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リストラ日記アーカイブ 2010年6月
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日記INDEXページ(タイトルと書き出し部の一覧)はこちらです

391 野球は世界一なのに、サッカーは世界ランク45位だって 2010/6/1(火)
392 5月下旬の読書 2010/6/3(木)
393 在日米軍基地問題と首相辞任 2010/6/5(土)
394 2つのリストラ物語  2010/6/10(木)
395 労働紛争解決法 2010/6/12(土)
396 濡れた傘の行方  2010/6/14(月)
397 6月上旬の読書 2010/6/20(日)
398 自宅のパソコンが逝ってしまった件1(トラブルいろいろ解決編) 2010/6/22(火)
399 自宅のパソコンが逝ってしまった件2(バックアップは大切よ編) 2010/6/24(木)
400 規制強化の派遣法改正は正しいことか 2010/6/26(土)
401 自宅のパソコンが逝ってしまった件3(逝ってしまった原因?編) 2010/6/28(月)
402 自宅のパソコンが逝ってしまった件4(XPで開かないフォルダを開く方法編)2010/6/30(水)



野球は世界一なのに、サッカーは世界ランク45位だって 2010/6/1(火)

391
日本のサッカー代表がいつになく弱いと言われていますが、そう言えば今ではワールドカップ日韓大会の時のようなロシアやチェニジアを破った時のような勢いはどこにもありません。闘いのスポーツ競技では結局は結果がすべてなので、監督として能力があったのはトルシエさんということになります。同じく世界の中では弱小と言われていた韓国代表チームをアジア勢初のベスト4まで引き揚げたヒディング監督は最高の監督だったということになります。

さて、ここからは私の妄想と偏見に満ちた解釈で書きますが、野球がワールドベースボールクラッシック(WBC)で2度世界一になり、堂々と世界のトップクラスに位置するのに対して、サッカーが世界にまったく通用しない原因のひとつに子供に与える影響はもちろんのこと、大人になってからも、子供の頃に読み、また観てその影響が少なくない漫画(コミック)やアニメがあると思っています。

つまり野球には「巨人の星」という偉大なスポーツ根性を描いた漫画やアニメがあり、野球をやる人以外でも知らない人はいないほど有名になりました。当然それを読んだ子供達の夢は「いつかはプロ野球へいって、大リーグの選手をキリキリ舞いさせる」となり、特に運動神経の高い人が競って野球界に集まってきました。そして大人になってからも若手への指導の端々に、その漫画に描かれていた「精神論」「根性論」などが出てこないわけがありません。

一方サッカーでは「キャプテン翼」がこちらは日本国内を越えて、サッカーファンを中心に世界中で愛読されるほどの人気で、スポーツ漫画としてよくできていることは疑いません。しかし残念ながら国内であっても誰もが知っているという漫画ではありません。さらに言えば「巨人の星」ほどには日本人の精神に訴えかける「なにか」がこの漫画にはありません。一部にはこの「キャプテン翼」が日本のサッカーをダメにしたという人もいます。

つまり「巨人の星」が日本人によく合った「自分やライバル達との激闘に明け暮れて、必死にもがきながら耐えながら、はいずり回わり、苦難の果てにやっと栄光をつかみかける」に対して、「キャプテン翼」は欧米的な感覚で、「よき仲間とよきライバルに出会い、お互いに切磋琢磨し、理解をし合い、クールでスマートに技術を高め、その結果として栄光がやってくる」というライトな感じです。「巨人の星」が貧しい中でもひたすら修行に励む仏教徒に対して、「キャプテン翼」は汝の敵をも愛すカトリック教徒のようなものかも知れません。

そして、そのどちらが日本人にとってより力を発揮できるかと言えば、疑いなく「巨人の星」スタイルです。つまり王貞治やイチローのような求道者的な天才が現れ、その絶対的な信者や次の天才が集まってくるチームこそが最強なのです。残念ながらサッカー日本代表は1998年フランス大会に初出場以来、どのチームをみても、そのような精神論で引っ張っていける選手も監督もコーチもいません。またそのような精神論をサッカーを通じて学ぶ機会もなかったというのが本当のところでしょう。みな見掛けのカッコだけはいっぱしなのですが。

実は、日本サッカーも比較的根性論や精神論で鍛え上げられている高校生世代(アンダー17)は、常に世界でもトップクラスに位置します。それがなぜか大人になると一気に落ちてきます。明らかに高校生時代には、鬼監督、鬼コーチがいて、死ぬほど走らされたとか、毎日のように山を縦走したとか、根性論が生きていたからでしょう。

もしサッカー日本代表に星一徹のような我が子をも千尋の谷に突き落としてしまうような鬼監督や鬼コーチがいたならば、代表メンバーもまた違った人選で、違った戦い方をするチームが出来そうです。少なくとも寄せられたり足をかけられるとすぐにバタバタ倒れてしまうひ弱な集団とは無縁です。そのような鬼監督や鬼コーチが育たなかったのが日本サッカー界の不幸ということなのです。

最後に「サッカー日本代表を強くするためのひとつの提案」です。

前述の通り「キャプテン翼」は世界中のサッカーファンや有名な選手達に人気があります。ジダンやロナウドも大ファンです。アニメは世界中のほとんどの国で放映されていました。そこで、代表チームのユニフォームにそのキャプテン翼を大きく描きます。そうです、ちょうど日本のもう一つのサブカルチャーでもある痛車(アニメを大きく描いた自動車)のようにユニフォーム全体に描くのです。痛ユニとでも呼びましょうか。

日本のサブカルチャーの一種「痛車」の一例


そうすると、世界中のチームから「キャプテン翼がやってくる!」と対戦オファーが殺到することになります。日本代表は現在世界で45位ということは44カ国もの日本より強いチームがあるわけですが、現状ではそんな弱いチームとなかなか代表戦を組んではもらえません。ちなみに今年2回対戦して2回とも日本が惨敗した相手国韓国は47位ですから、実質的にはもっとランクは下位でしょう。

しかしこのユニフォームさえ着ていれば、テレビ中継をしても絵になりますし、サッカーファンや子供を集めるイベントとして最適です。さらに相手チームの有名選手も、試合終了後には子供の顔になってユニフォームを交換したがることでしょう。なんだったら、毎回対戦相手国の代表ユニフォームを着た翼を描いたユニフォームで試合をすれば、それはもう世界中で引っぱりダコ間違いなしです。

そうやって日本代表チームは世界中の強豪チームとそのユニフォームを着て対戦していくことで強くなっていきます。まさか世界中の子供達に夢を与えている「キャプテン翼」をまとったチームが、いつまでも弱小ってるわけにもいきません。

日本の世界に誇るサブカルチャー(アニメ&痛車)とサッカーの融合で、日本サッカーを世界にアピールすることこそ、日本代表が世界中に認められ、注目されることで強くなっていく最短の方法だと思うのですが、このアイデアいかがでしょう?


   
 

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5月下旬の読書 2010/6/3(木)

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レディ・ジョーカー(新潮文庫) 上・中・下 高村薫

高村薫氏の小説は「黄金を抱いて翔べ」以降「神の火」「リヴィエラを撃て(新潮文庫)」「マークスの山(講談社文庫)」「照柿」「地を這う虫」などほぼハズレなしで面白く、この1997年に単行本が刊行された「レディ・ジョーカー」も文庫化されるのを長く長く待ち望んでいたのですが、先に2004年に映画ができて上映されていましたが、観ると小説の面白さが半減するなと思って我慢し、それからさらに6年(単行本から13年!)経ってようやく文庫版が刊行されました。

滅多なことでは単行本は買わない文庫ファンの私としては、このようなベストセラーの非常に遅い文庫化は出版社の都合なのでしょうけど、残念に思います。2000年頃にBOOK-OFFで中古の単行本も見つけたのですが、満員電車の中で読むには重すぎて、また程度もあまりよくなかったのであきらめました。おそらく売れに売れている村上春樹の「 1Q84 」も、文庫化はずっと先なんでしょうね。今年から大ブレークしている電子書籍になれば、単行本も文庫本もなくなるので、そのような出版社が高い単行本を売りたいからというせこいやり方は自然となくなりますね。

内容は、企業恐喝犯罪を核に犯人、企業、警察の三つの視点で話が進んでいきます。上・中・下とかなり長い小説で、やや中だるみもありますが、登場人物はそれほど多くなく人間心理や企業論理、それと警察組織の動きが緻密に描かれている力作です。でも果たしてこの内容で1000ページも越える必要があったのかはちょっと?です。

同じように大企業の苦悩と犯罪を扱った長編小説に池井戸潤著「空飛ぶタイヤ(講談社文庫)」がありますが、「空飛ぶタイヤ」が実際に起きた企業犯罪(自動車のリコール隠し)に対し、「レディ・ジョーカー」は1984〜5年に起きたグリコ・森永事件がヒントになっているようですが、いずれにしても小説で描かれる大企業は、そこにいる個人個人は善人であったとしても、企業論理が優先される組織には自浄能力はなく、汚いものだというメッセージです。昨年映画化されて大ヒットした山崎豊子著の「沈まぬ太陽(新潮文庫)」もまさにそうでしたね。

しかし「空飛ぶタイヤ」や「沈まぬ太陽」には三菱自動車工業や日本航空という実際にモデルがありましたが、この「レディ・ジョーカー」のたまたまモデルとなってしまった「ラガーが主力の日本最大のビール会社」にしてみると、身に覚えのない疑惑やよからぬ風評が降りかかってしまう可能性があり、さらにこの作品をヒントにした類似の恐喝事件が起きないとも言えず、迷惑な話しだろうなと、企業人としてはちょっと気の毒に思ってしまいます。今のところ大人のキリンビールが著者や出版社を訴えたという話しは聞こえません。

あとこのタイトルにもなっている「ジョーカー」は、一般的にあまりいい意味で使われることはないのですが、それが身体障害者のことを指していたり、日本に古くから存在している「被差別部落」出身者の採用差別の問題が絡んでいたり、またひたすら身内の犯罪を隠蔽しようとする警察組織とか、著者が意識をしてかどうかはわかりませんが、ある意味現代社会のタブーに問題提起した小説と言えるかも知れません。

     
 

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在日米軍基地問題と首相辞任 2010/6/5(土)

393
今回総理大臣が辞任することになった原因のひとつに沖縄の在日米軍基地の移転問題がありました。

民主党に替わり天下り官僚の巣となっていた公益法人などの事業仕分けがオープン化されたりして、いくつも官僚による官僚のための政治から、国民寄りに変わってきましたが、米軍基地の問題は日本が無条件降伏をして以来、アメリカの属国扱いで自由に基地の使用を認めてきたことに、今回初めて総理大臣自ら疑問を呈したことに大きな意味があると思っています。

もし自民党政権が盤石であと50年間継続されたとしたならば、この在日米軍基地の問題は封印されたままで、決してなにも変わらなかったでしょう。そう思えば、もしかすると、今回の鳩山元総理辞任はこの米軍基地移転・縮小・撤退と心中したということになるのかも知れません。

鳩山元総理の辞任発言の中に「国民が聞く耳をもたなくなった」という発言があり、馬鹿な評論家やコメンテーターは「まるで責任は国民にあると言っている」と非難をしていますが、まさにその通りでせっかくのチャンスをつぶしてしまった無知な国民に向けた無念さを述べたに過ぎない本音の発言だったと思われます。

現在、在日米軍基地は全国29の都道府県にまたがり、専用施設が57、自衛隊などとの共同利用施設が28、一時利用施設が119あります。そのうち専用施設で25(44%)、共同施設で8(29%)が沖縄にあります。在日米軍司令部は東京都の横田基地にあり、その軍人と軍属の数は地上・洋上要員含めて約5万名です。ちなみに南北間で緊迫が拡がる韓国にはその約半数の2万5千名が駐留しているそうです。

日本に世界最大級の在外基地を持つことになったアメリカとしては、戦略上の地政学的な理由の他にも、言えば大金をホイホイと出してくれる自民党政権と日本の官僚達というのが大きな要因だった思われますし、荒くれ兵士が凶悪犯罪を犯しても責任を取らずに許してもらえる不平等協定があるからに他なりません。

橋下大阪府知事が「大阪は米軍基地の負担をしていないので、その覚悟はある」と言っていましたが、在日米軍基地または一時利用施設がないのは、秋田県、富山県、長野県、福井県、三重県、愛知県、和歌山県、大阪府、岡山県、香川県、高知県、愛媛県、徳島県、島根県、鳥取県、鹿児島などです。

そりゃ誰だって傍若無人に立てる騒音や地位協定で守られている人殺しのプロである外国人兵士を身近に置いておくのは嫌でしょう。でもその日米合意をせざるを得なかったのは無条件降伏をした敗戦国故のことであり、また今は戦後ではなく独立した主権国家だというのであれば、その後の日米合意を継続したのは前政権の自民党やその周辺にいた官僚達であり、今の民主党や総理大臣にその責任を問うのはそれは無茶な話しです。

今回、訓練の一部県外移転の「腹案」とされていた徳之島は鹿児島県なのですが、鹿児島県は現状では一時的な利用も含めて全く米軍基地を受け入れてはなく、他の都道府県の苦しみはどうでもよく、自分たちの利益だけを考えて安全保障の傘の中に入って、ぬくぬくと平和を享受できているわけですが、それでも知事や県民を上げての猛反対となるわけです。

鳩山元総理が「最低でも県外だ」と言いながら、最終的には元の場所に戻ってしまったことを非難する人が多いのですが、鳩山元総理ほど米軍基地を沖縄から日本から減らしたいと思って、努力した歴代の総理大臣がいままで他にいたでしょうか?

鳩山元総理を非難する人(沖縄や鹿児島の知事や、マスコミ、政治評論家、バカなコメンテーターなど)は、口では偉そうなことを言っていても、結局は「現状のまま」なにも変えないことを求めているとしか思えないのです。攻撃をすべき相手は鳩山元総理ではなく、居座り続ける在日米軍だということをもっと理解すべきでしたが、愚かな日本のマスコミと国民は、アメリカの官僚と日本の官僚にまんまと騙されてしまい、県外移転から国外移転、さらに縮小と持っていきたかったはずの首相を追い詰め、結果的に現状維持を支持してしまうことになりました

もし国民世論やマスコミが、国外や県外移転を鳩山元総理と一緒になって米国に訴えかけていれば、また少しは変わった結果になっていたと思われます。そのチャンスをつぶしてしまい、さらに今後この基地問題は政治家にとって「触れてはならない、触れるとつぶされてしまうタブー」となっていく可能性があります。

鳩山元総理が辞任の挨拶の中で「日本の安全保障について今後50年100年このままでいいわけがない」と言っていたように、戦後60余年が過ぎて、ようやく政権交代を果たして、在日米軍の基地問題に戦後初めてNoを突きつけた首相をこてんぱんにやっつけるマスコミや旧主派、それに踊らせられた人達をみて本当に悲しくなりました。

年間1881億円(2010年)にも達する「思いやり予算」というまったく理不尽で無茶苦茶な在日米軍に対する支出や、「日米地位協定」という実際には日本はアメリカの属国たれと言わんばかりの不平等協定など、前政権と官僚がその圧倒的な権力と欺瞞で作り上げてきたことを、今後ずっと日本国民は黙って負担し、それに甘んじていかなければならないことをいまあらためて理解しておくべきです。

バラク・オバマ大統領に「Trust me」と言ったときからおかしくなりましたが、私の私案では、鳩山さんは国民世論の空気を素早く読んで、アメリカに対し「前政権で基地移転の日米合意はしたが、その政権が倒れ、現状では普天間基地の国内移転は国民世論が許さないので、3年を目処に普天間の基地から撤退を願いたい。その撤退費用の半分は日本国が持ってもいい」ぐらいの思い切った発言をするべきでした。

さらにその前に揺るぎない決意を示すために、全国民に対して「普天間基地は移転ではなく撤退してもらうよう米国に告げようと思うが、なにか問題はありますか?」と国民に問うてもよかったでしょう。撤退について反対する人は日本には限りなく少ないはずです。寝耳に水、今まで延々とアメリカベッタリでやってきた官僚達は大慌てするでしょうが。ついでながら目障りな海兵隊が目の前からいなくなることで、中国や北朝鮮からも絶賛されることでしょう。

当然アメリカの反発は相当大きなものとなるでしょうが、遠くアジアに危険な任務のため子供を出しているアメリカ軍兵士の家族の話しや、基地のすぐそばで危険な目に遭っている沖縄の子供達、それに世界でも有数の綺麗な海を埋め立てて滑走路を造ることが本当に正義なのかを、報道や意見広告で何度もみせつけられるアメリカ市民がこの日本の提案を受け入れてくれるかも知れません。

アメリカのメディアに対しても鳩山さん得意の英語で、日本の基地の現状と基地反対の世論をアメリカ世論に訴えかけて、無用な反発、特に日米官僚の裏工作や嫌がらせを少しでも抑える努力が必要です。アメリカの世論を多少なり味方につけてしまえば、大統領や国務大臣、果てはアメリカの官僚も怖くありません。

政治的にそのように通告さえすれば、あとは、サボタージュを決め込んでいる日本の官僚達に対して「あとは事務方のほうでよろしく」と言って丸投げしておけば、鳩山さんの政治的な義務は果たしたことになります。万が一官僚が動かなかったり、無能のせいで交渉が難航すれば、それは今の政権の責任ではありません。それぐらい新政権の抵抗勢力になり続けた官僚達に対して、恩返しをさせてもバチはあたりませんし、逆に国民の喝采を受けたことでしょう。

問題は恥をかかされたアメリカのしっぺ返しです。例えば先日起きたトヨタのリコール問題などはまだ可愛いもので、もっと過激な日本製品輸入禁止や排斥活動が起きる可能性は大です。経済的なもの以外にも米軍に代わり自衛隊の国連治安維持軍への大規模な派遣強要、イージス艦や誘導ミサイル、軍事衛星などの軍事技術提供の拒否、G8サミットで日本を外して中国を入れようとする動きなど起きるかも知れません。世界一のワガママな国を相手に譲歩を求めるためには、相当な代償を払わなければならないのは仕方がありません。今の国民世論やマスコミの論調を見る限り、どこも基地は受け入れないので、国民の意を受けた政府はそうするしかありません。

経済は一流なのに政治は三流と言われた時代もありましたが、経済が二流に落ちてきた今こそ、政治家がそのようなハードなネゴシエーションをおこない、初めて「日本の政治家もやるじゃないか」と世界に認められるのではないでしょうか?もちろん、この結果によって日本が三流四流国家へと落ち込むことになったとしても、それが大多数の国民の選択であるならば仕方がありません。

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2つのリストラ物語  2010/6/10(木)

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Twitterにより爆発的に読者が増えた、たぬきちさんの「リストラなう」日記を、ここ数カ月間ずっとフォローしてきましたが、5月末で予定通り大手老舗出版社を円満退社され、その「リストラなう」も完結となりました。

さすがに出版社の元編集部にいらしたということで、文章に無駄がなく、読ませるコツをちゃんとつかんでいます。また今まであまり表にはでてこなかった大手出版社の待遇(特に給料)の破格の良さや、今回早期退職度制度においても一般的な中小企業にとっては夢のような割増退職金の補償がなされていて、羨ましいやら、驚くことが多々ありました。

さすがにコメント欄の書き込みはあまりにも多くて少ししか読んでいませんが、ひがみ、やっかみ、それに会社に反旗を翻したことによる謂われのない非難などネガティブなものも見られたものの、概ね好意的なコメントが多いように感じました。

本人が意図してかどうかは不明ですが、途中から文面を読むと勤め先が明らかに特定できるような状況になり、そこの社員と称する人や取引関係者と思われる人からも非難や応援メッセージなど、それはもの凄いカオスの体をなしていました。それでも最後まで書き続けられたことはすごいなと思いました。

注目されたのは、世の中がちょうど「メディア崩壊」とか「雑誌の廃刊ラッシュ」など、出版社に対して人の目がいっていたこともありますが、なんと言っても「2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)」や「電子書籍の衝撃」などの著者佐々木俊尚氏がTwitterで紹介したことが大ヒットにつながったことは間違いありません。

このたぬきちさんは40歳代ですが、まだ独身なので、リストラによる失業後の生活についてそれほど心配をしなくてもよい恵まれた人で、リストラ系ブログによくありがちな焦りや悲壮感や厭世観といったものは微塵もありません。

私もしばらく読んでいて、これなら十分出版の可能性があるだろうなとぼんやりと考えていましたが、7月には新潮社から書籍となって発行されるそうです。7月出版ということは遅くとも5月上旬には書籍化の準備が開始されていたはずですから、してやったりというところもあるのでしょう。

過去には2ch掲示板やブログからブレークした「電車男」や「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」「実録鬼嫁日記―仕打ちに耐える夫の悲鳴」などのベストセラーがありましたが、この「リストラなう」(書籍タイトルは不明)はどう受け入れられるのでしょう。

たぶん出版される頃には、その宣伝も兼ねて、佐々木氏とたぬきちさんの顔出し対談などが予定されているようです。

もし書籍がそこそこヒットすれば、先例に習って映画化もされるでしょう。舞台は大手老舗出版社。40代の元編集、現在は営業社員。独身。都会の中心で一人住まい。会社自体は旧態依然としているが、彼の周りにはファッション系、タウン系、音楽系、哲学系、文学系など様々なユニークな業界人達が揃っていて、、、と、後は多少盛り上げるような脚色をすれば十分に面白いドラマが出来上がりそうです。

とにかく「リストラ」という言葉にはまったく似つかわしくない、サバサバとしたフリーの物書きさんが一人誕生したのかも知れません。そう言えば先日直木賞をとった白石一文氏も文藝春秋で記者や編集をやっていた方ですし、盛田隆二氏も雑誌「ぴあ」の編集者でした。作家になる方には元編集者という方が結構多くいらっしゃいます。

一方では、リストラ後から「41歳の春なのに・リストラから再就職への道」というブログを書き続けているlocamokaさんという方がいらっしゃいます。

この方は41歳でリストラに遭い退職。その後再就職に向けて何十社も受けながら、1年経った現在でも次の仕事が決まらず苦悶されています。しかもたぬきちさんと違うのは既婚でお二人の子供さんがいます。

たぬきちさんのブログは私的にはエンタメ系のブログ感覚で読んでいましたが、こちらのブログにはその苦闘と苦悩の跡がハッキリと出ていますので、時々は励ましのコメントを書いたりもしていますが、さすがにひどく落ち込まれたときの日記を読むと言葉をかけることもできず心配になってきます。

まだ働き盛りの40代前半の人が、あれこれと贅沢を言って仕事を選んでいるわけでもなく、1年以上も仕事が決まらないなんて、まったく世の中どうかしているとしか言えません。

確かに40代以上の人を採用する企業は一般的に即戦力を求めますので、その方の経験してきたことや、得意分野が、再就職する際に大きく影響することになります。

また同時に2007年問題といわれた団塊世代の大量退職により、急激な労働人口減少が心配された時もありましたが、それを上回る大不況が雇用者数の減少を生み出しているのでしょう。

こうして見てみると同じ団塊ジュニアに近い40歳代の「リストラ」でも「優雅なたぬきちさん」と「苦渋のlocamokaさん」はとても対照的です。お二人とも会ったことも直接しゃべったこともありませんので、どのような方かは知りませんが、おそらく日記を読んでいる限り、お二人とも今まで20年間、ひとつの会社で真面目に勤め上げてきた方に違いないと思います。どこでこのような差がついたのか、いったいこの差はなんなんだと考えさせられます。

   


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労働紛争解決法 2010/6/12(土)

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最近またリストラ解雇などの労働問題があちこちで起きているようですので、紛争解決に向けた外部の一般的な相談機関を上げておきます。

もちろん最善は会社や会社にある労働組合と話しをして、会社内で円満に解決ができるのがベストなのですが、いったん話しがこじれてしまうと、身近なところには味方がいないという孤立無援になってしまうことが多いようです。そのような状態を長く続けていると、疑心暗鬼に陥ったり被害妄想が膨れあがり、誰でも心理状態が不安定になってしまいます。

そういう場合は、一人で悩まないで、有給休暇や半休をとって専門家に相談をしましょう。思いもつかない解決方法が見つかるかもしれませんし、第三者に話しをすることで、自分自身が問題の整理や今後の方針が明確になりますので、まず気持ちが落ち着くでしょう。但し相談の内容によっては、詳細な業務の内容などを説明する場合がありますが、守秘義務の責任を負っている弁護士や公的機関の担当者なら問題ないですが、それ以外の人に言うと、会社から「情報漏えい違反」「守秘義務違反」に問われるケースがありますので注意が必要です。

あと、通常は常設ではないので下記には書きませんでしたが、各地の市役所や区役所などでは「区民無料相談会」のような、弁護士に無料で相談ができるサービスをおこなっていることが時々あります。お住まいの地域の役所に尋ねれば教えてもらえるかもしれません。そういうのも使わない手はないでしょう。


・労働基準監督署
労使関係の担当行政機関、労使トラブル・問題の相談窓口ですが、証拠資料などが揃っていない限り、労働基準監督署が関与することはあまりないそうです。でもまず一番先に相談をして専門家の意見を聞いてみてもいいでしょう。なんたって税金で運営されていて無料なのですから。

全国の労働基準監督署所在地
労働基準法に関するFAQ(ど素人が作ったとしか思えないすごく稚拙ですが一応)


・各都道府県労働局への相談
紛争の最終的解決手段としては裁判制度がありますが、それには多くの時間と費用がかかってしまいます。
また、職場慣行を踏まえた円満な解決を求めるために、労働問題への専門性を有する都道府県労働局において、無料で個別労働紛争の解決援助サービスを提供してくれます。個別労働紛争の未然防止、迅速な解決を促進することを目的とし、「個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律」が施行されていますが、この法律に基づいて、次の3つの制度が用意されているそうです。
その1:労働相談コーナーでの相談
その2:労働局長におる助言・指導
その3:紛争調整委員会によるあっせん
Webでは「○○県 労働局」で検索すれば概ね見つかると思います。

東京都労働局
各地の労働局所在地


・都道府県労働委員会
各都道府県にある労働委員会事務局に申し立てをおこなえば、あっせん、調定、仲裁などをおこなってくれます。ただし基本的には労働組合法に基づいての機関になりますから、労働者個人の場合は「不当労働行為」が明かな場合などに限定されるかもしれません。詳細は各地の労働委員会事務局で聞いてください。Webでは「○○県 労働委員会事務局」で検索すれば概ね出てきます。

静岡県労働委員会事務局


・社労士会労働紛争解決センター
全国社労士連合会と22箇所の都道府県社会保険労務士会が「かいけつサポート(認証紛争解決サービス)」として法務大臣の認証を受けています。
あっせんの申し立て費用は有料(1件3,150円)かかります。また会社側がそのあっせんで和解しない場合もありますが、専門家の意見を聞くという意味で利用価値はあると思われます。

都道府県社会保険労務士会
全国社会保険労務士会連合会


労働時間等相談センター(厚生労働省委託事業)
過重労働(労働時間)や解雇、賃金引き下げ、パワハラ、サービス残業による労働トラブルなど、労働問題全般についてご相談を受け付けています。
 <相談時間>
  平日 :午後2時〜午後8時
  土曜日:午後1時〜午後6時
 <問い合わせ先>
  0120-08-1744(通話無料・携帯電話不可)
  0570-08-1744(通話有料・携帯電話可)

社労士会労働紛争解決センターQ&A


日本弁護士連合会(日弁連)
法律相談センター(各地の弁護士会や財団法人法律扶助協会が運営)
相談内容や相談場所から各地にある最適の法律相談センターを選び、電話予約のうえ訪問します。相談料は30分で5,250円(法律相談センターによって異なる場合あり)。労働(解雇・賃金など)問題の他、損害賠償など民事やセクハラなどの刑事事件含め幅広い相談にのってもらえます。

東京の弁護士会の法律相談センター


・個人で加入できる労働組合
全国各地に多数ありますが、正直私はその選別の仕方や善し悪しはまったくわかりませんので、個人的に推薦できるところはありません。
検索するならば「個人 労働組合 地域名」やもし管理職なら「管理職 組合」などのワードですぐに調べられます。ただ一般論としてホームページに書いてあることだけを鵜呑みにしてしまうとリスクもありますし、責任者が弁護士や社労士だからと言って安心できたり、必ず自分のケースにあっているとは限りません。労働組合自体は比較的簡単に誰でも作れてしまうということも知っておくべきです。


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濡れた傘の行方  2010/6/14(月)

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本日関東も梅雨入りとなりましたが、通勤時の満員電車の中で濡れた傘をどのようにして持つかは人それぞれです。あくまでも私個人の体験と目撃から導き出したことで、性差別や偏見による決めつけをしているわけではありませんが、概ね下記のようになります。

1)男性は傘をできるだけ自分の身体に近いところで保持している
2)女性は傘をできるだけ自分の身体から離して保持している

どういうことかと言えば、満員電車内で、濡れた傘が後方や側方から自分に押しつけられて、じわーと水が衣服にしみ込んできて、なんとかせねばと振り向くと、その濡れた傘の持ち主は決まって女性なのです。

そしてその女性はと言うと、もちろん人にわざとそのような迷惑をかけているわけではなく、まったく気がついていないのです。しかし濡れたままの傘を一番外側に持ってれば、誰かにあたるということがわかりそうなものですが、にらんだぐらいでは「なによこの変な人」ってな理解してもらえず、押しつけられている傘を手で押しのけて初めて気がついてくれます。

ちなみに男性が男性に同じようなことをすると、まず険悪なムードになり、両者とも機嫌が悪いと喧嘩へと発展することになります。そのために男性、特にビジネスマンは無用なトラブルを避けるため濡れた傘の行方には特に気を遣っています。例えば満員の場合、自分のスーツに押し当てて濡れることになっても、前の人にはあたらないよう気をつけて(鞄と身体の間に傘を置いたり)いたりします。もちろん必ずしもそういう人ばかりではないでしょうが。

私は満員電車歴30年以上のベテランでもありますので、基本的に濡れた傘を入れる使い捨てのビニールケースを持っていて(銀行やスーパーなど置いてあるところで余分にちぎってもらっておく)、それに濡れた傘を入れてさらに折りたたみ傘の場合は、鞄の中にしまいこみます。各駅にこのビニールケースを置いてくれると、雨の日の電車の中がもっと快適になるし、不要なトラブルも減るのではと思うのですが、私の知る限りではどこの駅にも置いてくれていません。

以上は私自身がよく遭遇する経験からですが、先日は比較的空いている電車の中で私の隣に座っていた中年男性の前に傘を持った若い女性が前に立ちました。女性は例によって携帯電話を手に持ちゴソゴソとやりはじめましたが、腕からぶら下げていた傘が座っている男性の足にコンコンと何度かあたっていました。その男性は頭にきたらしく、手で思い切り傘をはたいたため、傘が横に座っていた私の前を飛び越えて遠くへ飛んでいきました(笑)。

ま、男性もいきなり強硬手段に出ず、ちょっと注意すればいいものをおとな気がないのですが、携帯に気を取られて、傘を座っている足にコンコンとあてられると、大概は気分を害するでしょう。目の前に飛んできた傘で私も迷惑をしましたが、それに似たような事は過去に何度か目撃したことがあります。なので、基本的には雨の日の電車の中で傘を持った女性の近くにはいたくないのですが、座っているところの前に立たれたり、後ろから押しつけられるのは防ぎようがなく、「ああ、またか、こんちくしょう」と思ってしまいます。

この日記を書く気になった、つい最近の出来事では、ビルのエレベータに大きな鞄と濡れた傘を手に持ってあたふたと乗り込んできた女性がいました。鞄はしっかりと腕に通して抱えているのですが、その鞄の外側に持っている濡れた傘は、身体と鞄の動きに合わせてブラブラとしかも角度をつけて飛び出しています。エレベータに乗り込むとボタンを押すために振り向く必要がありますが、傘が飛び出しているので、その先が狭いエレベータの2面にカンカンと音を立ててあたります。そういうことは全然気にならないらしく、その後も少し動くたびにカンカン音がしていました。きっとエレベータの側面ではなく、人にあたっていたとしても全然気にしない人なのでしょう。

ちなみに私の衣服に濡れた傘があたっているなと感じた時は、いきなり口頭で注意するのもはばかれるので、その傘を手で少しだけ横にどかせることで気がついてもらうようにしています。その時の女性の反応は5割は無言、5割は「あ、すみません」と謝ってくれます。概ね若くて見栄えのいい人のほうがキチンと謝ります。なぜか中年のおばちゃんや、若いと言っても高校生以下の子はまず謝りません。両者に共通するのが同年代以外とのコミュニケーションが希薄なことで、即座に社交辞令が出てこないのではと解釈しています。

《織田信長》戦国傘  戦国武将傘真田幸村  幕末英雄傘坂本龍馬
   

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6月上旬の読書 2010/6/20(日)

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電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書) 佐々木俊尚
amazonのキンドルやアップルのiPadなど電子書籍を使える環境がようやく整いつつあります。その電子書籍が当たり前になる前の現状の複雑な仕組みや過去からの流れをわかりやすく解説されています。佐々木氏は「2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)」の著者で、持論の「プラットフォームを制する者がビジネスを制す」の基本的考え方をここでも披露されています。

佐々木氏は先日ブログ上で孫正義氏の「光の道」構想に「もっと先にやることがあるのでは?」と異論を突きつけていましたが、根っからのジャーナリストらしく「過激なタイトルで気を引きつけ、中身は当たり障りなくほどほどに」という感じでしょうか。このあたりはネットメディアとはたいへん相性がよく、その点は時代の寵児とも言えるのかも知れません。

本のタイトルにもなった「電子書籍」ですが、この本も最初は期間限定でしたが、たった100円でこの書籍をダウンロードすることができました。個人的にはまだスマートフォンやiPadなど電子リーダーを持っていないので買えませんでしたが、内容はともかくその価格にはもの凄くインパクトがあったと思います。しかしそれを知った後では書籍(1,155円)を高く感じてしまいなかなか買えないのですよね。なので同僚に借りて読みました。

この電子書籍の分野でもやはり日本の会社(出版社、メーカー等)は完全に出遅れていて、普及するとしても美味しい部分はアメリカの会社に独占されてしまいそうです。もはや日本の企業には打つ手なしでしょうか?その点を佐々木氏には具体的に「いまなにをするべきか」、「それをするとどうなるか」を書いてもらいたかったと思いますが、やはりジャーナリストにそこまで求めるのは酷というものでしょう。


蒼穹のかなたへ(文春文庫) 上・下 ロバート・ゴダード
1998年4月に購入し、100ページほど読んだところで断念。理由は登場人物や地名が一気に出てきてごっちゃになって混乱してしまい途中で断念したと記憶しています。でも今回は心して最初からゆっくり読み直したところ、それほど難解でなかったので、きっと1998年当時は気持ち的に余裕がなかった時期だったのかもしれません。

ストーリーは、英国で仕事がうまくいかず逃げ出した中年男性が、ギリシャで別荘管理人をやっていたところに、知り合いの若い女性が尋ねてきて、一人で喜んでいるとその女性がなにも言わず失踪してしまい、その男性に嫌疑がかかってしまうという始まりで、その後はロンドン、チューリッヒ、アテネとその女性捜しの旅が始まるというものです。

その失踪した女性が残したのが、アテネ国立考古学博物館にある紀元前に作られたブロンズ像「アプロディーテ」と「シレノス」の二枚の絵はがきと、現像に出したままになっていた24枚の写真で、これらが失踪の鍵を解くヒントになり、女性が自分に助けを求めているのでは?と思う中年男性が哀れを誘います。

そのキーとなるはずだった、二つの彫刻(有名らしいがもちろん知らなかった)をちょっと調べてみました。時々小説を読んでいる最中に、地図を調べてみたり、歴史を調べてみたりしますがその一環です。

写真:アプロディーテ(左)とシレノス(右) アテネ国立考古学博物館


それにしても、この彫像は両方ともちゃんとした由緒ある芸術作品なのですが、さすがにこのシレノスの像の写真が失踪現場にあり「若い女性が持っていた」というシチュエーションは、思わずちょっと引いてしまいそうな感じです。それからこのブログの管理者からも削除されてしまうかもしれません。一応ちゃんとした芸術なんです。絵はがきでも普通に売っている芸術作品なんですよ、一応。

失踪後に女性が残していったこれらの絵はがきのせいで、主人公の男性はギリシャの警察から「お前がレイプして殺したのに違いない」と責められます。まぁそう誤解されても不思議ではありません。まったく罪作りな女性です。


仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書) 佐々木俊尚
再び佐々木俊尚氏の本です。だって会社の本棚に置いてあったのでついつい。
ま、それなりにそれなりにというのが感想です。フリーでオフィスを構えずライターやコンサルなどをやっている人なら読んで損のない内容かな。私のような根っからのサラリーマンにはまったく無用でした。もちろん佐々木氏のファンや自慢話をたっぷりと読みたいならばぜひお勧めです。


最も遠い銀河(幻冬舎文庫)  白川 道
文庫版だと冬・春・夏・秋と4巻もあります。現在はまだ夏に入ったところなので、感想は次回6月下旬の読書の時に。


       

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自宅のパソコンが逝ってしまった件 その1(トラブルいろいろ解決編)2010/6/22(火)

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6月某日夜に自宅のパソコン(6年前に購入したDELL Dimension8400)の電源が作業中に突然落ちてしまい、その後、起動画面で繰り返し落ちてしまうようになってしまいました。最近何度か使用中に突然電源が落ちてしまうことがあり、メモリの増設やグラフィックボード交換などをおこない、なんとかその後は再発が起きなかったので、ヤレヤレと思っていた矢先のことで、ガックリときました。

最初は最近交換したメモリかグラフィックボードの接触不良かなと思って、増設したばかりのメモリを一旦全部取り外し、入れ替えてみたり、ひとつづつ取り付けてテストをしてみたり、グラフィックボードも前に使っていたものに戻してみたりしましたが、症状は変わりません。その後セーフモード(セーフモード+ネットワーク)では立ち上がることが判明しました。

ネットにつながるようになったので、少し検索して調べてみたところ「ウイルスセキュリティZEROのアップデートでDELLの一部のPCが起動しなくなるエラー」が出ていることが判明し、その対策をやってみましたが、変化なしでした。そもそもそのエラーは2010年4月にアップデートした場合に起きるエラーらしく、それ以降アップデートができているならば問題なしと書かれていますので、6月にそれが原因で起動不能になることはなさそうです。念のためにウイルスセキュリティZEROを一旦削除してみましたが、症状は変わりません。

過去にハードディスクを2回、ビデオボード1回、メモリー2GB追加とあちこち補修しながら6年間使っているので、例え今回修理に出しても、次は電源ユニットなどが壊れそうで、そう長くは使えそうもないなとあきらめ、新しいパソコンを買うことにしました。別に高性能を要求されるゲームをするわけでもないので、一番安い?59,800円(送料・税込み)のデスクトップ(Inspiron580 Corei3-530)をDELLの通販で発注しました。到着までには約2週間かかります。

しかし安くなりましたね。6年前と比べると価格は半分、性能は4倍ぐらいな感じでしょうか。デスクトップにしたのは、液晶モニターが別にあるのと、必要性に応じて周辺機器を増設したり交換することが容易だからです。また2カ月ほど前に買ったグラフィックボードや内蔵ハードディスクがそのまま使えます。ただメモリーは仕様(DDR2とDDR3)が違うので流用はできません。

あと、自宅でパソコンを日常的に使うならば、他の家族が使う分でもいいので他にもネットにつながっていることが望ましいものです。緊急時に予備機として使えるのはもちろんですが、Windowsの再インストールやハードディスクの入れ替え作業中の際、まだネットにつながる前に新たなドライバをネット上からダウンロードする必要があったり、こういう症状の時にはどうすべきかをネット上で調べることができます。どちらか1台は古くてもいいので、ネットにつながっているパソコンがあるとすごく助かります。

新しいパソコンは海外で製造、船便での輸送となりますので、到着までおよそ2週間程度かかります。そこで、なんとか古いパソコンを復旧させるべくさらにネットで調べてみると、セーフモードでしか起動しない場合の対応策がいくつか出ていました。

(1)セーフモードでしか起動できない状態になってしまいました
  OS(Windowsの上書きによるシステム領域の修復)

(2)Windows 7はセーフモードで起動するが、通常モードでは起動しない
  DELLのサポートページ。Windows7ですがXPでもほぼ同様かと、、、

(3)WindowsXPが起動しない!困ったときにまず試せることはたくさんある
  #3:「システムの復元」を使用する
  #4:「回復コンソール」を使用する
  #5:破損したBoot.iniを修復する
  #10:インプレースアップグレードを実行する など

ま、いずれにしても新しいパソコンが来るまでに修復ができれば、中にあるデータの取り出しも容易ですし、予備用のマシンとして置いておけますので、上記をいろいろと試してなんとか復活をさせたいと思っていろいろと試してみました。


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自宅のパソコンが逝ってしまった件2(バックアップは大切よ編)2010/6/24(木)

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6月某日にパソコンが正常起動しなくなり、ブログの更新もしばらく滞ってしまいました。

自宅のパソコンが逝ってしまった件 その1(トラブルいろいろ解決編)

普段自宅ではテレビを観るよりもずっと長くパソコンを使っていたので、それがなくなるとたいへん不自由するかと思っていましたが、ちょうどワールドカップも始まり意外とパソコンのない生活は困りませんでした。ただなにかわからないことがあるとすぐにパソコン検索に頼っていた習性で、テレビ番組や乗り換え経路、地図検索などでハタと困りました。

メールは平日であれば会社でも読むことができますので特に不便ではありません。そういうことを考えると、メールは従来方式の一旦ローカルに受信してから読むのではなく、クラウドにしてブラウザでどこでも読める方式に変えたのが正解です。以前はパソコンが故障して失うのがもっとも怖かったのが過去の送受信メールやアドレスでしたがその心配はまったくありません。

自宅で使っていたパソコンはDELL製で1994年に購入した当時の中高級機(Dimension8400)です。過去に4〜5台はお釈迦にしたことがあるのと、元々パソコンは長くても4〜5年、ハードディスク(HDD)は2〜3年で壊れるものと理解をしていますので、いつお亡くなりになっても慌てないように、外付けのHDDをUSBケーブルでつなぎ、頻繁にデータのバックアップを取るように心掛けています。また最近はデータの多くはもっと安全な雲(クラウド)の中に置いてありますので、バックアップデータもそう多くはありません。

そのHDDをバックアップをするためのソフトですが、フリーで使える便利なものがいろいろとありますが、私が愛用しているのが「BunBackup」というフリーソフトです。例えばパソコン内蔵のCドライブからUSBで接続した外付けDドライブへデータを移す際に、単なる上書きコピーだとコピーする必要のないものまで書き換えることになり余計な時間や場所をとってしまいます。また不要になって削除したはずのファイルが、Dドライブにずっと残ったままになります。

バックアップソフトを使うと、単純な上書きもできますが、ミラー処理と言って、Cドライブにあるデータ(ファイルやフォルダ)をDドライブにも全く同じ状態にしてくれます。つまりCドライブで削除したりファイル名を変更したファイルはDドライブでも削除や変更をしてくれます。まるで鏡に写したように同じ状態に更新してくれるのでミラー処理と言うのですね。同じ名前のファイルがある場合、比較して更新日時の新しいものだけ残すような設定も可能です。

バックアップはCドライブ全体をする必要はなく、私の場合は、データの置き場としていくつか専用のフォルダを作っておき、そのフォルダごとまとめてバックアップをしています。それと同時に、忘れてはいけないバックアップに、「ユーザー辞書」「お気に入り」「マイドキュメント」「デスクトップ」などがあります。

以前ならメールのデータ(添付ファイルやアドレスなど含め)を丸ごとバックアップしていましたが、これは現在のところクラウド(Webメール)で、自宅のパソコンなんかよりずっと安全なネットの向こう側にすべて保存されていますので、バックアップの必要はなくなりました。

それにメールデータは添付ファイルなども含めると何年も経つと巨大なものになりますので、Webメールにしておくメリットは大きいです。ただそのメール環境をクラウドでタダで提供してくれる会社が傾いたり破綻したり、事業を他に売却されたりしたときにどうなるのか?というリスクは将来的にないとは言えませんが、少なくともいつ壊れるかわからないローカルのHDDよりはずっとリスク度は低いと言えるでしょう。

しかしWebメールを初めて使うときには、今から思えば杞憂としか思えませんが、いろいろと心配してしまうものです。情報がクラウドサービスの会社に筒抜けじゃないか?とかローカルに置いてないといつでも繰り返して見られないとか、サービス停止時には使えないとか。

でも元々メールはどこかのメールサーバに置かれているわけだし、ローカルに置いてあってもメーラーがないと見ることができないし、メンテナンスは接続プロバイダでもあることで、そのようなことを気にするよりも、どこにいてもどのマシンでも同じ環境で見られて、検索も容易なWebメールはもう主流となりつつあります。

また文字変換のユーザー辞書はせっかく今まで登録した辞書をなくしてしまうのは痛いです。私の場合200以上の登録単語があります。ユーザー辞書の場合、自分で登録した単語以外に、よく使う単語や自動登録された単語もあります。そのファイルがあるのとないのとでは、後々大きく違ってきます。

例えばIDとしてよく使う複数のメールアドレスなども単語登録しておけばキーひとつで正確なアドレスに変換できますし、自分の名前や住所なども1文字目で変換されるように単語登録してあります。

ブラウザに入れているお気に入りのショートカット集(Favorites)も失ってしまうと、その喪失感は大きいです。最近は「はてなブックマーク」などクラウドで保存しておいて、ローカルにバックアップの必要がない場合もあります。

Cドライブのマイドキュメントの中には、デジカメから取り込んだ写真やダウンロードした音楽などがディフォルトで保管されているケースが多く、そのままだと後で簡単には取り出せなくなることがあります(OSの再インストールの場合使用者や管理者が変更されてしまうので)。その対策のためマイドキュメント全体を他のHDDにバックアップしておくと便利でしょう。

デスクトップのショートカットの保管は、必ずしも必要ではないのですが、私の場合、一度それを失ってしまうと、以前なにがデスクトップにあったのか(つまりはなんのアプリケーションを入れていたのか)すっかり忘れてしまいますので、取ってあればそれを見ながら再インストールできますから便利です。またデスクトップ上に大事なファイルやメモを置いていることもあり、それもバックアップしておくことは大切です。


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規制強化の派遣法改正は正しいことか 2010/6/26(土)

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先へ持ち越しとなりましたが、派遣就業の道をかなり狭めることになる、労働者派遣法の改正が進められています。どうもグッドウイルなどの問題や、リーマンショック以降の派遣切り、年越し派遣村などによる「派遣=非正規雇用=悪」というマスコミが創り出したマイナスイメージの影響を受け、さらには連合など正規雇用者が中心の組合を支持母体に持つ民主党の選挙対策(非正規雇用者は基本的には組合に加入していないので、組合にとっては悪となる)もあり、優先的に法制化が進められようとしています。

法改正の前に、人材派遣会社の業界団体である「日本人材派遣協会」の理事長と副理事長だった会社に、管轄の厚労省が立ち入り検査をおこない、厳しい指導が行われました。これは明らかに法改正を進めようとする政府やマスコミに対するパフォーマンスであり、国民に対する人気取りです。

労働法や労働基準法をもし厳格に「疑わしきことは絶対にダメ」で進めていくと、多くの職場では大混乱を招くことは必至です。労使ともある程度の柔軟性を持って守るところは守っていくというのが実態ではないかと思いますが、ある日突然厚労省がやってきて「あれはダメ、これもダメ」で指導されると、表向きには派遣会社への指導となりますが、結局一番困るのは今まで長期間なんの不自由もなく気持ちよく働いていた派遣労働者なのです。

今回の改正が実施されると、派遣会社のいくつかは経営が立ちゆかなくなったり、大幅に縮小せざるを得なくなるでしょうが、一番困るのは、時間や期間の都合から正社員では働けない、または正社員では働きたくない多くの人達です。実際に正社員になれないから派遣社員で働いている人の割合は極めて少なく、勤務時間や勤務日数、就業場所、期間等が選択できる派遣を積極的に選択している人が圧倒的多数なのです。

今回の法改正では、2カ月以内の短期就業は原則禁止、一般事務や営業事務など特定の専門26業種(通訳・翻訳・プログラマー等)以外の派遣就労も禁止となりますから、厳格に適応すれば現在の派遣就労の約8〜9割の方が失業することになるでしょう。

それで喜ぶのは誰でしょうか?

1)アルバイト求人情報会社
求人の依頼が増えることになるが、その代わりに派遣会社からの求人依頼がなくなり差し引きゼロ。

2)連合
非正規雇用の派遣社員が減り、正規雇用が増え、その結果組合員が増えると想定していたところ、まったく増えずに失業者やパート労働者が増えるだけになってしまい目論見が外れる(実際の非正規労働者のうち派遣労働者は総務省調査では約8%にしか過ぎず、残りの92%はパート・アルバイト、季節労働者等なので、それらを組合員にしない限り増えっこない)

3)ハローワーク
派遣に替わるパート、アルバイト募集が職安へ流れ、同時に派遣就労が打ち切られて失業した人が増え失業保険の給付が激増するなど業務量が増えて役所として重要性が高まることに。増えた仕事は自分達の仕事の効率を上げるのではなく、天下りのいる団体や民間会社に堂々と丸投げができる。

4)厚労省の幹部とOB
これらの厳しい規制や摘発に懲りて、今後お目こぼしいただくため業界団体や大手派遣会社では厚労省官僚OBを顧問や役員として大量に天下りを入れる(ハズ)。

ということです。

天下り問題が糾弾される事業仕分けや、アメリカとの問題であり役所の利権や権限が及ばない普天間問題にはまったく興味を示さない(政府に協力しない)行政が、利権や天下りの確保に有利となる郵政法案や派遣法改正にはヤケに熱心で積極的になるのがよくわかります。

そのような一部天下り官僚や組合幹部の都合で決まってきた派遣法改正ですから、現在派遣就労中の多くの方々は今一度派遣契約書と法改正案をよく見て、今のあいだに次の対策を考えておかないと、今後いきなり「法改正によりこの職種が禁止されたので雇用は終了です」という通知をもらうことになる可能性がありますので注意が必要です。

厚生労働省
「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案」について

労働者派遣法勉強室(かなやま労務管理社会保険労務士法人)

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自宅のパソコンが逝ってしまった件 その3(逝ってしまった原因?編) 2010/6/28(月)

401
セーフモードでしか立ち上がらなくなった我が家のパソコンですが、ネットでいろいろと調べてみてもその原因が特定できず、最終的にはWindowsのクリーンインストール(Windowsのシステムファイルの全部上書き)をおこなうことにしました。これはハードディスク(HDD)を完全にフォーマットしてインストールするのではなく、現在のWindowsの各システムファイルだけを初期状態に戻すもので、Cドライブにある各種のデータはそのまま残ります。

このインストールで注意しなくていけないのは、マイドキュメントやデスクトップに置いてあるデータが消えてしまうことがあります。正確には別のアカウントが作られるので、上書きされて消えることはなさそうですが、自動的にセキュリティ権限が設定されているマイドキュメントの中のデータを取り出すにはたいへんな手間暇がかかることになります。私の場合は外付けのHDDにマイドキュメントの中身は丸ごと保存してあるので、その点は助かりました。

上書きのクリーンインストールの仕方は、ROMの起動時にF12ファンクションキーを押し、CD-ROMからの起動を選択し、付属していたWindowsXPのCD-ROMを入れて再インストールを選択します。途中、HDDをフォーマットしてインストールするか上書きだけするか聞いてきますので、上書きだけを選択しインストールをおこないます。

完了して恐る恐る再起動すると、通常起動でも電源が落ちることはなく一応成功です。

この頃のDELLの場合Windowsを入れただけではネットワークアダプタのドライバなどはインストールされるわけではなく、別のCD-ROMから各種ドライバをインストールしなければなりません。こういうちょっとしたことも知らないと、なぜ今までネットワークにつながっていたのに、なぜ急につながらなくなった?と、またここで大きく時間をロスしてしまいます。それにネットにつながらないとその原因をネットで調べることもできません。

ネットワークのドライバ等をインストール後、ネット接続のための設定をあれこれおこない、ようやくインターネットが自由に使えるようになります。但しインストールしたのはCD-ROMに入っている6年以上前の古いWindowsXPですからセキュリティ上最新のWindowsXPへアップデートする必要があり、何度か再起動を繰り返して多くの時間が要します。

アップデート中に、外付けのHDDをUSBで接続し、マイドキュメントに置いてあった消えてしまったデータなどを移行し、さらに今まで使っていたアプリケーションソフト(セキュリティソフト、オフィスソフト、プリンタ、カメラ等のアプリ)を次々に再インストールをしていきます。Windowsファイルの上書きだけなので、元々使っていたソフトのプログラムはそのまま残っていますが、ほとんどのソフトは、Windowsシステムにも影響を受けてます(システムファイルの追加など)ので、そのままでは起動しません。

アップデートも無事に終わろうとしていたとき、ありゃま、フリーズし、電源を落とすと、また起動しません、、、一瞬でディスプレイと目の前が真っ暗に。

む〜んとしばし考えて、そう言えばUSBで接続した外付けのHDDが、どうも変な動きをしていたのを思い出してそのUSBをPC本体から取り外し、再度電源を入れると、なにもなかったようにちゃんと起動しました。

も、もしかすると、最初からすべてはこいつが犯人だった?、、、かも。

外付けのHDDはバックアップ用で普段は接続していませんが、接続したした際に接触不良なのか、すぐには動かず、何度かUSBケーブルを抜き差ししていると、しばらくしてウイ〜ンとディスクが回転する音がします。この接触不良が、PC本体へなんらかの影響を及ぼして「フリーズ&起動不能」へとなった可能性があります。やれやれです。

パソコンが正常起動しなくなった際のFAQには「マウス、キーボード、ディスプレー以外のデバイスはすべて抜いてから再起動してみる」と書いてあります。それを私は最初に怠っていたわけです。基本中の基本が抜け落ちていたということです。

まだ最終的にそれが原因だったかはわかりませんが、新しい標準的なパソコンが届きましたので、とりあえずこのパソコンはネットにつながる予備機として置いておくことにして、ま、良しとしましょう。

自宅のパソコンが逝ってしまった件 その4(XPで開かないフォルダを開く方法編)へつづく


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自宅のパソコンが逝ってしまった件 その4(XPで開かないフォルダを開く方法編) 2010/6/30(水)

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ようやく新しいパソコン(DELL Inspiron580)が到着しました。発注してから10日目ですから、海外工場からの発送にしてはまぁ早いほうだと思います。オプションはなにも付けないベーシックモデルだったからかも知れません。

DELL Inspiron580(左側)とその本体内部


OSはもちろんWindows7で、会社でもXPを使っていますので、VISTAを通り越して初めてのOSです。しかし昔のようにセットアップすら知識がないと小難しかったものと違い、極めて家電に近くなっていて、しかも動作も速く、すぐにセットアップは完了しました。

古いパソコン(DELL Dimension8400)からメインのハードディスク(SATA)をいったん取り外し、新しいパソコンの空いたスロットに接続し、再起動するとちゃんと2台目のHDDとして認識してくれました。昔は内蔵ディスクを増設する場合にはやれジャンパピンの変更だとか知識がないと難しかったのですが、今は簡単になりました。その中から必要なデータを移し替え、従来使っていたソフトを片っ端からインストールしていきます。

しかしOffice97(古っ!)をインストールしようと思ったところで64ビットに対応しないのでインストールできないとメッセージが出ました。もう13年も前のソフトだから、ま、仕方がないですね。最新のMS-Office2010はいくらぐらいするのか調べてみると、、、おぉ!やっぱり高い!パソコン本体とそう値段が違いません。そこでとりあえず前から気になっていたサンマイクロシステムズ(現オラクル)が出しているフリーのOpenOfficeを入れてみました。無料だからそれほど期待をしていなかったのですが、これは凄い。とても使いやすく、互換性も今のところ問題ありません。やるな、オラクル&サン。

ウイルスセキュリティソフトは今までは1回買うと更新料が無料のウイルスセキュリティゼロを使っていたのですが、Windows7では別になりますのでそれは使えません。買ったパソコンには最初からマカフィの試用版がインストールされていますが、毎年高額な更新料を自動的に取られてしまうそんな高価なものを使いたくありません。そこでネットでいろいろと調べた結果、フリーのセキュリティソフトで日本語対応もされているavast!(アバスト!)をインストールしました。導入は簡単で広告も気にならない程度で、当面はこれで十分かなと思っています。

あとその他のアプリケーションソフトを入れていきます。そのほとんどは問題なくインストールできますが、一部のソフトでやはりWindows7に対応していないものがあります。その場合、そのソフトのサイトで調べるとたいていはWindows7対応アップデート版とかありますので、それをダウンロードしていきます。

そして愛用しているATOKのユーザー登録辞書の移し替えや、ブラウザ(IEとChrome)の各種設定でほとんど移行は完了です。今まで様々なサイトへ入るログインのID・パスワードをブラウザに記憶させていたので、それらをすべて再設定するのは根気のいる作業です。本当はダメなんでしょうが、IDとパスワードは紙に書いて持っておかなければ20近くあるID&PWはとても管理できません。以前ID・パスワード管理ソフトなんてものを使っていたこともあるのですが、うまく使いこなせなく、現在は紙に書いておくのが一番です。

最後に1カ月ほど前に買ったビデオボードを新しいパソコンに移設し、初めてモニターとDVIケーブル接続をおこないましたが、最初画面が映らないので焦りましたが、どうもケーブルの接触不良だったようで何度か抜き差しをして、起動からやり直すと綺麗な画面がモニターに映りました。画面が真っ黒だと先般の起動不良のことがあるので、ドキリとします。

移し終えた古いパソコンのHDDを元に戻し、その古いパソコンから不要なデータやソフトのデリートをおこないます。ここでまた問題が。

「自宅のパソコンが逝ってしまった件 その3」でOS(WindowsXP)のクリーンインストールを実施したと書きましたが、そのCドライブの中にアクセスができなくなったフォルダやファイルがいくつもできてしまいました。つまり新たなインストールにより使用者が変わってしまったため、現在の使用者にアクセス権のないファイルができてしまったようです。

ネットで調べてみると、WindowsXPの再インストール後には時々起きる現象のようで「アドミニストレーター権限でログインし、そのファイルのセキュリティを変更すべし」との解決策があり、それを実施することに。ああ面倒。そして困ったことにXPでは通常起動ではAdministratorでログインする画面はありません。

Administratorでログインする方法として、私が知っているのは起動時にF8を押してセーフモードを選び起動すればいいのですが、なんとそのログイン画面ではキーボードを認識してくれずパスワードを入れることができず、他の方法がないかと探してみたところ、、、ありました。

通常起動でログイン前の「ようこそ」画面で「Ctrl+Alt+Delete」を2回連打すると昔のログイン画面が出てきます。さすがにここまで知っている人は相当なWindows使いでしょう。もしネットにつながらなければこのようなことも調べようがなく、つながりにくいサポートセンターに電話して聞くしか方法はなく、普通の人は途方に暮れるか無駄な時間を浪費するばかりです。

あとでわかったのですが、なにもわざわざAdministratorで入り直さなくても、自分の個人アカウントでも管理者権限を持っているので(個人PCの場合は通常そうするでしょう)、それでもアクセス権限の変更が可能です。

XPでのやり方は、
(1)エクスプローラーのツール→フォルダオプション→表示タブ→簡易ファイルの共有を使用するのチェックを外す
(2)開かなくなったフォルダ上で右クリック→プロパティ→セキュリティタブ→詳細設定
(3)所有者タブで所有者に起動しているアカウントを選びOK
(4)アクセス許可タブの下にあるチェックボックス2つにチェックを入れる
(5)アカウントの追加ボタン→詳細設定→今すぐ検索→起動しているアカウントを追加しOK&OK
(6)フルコントロールにチェックしてOK

もし(4)(5)でチェックボックスやアクセス権タブの追加がグレーアウトしている時は、

(7)セキュリティタブの中にある監査タブでアカウントを追加
(8)フルコントロールにチェックしてOK
(9)なにかエラーメッセージが出るものの、いったんすべて閉じる
(10)再度(2)〜(4)でアクセス権タブで追加が可能となる(ハズ)
(11)(4)〜(6)

とOKです。

親のフォルダにその設定をすれば、その下にあるサブフォルダもみな同様に変わってくれるかと思いきや、ダメで、ひとつひとつ個々にフォルダのアクセス権を変更していかなければなりません。これにはまいりました。
上記の方法だと再インストール前の以前使っていたマイドキュメント以下のフォルダも開くことが可能となりますが、フォルダごとに繰り返しおこなうのでもの凄く手間暇がかかります。


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