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おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)


リストラ日記アーカイブ 2016年5月

読みやすいようにアーカイブは昇順(上から古いもの順)に並べ替えました。上から下へお読みください。

日記INDEXページ(タイトルと書き出し部の一覧)はこちらです

1022 股関節サポーターを購入 2016/5/4(水)
1023 ラブホテル業界は大改革の真っ最中 2016/5/7(土)
1024 沖縄へ行く観光客はなにを求めるか 2016/5/11(水)
1025 大企業病に陥ったシャープ 2016/5/14(土)
1026 5月前半の読書と感想、書評 2016/5/18(水)
1027 格安スマホ(MVNO)に替えた 2016/5/21(土)
1028 グルコサミンとコンドロイチンを飲み続けた結果 2016/5/25(水)
1029 ラブホテル業界は大改革の真っ最中2 2016/5/28(土)




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股関節サポーターを購入 2016/5/4(水)

1022
昨年末ぐらいから急速に痛みが激しくなってきた股関節(変形性股関節症)ですが、先般は藁にもすがる思いで「グルコサミン&コンドロイチン」錠を飲んだり、「安心 2016年03月号」に掲載されている「改善率が94%に上昇!股関節痛を改善する自力療法『ゆうきプログラム』が進化」とかいう股関節ストレッチを試したりしています。

グルコサミンやらコンドロイチンやら 2016/4/16(土)

ストレッチ主体の自力療法「ゆうきプログラム」というのは、ゆうき指圧が開発した「ゆうきプログラム(学術名:PSTRエクササイズ)」で、民間療法ですが、その効果は高いと評判です(当然個人差があるのでしょう)。

私はその中の、脚長差の調整(ゆうきP-A2)というストレッチと、「安心 2016年03月号 」に掲載されていた股関節痛を和らげるストレッチの2種類を実践中です。でも今のところまったく改善はしませんねぇ。

痛みを減らし、サクサクと歩けるのなら、なんでも取り組みたい心境です。

最終的な手段としては人工股関節置換手術を検討していますが、仕事で1ヶ月近く休むことが難しく、できればあと数年は手術をしないで、生活したいと思っていますが、さてどうなるかわかりません。

人工股関節の置換(ちかん)手術は文字で書く分にはいいのですが、口頭で説明すると、どうしても「痴漢手術」みたいな印象をもたれてしまい(笑)、したがってあまり話したくないというのが本音です。

ただこの手術は国内では年間で5万例以上もあり、今ではごく一般的な手術で、総合病院や大学病院では、若くて経験不足の医者が、練習がてらにおこなうことが多い手術ということです。

注目すべきは最近、「最小侵襲(しんしゅう)術(MIS:エムアイエス)」と言う、治療部位の切開を小さくして、筋肉を切らず、患者の体にかかる負担を軽くしようという手術手法が広まっているそうです。それにより手術後の快復も早くなるそうです。

従来の手術では15〜20cmの傷が必要でしたが、MISでは約7cmと1/3〜1/2程度で済みます。もっともその手術に適応するかどうかは症状や個人差があるようで、まだそれほど一般的ではないそうです。もっと拡がるといいですね。

さて、いずれは手術を受けることになりそうですが、今は諸々の事情からできるだけ先延ばしするようにして、今回は痛む股関節を圧迫するサポーターを試してみることにしました。

Amazonで調べると数種類のものがありますが、選択基準としては、

1)装着後もズボンなどアウターが違和感なくはける
2)小用の時に外さなくていい
3)お試しなので5千円以下

で、選んだのがこれです。(左側の写真はメーカーさんの装着イメージ写真)



 bonbone 股関節サポーター スリムヒップサポーター391 ブラック フリー
 お値段は、¥3,230 通常配送無料(2016年5月現在)

非常にシンプルで、薄く、装着も容易です。ポイントは大転子(だいてんし)と呼ばれる股関節の外側にある大腿骨の外側の突起した出っ張り部分に、サポーターの中央にあるマークを合わせてギュッと押し込むような感じで締め付けることでしょうか。

強さは個人差があるでしょうから、慣れるまでは弱めにしておき、だんだん強くしていくというのでも良いかと思います。サポーターはマジックテープで腰回りと太ももと2箇所で留めます。強さは自分で好きなようにできます。

もちろんサポーターをしたからと言って、痛みが和らぐわけでも、つぶれかけた関節が改善するわけでもありません。

なにが違うかというと、歩いたり、股関節を動かす際に、しっかりと腰と足が一体化したような引き締まり感があるので、気持ち的に楽な感じで動かせるようになることです。

あと、なにかで読みましたが、使い捨てカイロを痛む股関節に充てておくと痛さが和らいだという話しがありましたので、涼しい日には下着とサポーターの間に小型の使い捨てカイロを挟んでみたりもしました。

耐久性は、私の場合、平日は毎日装着していますが、1ヶ月ぐらい経った後でも、ややゴムが緩くなってきたかも?っていうぐらいで、他にはなにも問題はありません。マジックテープも強力なままです。

これはこれで、歩いたりする時に安定感が増す効果がある気がしますが、それがサポーターの効果なのか、カイロのおかげか、それとも天候(暖かくなったり寒くなったり、晴れたり、雨が降ったり)の影響か、毎晩やっているストレッチのせいか、グルコサミン&コンドロイチンを飲んでいるおかげか、怪しげなことをいくつもやっていてよくわかりません。

でもまぁ、たいしてお金と手間がかからないのなら、やれることはなんでも取り入れて、騙し騙し股関節を労っておくとします。


【関連リンク】
1017 グルコサミンやらコンドロイチンやら
965 とうとう杖を買いました orz
906 トクホが売れるわけ
924 高齢化社会で変形性股関節症が増加する
716 変形性股関節症は治らない
602 ついに変形性股関節症の診断下る


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ラブホテル業界は大改革の真っ最中 2016/5/7(土)

1023
世間的に「ラブホテル」と呼ばれているカップル専用で休憩利用ができるホテルは、その本来の役割を終えて、大きく変わり始めています。

ラブホテルが隆盛を誇ったのは、団塊世代が社会人となり、人の目や耳が気にかかる狭い家を飛び出して、また同時に若い人のマイカーブームがやってきた時代、つまり1970年代から80年代にかけてです。

それまではラブホテルと言えば薄暗い路地にある「連れ込み宿」というイメージだったのが、国道沿いや、レジャー施設周辺、高速道路のインターチェンジ周辺に雨後の竹の子のごとく次々と作られました。

そのようにして急増してきた郊外型ラブホテルは、現在は少子化と、若者の草食化と、趣味の多様化、クルマを持たない生活など様々な理由から、ピーク時からすれば半減以下(体感値)というありさまです。

直木賞に輝いた、桜木紫乃著の小説「ホテルローヤル」では短編のひとつですが、廃墟になったラブホテルが描かれていましたし、宮部みゆき著の「模倣犯」に出てくる山の中の廃墟も廃業したラブホテルというイメージでした。

また、ラブホの建物をそのまま使って、賃貸アパートに改装するのが流行っているというニュースも見かけました。本来の目的で流行らないラブホはどんどん駆逐されていっているわけです。

そう言えば最近のラブホはギンギラギンのネオンで飾るのを避けるようになり、入り口の看板さえなければ、周辺のマンションや雑居ビルと変わらないようなシックで抑え気味の建物が増えているような感じが増えているような気がします。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

実はひと言でラブホテルと言っても、風営法に規定される「店舗型性風俗特殊営業の4号」の建物だけでなく、一般の旅館業法で規定されるホテルとの区分が曖昧で、その実態の数というのが把握できません。

実質的なラブホは、風俗特殊営業で届け出されているラブホのおよそ3〜4倍の数はあるのではないかと言われています。

下記グラフは店舗型性風俗特殊営業の4号届け出のラブホテル数推移です。旅館業法で届け出された分は含まれていません。2011年に急増しているのは2006年の法改正によるものと思われます。

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風営法の届け出だと立地上の様々な制限があり、それをクリアできない場合は、旅館業法で届け出するとかが当たり前に行われていました。

最近は普通のビジネスホテルや観光旅館でも、休憩利用歓迎をうたっているところもあり、どこまでがラブホテルで、どこから違うかという明確な区分は難しいとも言えます。

しかし、2006年に風営法が改正され、従来なら旅館業法で届け出していたホテルでも、主としてカップル専用だったり、休憩利用を常時案内しているなどの場合は、風営法で届け出が義務づけられるようになりました。

そうするとそれまでの約倍近くの6千軒を超えるホテルが風営法で届け出をしたということですが、それがイコールラブホテルの数とは思えなく、やはり立地上旅館業法で届け出をしている実質的なラブホも多く、専門家によると、およそ全国には2万軒の実質的なラブホテルがあると見られています。

全国で2万軒と言うと、47都道府県で割ると平均で各都道府県にそれぞれ425軒ずつのラブホがある勘定ですが、当然ながら、周辺人口とほぼ比例しているでしょうから、都市部においてはそれよりずっと多い数になるのでしょう。

そのラブホテルですが、最近では「レジャーホテル」「ブティックホテル」「アミューズメントホテル」「デザイナーズホテル」などと勝手に名乗って、本来のウフフな目的とは違う利用を推進してきています。

 例えば、老若男女のカラオケルームとして。
 例えば、職場やサークルの宴会やパーティ会場として。
 例えば、外国観光客用宿泊施設として。
 例えば、グラビア写真やコスプレ撮影スタジオとして。
 例えば、豪華なリゾートホテル風の長期滞在型ホテルとして。

その他にもひとり(シングル)利用歓迎のラブホとか、深夜トラックドライバーのための仮眠&入浴施設としてとか、様々な使われ方ができるようになってきているようです。

屋外のジャグジーやプールを備えたり、チェックイン後の外出OK、グループでの利用OKなど、もうカップル専用のイメージはなくなってきています。

そうなると、もう風俗施設とは言い難くなってきますね。

いずれにしてもメーン客だった団塊世代が高齢化してしまい、さらに悪いことには若者の草食化とクルマ離れが進行し、業界もあれやこれやの挽回策を試しながら模索しているというのが現実でしょう。

当然、こうしたラブホ改革のコンサルタントという人がいて、その立地条件や地域性、人口構成などを調べてどういう施設に変えると客が呼べるかなど専門にアドバイスしているようです。

その一環として、ホテルをあきらめお洒落な賃貸マンションに改装したり、ひとりでも多人数でも利用できるカラオケボックス風にしたりと涙ぐましい努力をしています。

確かに30〜40年前のように、作れば次々と列をなして客がやってくる時代は遠くに過ぎ去り、同時に当時建てた建物も古くなり、経営者も代替わりしてしまい、変化せざるを得ない業界なのかも知れませんね。





【関連リンク】
1005 泉質による温泉健康法
846 みちのく急ぎ旅 前編
802 観光後進国日本の現実
746 直木賞作家の前職は?
485 マイカーで東京から京都まで旅行する場合 その1


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沖縄へ行く観光客はなにを求めるか 2016/5/11(水)

1024
先に告白しておくと、台湾や香港へ行ったときに、その上空を飛行したことはありますが、私は未だ沖縄を含む南西諸島に足を踏み入れたことがありません。47都道府県でまだ行ったことがないのは山口県と島根県と沖縄県だけとなっています。

沖縄に対しては、一般の人が持っている程度の関心と興味はあるものの、特になにか感情的にどうとかいうものを持っているわけではありません。

で、行きたいか?って聞かれると、一度も訪れたことがない島根の宍道湖や松江城、山口の秋吉台や関門橋へは行きたいと前から思っていますが、沖縄は距離的に遠いこともあって、どうでもいいやって感じです。

それに関東に住んでいると「沖縄」から連想するのは、戦争、基地、抗議デモがダントツのトップ3で、とても癒しのための旅行や気分転換の観光に訪れたいという気にはなりません。

本当なら豊かな自然、温暖な気候、マリンスポーツ、歴史的遺構の数々、独特な沖縄料理など観光資源やアピールポイントはいくらでもあるに関わらずです。

全国の知事の中では東京都知事以外では一番よくテレビに登場する沖縄県知事ですが、前任者の仲井眞弘多氏もひどかったですが、現職の翁長雄志氏もまた、そのご尊顔は、いつも苦虫を噛み潰したような悪人顔で、「観光客のみなさんいらっしゃい」って顔ではなく、苦悩と怒りを連想させるだけで、それが今の沖縄のシンボルとなっています。

メディアが意図してそういう知事の怒ったような顔ばかりを流しているのかも知れません。

選挙中に支援者に対してはきっとにこやかに笑顔をふりまいているはずでしょう。でもそういう顔はテレビには登場せず、いつも不機嫌そうな顔ばかりなのです。

沖縄を代表し、イメージとなる知事さんがそんなふうで、誰がそんなところへ進んで行きたいと思いますか?

ふと思い出したのが、今から26年前に会社の旅行で行った韓国のソウルです。

ソウルに着いて観光バスに乗ると、韓国人の添乗員が、
「皆さん日本人は今まで韓国にひどいことをしてきたので、韓国ではいっぱい買い物をしていっぱいお金を使ってください。その義務があります。」
「あそこに見える古いお寺は豊臣秀吉の軍が焼き討ちをしたお寺で、日本人は悪いことをいっぱいしました。」
「こちらの銅像は侵略してきた日本軍に徹底抗戦した韓国の英雄の像です。みなさんはよく反省をしてください。」
と。いや冗談ではなく本当にそういう話しばかりを聞かされました。

それまでは韓国に対して偏見も何もありませんでしたが、その添乗員の押しつけがましい被害者意識と反日感情、一方的な敵意むき出しの態度に韓国という国がいっぺんで嫌いになりました。もう二度と行くものか、なにも買うものかと心から誓いました。それが観光客としては普通の感覚ではないでしょうか。

沖縄に対しても、本土の人から見ると同様なことが起き始めているのかも知れません。

つまり、
 「沖縄は被害者、本土の日本人はその加害者」
 「被害者は加害者に対してなんでも要求できる」
 「沖縄はいつも怒っている」

もちろん沖縄の歴史や現実を考えると、日本政府や本土に対する怒りや憤りはある程度理解できます。韓国や中国の人達が日本に対するのと同じような感情を持っていてもなんら不思議ではないでしょう。

でもねぇ、、、

そうして非難の応酬をしていれば、みんなハッピーになるのでしょうか?

被害者意識をますます強めていくことが沖縄にとっていいことなのでしょうか?

沖縄以外に国家や政府に恨み辛みをもっている地方、地域、個人は他にはないのでしょうか?

基地の存在は地政学上、戦略上もっともふさわしいとされてきてその代替は容易ではないでしょう?

それら過去から現在の問題は根が深い事もあり、一朝一夕に片付くことではありません。

せめて沖縄には多くの日本人国内旅行者や外国人旅行者に気持ちよく来てもらい、その観光資源の素晴らしさや、沖縄の伝統文化の奥深さ、そして戦争で傷ついた、虐げられてきた歴史などに触れてもらうことが、いまは大事なのではないかなと思うのですけど。

でも、沖縄の観光業界は曲がり角にきているということです。

「首里城は空っぽ」? 沖縄観光の課題とは(沖縄タイムス)
沖縄公共政策研究所(安里繁信理事長)は2月26日、「観光戦略をどう描くか。沖縄の強みと弱み」と題し、2016年新春特別セミナーを那覇市のタイムスホールで開いた。
 (以下要約)
・スーパーはあるが、その上の専門店やブティックなどがない。
・「日本のあの商品が欲しい、食べたい」と来ているのに沖縄に少ない。
・香港の富裕層がポケットに100万円を入れて沖縄に来ても、欲しいものがなく1円も使わずに帰ると聞いた。彼らが欲しいのは1位が夕張メロン、2位がタラバガニ、3位が(イチゴの)あまおう、4位が神戸牛。日本のトップブランドを消費したい。
・沖縄料理を食べたいと思うが、毎日毎日食べたいとは思わない。
・首里城でも1日1回でいいから、当時のイベントを見せる仕組みをつくれば、滞在時間を延ばし、お金を落としてもらえる。


沖縄は中国や台湾、その他東南アジアの国の人からすれば一番近くて身近な日本です。

日本らしさを求めてやってくる外国人に対して、「ここは沖縄であって東京や大阪ではない」と割り切ってしまうと、沖縄の歴史や文化に詳しくない外国人は戸惑ってしまうでしょう。

つまり沖縄でもお金さえ出せば「タラバガニ」や、「あまおう」が食べられ、東京でいつも「行列ができているラーメン店」が沖縄にもあり、沖縄料理ばかりでなく、「神戸牛ステーキ」や素晴らしい「京懐石料理」がいつでも堪能でき、お土産には有名な「白い恋人」や、富士山や舞子さんの写真が入ったお菓子があるというのでなければ、外国人は喜ばないでしょう。

そしてなにより、沖縄の人、特にそれを代表するトップの人が、観光客に対して笑顔で快く迎いれようとしてくれないと、観光客は増えないでしょう。

日本国内への外国人旅行者の数はここ数年で急増していますが、沖縄に行く日本人、外国人旅行者の数は前年比で伸びてはいるものの、その増加率は他の地域と比べると明らかに鈍化しています。

その原因の相当多くは、本土で毎日のように放送される「知事の不満顔」「抗議デモ」「アメリカ軍基地」によって、誰かが裏で印象操作をおこなっているのではないか?と勘ぐるような場面ばかりです。それにより沖縄の観光業を壊滅に追い込み、地方財政を悪化させ、交渉を有利にもっていこうとする画策にはまりかけていると考えるのはうがった見方でしょうか。

そのような、沖縄悪者論をイメージ作りをしている何者か?の戦略に、まんまとはまってしまっていいのですか?


【関連リンク】
862 最低賃金について
814 日本に外国人観光客を呼ぶ
754 東京オリンピックとこれから高まるビジネスチャンス
706 高齢化社会の行方
578 外国人研修制度という名の移民政策
393 在日米軍基地問題と首相辞任


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大企業病に陥ったシャープ 2016/5/14(土)

1025
4月にシャープが台湾の鴻海精密工業に買収されて子会社化されました。多くの独自の特許を持ち、子会社含めると4万人を越す従業員を抱える大企業の海外企業の買収は複雑に思う日本人も多いと思いますが、グローバルビジネスや巨額の設備投資を見誤った経営陣にその責任の多くはあるとは言え、これも人口減少で衰退していく日本の国力の象徴なのかなと思ってしまいます。

シャープは昭和10年(1935年)の設立で、創業者の早川徳次氏が発明したシャープペンシルが社名の由来というのは有名ですが、戦後の貧しい日本の中から、国民生活の上昇と共に伸びてきた老舗の家電企業です。

ちなみにソニーの創業はシャープ創業から11年後の昭和21年(1946年)、東証への上場もシャープより2年後の1958年です。

家電業界と言えば、高度成長期には、西の松下電器産業(現パナソニック)と東のソニー、それと財閥系の日立、三菱電気、東芝、その他通信系の日本電気、富士通などが覇権を競ってきましたが、シャープも安価に独自のユニークな製品を次々と出して一定のファンがいました。

個人的にはシャープが圧倒的なシェアを独占していたNEC PC8801やPC9801に対抗して、パソコンのMZシリーズやX68000シリーズなどを出していたときは、巨人IBMに対抗するAppleのようなイメージを持っていました。

その後、パソコンでは敗れてしまいますが、携帯PDAのザウルスは現在のタブレット型PCの原型とも言える製品で、そうした新しい分野へ果敢にチャレンジする姿勢は多くのファンを獲得しました。

しかし一般家電分野においては、知名度が低く、販売網の弱さから松下や東芝、日立など大手の後塵を拝し、安さで勝負的な製品が多かったのは残念です。

1982年、私が転勤で初めてのひとり暮らしのため引越しをするとき、その時に買ったエアコン、洗濯機、冷蔵庫は値段にひかれてみなシャープ製でした。

その他では、海外出張の時に役立つと思って買った電子辞書と英会話レッスン用の携帯カセットプレーヤー、1990年代後半には出張時に便利だったモバイルのWindowsCE搭載メビウスなどを買いました。そして現在我が家には価格ではなく性能重視で購入したシャープの液晶テレビと空気清浄機があります。

シャープは1956年に東証に上場し、その後半世紀以上順調に経営をしてきましたが、特に2001年以降に国内のテレビが地上波デジタル移行にともなう爆発的な買い換え需要が起き、バカ売れしました。

躓いたきっかけが、そのバカ売れした液晶パネルにすべての経営資源を集中させ、巨額の借金をしてまで新たな工場を建設するという戦略に出たことでしょう。

それまでの他社が出さないニッチな製品と安さで勝負する普及品をうまくミックスして激しい競争の中で闘ってきたのが、液晶という大ヒットに恵まれたゆえ、それが慢心というかおごりにつながっていくことになります。

次々と最新鋭の工場が完成していく中、リーマンショックが起きて、世界的に景気が一気に冷え込みます。そして中国や韓国などのアジアン家電製造業者の勢力が力をつけてきて、液晶ディスプレイやシャープがもう一つ得意としていた太陽光発電パネルの価格が暴落、シャープの国内工場への投資はほとんどが無駄になってしまったというのが実際の所でしょう。

1980年代から現在までの株価の推移です。



実は個人的には1990年代後半頃に、仕事でシャープ本社の中堅社員の人と話しをする機会がしばしばあり、話しをしていると、夢があって、生き生きと仕事をされていて将来性がありそうだなぁ〜という感じがして、少数ですが株を900円(×1000株)ぐらいで買ったことがあります。別になにか企業秘密を教えてもらったりしたわけではなく、インサイダー取引ではありません。

買ったときの会社の土地や工場などの総資産よりも、株価の時価総額が大幅に低かったこともあり、当時はお買い得感があったのです。そうすると、1年ぐらいの間に、2〜3割株価が上がり、その時に売ってしまいましたが、バブル後でも右肩上がりの雰囲気を持っている会社でした。

ただシャープの幾人かと話しをしていて思ったのは、「技術力があればなにもしなくても売れる」的な社風が感じられたのと、1990年代には自社ビルがあり、「危機感のない大企業のサラリーマンっぽい人も多そう」ということで、独創性はあっても、たぶん創業当時にはあったであろう泥臭い販売力、汗臭い営業力、消費者に向いた企画力には欠けているのが少し気になっていました。

2000年以降の株価は1500円を行ったり来たりしていましたが、高品質で高収益の液晶テレビがバカ売れして2007年には2000円を越えることもありました。そこでリーマンショックが起き、その後は一気に奈落の底へ転落ということです。

2016年5月13日で133円、リーマンショック以前の株価2300円の17分の1まで落ちてしまい、その後復活するかどうかは鴻海精密工業の資金力とオーナー郭台銘氏の手腕に頼るしかないのでしょう。

シャープと言えば「目の付けどころがシャープでしょ。」のCMが大ヒットしたことが印象深いです。

つまりは独創性、ユニークさが持ち味だってことを象徴的に表していたのですが、一等地に自社ビルを構え、大企業病に陥ってしまい、部長以上の幹部達は社内政治や権力者へのゴマすりに奔走し、おそらく消費者の前に立って声を枯らせて宣伝したり、取引先や下請け会社に頭を下げて回るようなこともなかったでしょう。

今回の買収には様々な要因が複層的にあるでしょうけど、端的に言えば、創業者が経営理念に掲げた「いたずらに規模のみを追わず、誠意と独自の技術をもって広く世界の文化と福祉の向上に貢献する。」を忘れた欲深い経営者達が、長期政権体制を敷いた結果とも言えるのではないでしょうか。

ユニークな家電や工業製品を持っていた三洋電機もそうですが、マニアックで好きだった企業だけに今回の件は返す返す残念です。


【関連リンク】
803 リサイクル料金は時代の徒花か
683 退職勧奨・強要にあった場合の対処法
657 ニッポンの家電業界は生き残れるのか
639 前からだけど日本の大手製造業はやっぱり変だぞ
611 海外移転で製造業の労働者はどこへいったのか?
521 三洋電機は弱肉強食の餌食か
336 製造業の行く末は、、、


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5月前半の読書と感想、書評 2016/5/18(水)

1026
オリーヴ・キタリッジの生活 (ハヤカワepi文庫) エリザベス・ストラウト

2009年にピューリッツァー賞 フィクション部門を受賞した連作短篇集で、アメリカでは2008年刊、翻訳版は2010年(文庫は2012年)に発刊されています。

作品に収められているのは「薬局」「上げ潮」「ピアノ弾き」「小さな破裂」「飢える」「別の道」「冬のコンサート」「チューリップ」「旅のバスケット」「瓶の中の船」「セキュリティ」「犯人」「川」の13作品。

最初の「薬局」では主人公は40代でしたが、最後の「川」では70代になっています。特に有名ではない普通の田舎に住むアメリカ人の女性が、結婚して、子供ができて、その子供が成長し巣立っていき、夫が先に亡くなってしまい、、、という連作になっています。

さて読んでみたものの、そういうものなのか、それとも翻訳がまずいのか、主婦の井戸端会議のような話しが細かすぎて中身がさっぱり頭に入ってこないのです。

近所の人や教え子(主人公は学校教師)など登場人物も多い上に、アメリカの田舎の文化、生活習慣などが違うこともありなにを言っているのかさっぱりわからなくなってしまいます。

気が散りがちな満員の通勤電車の中ではなく、落ち着いたところでじっくり読めば良かったのかもしれませんが、こうした細かな神経をもつ女性の感性に共感を持ち同調しなければ理解できそうもない小説はちょっと無理かなぁ、、、

★☆☆


         

年金の教室―負担を分配する時代へ (PHP新書) 高山憲之

少し古い2000年発刊の年金の新書ですが、基本的な構造は変わっていないので、問題ありません。

著者の考えは、年金の基礎支給部分を年金目的に限定した消費税にして、それで賄うことで、減少を続ける働く人達の年金負担を下げ、また年金逃れをする人をなくし、公平に、世代間の格差をなくそうという、もっともな理論を展開してきた人です。

様々なシミュレーションを元にして現在の年金制度とこれからとるべき方策を比べ、また世界の他の国の制度も参考にして、わかりやすく?理路整然と説明されています。

ただいかんせん、それでなくともややこしい年金制度の仕組みと数字が複雑に合わさって、専門家にとっては「なんでこれがわからないの?」という感じでしょうけど、読み始めるとすぐにあくびの連続で、読み終わるまでに結構かかってしまいました。集中して読めばおそらく2時間ぐらいもかからずに読めてしまう分量だと思いますが、、、

私が読んだ版は2002年版で、少々古いものですが、同書にも記載されていますが、最新の情報などはWebサイトに上がっていますので、併用して読むのが良いかも知れません。

高山オンライン

年金の現状と今後の課題(2015年9月26日プレゼンデータ PDF)

★★☆


         

0.5ミリ (幻冬舎文庫) 安藤桃子

2011年刊の小説ですが、著者は元々映画監督で、この小説も2014年には実父の奥田瑛二が製作総指揮、自らは監督で、主演は実妹の安藤サクラを起用し映画化されています。

自らの介護経験を元にした内容で、主人公の女性は、介護ヘルパーとして派遣されている家庭で、その家族から「もう長くはないので、最後のお願い」と頼まれ、会社の規則に背いて認知症が進む老人の添い寝をすることになります。

しかしその老人の力があまりにも強くて、暴れたために火事を引き起こしてしまい、ヘルパーの仕事もそれまで住んでいた家も失ってしまうことになります。元々根無し草のような生活だったようですが。

その後、街に出てひとりきりの老人や、万引きしているところを見つけてはその弱みにつけ込み、その家に押しかけて、介護ヘルパー的な同居生活を始めます。

そういう展開はドラマや映画としては面白いのかも知れないけど、いきなり美少女がタイムスリップしたり、主人公の前に都合良く政府機関の重要情報に簡単にアクセスができちゃうニートのハッカーが現れたりするみたいな、ちょっと常識的にありえなさそう。

タイトルの0.5ミリは、人のささいな、0.5ミリぐらいの小さな心の積み重ねが、社会を動かすことになると、老人が日記に書いていたことからの抜粋と思われます。つまりそうした小さなことや思いの積み重ねが人間関係や社会に大きな影響を与えていくのだよということかな。

あとこの文庫には「クジラの葬式」という短編も入っています。

こちらは老人の話という共通点はあるものの、ガラリと変わって謎深い老人の生と死を扱ったショートストーリー。私はどちらかと言えば、こちらの話しのほうが好きでした。

★☆☆


         

恋文の技術 (ポプラ文庫)  森見登美彦

京都大学出身の作家と言えば、古くから井上靖、大岡昇平、小松左京、高木彬光、隆慶一郎、和久峻三など大御所が並び立ちますが、最近でも万城目学、平野啓一郎、我孫子武丸、綾辻行人、貴志祐介など売れっ子作家さんがズラリといて、早稲田大学ほどではないにしても、なかなかの文筆学閥ができそうな勢いがあります。もちろん「夜は短し歩けよ乙女」や「太陽の塔」など京都を舞台にした作品がある著者もそのひとりです。

この作品は2009年に単行本、2011年に文庫化された小説で、中身はすべて書簡(手紙)のスタイルをとっています。

主人公は京都の大学院生で、クラゲの研究のため人里離れた能登の研究室へ送られますが、それを機に手紙の奥義をマスターし、いずれは恋文マスターになろうかと、友人や先輩、妹などと手紙のやりとりを始めます。

そう言えばもう「文通」とか「恋文」って言葉は現代においては死語になっていますが、恥ずかしながら、私も暇だった高校生時代には何人かと文通をしていたことをふと思い出しました。もう40年以上前のことです。

もしいま丁重なお手紙をもらったとしても、正直言うと迷惑なだけで、手紙で返事を返さなければならないと考えただけで暗澹たる気になります。

割とそうした手紙に慣れている中高年の私でもそうですから、今の10代、20代の人でちゃんとした手紙を手書きで書いたことがある人って少ないのではないのかなぁって思ったり。

物語は能登の日常の風景やら、友人との思い出など、さすがにプロの作家が書く手紙だけあって、面白くそして情景豊かに綴られています。

キーボードに慣れてしまった人にとって、手書きの文章というのは大層ホネで、漢字もなかなか思い出せなかったりするものです。そしてこの手書き風の文章は、著者がパソコンでキーを打って書いたのだろうなぁって思うと、ちょっと不合理を感じたりもします。

★★☆


【関連リンク】
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 4月前半の読書 三十光年の星たち(上・下)、だから日本はズレている、珈琲屋の人々、新・日本の七不思議
 3月後半の読書 快挙、晴天の迷いクジラ、悪の教典、なぜ人を殺してはいけないのか―新しい倫理学のために
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格安スマホ(MVNO)に替えた 2016/5/21(土)

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2年前に大手キャリアのガラ携からスマホに替えて、それなりにFacebookやTwitterなどにも使ってきましたが、会社でも家でもパソコンがあるのと、頻繁に動画を見たりネットゲームをするコアユーザーでもないので、少しでも節約しようと今回格安スマホ(MVNO)に切り替えました。

タイミング的には契約の2年縛りが解け、しかもその契約月のうちに解約手続きをしないと、別途1万円近い解約手数料を取られてしまうので、ゆっくり考えている時間はありません。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

一般的に格安スマホと呼ばれているのは、仮想移動体通信事業者(以下MVNO:Mobile Virtual Network Operator)が販売するスマホのことで、ドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手携帯キャリア会社が自社で持つ回線の一部を借りて運用している言わば「他人のふんどしで相撲をとっている携帯電話サービス」のことです。

通常はドコモの機種ならドコモの、auならauの通信しか使えませんが、それらとは別の「SIMフリー(機種)」と言う端末(スマホ等)が販売されていて、それとMVNO各社のSIMを組み合わせて使うことで、大手キャリアのスマホと同様のサービスが得られます。

格安スマホの場合、従来の携帯電話と同様の音声通話もできるプランもあれば、通話はしない、タブレットとかPC的な使い方をする人のためにデータ通信のみと2種類があります。

そして、通常は音声プラン、データプランの双方で、高速データ通信ができる量に制限があり、それが1GBプランとか2GBプラン、制限なしプランなどと呼ばれているもので、そのあたり初心者にはややこしく思われています。

その高速データ通信の制限を越えたら、もうデータ通信(ホームページを見たりFacebookを投稿したり)はできなくなるか?って言われるとそんなことはなく、転送スピードが遅くなるだけです。多くのデータをやりとりするネットゲームやYoutubeで動画を見たりするのは高速通信でないと厳しそうですが、通常の利用で困ることはありません。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

そのMVNO(格安スマホ)にはすでに多くの企業が参入していて、OCNモバイルONE(NTTコミュニケーション)、楽天モバイル(楽天)、Y!mobile(ヤフージャパン)、UQ mobile(UQコミュニケーションズ)、IIJmio(IIJ)などが有名で、それぞれに特長を生かしてシェアを伸ばしています。

その中でも今年2月にはスーパーなど小売店を展開しているイオンが、従来は他社がおこなっているMVNOの単なる販売代理店だったのが、自らがMVNO業者として営業を開始しました。その料金体系は初心者にもわかりやすく、また価格もリーズナブルでちょっと衝撃を受けました。

「スマホがあればパソコンなんかいらない」という若者と違い、老眼に苦しみ、震える指で細かな操作するのが面倒な中高年者にとっては、やはりネットを使うにはキーボードやマウスがあるパソコンが一番で、スマホは外出先でのちょっとした時だけという使い方をしている人が多いのではないでしょうか。私がまさにそうです。

そんなちょっとしか使わないスマホごときに月間1万円近い料金(パケ放題)を毎月支払うなんてバカバカしいので、月額2千円程度のガラ携に戻そうかなとか、いろいろと検討していました。

イオンのMVNO参入発表を見て驚いたのは、元々一般大衆向け特に中高年層メインの大手小売業者ということもあってか、その商品・サービス構成を見ると、初心者にもわかりやすいシンプルな設定になっていることです。

元々携帯電話の料金体系というのは、わかりにくく、「本体0円」とか「○○割」とか、多くのプランや割引が混在して複雑怪奇な様相を呈しています。そして最近少し変わってきたようですが、新規顧客に対しては料金を安く設定し、長く利用している顧客に対しては割引がなかったり利用できなかったりしていて誠に不誠実なビジネスです。

さすがにイオンは元々中高年層を相手とするコンシューマビジネスをやっているだけあって、そうした特定の人だけにしかわからないような複雑な契約をできるだけ排し、基本は本体(一括払いか分割)、電話として使える音声プランか、音声通話なしのデータプランか、そして必要なら留守電や故障保証などのオプションとそれだけです。

もっと言えば、初心者はイオンがお勧めする「スマホ本体一括支払い+音声プランを買って」というのが見え見えです。そうした割り切りが素晴らしい。

格安スマホの場合、電波の入り具合は?って心配する向きもありますが、イオンモバイルの場合はドコモの電波を使っていますので、通常のドコモのスマホとなんら変わりはありません。

そして、途中解約は違約金不要、プラン変更もいつでも自由など、従来の携帯電話会社のように、2年縛りや、他社への流出を防ぐためのあの手この手を使ったペナルティなどは見事なぐらいありません。

いまスマホで使っているパケット量は調べるとわかりますので、それに対応した高速データ通信の容量で申し込めばいいだけです。

私の場合、格安スマホに対応する本体(SIMフリーのスマホ)を一括支払いで購入し、音声プラン(通話ができる)と現在のパケット使用量の3〜4倍もある余裕の高速データ容量プランがキャンペーンで設定されていて、それに飛びつくことにしました。

本体(一括払い)と月々費用の2年間(24ヶ月)で割って月額に換算すると、機種にもよりますが、およそ月3千円程度(キャンペーンで約1年間は2,700円程度)で収められます。これはとっても嬉しい!

音声2GBプラン 月額1,490円(税込み)
スマホ本体(一括支払い) 34,800円(税込み)
2年間使用した場合の総額は1,490×24ヶ月+34,800円=70,560円
それを1ヶ月当たりに換算すると(÷24ヶ月) 70,560円÷24ヶ月=2,940円
キャンペーンで9ヶ月間、月額432円安く(70,560円−432円×9ヶ月)÷24ヶ月=2,778円(1ヶ月)
2年で本体分を償却したとして、スマホを使い続ければ、それ以降の月額は1,490円のみ


もちろん現在使っているスマホの電話番号を利用するナンバーポータビリティ(MNP)にも対応していますから、格安スマホに替えても番号は変わりません。

さらにありがたいのは、今の私には余裕の2GBプランですが、もし利用方法が変わり、高速データ通信量を変更したいと思ったら、途中で高速データ量を追加したり逆に減らしするのもペナルティなしで切り替えることが可能です。

先に本体を一括で買っていることで2年間利用の契約縛りもなく、2年後以降の契約月でないと解約するとペナルティを支払わなければならない既存の大手キャリアのようなこともありません。いつでもペナルティなしで解約(本体を分割購入している場合は当然その応分の負担は必要です)ができます。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

スマホ代が月々約5千円以上の節約となり、それによるデメリットはと言えば、、、

1)MVNOの対象となるSIMフリーのスマホ機種は選択肢が少ない(今までは上級機だったのが中級機に)
2)従来のSMSメール(携帯メール)が使えなくなる(転出先でオプションで加入はできるが未加入にした)
3)家族割引にしていたがそれがなくなる(数百円?)
4)MNPの場合、数日間スマホが使えない空白期間が起きる(通販の場合)

他にも今回MNPする際の転出する先に支払う手数料(3、000円)や、イオンモバイルの最初の初期費用?(3,000円)とかあるけど、大きいのはこれぐらいかな。

1)の機種選択の幅が少ない事に関しては、私が今まで使っていたスマホにはあったワンセグTVがない機種となります。お財布携帯は機能として持っていますが、個人的には使っていません。また内蔵カメラは中級機なので質的にはやや落ちます。

あとは2年前に買った機種と性能的にそう大差ありません。探せばMVNO契約でもワンセグ付きの機種もあるでしょうけど、今まで滅多に見ることはなかったので不自由はないでしょう。

同時に今までオプションで加入していた留守番電話サービスも、不要なので今回からは加入しないことに。もし入っても月額300円です。通話の多い人は入っておくといいかも知れません。

2)については、以前は気軽に友人同士携帯メールのやりとりをしていましたが、最近ではやりとりはSNSへと移り、しかも悲しいことに寂しい?中高年になるとそういう機会もめっきりと減ってきます。

Androidのスマホなら、メールはパソコンと共通で使えるGmailとの相性も良く、それで十分じゃん!ってことで、新たにSMSメールもオプション(月額140円)で加入しようと思えばできますが、なくても特に困ることもありません。

3)については家族割引の対象となっている妻の携帯の契約月が来れば、解約ペナルティなく同じイオンモバイルに替えてしまおうと思っています。それまで約半年間は家族割引の分が増えることになりますが仕方ありません。

4)は実際に契約してみて初めてわかったことですが、今まで使っていたナンバーを使うため、元のキャリアへ連絡をしてあらかじめNMP予約番号を取得し、その番号をイオンの申込書に記載します。

そうするとイオン側で登録の手続きがなされた日に、突然それまで使っていたスマホの契約が終了し、電波が受信できなくなります。そして新しく送られてくるイオンのスマホが到着するまではスマホがない(使えない)ということになります。

これが店頭だと、NMPの切り替えを目の前でおこなってくれて、空白は生まれないのでしょうけど、通販の場合は送付中の期間、スマホなしの生活となる覚悟が必要です。

私の場合は、結局1日半の利用ができませんでした。事前の説明や切り替え時期の予告もなく、イオン側の都合だけで突然前の携帯が使えなくなってしまいますので、ちょっと不親切ですね。せめて切り替えるタイミングをあらかじめ取り決めができるとかしてもらいたいものです。

そのようなことが起きることを想定し、あらかじめに携帯メールを送ってきそうな相手には、Gmailのアドレス変更の連絡をしておく必要がありそうです。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

先にも述べましたが、イオンと言えば高齢者を含め多くの消費者を抱える全国規模の小売店です。そのイオンが消費者の信頼をなくすようなビジネスはできないはずで、またスーパーの主たる客であるスマホやITに詳しくないような人にも積極的に売り出すと言うことは、これはかなり本気だなというのが伝わってきます。

ただ、今後他のMVNO業者も、イオンの料金に対抗したもっとシンプルでお得なプランや戦略的な機種を出してくることは間違いないでしょうから、今後ともイオンが最良かどうかは各社のプランを見ながら個人が決めることでしょう。


【関連リンク】
806 ガラ携からスマホへ
755 電子書籍を普及させるには
656 スマホかガラ携か。中高年者にとっての選択
639 前からだけど日本の大手製造業はやっぱり変だぞ
599 スマートフォンからガラ携に戻る人達


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グルコサミンとコンドロイチンを飲み続けた結果 2016/5/25(水)

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4月に「グルコサミンやらコンドロイチンやら」を書きましたが、健康食品「グルコサミン&コンドロイチン・プラスMSM」の健康食品カプセルを飲み始めて約1ヶ月半が経ちました。

購入したのはこれ。
グルコサミン&コンドロイチン・プラスMSM 180カプセル
海外直送品(Healthy Natural Products) 2,760円(2016/5/22現在)


やや大きめのカプセルで3錠は、結構飲み応えがあります。それに飲んだ後、ゲップをしたり咳をすると、カプセルに詰まっている白っぽい粉末が、まるで煙のように口から出てくるのには驚きました(笑)。

慣れてくると、もったいないのでできるだけ飛び出さないよう、しっかり胃にとけ込むまで水を飲むので、ミネラルウォーターの消費量が半端なく増えました。

そんなこんなで、1日3〜4錠を毎日飲み続けてきましたが、正直言うとそれが痛む股関節に届いて痛みが和らいだとか、股関節の動きがスムーズになったということは医学的にもまた実感としてもまったくありません。

すみません、関節痛に悩む全国数千万人の方のご期待を裏切り、目の前がパッと明るくなるような奇跡の結果をご報告できませんで、失礼しました。

これは医学的に飲み薬ですり減った関節(軟骨)に効く薬はないということはずっと言われていますので、別にガッカリしたり、販売元を訴えてやる!ってことにはなりませんが、やはりプラセボ効果(プラシーボ効果)でもいいので、少しでも楽になればいいのになぁ〜って多少は期待していたのですが残念です。

で、1ヶ月半試して、もうこりごりか?って聞かれると、案外そうでもなく、これが別に副作用が出たり、毒になったりするのでなければ、期待はできないものの、もう少し続けて飲んでみようかなと、なくなる前に再び購入しました。

アメリカからの直送品なので、Amazonの商品にしては珍しくオーダーから到着までに2〜3週間ぐらいもかかるので、早めにオーダーしておきました。

ついでに、この輸入品、ちょっと内容量が気になって、他の同種の製品と比較するため調べてみました。

まずもっとも有名な世田谷自然食品の商品「グルコサミン+コンドロイチン」は、
1日分(8錠)に
グルコサミン1200mg
サメの軟骨抽出物(コンドロイチン20%含有300mg
240錠(30日分)で3,800円(税抜)
1日分(8錠)は137円(税込み)となります。

次に有名なサントリー食品の「グルコサミン&コンドロイチン」は、
1日分(6錠)に
グルコサミン1200mg
サメ軟骨抽出粉末(コンドロイチン・U型コラーゲン含有)300mg
ケルセチン配糖体45mg入り
360錠(60日分)で7,800円(税抜)
1日分(6錠)は140円(税込み)となります。

さすが同じ国産品同士、成分も価格も似たような感じです。「サメ軟骨抽出」というのが国産品のポイントなのかも知れません。

今回買った海外直送品の「グルコサミン&コンドロイチン・プラスMSM」は、
1日分(3錠)
グルコサミン1100mg
コンドロイチン1200mg
MSM300mg ※MSMについては「グルコサミンやらコンドロイチンやら」参照
180錠(60日分)で2.760円(税込み)
1日分(3錠)は46円(税込み)となります。

輸入品はグルコサミンの量は国産よりも多少少ないですが、コンドロイチンは4倍も入っています。成分が違うのでしょうね。そしてなんと言っても1日当たりの値段が国産品の1/3以下とめちゃ安です。

ま、高度成長期を生きてきた高齢者などは、「国産品こそ品質世界No.1!」という神話が今でも有効でしょうから、安心が買えるなら値段の多寡は問題ないのでしょうけど、もし何年にもわたって継続して使おうとすればやはりこの価格差は大きいでしょう。それにしても20〜30%安ならともかく、70%安でっせ!旦那。

この価格差はいったいどこから来るのでしょうか?もしその裏側を知っている人がいらっしゃれば教えていただきものです。


【関連リンク】
1017 グルコサミンやらコンドロイチンやら
965 とうとう杖を買いました orz
929 人だけが長生きをしたがる
924 高齢化社会で変形性股関節症が増加する
321 媚薬ではなく鼻炎薬


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ラブホテル業界は大改革の真っ最中2 2016/5/28(土)

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先日「ラブホテル業界は大改革の真っ最中」を書きましたが、後になってから週刊朝日(4.22号)に掲載されていた「高齢者の憩いの場 ラブホの最新事情」という特集記事が載っていましたので、それを買って読みましたので補足的にそちらの概要も。

20年ぐらい前の30代の頃、新幹線で出張するときは時間つぶしにと、いつも週刊新潮(あるいは週刊文春)と週刊朝日(あるいはサンデー毎日)の週刊誌2誌をキオスクで買って読み比べしていましたが、最近出張することがないうえに、ネット情報の氾濫であえて週刊誌を買うことはなくなっています。

今回新聞広告をみてコンビニに立ち寄り、さて支払いをしようと、20年前の感覚で小銭入れから300円を出していたらそれでは全然足りなく、いまはなんと410円もするのですね、いや〜驚きました。調べると1991年の週刊朝日は250円、1998年は300円でした。その頃から週刊誌を買っていないってことでしょう。

やはりこうした週刊誌の読者は、長らく団塊世代より上の世代に多くを頼っていたことから、団塊世代がビジネスの第1線から身を引くようになってから急速に販売数減に陥っているものと思われます。

週刊朝日は1922年創刊、1958年には150万部を越す時もあったそうで、現在は16万部と最盛期の1/10に落ち込んでいます。若いビジネスマンは出張中もスマホやタブレットがあれば移動中の時間はつぶせるでしょうし、週刊誌文化があと何年持つのか心配なところです。

週刊誌が生き延びるためには、今年の初めから「甘利大臣の収賄疑惑」「SMAP解散騒動」「ベッキー不倫」「宮崎議員不倫」「舛添都知事の公費家族旅行」など、強烈なスクープを連発しているセンテンススプリングのようなスクープ情報戦か、キワもの?趣味に走るのが一番の得策かもしれませんが、もうひとつこの新聞社系週刊誌のように、あくまで団塊以上の世代向けに役立つ話題を提供し続けるところもあります。

だって団塊世代はデジタルよりも紙のほうが相性がいいのと、フルで年金がもらえる最後の世代でもあり、週刊誌ぐらいの出費は負担でも何でもありません。

その週刊朝日の特集を見ても、「介護現場が直面する新たな問題−高齢者の自慰」とか「健康寿命を延ばすコツ」など高齢者向けの記事が満載です。

で、本題の「高齢者の憩いの場 ラブホの最新事情」も高齢者向けのサービスや利用法が書かれていて、あれこれ危機的なラブホ利用者減に苦しむ経営者の苦労が忍ばれます。

 ・GG割り:55歳以上割引
 ・24時間卵かけご飯無料
 ・ビデオ・オン・デマンド(VOD)で1千タイトルの映画

など。

GG(爺爺)割りとか、エッチよりもゆっくりと懐かしい卵かけご飯でも食いながら古い映画でも見ようかという高齢者向けのサービスが人気なのだとか。よく考えるなぁ(笑)

ただ、週刊誌にしても、ラブホにしても高齢者を対象としていては、あと数年は大丈夫にしてもその先がありません。また同じ高齢者相手でも、男性と女性では寿命年齢は6歳以上違います。

つまり高齢者で多いのは当然女性ということなんですね。それ故に高齢者向けのサービスを考えるなら女性高齢者向けを考えないと手遅れになります。

私なら、若い男性整体師やイケメンマッサージ師、美容師などと組んで、「ラブホで整体、マッサージ、美容」サービスなんてものを考えちゃいます。もちろん基本的にはエッチなサービスはなく、「お風呂でリラックス&マッサージ(整体)や美容の送迎付きサービス」って、きっと(裕福な)高齢者女性には回春効果もあって喜ばれると思いますけどね。

あとは当然ですけど、若い人や、外国人観光客にもっとスポットをあてた戦略が必要でしょう。

今は若い人ならスマホを持っていない人はいなくぐらいの勢いですから、スマホで簡単予約、さらには英語や中国語で予約も可能となれば、若い人や観光客カップルを呼び込むこともできるでしょう。

当然若い人向けにはシンプルで安い部屋、観光客や高齢者向けには露天風呂付きなど豪華な部屋と二分化する必要はあります。

もうひとつ地方の改革の中心となる「道の駅」とラブホがうまくコラボして、宿泊や休憩できる道の駅構想もいいかも知れませんね。

ラブホに入るのに勇気がいる人でも道の駅には簡単に入れ、そこからレストランにでも入るようにラブホに入れたりと。ラブホは災害時の重要な宿泊所としても使えたり、公共性もあるので、道の駅を運営する公的機関と組んでも悪いことではないでしょう。

いずれにしても、ラブホテルという日本独特の産業というか風俗が、今後どのように変化していくのか、下世話ながらもちょっと興味があります。


【関連リンク】
1023 ラブホテル業界は大改革の真っ最中
1019 老人ホームについて調べてみた(1)
820 高齢者ビジネス(第2部 趣味編)
687 旺盛な高齢者の労働意欲は善か悪か



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