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リストラ日記アーカイブ 2003年4月
読みやすいようにアーカイブは昇順(上から古いもの順)に並べ替えました。上から下へお読みください。

日記INDEXページ(タイトルと書き出し部の一覧)はこちらです
092 健康法と食べ物うんちく 
093 健康法2
094 中高年者の採用基準
095 たまには経済問題

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092 健康法と食べ物うんちく

最近サボりがちの日記です。3月はとうとう1つとなってしまいました。
2・3年前は物書きに憧れていた私としては、それではいかんと反省しきりです。
もちろん物書きの夢は22年前にはあきらめましたが。

最近とうとう目の衰えを実感するようになりました。

ずっと通勤中は電車の中で文庫を読んでいるのですが、ラッシュで窮屈な体勢で目の近くに本を持ってくるとまったくピントが合いません。

45歳だから当然のことなのかもしれませんが、これは非常に年齢とそれに伴う肉体の衰えを感じてしまいます。

足腰については階段でゼイゼイするぐらいでこれは運動不足だからなぁで済ませていましたが、近くのものが良く見えないというのはショックです。

考えてみるとどんな精巧な機械でも45年間正確に動き続けるものなんかないわけで、肉体も45年間使い続けていると自然と故障してしまうのは当たり前です。

「上手に歳を重ねていく方法」的な本を時々見かけますが、まだそれを考える必要はないだろうという勝手な思い込みがありましたが、やはり先人がどうやってそのような老いとうまく付き合ってきたのかを参考にする時期に達しているのかもしれません。

私の健康法は、まず食事。今までどんな病気をしても1日3度の食欲がわかなかった事がないほど、食べる事が好きです。

しかしさすがに40歳代になってからは脂っこいものが続くと胃の調子が悪くなってしまい若い頃は見向きもしなかった煮物やさっぱり系の焼き魚などがやたらと食べたくなってきます。

そこで、健康と絡めてなにかの本で読んでこれだけは記憶しました「孫は優しい」のキーワードがあります。

つまり身体に優しい食べ物として「ま」豆類、「ご」ごま、「わ」ワカメ(海藻類)、「や」野菜、「さ」魚、「し」しいたけ(きのこ類)、「い」イモ類、があげられるというものです。

また別の本では1日約20種類以上の食物を摂るように工夫しなさいと書いてありました。

これは同じ種類のものばかりを大量に摂るのではなく少しずついろんなものを食べるように心掛けようという意味です。昼食や夕食の時に「今日は何種類食べたかなぁ」って考えるようになりました。

20種類と言うとこれが結構大変です。パンとかご飯という主食は除きます。

平均的に朝食はレタスサラダ(レタスとトマト)と卵とミルクで4種類。昼食は野菜カレーでジャガイモ・豚肉・にんじん・ナス・たまねぎで5種類。晩ご飯で煮物(3種類)、サラダと揚げ物で4種類とこれだけ贅沢なメニューでも16種類です。

今日はどうだったかというと、朝2種類、昼5種類、夜5種類で12種類。全然足りてません。


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093 健康法2

社会人になって23年間の間に有給休暇をとったのはおそらく20日間もないと思います。

いわゆる風邪を引いて休んだこともここ5年ぐらいないと思います。有給休暇は遠くにある実家へ帰るためとか、土日にあわせて旅行する時ぐらいで、ずっと今まで大病もせず健康を維持しています。

食べ物による健康法に続いて、私のとっておきの健康の秘訣を。

と、大げさなものではなく、ただ単にとにかく「睡眠をしっかりとる」です。

元々あまりお酒が美味しいとは思わない体質なので、付き合いなどでも深酒はしません。

また仕事上ありがたい事に夜の接待というものは滅多にありませんでした。

そんなわけで仕事で帰りが遅くなっても、帰り道でサクッと軽く食事を摂って、風呂に入ってさっさと寝てしまいます。

だいたい平均すると7時間〜7時間半は寝ています。土日で用事のない時には8時間以上寝ていますし、疲れがひどく溜まっている時は土日にまとめて10時間でも12時間でも寝ています。

最大14時間一回も起きずに寝ていたこともありました。その時は寝た時間が少し遅かったために起きたらもう夕方で外は暗くなっていました(笑)。

ちなみに医学上は「寝ダメというのはできない」という事らしいですが、病人が病気を治すときには必ず安静にしているという事実はありますので、疲労という病気を治すのに睡眠ほど効果的な治療法はないと思っています。

寝ている時が一番身体がみずからの回復機能を働かせてくれるものだと信じています。

また風邪引き始めには背筋に寒気がするとか頭痛がするとかの予知がありますが、そう言うときこそ栄養のあるものを食べてさっさと寝てしまうことで翌朝はすっかり良くなっていることが良くあります。

仕事柄そういうときでも接待に出ざるを得なかったり、仕事が深夜まで終わらなかったりするような方は可哀想です。

でも翌日も仕事があるはずなのに、そのせいで休まれてはまわりや客先に迷惑をかける事を考えれば早退したり接待の日をリスケジュールしてもらうことぐらいできそうなはずなのですが。

ところが数年前に同い年の友人から「夜はだいたい毎晩2時ぐらいまで資格をとるために勉強をしている」という話しを聞かされて心底ドキリとしました。

私は夜はそういうことでテレビニュースを見てすぐに寝る生活をずっとやってきていたので自分が今まで仕事生活だけで勉強をしてこなかった事になにか不安と焦りと恥ずかしを感じました。

しかし長年の生活風習は変えられず、結局再就職を探す時には履歴書に何も書けないという屈辱を味わう事になってしまい、今まで常に向上心をもっていつ失業してもいいように勉強をしてこなかった事をとても悔やみました。

睡眠時間を取るか勉強をとるか、または家族との生活や、趣味をとるかなど何かをやるにはそれとのトレードオフが必要です。

今のところまだ夜の時間を使って勉強ができるという状態ではありませんが、通勤時間に小説を読むのを減らして、その代わりにビジネス書をできるだけ読むように心掛けています。

理論やHOW TOを学ぶだけでどうなるの?という思いもありますが、これはこれで現在の仕事にも役立ちますので、まぁいいかなと思ってます。

しかし大事な事もそれらの本を身近に置いておかないとすぐに忘れてしまうのがつらいところです。
記憶力の衰えが特に最近ひどくなってきたような気がします。


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094 中高年者の採用基準

今私は40代の半ばです。人材紹介会社の方に言わせると「話を聞くだけ無駄な人」ということですが、では何歳までならば「話を聞くに値する人か?」と聞くと30歳〜33歳が限度ということです。

このような年齢差別が今後もずっと続くのかどうかはさておき事実として市場価値がないのだからそれ以上の年齢での転職というのは相当苦労するのは当たり前ですね。

今の若い人は20代後半で普通は将来の事を考えて転職するか今のまま行くかそれとも別の道(起業とか)を考えるかなどの選択をする人が多いと聞きますが、私の20代後半というと仕事にもプライベートにも脂がのって絶好調!(笑)でしたのでまったくそういうことは考えていませんでした。

今考えると転職するのに市場でもっとも高く売れるのはやはり20代後半から30代のはじめ頃なのでしょうが、それを過ぎてからの方向転換が難しすぎるというのが一番の問題ではないでしょうか。

対策としては単に男女区別と同様に国の法律で年齢制限を撤廃するだけではおそらく意味がないでしょう。

というのは例え募集要項に今と違って年齢制限がなくとも書類審査の段階で自動的にはねられてしまうだけだと思います。

採用する側にとって年齢制限をかけるのが無意味なように持っていくには、やはり

「中高年者は給料が高い」
「中高年者はプライドがあって扱いにくい」
「中高年者は何かしら病気を持っていてよく休む」
「中高年者は動きが鈍い」
「中高年者は新しい発想・アイデアに乏しい」
「中高年者は高齢の親の面倒をみていて休日出勤等無理が利かない」
「中高年者は前職の文化を引きずっていて新しい環境に馴染めない」
「中高年者は物覚えが悪くまた新しい事をはじめるのも億劫がる」
「中高年者はなにかというと昔話を自慢げに話しをする」
「中高年者は実力よりも上司へのゴマすりや要領の良さを重要視している」
「中高年は新しい事への批判が多い」
「中高年者は持ち家や家族のことがあるので転勤を嫌がる」

・・・・をひとつひとつ払拭していかなければならないのでしょう。

自分で書いていながら、自分を客観的に見てみると上のいくつかにはあてはまる事があって、きっと社内の若い人達にはそう見られて思われているのだろうと思います。

中高年者には、

「長い経験から培ったノウハウがある」
「人生経験が豊富でよい相談相手となる」
「物事を感情ではなく論理的に考え語れる」
「中高年には扶養家族等を守らなければならないものがあり真面目で従順である」
「より上のクラスへの人脈・コネを持っている」
「一般的に物知りである」
「遊びを知らないので仕事一筋である」
「対人折衝とくにクレーム処理などは上手だ」

・・・・・とちょっと自虐的な要素も含んでますが、そう言った中高年者だからこそ得意な面にスポットをあてさせて、デメリットより上回るようにもっていく必要があるのでしょう。


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095 たまには経済問題

NHKスペシャルは昔からよく見る番組です。その昔は「NHK特集」とか言っていたような記憶があります。

社会人になってからは唯一の勉強としてビデオ録画してほとんど見るようにしていたぐらいです。本当に勉強になったかどうかは不明ですが。

そのNスペでアメリカ社会の個人借金問題が取り上げられていました。土曜日の番組だったので見られた方も多いのではないかと思います。

簡単に内容を書きますと、アメリカ人の多くはクレジットカードで気軽に借金をして「今を楽しむ」という生活を好む人が多い。

そして金融機関も企業への貸し出しが落ち込む中、今は個人向けの貸し出しに注力しており凄まじいまでの個人向け融資を血眼でおこなっているという構図が説明されました。

そのクレジットの借金が膨れ上がったり、以前の株式、そして最近では不動産の高騰があってそれに投資をして失敗し自己破産をする人が後を絶たない。

アメリカ景気は世界の景気にも大きく影響を及ぼしますが、そのアメリカ景気を支えてきた個人消費が実は巨額の借金でまかなわれているという現実があり、それがこの先どうも怪しくなってきたという問題提起です。

私は以前に「今の円は強過ぎで今後すぐに円安にふれていく気がする」と書きましたが、彼の国アメリカでも決してドルが決定的に強くなれない理由があったのですね。

1年半前にきっと円安にふれる動きを感じましたので初めての外貨預金をおこない米ドルと豪ドルをそれぞれ50万円ずつ購入しました。

しかし、その後失業してしまい、預けてから1年後には生活費に余裕がなくなり解約することになりましたが、結局豪ドルはなんとか原本割れしなかったものの、米ドルは20%ぐらい下がってしまうという散々な結果となりました。

本当はもう2〜3年は預けておきたかったのですが、思わぬ事態で現金化せざるを得なくなり仕方がないと割り切りました。

もちろん2〜3年後には円安になっているという保証は全くありませんが、これほどの不景気が一気にV字回復するとも思えないので、もし使っていない資産が少しでもあればできるだけリスクは分散しておいたほうが良いとは思うのです。

ただ米ドルがいいのか他の国やユーロドル、またはその他の債券などが良いのかは個人判断でしょう。

さて、本題の今後の経済状況ですが、すべてにおいてアメリカの後追いをしている日本人も同様に「今を楽しむ」ために個人借金大国となるのか?それとも日本人独特のタンス預金の風習が今後も続くのか?そしてアメリカ経済は今後今の日本と同様にデフレ・大不況へと突入してしまうのか?という疑問があります。

さてこれはどのように考えるのが経済を一歩先を読むことになるのでしょうか。

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