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麻耶雄崇 MAYA YUTAKA 既読書籍
002 | メルカトルかく語りき | 001 | 隻眼の少女 |
1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。在学中は推理小説研究会に所属、この時に短篇の執筆を始める。そこで知り合った綾辻行人・法月綸太郎・島田荘司の推薦をうけ、1991年『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。2011年に『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞・第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2015年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞受賞。(Wikipediaより引用 2024年) |
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002 | メルカトルかく語りき(講談社文庫) |
短篇は「死人を起こす」「九州旅行」「収束」「答えのない絵本」「密室荘」の5作品が収録されていて、それぞれにつながりはなく、主人公の探偵とワトソン役の作家の男性だけすべての作品に登場します。 タイトルはニーチェの「ツァラトストラかく語りき」から来ているものと思われますが、思想や哲学的な内容ではなく、主人公の自称銘探偵、メルカトル鮎という人物が、トリックを見破り、ロジカルに事件を解説していくというスタイルです。 普通の探偵ものとは違い、事件の謎は解くものの、犯人はわからないまま終わったり、次に誰が殺されるかで犯人が特定できるとか、(私のような)事件解決でスッキリしたい人にはモヤモヤが残ります。でもこの本を読んでからはそういうトリックものもアリかなと思いました。 特に最後の「密室荘」は、主人公の別荘に忽然と現れた謎の死体についてあれこれ推理をするわけですが、夜中の密室状態で起きたことで、主人公と保養にきていた友人の男性の二人しか容疑者は考えられず、また、密室でなかったということにすれば、探偵として犯人を捕まえないと名声に傷が付くからできない、それならばいっそなかったことにしようと、セメントで地下に埋めてしまいます。 こんな探偵今までいました?って笑ってしまいます。 ★★☆ 7月前半の読書と感想、書評 2024/7/20(土) |
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001 | 隻眼の少女(文春文庫) |
2010年に単行本、2013年に文庫化された長編ミステリー小説です。著者の作品はこれが初めてですが、1991年にデビューし、その後は数多くのミステリーを発表しています。 著者の作品は、カルト的なミステリーが多いそうで、この作品はそれに近いものがあり、日本推理作家協会賞・第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞しています。 タイトルにあるように隻眼(片目)の少女が探偵として活躍する内容ですが、主人公はそのワトソン役で自殺志願者の男性です。 日本のある山奥の中に古代より脈々と続く家の女性を神と崇める村落があり、そこの分家の温泉宿に宿泊していた主人公と探偵の少女親子が、本家で起きた次期女神となるべく修行中の少女が次々に殺されたことで地元警察と協力して事件解決を目指します。 と、いうのは第1部の大まかな内容で、第2部がその事件から18年後として始まります。こちらがまた衝撃的です。ま、内容はネタバレになるので、あえて書きませんが。 確かにカルト的と言えばカルトですかね。しかし、最後は明るい日が差してきたような感じで、読後感はわるくありません。 ちなみに隻眼(せきがん)とは、片目のことと、もうひとつ「ものを見抜く眼識。すぐれた識見」という意味合いもあります。複雑な事件を解決する探偵として、その二つをうまく融合して使っています。 ★★☆ 5月前半の読書と感想、書評 2022/5/14(土) |
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