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228 恐怖の存在


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228 恐怖の存在 2007年9月2日 (日)

「恐怖の存在」(State of Fear)マイクル・クライトン著を読みました。

マイクル・クライトンは「ジュラシックパーク」や「タイムライン」のような荒唐無稽なSF作家という一面と、「失われた黄金都市」や「エアフレーム」や「ER」シリーズなど社会問題をテーマにしたサスペンスの面もありますが、この恐怖の存在はいま毎日、新聞や雑誌に載らない日はない「地球温暖化」やそれを強力に推し進める環境保護団体に疑問を投げかける社会問題をテーマにした小説です。

これを読むと多くの人は第一に「好きだったクライトンには失望した」やがて読み進むにつれ「どこまでが想像でどこから事実なんだ?」そして「おいおいマジかよ」「真実はいったいなんなんだ?」となっていくこと間違いない。

タイトルだけ見ると夏の夜にふさわしい化け物が出てくるスリラーのようだけど、ある意味環境をテーマにしたスリラーでもあります。

ストーリーは世界で一番有名になった群島で、まもなく海に沈んでしまうと言われる南太平洋の小国バヌアツ共和国と思われる国が、地球温暖化を引き起こした一番責任のある国アメリカを訴えるところから始まります。

そして地球温暖化や異常気象となるといつも出てくる南極やグリーンランド、米国南部(大型ハリケーンカトリーナの被害など)、南太平洋などへ物語は展開します。

またそれと同時に世界中に増えてきた環境保護団体が世論操作をして国民を味方に付けることによってそれに同調するマスコミの実態と科学的に実証されていないことも含め、情緒に訴えかけて包み隠してしまう方法などを暴き出し、さらに巨大化した環境保護団体がより多くの資金を得るために犯罪的行為まで犯してしまうことが描かれています。

小説の途中には事実の資料や科学的に証明されたが世間には知らされていないことなども出典を明らかにした上で掲載されています。

私自身反論はいくつもありますが、「化石燃料を燃やすことにより急激に増えてきた二酸化炭素が原因でオゾンホールができ、地球の温暖化が加速し、南極やグリーランドの永久凍土や氷河が溶け出している」という理屈は小説の中では完全に覆されています。

それを含めて主人公は下記のとおり主張しています。

「地球の温暖化が進んでいる」→うそ
「地球温暖化がエルニーニョを引き起こし異常気象を引き起こしている」→うそ
「地球温暖化で陸地の砂漠化が進んでいる」→うそ
「地球温暖化で南極の氷が溶けている」→うそ
「地球温暖化により海面が上昇している」→うそ
「ヒートアイランド現象で巨大化した都市部の気温が上昇している」→ホント
「世界的に各都市の気温が上昇している」→うそ
「自然環境を保存するため森林には人間が手を入れてはダメ」→うそ
「地球温暖化のため毎年多くの種が絶滅している」→うそ
「DDT(殺虫剤)は発ガン性があり危険」→うそ

この中でもショックを受けたのはDDTの再評価についてです。この農薬は日本でも戦後大量に使われりしましたが発ガン性や環境ホルモンに影響がある可能性があると言うことで1970〜1980年にかけて世界的に使用中止となりました。

おそらく日本人の知識としては終戦直後進駐軍に頭からDDTをかけられる日本人の子供達のイメージがあり、危険な農薬をかけるアメリカの兵隊というところで終わってしまっているでしょう。

しかし安くて効果の高いこの農薬をが使えなくなり世界中で貧しいアジアやアフリカの国を中心に何千万人もの人がマラリヤなど害虫を媒体とする病気で亡くなっています。

もし例え発ガン性があったとしてもガンで死ぬ人の何万倍もの人がマラリアで死んだことになります。変わりに登場した農薬や殺虫剤は高価で発展途上国には買えないからです。

ちなみに国際がん研究機関(IARC)の最新の研究ではDDTは発ガン性はないことが発表されています。

「スリランカでは1948年から1962年までDDTの定期散布を行ない、それまで年間250万を数えたマラリア患者の数を31人にまで激減させることに成功していたが、DDT禁止後には僅か5年足らずで年間250万に逆戻りしている。」(出展:Wikipedia)のような状況が世界各地で起きていたわけです。

ホントこの作家にはいつも驚かされます。

しかし久しぶりに大きなショックを受けた小説でした。


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