リストラ天国 > コンテンツ > Diary | Amazonタイムセール スマートフォン本体売れ筋ランキング ゲームの売れ筋ランキング −−−−−−−−−
日本の農業はどこへ向かうか マイカーで東京から京都まで旅行する場合 ゴルフをプレイしている人の年代層割合に驚いた 世界と日本の宗教別信者数 2021年版出版社不況 客員教授と非常勤講師ってなんだ? ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ 窓ガラスの熱割れで火災保険は使えるか? 天然素材でも綿はよく燃えるらしいことがわかった やっとのことでJ:COMを退会した 貯まった1円玉はどうする? 自動車整備士に未来はあるか? 液晶テレビが壊れた件 リタイア後の心配事 運転免許証取得者は意外にも増えている 著者別読書感想INDEX −−−−−−−− プライバシーポリシー及び利用規約 −−−−−−−− Amazon 売れ筋ランキング ドライブレコーダー レーダー探知機 空気清浄機 ペット用品 まくら・抱き枕 体脂肪計 スポーツウェア ランニングシューズ メンズスニーカー レディーススニーカー ゴルフクラブ ゴルフシューズ ミラーレス一眼カメラ ゲーム ノートパソコン プリンタ イヤホン・ヘッドホン スマートフォン スマートウォッチ microSDカード 防犯カメラ スペシャリティアパレル ラーメン レトルト・料理の素 シャンプー・コンディショナ スキンケア・ボディケア |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
リストラ天国TOP おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX) 著者別読書感想INDEX リストラ天国 日記(BLOG) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
リストラ日記アーカイブ 2025年6月 読みやすいようにアーカイブは昇順(上から古いもの順)に並べ替えました。上から下へお読みください。 日記INDEXページ(タイトルと書き出し部の一覧)はこちらです |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---------------------------------------------------------- アクオスsense9へスマホの機種交換 2025/6/7(土) 1841 前にスマホを購入したのは2021年11月のことで、シャープAQUOS sense4(2020年秋発売)という1年落ちのスタンダードなandroidの機種でした。 ![]() 今年の11月で購入後4年が経過し、大きなトラブルはないものの、電池の性能が落ちてきていることもあり、この秋頃には新機種への交換をしようと考えてました 秋頃に買い換えるのは新機種が登場する時期で、私のようなレイトマジョリティなシニアには旧型になったモデルを安く買える時期だからです。 しかし、この夏に遠出の旅行をする計画があり、価格は安くならないけど、それまでに新機種に買い換えて慣れておこうと決めました。 というのも、AQUOS sense4のカメラ(アウトカメラ)は、4年前の当時としても低品質な1,200万画素というチープなモノで、せっかくの旅行先の美しい風景をもっと優れたカメラで撮影したいと考えたからです。 またカメラの調子がよくなく、ズームを使うと必ずアプリが落ちるし、カメラ使用中に何度か固まって再起動(数分かかる)する羽目にもなりました。アプリを入れ替えても同じです。 シャープのエントリー/スタンダードモデルAQUOS senseシリーズは、ゲームをしたり外出先で動画をよく見たりするわけではないシニアの私には分相応なスタンダードなモデルで、使い慣れているということもあり、今回もsenseシリーズを選ぶことにしました。 通信の契約は、MVNO(格安スマホ)ですので、SIMフリーの機種から選ぶことになりますが、最近はその対象範囲が拡がっているので困りません。 候補としては一昨年2023年秋モデルのsense8か、昨年2024年秋モデルのsense9のどちらかということになります。 性能的には新しいsense9のほうが良くなっていますが、電池の持ちや片手で持った時の操作性はsense8のほうが良いというレビューもあり迷いましたが、広角・標準とも約5,030万画素、インカメラも3,200万画素という高性能カメラにひかれてsense9を購入することに決めました。(sense8は標準5,030万画素、広角800万画素、インカメラ800万画素) ただsense9は内蔵メモリー容量で2種類があり、そのうちの下位モデルROM128GB、RAM 6GBのほうです。上位モデルにはゲームなどをよくする人向けのROM256GB、RAM 8GBがありますが5〜6千円高くなります。 通販やカカクコムを見ながら安くて信用が置けそうな店から購入し、自分でSIMカードを入れ替えることになります。 ![]() 本体のスペックは、
4年前のsense4と比べて大きく違うのは、内蔵メモリー容量や、ディスプレーサイズ、カメラの性能などで、本体サイズ(少し大きくなった)、厚み(本体は同じだけどカメラレンズ部分が少し出っ張っている)、重量(少し軽くなった)、バッテリー容量(少し大きくなった)はあまり変わりません。 一番嬉しいのは、カメラの画素数が、1200万→5030万画素(アウトカメラ)と大きく性能アップしたことで、逆にあまり嬉しくないのは、サイズ的にはわずかですが、片手で持って操作するに不便に感じるほど大きくなったことです。 大きく感じるのはサイズよりも、今までは後ろの両端部分が持ちやすいように斜めに丸くカットされていたのが、iPhoneのように直角に近い形状になった影響と思われます。こんなところまで真似しなくてもいいのに。 今回同時に、落としたときにディスプレイが割れたり傷が付かないように、本体用のソフトカバーとディスプレイ用のガラス保護フィルムを安い社外品で購入しました。 10年以上前のガラスフィルムは貼るのが難しく、中に空気が入ってみっともないことになりましたが、今は誰でも簡単に何度でも貼る(張り替える)ことができるようになりました。 ![]() カメラレンズ用の保護フィルムも入っていてそれも貼り、透明のカバーと同梱のストラップも付けてみました。歳をとると、つかんでいるつもりでもフッと力が抜けてポロッと落としてしまうことがたまにあるのです。 新機種へのデータの入れ替えは、元々写真や音楽のデータは外部メモリーに入れているのでそれを差し替えるだけでそのまま使えますが、同梱のコネクタを使ってUSBケーブルで双方につなぎ、指示通りに操作をおこなえばほとんどの設定やアプリ、データがそのまま移行できるようになっています。楽でいいです。 しかしこの4年の間に配布が終了してしまったアプリ(歩数計やボイスレコーダーなど)などがあり、それらは移行されません。慣れていたので残念ですが、仕方がないので、別の似たアプリを探して入れました。 あと、前回のスマホ交換時は故障して起動しなくなったので、移行はすべて新しいスマホへ手作業とアプリの再インストールが必要でした。 今回のように、まだちゃんと問題なく動いているスマホからだとこれほど楽に移行できることを考えると、故障する前にある一定のタイミングで移行するのが賢い使い方だろうと思いました。 2000年頃のPCとよく似ていて、当時のPCは3年ぐらい経つと性能が陳腐化してくるのと同時にハードディスクやメモリーが寿命を迎え、突然起動しなくなるトラブルがよく起きました。壊れてからのデータ移行はかなり大変で、あきらめることもありましたが、それと同じってことです。 スマホもせめて5〜6年は安心して使えるようになってくれるとシニアには嬉しいのですが、品質重視の国産の製品がほとんどなくなり期待薄でしょう。 【関連リンク】 1593 2年と少しでスマホ故障&買い換え 1468 スマホの普及でカメラ産業は風前の灯火か 1307 格安スマホ(MVNO)を利用してきて思ったこと(1) ---------------------------------------------------------- 6月前半の読書と感想、書評 2025/6/14(土) 1842 果しなき流れの果に(角川春樹事務所) 小松左京
1億年ほど前の白亜紀の地層から不思議な砂時計が発掘されたことで、大学の研究員たちが巻き込まれいく冒頭の部分はミステリー要素ですが、章が変わった途端、太陽の以上爆発で危機に瀕する何千年先の地球へと場面が移っていきます。 冒頭で出てきた砂時計がどのように関係してくるのか、中盤付近はまったく別の話が進行するので、やや混乱していきますが、何億年もの地球を舞台にした壮大な物語ということが徐々にわかってきます。 「日本沈没」が出版されたのは1973年ですが、この1965年に初掲載された小説の中にも「過去に日本列島が海に沈み世界中に散らばった母国を失った日本人」の末裔というのが出てきます。当時から「日本沈没」の作品構想がしっかりあったのでしょう。 「日本沈没」や「復活の日」などもそうでしたが、その発想力は想像を絶していて、さらにこちらは遙か未来の話だけに映像化するのは難しいでしょう。映像はそれぞれ自分の頭の中に描きなさいということですね。 一度読んだだけでは十分に理解できてないところもあり、いつかまた手に取って読みたい作品です。 ★★★ ◇著者別読書感想(小松左京) センス・オブ・ワンダー(新潮文庫) レイチェル・カーソン
その著者が癌に侵され余命が少ない中で、後に養子にした亡くなった姉のまだ幼ない子供(姪)に対して語りかけるように自然の驚きや美しさについて書かれたもので、著者の遺言とも言えそうなエッセイです。 なにか美しい自然をテーマにした詩を読んでいるようでもあり、また化学物質の農薬のせいで春になると鳴き始めるはずの虫たちが全滅し、沈黙の春がやってくるという警告書「沈黙の春」の最終章でもあるような感じも受けます。 いくつかの出版社から文庫が出ていますが、本文自体は70ページに満たない短いもので、新潮文庫版では福岡伸一氏や角野栄子氏など4名の特別寄稿が含まれています。 ★★☆ わくらば 短篇集モザイクIII(新潮文庫) 三浦哲郎
収録されている短篇は「わくらば」、「そいね」、「ほととぎす」、「おとしあな」、「チロリアン・ハット」、「まばたき」、「めちろ」、「あめあがり」、「おぼしめし」、「かけおち」、「おのぼり」、「パピヨン」、「つやめぐり」、「ゆめあそび」、「みっそかす」、「やどろく」、「なみだつぼ」の17篇です。 わずか4ページほどの短い作品から20数ページの作品まで、様々なものが混在し、短篇だけに起承転結がハッキリとしないものが多いですが、まったくの創作というより、著者の身近な出来事などをテーマにしたように思える独特の味わいがあってこのシリーズは好きです。 面白いのは、このシリーズではタイトルがすべてひらがなやカタカナになっていることです。 理由は知りませんが、漢字に直すと「病葉」「添寝」「時鳥」「落とし穴」「瞬き」「目露」「雨上がり」「思し召し」「駆け落ち」「御上り」「通夜巡り」「夢遊び」「味噌滓」「宿六」「涙壺」となります。 漢字の方が小説の内容についてイメージしやすいですが、どうしてでしょうかね?わかりません。 ★★☆ ◇著者別読書感想(三浦哲郎) 人新世の「資本論」(集英社新書) 斎藤幸平
「人新世」とは、ノーベル化学賞受賞者でオランダ人の大気化学学者のパウル・クルッツェンが、2000年頃に発表した近年の地質学的な新たな時代を表す言葉として「アントロポセン」 (Anthropocene) という造語から来ています。つまり人間の活動により未来に残る大きな地質変化を表す言葉です。 その「人新世」のなにが問題かというと、昨今なにかと言われる温室効果ガスによる地球温暖化の対策が、各国のエゴにより不十分で、もう取り返しがつかない時期に来ているということです。 そこで著者がその地球の未来に必要なこととして、カール・マルクスの「資本論」が役立つという話です。しかしマルクスって50年ぶりぐらいに久々に聞いた気がします。 一見すると突拍子もない話で、トンデモ学者さん?と思ってしまいそうですが、著者は自信たっぷりにマルクスの教えとそこからの学びを展開していきます。 著者が言うには、資本主義は成長を根幹とする思想なのでいくら技術が進もうと炭酸ガスの排出増加や、森林破壊などの環境悪化は避けられず、脱成長コミュニズム(共産主義)こそが今後人類が目指すべきという主張です。 著者よりマルクスやその著書「資本論」について詳しい専門家はそう多くはなく、さらにマルクスは140年前に亡くなっているので、「言った者勝ち」みたいなところがあり、著者独自の推測やどこまでが根拠があるのかどうか不明ですが希望的解釈みたいなところがあります。 「人新世」とマルクスを結びつけて考えるというのは新鮮ですが、残念ながら、サイコパスのような大国のリーダーがあちこちで跋扈しもてはやされ、自国ファーストを国民に強制し格差や差別を容認する時代に、人類の協調やコミュニズムの大切さを訴えかけても、自分のことだけで精一杯の人達には響かないでしょう。 著者が言うところの中世に起きたヨーロッパ中心主義から人類は思想的に一歩も進んでいないということです。 そこが理想は理想として、どうしても机上の学問としか言えないような気がします。 ★★☆ 【関連リンク】 5月後半の読書 花の鎖、世界インフレの謎 そして、日本だけが直面する危機とは?、蝉かえる、氷の闇を越えて 5月前半の読書 月神、潔白の法則(上)(下)、歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ、怪物の木こり 4月後半の読書 それをお金で買いますか、メインテーマは殺人、漱石先生ぞな、もし、何もかも憂鬱な夜に ---------------------------------------------------------- ガソリンスタンド(給油所)の減少が激しすぎる 2025/6/22(日) 1843 ![]() 自宅から近いところにあり、カード会員になるとフルサービスなのに近くのセルフスタンドよりもガソリン価格が安かったお店が突然閉店してしまい困っています。さらにその近くにあった店も続けて閉店のお知らせが告知されています。 交通量がそこそこ多い県道がすぐ近くにあるこの地域(主に住宅地と商業地)に引っ越しをしてきてから30数年が経ちますが、徒歩圏(半径約2km)にあったガソリンスタンドは8店舗から2店舗にまで減ってしまいました。 全国のデータを調べると、ガソリンスタンドは1994年の全国60,421店をピークに毎年下がり続け、2023年度末(2024年3月末)時点で27,414店になり、最盛期の半分以下の45%ほどになっています。 全国平均が45%でも、我が家の周辺では25%にまで減少したことになります。 ここ30年ぐらいでどのように推移してきたのか、数値とグラフで表してみました。 データの出典は、経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部燃料流通政策室「揮発油販売業者数及び給油所数の推移」です。 給油所(新設・廃止・総計)推移
給油所(新設・廃止・総計)推移グラフ ![]() 1994年までは新設店舗が廃止店舗を上回っていましたが、それ以降は廃止店舗の数が圧倒していきます。1990年には1,691店が新設されていたガソリンスタンドですが、2023年度の新設店はわずか47店です。閉店数のピークは2006年で2,401店舗です。 ガソリンスタンドが廃止される理由は、もちろん儲からないからで、自動車(4輪、2輪、特殊)の保有台数は現在でも伸びている(1994年6600万台、2022年8200万台)のに、どうして?ということですが、「EVが増えている!」というのは、将来的にはあるものの、国内でのEVシェアがまだわずか2%に満たない現状ではそれが理由とは思えません。 考えられるのは、90年代と比べると自動車の燃費が、エンジン技術の進歩とハイブリッド車の普及で20〜30%は良くなってきていることや、燃費が良い軽自動車の自動車全体に占める割合が増えたことで、ガソリン全体の消費量が減ってきたということが考えられます。今や軽自動車は保有台数の4割近くを占めています。 アメ車が売れない日本でも、もしGMやフォードが、右ハンドルで燃費がトップクラスに良い頑丈で壊れない低価格の軽自動車を作って日本へ輸出すれば、もうちょっと販売台数を稼げるのかも知れません。文句ばかり言っている、お国の大統領に誰か進言してください。 また2010年の消防法改正で、給油所に新たな設備投資を求められ、ガソリンスタンドの経営が厳しくなったことも理由のひとつでしょう。 あと、未確認ですが、元売り会社(ENEOSとか出光など)が合併や統合で寡占化してきたことで競争が減り、給油所側に儲けが出にくい構造になってきているのかも知れません。 今後EV車が増加していく将来を考えると、いまさらガソリンスタンドに新たな投資をすることや、高齢化した経営者の後継者を育てていこうという考えには及びません。 都市部のベッドタウンにある自宅の近所のガソリンスタンドは、マンション、分譲住宅、中古車販売店、駐車場、レンタカー店、ファミリーレストラン、介護施設などへと次々と変わっていきました。 地域(都道府県)によってガソリンスタンドが撤退するスピードに差があるのか調べてみました。 ガソリンスタンド減少率が高い都府県と低い道県
減少率が高い(減る割合が多い)のは東京都や大阪府、神奈川県など人口が多い大都会です。逆に減少率が低いのは沖縄県や富山県、秋田県など地方です。 これはどういうことかと言えば、人口の多い都市部で数多くあったガソリンスタンドが需要が減って淘汰されてきたことや、元売り会社の合併・統合で同系列の給油所が同じ地域で並び立ち、差別化が難しく競争にならないこと、それに都市部では給油所の土地を使って容易に業態を変更することが可能ということでしょう。 元々店舗数が少ない地方でもさらに減ってきていますが、ガソリンスタンドを廃業したあとはそのままで、無残な廃墟になっているところが多くみられます。地方では高齢化と人口減少で閉鎖後の業態変更が難しく、容易に閉鎖とはいかないのでしょう。 また地方は都市部よりも公私ともに自動車を使う機会が多く、通勤や通学、商売、買い物にクルマが必需品のところが多く、クルマがなくても普通に生活ができる都会と違い、そういう底堅いニーズがある影響もあることからガソリンの需要はまだ都市部よりはあるのでしょう。 いずれにしてもガソリンスタンドが近くにないと困る人は大勢います。すでに地方では給油のために片道何十キロも先にあるスタンドへ行くことも普通にありそうです。 管轄官庁の経済産業省はもっぱら無策・無能で期待できませんので、外圧でもなんでも良いので給油所の規制や法律を緩和して、コンビニやスーパー、道の駅、自動車ディーラー、役所、警察署、消防署、病院などに簡単に設置できる簡易なセルフ給油所や、巡回給油車(灯油ローリー車のようなガソリン版)を許可するなど、考えてもらいたいものです。地方においてはEVの充電施設推進よりも意義のある施策です。 そしてそれが大きな自然災害などが起きたときに、ガソリン不足でいつも給油所に長い列ができ、救急車や消防車の燃料がなくて動かせないという愚行を繰り返さない方法でもあります。 【関連リンク】 1693 ガソリン税が取れないから走行距離税? 1001 ガソリンスタンドのブランド変遷史 667 減りゆくガソリンスタンドが生き残る道 ---------------------------------------------------------- 死刑制度廃止と終身刑 2025/6/28(土) 1844 ![]() これは2012年12月の133人からは減少していますが、2023年と2024年の二年間は死刑執行がゼロ人だったこともあり、下げ止まっているという状況です。 下のグラフは、1955年から2024年までの70年間の死刑確定数、死刑執行数、死刑判決収容者数の推移です。 死刑確定数(青)と執行数(赤)、収容数推移(黄、折れ線、右目盛り) ![]() また、死刑ではないものの、無期刑で収監されている人数は、2023年12月時点で1,669人です。 無期刑判決を受けると、平均受刑期間は30年を超えることが多く、2023年時点で仮出所までの平均受刑期間は37年となっていて、終身刑に近いものがあります。 無期刑で服役中に病死などで亡くなる受刑者は毎年30人程あり、無期刑受刑者全体の2%ほどになります。平均37年のお勤めですが、意外と少ない感じです。皮肉にも刑務所内の健康的な食事や規則正しい生活、アルコールや喫煙なしのおかげで長生きできるのかも知れません。 次に、世界の中では死刑制度があるのはいまや少数派になってきていて、中国や北朝鮮、ベトナム、サウジアラビア、インド、インドネシア、イラク、イランなどの一党独裁国や軍事政権国、イスラム系国家などが中心です。アジアやアフリカ、中東の国が多いようです。 意外ですがロシアや軍事政権下のミャンマーはすでに死刑執行を停止しています。 経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国のうち、死刑制度があるのは日本を含め3カ国で、その3カ国の中の韓国では実質死刑停止、米国では、50州中23州で死刑が廃止、3州で死刑執行停止され、2021年以降は、連邦レベルで死刑執行が停止されています。つまり、OECDの中では日本だけが制限なしの死刑制度を持っている野蛮な非文明国と言うことになります。 日本でも様々なところで、死刑廃止運動がおこなわれていますが、未だ殺人事件の被害者遺族の強い要望もあり(という理由で)政治家は動きません。 犯罪人引渡条約で、日本が世界中のほとんどの国と締結ができないのは、日本に死刑制度があるからだと言われています。つまり日本に犯罪者を引き渡したら死刑になる可能性があり、それは人道にもとる行為だから引き渡しはできないということです。それが国際スタンダードになっています。 それじゃ、死刑がなくなると重大犯罪が増加するのか?といえば結果的には死刑制度を廃止した国の例ではそういうことにはなっていないようです。 日本には無期刑という終身刑に近い刑罰があります。ただ無期刑は期限が決まっていないだけで、長生きすればいずれは釈放されるという刑罰です。 罪を悔いて反省する優良な受刑者には早く仮釈放されることが多いので、受刑者をおとなしくさせておくには一番良い方法かも知れませんが、殺人など被害者遺族にとっては、心からの謝罪もなく、ほとんどの場合慰謝料の支払いもない加害者が早々に晴れて釈放されるのは許しがたいと思うでしょう。 そこで、もし死刑制度を廃止するなら、その代わりとして終身刑という、原則釈放はされない刑罰の制定が必要となります。 現在死刑囚が106人、無期刑受刑者が1,669人、それ以外に5年以上の長期刑受刑者は約1万人ほどいます。 これらの長期受刑者には、単に税金ですべて生活がまかなわれるというのではなく、ある程度はお金が得られる仕事をしつつ自活してもらわないと国民感情はなかなか理解されないでしょう。もちろん戦前の網走刑務所のように過酷な重労働を課すというのではありません。 有期刑の受刑者には、出所後の更生のために各種職業訓練が必要ですが、それは自分たちが社会に出て自活できる技能を実地で教え込むというのが優先されます。 それは例えば農業や漁業、畜産業を刑務所内でおこない、また土木や建築、電気設備も実地で訓練をしながら自給自足の生活を送ってもらうことが望ましいのではないでしょうか。 そのためには、長期収容者用の刑務所は、農業や牧畜ができる土地と、漁業のできる海や湖の近くという場所になります。 江戸時代までの島流しじゃないですが、例えばですが容易に脱走が難しい遠く離れた離島で、最新の機械警備で監視、収容する仕組みを作ります。例えば硫黄島なら自衛隊が駐屯しているので、万が一の時の対応や、重機の操作教育で協力を得られるでしょう。 アメリカではアル・カポネも収容されていた伝説の監獄「アルカトラズ刑務所」を復活させ、重犯罪者を収容すると大統領が言っています。サンフランシスコ湾内に浮かぶアルカトラズ島は離島とは言えませんが、周囲を速い海流が流れていて泳いで脱走するのは不可能と言われています。 トランプ大統領「監獄島」再建を指示 不法移民対策か(NHK)
日本では硫黄島以外にも、島民がいないか少なく、開拓すれば農業や畜産、工場建設が可能な離島は領海内にいくつもあります。 もちろん離島とはいえ、診療所などの社会インフラは必要になってきますが、各地に分散している長期収容者を集め、自給自足の生活を送るように効率化できるなら全体のトータルのコストは大きく減らせることができるでしょう。 重罪を犯した長期収容者を都市部の土地代が高く狭苦しい場所に定員を超えて収容しておく必然性はないでしょう。面会人の交通の便が悪くなりますがそれは我慢してもらいます。入院患者のお見舞いとは違うわけなので。その代わり、リモート面会のシステムを導入するなど解決法はあるでしょう。 その他に遠くの離島に収容するメリットとしては、遠く社会から完全に切り離された環境で収容されることで、重大犯罪の被害者遺族の「犯人を殺したやりたい」という感情も多少は緩和されるのではないでしょうか。 【関連リンク】 1637 死刑制度と犯罪人引き渡し条約 1595 日本の刑法犯と警察官 858 死刑制度について |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
----------------------------------------------------------
年別 日記INDEXページ(タイトルと書き出し部の一覧)
リストラ天国TOP おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX) 著者別読書感想INDEX リストラ天国 日記(BLOG) |
Amazon ほしい物ランキング ランニングシューズ メンズスニーカー レディーススニーカー シャンプー・コンディショナ 育毛・養毛・増毛 ベビー&マタニティ 食品・飲料・お酒 ペット用品 スマートフォン スマートウォッチ 空気清浄機 衣類・ふとん乾燥機 |