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リストラ日記アーカイブ 2009年4月
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235 2009年3月後半の読書
236 2009年4月前半の読書とDVD

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235
2009年4月4日(土)
3月の読書後半

『撃墜』―日米空戦記  豊田穣 NF文庫 09/3/16
町長選挙  奥田英朗 文春文庫 09/3/17
クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの  西田宗千佳 朝日新書 09/3/19
カカシの夏休み  重松清 文春文庫 09/3/23
闇の中の黄金  半村良 河出書房新社 09/3/26
犬どもの栄光  佐々木譲 集英社文庫 09/3/30


いまIT業界では常識というか単なる流行ではない技術として「クラウド・コンピューティング」がありますが、素人にもわかりやすく具体的な例を挙げて解説した新書です。クラウドコンピュータについては大きめの書店に行くとざっと数十種類の本や技術書が出ていますが、単にユーザー側の立場であるならば一般的な知識としてはこの1冊で十分かなと思います。

要は一般的に言うパソコン(PC)の中にあるローカルのハードディスク(HDD)の代わりにネット上(これがクラウド)にあるハードディスクを使うことが容易になり、今後様々なビジネスモデルが大きく変わってくるというものです。

以前ならばジャストシステムの一太郎に付いていたATOK(日本語変換ソフト)は一太郎を買うと一太郎というワープロソフトに付いてきたり、別途ATOKだけを買ってMS-Wordで使っていたりしていました。それらは買ってきたものをPCにインストールして初めて使えるもので、逆に言うとそのインストールしたPCでしか使えません。もしPCを買い替えたりインターネットカフェのPCで作業するときには自分の環境(漢字変換がATOKであったりユーザー登録単語など)が使えません。

しかしクラウドコンピューティングではそれらの環境はNET上にあるのでどこにあるPCでも同じ環境で作業ができたりします。メールソフトも同様にローカルにしか保存されていないと過去メールやアドレスなどは自分のPCからでしか読めませんが、メールソフト自体がNET上にあれば世界中のNETにつながるところであればどんなPCからでも普段と同じ環境やデータを元に使えることになります。

過去にはネットワークコンピューティングなど考え方としては新しいものではないのですが、ここ数年間のNET環境の高速化やユビキタス化(マクドナルドなど無線LANを開放している店では自由にNETが使えたりする)は目覚ましいものがあり、またNET上のハードディスクも有料・無料いずれも高速大容量化、セキュリティの安全化、使い勝手の良さなど充実してきたことが大きな普及の要因となっています。

ユーザー側としては現在すでにそういうことを特に意識せずに使っていたりします。交通費の精算や移動ルートの検索で有名だった「駅すぱ〜と」というソフトは、以前はCD-ROMで買ってきてインストールしていましたが、今では同種のソフトはほとんどすべてNET上にあるソフトを利用しています。

そうなると駅すぱ〜とというソフトは今までパッケージソフトを販売することで収入を得ていたのが、シフト自体はNETで無料で提供する代わりに、画面の中に広告を掲載したり、チケット予約ができるように旅行代理店と組んだりと収益モデルが大きく変わってきたりすることになります。

アメリカのような大きな国ではもっと使い方が派手で進んでいます。このクラウドコンピューティングについてもアメリカのIT産業の優位性は変わらないと言うことになりそうです。


闇の中の黄金」は未だに議論が分かれている邪馬台国探しの小説ですが、20年以上前に読んだ読んだ「邪馬台国の秘密」高木彬光 角川文庫と同じく佐賀県宇佐説を元にしてはいますが、最後はハチャメチャな内容です。前半部分のドキドキ感が最後のほうで無理があり残念な限りです。

ちなみにこの小説の初出は1976年で最初に文庫化されたのが1979年ですから30年前の小説なんですね。邪馬台国ロマンは今でも新鮮でもあります。でもどちらかというと「邪馬台国の秘密」のほうを強くお勧めします。

   
   

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236
2009年4月12日 (日)
4月前半の読書とDVD

読書
蝕罪―警視庁失踪課・高城賢吾  堂場瞬一 中公文庫 09/4/2
ネクロポリス  上・下 恩田陸 朝日文庫 上09/4/7 下09/4/9
「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~  細野真宏 扶桑社新書 09/4/10

DVD
20世紀少年 第1章 終わりの始まり 2008年日本 監督堤幸彦 出演唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子
スピード・レーサー  2008年米 監督アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー 出演エミール・ハーシュ、クリスティーナ・リッチ
ラスベガスをぶっつぶせ (原題:21)2008年米  監督ロバート・ルケティックジム 出演ジム・スタージェス、ケイト・ボスワース、ケヴィン・スペイシー


映画(DVD)「ラスベガスをぶっつぶせ」とはまたベタな邦題でだいぶんと損をしている気もするが原題の「21」だとやはりピンと来ないからでしょう。21の意味はブラックジャックのルールに関係していてwikiによると「プレイヤーが21(1枚は10、J、Q、Kのうちのどれかで、もう1枚はAという組み合わせ)であれば「ナチュラル21」又は「ナチュラルブラックジャック」と呼ばれ、ディーラーが21でなかった場合には、ベットの2.5倍の払い出しを受ける。プレイヤーもディーラーもナチュラル21の場合には引き分けとなる。プレイヤーが21ではなくディーラーがナチュラル21の場合にはプレイヤーの負けとなる」ということでゲームに勝つにはとにかく21(ブラックジャック)を出すことがキーとなることからきている訳ですね。

ルールはおいちょカブのようで一見簡単なようですが、英語で即座に反応するにはちょっと慣れが必要なので、昔(仕事で)ラスベガスに行ったときには一人でブラックジャックのテーブルに入っていく勇気がなく、無言でもできるルーレットとスロットマシーンで寂しく?遊んでいました(笑)。

映画ではカードで出た数字を暗記し次に来るカードを絞り込んでいくカードカウンティングという手法を使うMITの学生達の実話を元にした物語の映画化です。その天才のほとんどはアジア系学生が中心だったらしいですが、映画化になるととたんに白人の男女が主人公となるのがアメリカ流です。

このカードカウンティングを最初知ったのはやはり実話をモデルに制作されたいまから20年前の映画「レインマン」で自閉症でサヴァン症候群のダスティン・ホフマンが見せる驚異的な記憶能力を生かして弟役のトム・クルーズがやはりベガスで大儲けするシーンでした。

ネクロポリス は恩田陸らしい小説で長い話だなぁというだけで特に感想はなし。

「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? は売れっ子なんでも屋?の細野氏の書いた年金の本。しつこく何度も出てくる自分の過去の著書紹介がうざい限りだが、それは評論家などが書く本には必ずつきものなのであきらめています。

ただ内容は誰にでもわかりやすく年金の話が書かれていて、マスコミなどがよく騒いでいる年金の破綻なぞ嘘っぱちであることが常識として書かれています。25年以上払っていない人には将来年金が出ないわけだから破綻するはずがないでしょ?というのが根拠。少子高齢化のために払う人が少なくなればどうする?という議論も2009年度からは高齢者に払われる国民年金の半分は税金が使われることになったので心配は無用。税金の投入ということは、つまり将来年金がもらえないからと払わない人は、高齢者になってから年金はもらえないは、税金(=人の年金支払い分含む)は支払わなければならないはで結局損をしますよということです。

年金問題だけでなく宝くじ売り場の行列、新規公開株の人気、金融危機の仕組み、年金の税方式の功罪などが書かれていてサクッと読めるのでお勧めです。

蝕罪―警視庁失踪課・高城賢吾 は堂場瞬一の大出世作「刑事・鳴沢了シリーズ」が2008年発表の10作目久遠を最後に終了した次のシリーズものです。刑事・鳴沢了シリーズは全部読みましたが、ハードボイルドらしくない明るく缶コーヒーなんて「コーヒー色の砂糖水」と言って絶対に飲まない健康おたくな刑事鳴沢(例によって親子3代警官という設定だが)が味があって楽しめます。高城賢吾はまたちょっと違うキャラクターですが今後のシリーズで彼の過去が次々と現れてくるのでしょう。





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