUKIKAZE(2025年) 2025年5〜6月に見た映画 王になろうとした男(1975年)、暗殺の森(1970年)、名探偵コナン 100万ドルの五稜星(2024年)、ドクタードリトル(2020年)、空母いぶき(2019年)、アイヌモシリ(2020年)、お墓がない!(1998年)、高慢と偏見とゾンビ(2016年) ---------------------------------------------------------- 1月前半の読書と感想、書評 2026/1/17(土) 1873 貴族探偵(集英社文庫) 麻耶雄嵩
収録作は、「ウィーンの森の物語」「トリッチ・トラッチ・ポルカ」「こうもり」「加速度円舞曲」「春の声」 の5篇で、いずれも単独の殺人事件です。 よくわからないですが、なんでも「やんごとなき」貴族の探偵(名刺にも貴族探偵という記載しかない)が殺人事件現場に居合わせ、警察の上から圧力をかけて、現場の捜査に加わり、貴族探偵の使用人達(執事やメイド、自家用車の運転手)が、推理し、犯人を名指しして事件解決に至るというものです。 ちなみに日本ではすでに皇族を除いて貴族や華族という制度はなくなっていますので、あえて貴族というのは皇族ということなのでしょう。 主人公の貴族探偵自身は、「そういうつまらないことは雇っている使用人の仕事」とばかりに、関係者の聞き取りや事件現場の検証などには一切加わりません。 探偵小説の中には、アガサ・クリスティ著の「ミス・マープルシリーズ」のような、自身で調査などはおこなわず、状況を誰かに聞いただけで推理をし、事件を解決する「安楽椅子探偵」というジャンルがありますが、本作の場合は、事件を解決するのは貴族探偵と名乗っている本人ではなく、その探偵の使用人達で、それとも違っていて笑えます。 そうした背景はともかく、事件のトリックについては、それぞれなかなか凝っていて、謎解き探偵小説として十分に楽しめるものでした。 ★★☆ ◇著者別読書感想(麻耶雄崇) ナオミとカナコ(幻冬舎文庫) 奥田英朗
2016年にはフジテレビが同名タイトルでテレビドラマを製作しています。主演の二人は広末涼子と内田有紀で、いかにも心の奥底に闇を抱えた女性という感じです。 内容は、夫からDV被害を受けている女性と、その親友の女性が夫の殺害計画を立て実行します。勤め先の金を横領して失踪したように見せかけますが、そこは素人の犯罪で、様々なミスが後になってから露わになっていきます。 犯行に至るまで、犯行時、犯行後の二人の主人公の心理描写がとにかく重苦しくて、気楽に読むにはつらすぎます。精神的に健全なときに読むことをお勧めします。 著者の小説には直木賞に輝いた「空中ブランコ」(2004年)のようなコミカルなライトなものもあれば、「オリンピックの身代金」(2008年)や「罪の轍」(2019年)のような重苦しいクライムサスペンス小説の2種類があり、この小説は後者になります。 果たして犯罪に手を染めた二人の女性は逃げ切ることができるのか?というストーリーですが、その展開にドキドキさせられます。 ★★☆ ◇著者別読書感想(奥田英朗) 日本のこころ(文春文庫) 平岩弓枝
著書の中でも有名なのは、1959年、27歳の時に直木賞を受賞した「鏨師(タガネシ)」や、NHKの朝ドラの原作にもなった「旅路」、30年以上続く「御宿かわせみシリーズ」、テレビドラマになった「肝っ玉かあさんシリーズ」などです。またエッセイも多く残っています。 本著はそのエッセイの中でも最晩年の2019年から2021年頃に「オール讀物」に書かれたものと、1974年に神田明神でおこなわれた講演会から抜粋したもので構成され、亡くなった後の2024年に文庫本として発刊されています。 エッセイの中には、直木賞を受賞する前の駆け出しの頃から、受賞後に怖くて仕事を断ることができずかなり無理をして書きまくった話し、生まれが渋谷区の代々木八幡という神社のひとり娘で、戦争中には疎開したり、近所に友達がいなくて犬を飼ってもらったりしていた子供の頃の話し、文学の師匠、長谷川伸氏に師事した経緯や、そこで先輩の伊東昌輝と知り合って結婚した話しなど興味深く読めました。 ★★☆ 阿修羅のごとく(文春文庫) 向田邦子
著者の小説は、やはりNHKドラマの脚本から著者自身で小説化した「あ・うん」を23年前に読んで以来です。 テレビドラマは、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュン、加藤治子などの出演で、NHKの土曜ドラマとして4回放送されました。八千草薫48歳、風吹ジュン27歳の頃のドラマです。 その後2003年には森田芳光監督、大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子などの出演で映画化されています。 上に書いたそれぞれ4人の出演者はいずれも主人公の四姉妹役で、この四姉妹の両親、夫、恋人、愛人などが複雑に絡み合いながら人間の愛憎を描いています。 さらに、Netflixで2025年に是枝裕和監督、宮沢りえ、尾野真千子、蒼井優、広瀬すずの出演で連続ドラマが作られています。時代が変わっても、人間の愛憎劇は変わりがないということです。 それにしても、テレビ向けに極端な脚色がしてあり、四姉妹とも心の奥に闇があり、あちらこちらに、妬みや嫉妬、愛人や不倫などてんこ盛りで、世の中の満たされない女性達にきっとウケたことでしょう。 それに対して、登場する男性陣は、いずれも寡黙だったり、気弱で引っ込み思案だったりしてまったく精彩がありません。 その数少ない男性役として、1979年のドラマでは気弱な性格ながら興信所の探偵で、その後、四姉妹の中ではもっとも貞操観念が強い三女の恋人役に、すでにダウン・タウン・ブギウギ・バンドで活躍中の当時33歳の宇崎竜童が出ているのが興味あるところですが、私は見ていません。 ★★☆ 【関連リンク】 12月後半の読書 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史、容疑者、教会堂の殺人、その先の道消える 12月前半の読書 帰還、探偵の流儀、眠り姫(上)(下) 11月後半の読書 クロイドン発12時30分、流人道中記、2035年の世界地図、歴史とは靴である ---------------------------------------------------------- リス天管理人が2025年に読んだベスト書籍 2026/1/24(土) 1874 2012年から続けている毎年恒例のリス天管理人が独断で選ぶ年間BEST書籍大賞の発表です。パチパチパチ 選考についてあらためて書いておくと、管理人が2025年の1年間に読んだ書籍の中から選びますが、読む書籍のほとんどは諸般の都合上、何年も前に発刊された古いものが多く、新刊本はほぼ入っていません。 ジャンルは、新書やビジネス、エッセイ、ノンフィクションなどの部門(以下「新書」でくくってます)、海外小説部門、国内小説部門の3つに分けてそれぞれ大賞を選びます。 2025年は作品数で97作品、冊数では109冊を読みました。1作品で上巻、下巻等に分かれているものがあるので冊数は増えます。
前年の2024年と比較すると、作品数で1作品、冊数では8冊増えました。年々視力と集中力が弱ってきていますが、なんとかこの趣味は順調に推移しています。 ジャンル別では、新書などはマイナス1作品(冊)、海外小説はプラス3作品、7冊、国内小説はマイナス1作品、プラス3冊という結果で、海外小説がやや増えましたが、全体的には昨年と似ています。 ◇ ◇ ◇ それではいよいよ各ジャンルの大賞の発表です! まずは新書、ビジネス、エッセイ、ノンフィクション部門です。 読んだ作品数は23作品(23冊)で、その中から候補作としては、 ・夜明けの雷鳴 医師高松凌雲 吉村昭 ・歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ 磯田道史 ・サイコパス 中野信子 ・いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件 大崎善生 ・たのしい知識 ぼくらの天皇(憲法)・汝の隣人・コロナの時代 高橋源一郎 この5作から、、、 夜明けの雷鳴 医師高松凌雲(文春文庫) 吉村昭著 に決定です!
「6月後半の読書と感想、書評(夜明けの雷鳴 医師高松凌雲)」 あまり有名ではありませんが(この本を読むまで知りませんでした)、幕末の動乱時期から明治にかけて、実在した医師、高松凌雲を描いた歴史小説です。 徳川慶喜の奥詰医師を務めていたことから戊辰戦争では旧幕府軍に合流し、箱館戦争の時には敵味方問わず戦傷者を収容する病院を作りその後赤十字の元となる組織を作った人です。 2025年は歴史学者の磯田道史氏の新書を5冊読みました。いずれも面白く読めましたが、今回は惜しくも大賞には及びませんでした。2020年には「無私の日本人」で大賞に輝いています。 また、中野信子著「サイコパス」は、世界の特異なリーダー達の行動や考え方を理解するのに大いに役立ちます。 それを元ネタにしたブログも書いています。 ◇サイコパスたちの宴 2025/11/22(土) そういうリーダーばかりが跋扈してきた世界がこれからどうなっていくかは不安でしかありませんが、きっとそのうち大きな揺り戻しがやってくることをジッと待つしかないのでしょう。 ◇ ◇ ◇ 次に海外小説部門です。2025年は17作品、24冊の海外小説を読んでいます。 なぜか海外小説は上下巻に分かれている長編が多いです。1作品当たりの値段を上げるための出版社の作戦かも知れません。 今回の海外小説には、高評価とする★3が17作中5作(29%)もありました。こうした高評価の割合が高いのは珍しいです。その5作品とは、 ・潔白の法則(上)(下) マイクル・コナリー ・高慢と偏見(上)(下) ジェイン・オースティン ・続高慢と偏見 エマ・テナント ・メインテーマは殺人 アンソニー・ホロヴィッツ ・十五少年漂流記 ヴェルヌ 1813年に出版された「高慢と偏見」や、1888年に出版された「十五少年漂流記」もあり、2020年に出版された「潔白の法則」までかなり年代的には幅広い選択ですが、この5作品はいずれもお勧めできる作品です。 これらの候補の中で、どうしても甲乙付け難く、特別に2作を大賞とします。 大賞は、 高慢と偏見(上)(下)(ちくま文庫) ジェイン・オースティン著 メインテーマは殺人(創元推理文庫) アンソニー・ホロヴィッツ著 まぁ、過去の評価や評判からすれば、無難な選考と言われるとその通りですが、選ぶ側(私)もいたって凡人なので、仕方がないのです。 感想は、 3月後半の読書と感想、書評(高慢と偏見) 4月後半の読書と感想、書評(メインテーマは殺人) 感想は上記リンク先を読んでいただくとして、両方とも結構ボリュームがあり、さらに登場人物が多くて慣れるまでは苦労します。 しかし中程ぐらいまでくると、あとは要領がわかり、面白くなってきてスイスイと読めますので、前半は我慢して理解しながらじっくり読み進めることをお勧めします。 「十五少年漂流記」は小学生だった頃にところどころに絵が入った簡易な児童書版を読んだ記憶がありますが、内容はすっかり忘れていて、今回ちゃんとした小説を読んであらためてその内容がよくわかりました。 無人島小説は好きでよく読みますが、これはリアリティさはなく、やっぱり児童向けのおとぎ話だなと思います。 ◇ ◇ ◇ 最後は読書数としてはもっとも多い日本の小説部門です。57作品、62冊読みましたが、高評価★3が点いた作品は10作品(18%)ありました。 海外小説の29%には及びませんが、これも比較的高評価な作品の割合が多かったなという印象です。最近評価が甘くなってきたのかも知れません。 その中でもさらに高評価な作品を選んだ大賞候補作は、 ・世界でいちばん透きとおった物語 杉井光 ・ジヴェルニーの食卓 原田マハ ・果しなき流れの果に 小松左京 ・罪の轍 奥田英朗 ・何もかも憂鬱な夜に 中村文則 の5作品です。 超絶技法の小説「世界でいちばん透きとおった物語」(2023年)、印象派の誕生と著者独特の感性が生きる「ジヴェルニーの食卓」(2013年)、SF小説の古典的名作「果しなき流れの果に」(1966年)、一級品のクライムサスペンス「罪の轍」(2019年)、死刑制度への問題を突きつける「何もかも憂鬱な夜に」(2009年)と、世に出た時期はそれぞれ違いますがいずれも読み応えのある秀作です。 その中から、大賞に選んだのは、、、、、 ドコドコドコドコドコ、パァーン! ジヴェルニーの食卓(集英社文庫) 原田マハ著に決定です!!
感想は、 7月後半の読書と感想、書評(ジヴェルニーの食卓) 同様に西洋画の巨匠をテーマにした小説「楽園のカンヴァス」や「暗幕のゲルニカ」も良かったですが、今回の短篇集では印象派の巨匠となる画家達の若く貧しい中で必死に生きる姿が生き生きと描かれています。 西洋画に詳しくない人(私)でもわかりやすく、画家達への興味が次々とわいて湧き出してきます。 そして惜しくも次点となった作品、「罪の轍」(2019年)奥田英朗著を特別賞としておきます。 感想は、 2月前半の読書と感想、書評(罪の轍) 親からの虐待を受け、超絶貧困状態で、仲間と思っていた仕事仲間に罪を着せられ、北海道の離島から逃げ出した精神的に不安定な男の物語です。 昨年は、海外小説と国内小説の両方で私にとって多くの名作と出会うことができました。 今年も多くの名作に出会えることを願ってやみません。あー楽しみだ。 【過去のベスト書籍】 1824 リス天管理人が2024年に読んだベスト書籍 1767 リス天管理人が2023年に読んだベスト書籍 1692 リス天管理人が2022年に読んだベスト書籍 1601 リス天管理人が2021年に読んだベスト書籍 1500 リス天管理人が2020年に読んだベスト書籍 |
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