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リストラ日記アーカイブ 2011年1月
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日記INDEXページ(タイトルと書き出し部の一覧)はこちらです

458 初日の出のご来光を富士山とともに拝む 2011/1/1(土) 
459 12月のDVD映画 2011/1/4(火) 
460 12月後半の読書 2011/1/6(木)
461 年末年始のテレビを見ていて感じたこと その1 2010/1/9(日)
462 年末年始のテレビを見ていて感じたこと その2 2010/1/10(月)
463 新卒就職活動に思うこと 2011/1/15(土)
464 1月前半の読書 2011/1/18(火)
465 ネット通販にはまりそう、というかすでにはまっている 2011/1/21(金)
466 若者のクルマ離れと東京オートサロンの活況 2011/1/24(月)
467 見過ごせない自賠責保険料の大幅値上げ 2011/1/29(土)



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初日の出のご来光を富士山とともに拝む 2011/1/1(土)


458
2011年新年明けましておめでとうございます。

昨年の1月1日は、それまで使っていた旧日記(Geocities)からこの新しいブログへ移行をおこなった日(投稿は1月3日付け)で、九十九里浜からの初日の出参拝の内容でした。

あれからもう一年、というか実感としてはまだ一年かというところです。日記自体は2002年から始めていますので、そんなものかも知れません。しかし旧日記から最新ブログへ移行したことで、検索エンジンに表示される割合が確実に上昇したせいか、今までより多くの方に読んでいただけることになりました。

相変わらず、オヤジのわがまま、偏見、独断、無責任のしかも悪文の内容ですが、なにか継続していくことが自分のためにとって意味があることだと思って書き続けています。

また、現在リストラで苦しんでおられる多くの方々にとっては、もはやこのサイトや日記は役立つ内容のものではありませんが、40過ぎでリストラに遭い、その後どうにか復帰しているオヤジの無力なつぶやきだと思っていただければ幸いです。

さて、今年の元旦は、天候次第と思っていましたが、予想に反して太平洋側は晴れとの予報が出ていましたので、早起きして初日の出を見に行くことにしました。

昨年は海から昇ってくるご来光を見ましたので、今年は山、しかも日本一の富士山から昇ってくる日の出を見に行こうと計画しました。富士山のすそ野から昇ってくる日の出を見るならば、遠くなら南アルプス方面、近場なら静岡県富士宮市から山梨県南都留郡富士河口湖町までのあいだと言うことになります。

いろいろと情報を調べると、富士宮市にある観光牧場が東名富士インターからも近く朝の6時から営業をおこなっているということと、その牧場の高台から初日の出を見ることができるという情報がありそこに決めました。

到着したときはまだ真っ暗でしたが、しばらくすると急速に明るくなってきます。

夜明け前の富士山も綺麗に見えます。


そしてやがて富士の裾野からご来光です。


今年こそこの陰りひとつない、澄み切った世の中になってもらいたいものです。また個人的には、厳しい経済環境下に置かれ苦戦をしている企業の業績回復と雇用が安定化することです。

私の知人、友人から、早期退職という名のリストラで追い出されてしまった人や、50歳近くになってからの地方への単身赴任、起業したものの収入が安定せずに貯蓄を取り崩し続けている人など様々な苦悩を聞かされますし、私も決して他人事ではなく、給料カットは当たり前、下手すれば早期退職という可能性だって多分にあります。

誰しも努力していないわけではないでしょうし、運不運もあるでしょう。先見の明があるのかないのか、要領がいいか悪いかなどもあります。世の中を恨んだり、経営者の無能ぶりに怒ったり、政治家の一言一句をあげつらったりしても、なにひとつとして自分にとって役立つことはありません。そして最後は結局自分のことは自分で責任を取るしか仕方がないのです。

ま、そんなこんないろいろな想いをいだきつつ、日の出を見ながら「今年一年、また淡々と頑張らなくっちゃ」と1年の計をおこないました。

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12月のDVD映画 2011/1/4(火)

459
渚にて  1959年米 スタンリー・クレイマー監督、グレゴリー・ペック主演
元々は英国の作家ネビル・シュートにより1957年に書かれた「渚にて 人類最後の日」 (創元SF文庫) 原題「On the Beach」という小説ですが、1959年にグレゴリー・ペック主演で映画化され有名になりました。同時期の映画「サイコ」に主演した若きアンソニー・パーキンスも出演してました。1959年の映画なのでモノクロ映画ですが、十分に見応えのあるいい映画です。

ストーリーは第三次世界大戦が起きて、世界中の人類はほぼ壊滅します。唯一、南半球のオーストラリアだけが気流の関係で放射能の影響を受けず、かろうじて生き残っています。そのメルボルンに被害を受けなかったアメリカ軍の原子力潜水艦が寄港します。その頼れる艦長がグレゴリー・ペックです。

しかし全滅したはずのサンフランシスコから意味不明のモールス信号が発信されていることがわかり、その潜水艦で調査に向かいます。潜望鏡から眺める人っ子いないサンフランシスコの街並みが不気味です。潜水艦は再びオーストラリアに戻ってきますが、そのオーストラリアにもやがて放射能が流れてきて、人類全滅の道へと進んでいきます。

ここには宇宙戦艦ヤマトのように奇跡も起きずハッピーエンドもありません。米ソ核戦争の危機と言われていた中で、この小説や映画が描く核戦争後の世界の恐ろしさは真に迫っています。

スポンサーや投資家にとって魅力的ではないこういうバッドエンドの映画は最近特に作られることはありませんが、ぜひ最新の科学データと技術を駆使してリメークをしてもらいたいものです。


宇宙戦艦ヤマト 復活篇  2009年 監督:西崎義展
実写版のヤマトが公開されなかなかの人気ですが、そう言えば何度か作られていたアニメの続編はほとんど見ていないなということで、2009年12月に公開された復活編を借りてきました。

ヤマトはもう松本零士氏のオリジナル作品からは遠く離れた存在になってきてます。古代と森雪は結婚し子供ができています。その古代雪の乗った移民船を護衛する艦隊が攻撃されて行方不明となります。

古代進は貨物船船長だったのを地球の危機と言うことで呼び戻され、復活したヤマトの艦長の椅子に座ることになります。見所は波動砲が六連発式となっていて、パワーアップされたところでしょう。

なんだかんだとあって、無事生還するものの、古代雪の行方は不明のままで、「第一部完」と最後にクレジットされるところを見ると、第二部以降があり、そこで発見されるのでしょう。もうどうでもいいと言う感じです。

映画の最初に「原案:石原慎太郎」とクレジットがされますが、なにか場違いですね。おそらくですがいまボイコットで揺れている東京アニメフェアの実行委員長へのおべんちゃらと見ておくのがいいところかも知れません。


ハート・ロッカー  2008年米 監督:キャスリン・ビグロー 主演:ジェレミー・レナー
確かアバターを破って第82回アカデミー賞作品賞を受賞した映画だったと思います。イラク駐留アメリカ軍の爆弾処理班を描いた、重苦しい雰囲気たっぷりの映画です。

映画はまるでドキュメンタリーを見るような感じで展開していきますが、今この時代においてもこのような爆発物が街のあちこちに仕掛けられたり、製造されている場所があることに戦慄を覚えます。そういうことは日本では報道されることも少なく、ましてそれを取り除く軍人のことなど知るよしがありません。

これを観たアメリカ人はどういう感想を持つのでしょう?右派は「こういう命をかけた軍人に感謝しなければいけない」、一方左派なら「言葉も通じない地球の裏側にまでアメリカ人が命をかけて介入する必要があるのか?」でしょうか。確かに問題提起の映画ではあります。


ボルケーノ 1997年米 監督:ミック・ジャクソン 主演:トミー・リー・ジョーンズ
缶コーヒーBOSSのコマーシャルに「宇宙人ジョーンズ」役で長く出演しているトミー・リー・ジョーンズはもちろんアメリカでは有名な俳優&監督さんで現在64歳。デビュー作は「ある愛の詩」(1970年米)での助演役でした。その後JFK(1991年)や逃亡者(1993年)、バットマン・フォーエヴァー(1995年)など助演役の多い俳優ですが、この映画では堂々と主演を張っています。

ストーリーはロサンゼルスの街中で池の温度が上がったり大きな地震が起きたりします。地下を調べると高温が吹き出しているところがあり、予想しなかった溶岩が吹き出していることが発覚。トミー扮するカリフォルニア州緊急事態管理局局長が美人地質学者とともに吹き出して流れ出す溶岩を運河を使って海に誘導するため奮闘するというものです。

14年前のSFXはさすがにまだ粗さが目立ちますが、何物も溶かし飲み込んでしまう溶岩と最新の街という組み合わせがすごくアンバランスで楽しめます。


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12月後半の読書 2011/1/6(木)

460
1Q84 (BOOK2、BOOK3) 村上春樹

本名が青豆という変わった名前のスポーツジムトレーナーの女性と、天吾という作家志望の予備校教師の男性が交互にストーリーが展開していきます。BOOK3からはそれに青豆や天吾と関わってくる牛河という異様な元弁護士の裏世界の調査・情報屋がそれに加わってきます。

ストーリーについては多くの場所で語られているので、詳しくは書きませんが、1Q84とはバブル時代がまもなく最高潮に華開こうとする1984年の数カ月間に起こる現実とパラで進行している特殊な別の世界の話しです。村上春樹の特長であるクラッシック音楽やロックなど、古めの曲がいつもバックグラウンドに流れていることを感じられる作品です。

1984年といえば、そこには携帯電話もなければ、長引く不況の陰もなく、お金を得るのにさほど苦労することもなく、やろうと思えばなんだってできるいい時代で、そういう時代を反映しているとも言えます。

山梨県に拠点を置くオーム真理教を彷彿させるカルト教団や、NHK視聴料金集金人の跋扈、ドメスティックバイオレンス被害者の駆け込み寺、そしてしばしば登場する性的な場面。子供からお年寄りまで万人が観るテレビ放送向けではなく、「ノルウェーの森」が映倫PG12指定ですから、こちらは観る人をもう少し選ぶR15指定ぐらいの映画向けの作品と言う感じです。映画化されるとしてもまだだいぶんと先のことでしょうけどね。

ただ、最後があっけなく、今まで溜めてきたワクワク感はそこで一気に消えてなくなってしまうのがあまりにも残念です。続編があるのかどうかは知りませんが、エピローグがあってもよさそうな感じがしました。


海炭市叙景  佐藤泰志

海に三方を囲まれた佐藤氏の故郷函館市をメインとし、また多くの炭坑跡を抱える北海道の寂れた地域をミックスした架空の街で暮らす市井の人々の出来事を短編化した小説です。バブルも華やかしき20年ほど前に書かれた小説ですが、映画化されこの12月から公開のようです。それに合わせた形でこの小説も注目されるようになったのでしょう。

それぞれの短編は独立したものですが、主人公はそれぞれになにか問題を抱えたまま、決して解決もすることはなく、突然に終わってしまうというもので、なにか新鮮さを感じさせます。

この小説はTwitterで書店員さんがお勧めの本だったので買ってみたのですが、私が積極的に手に取るような本ではなく、今までにあまり読んだことがないジャンルなのでそのように思ったのかもしれません。

著者の佐藤泰志氏は6作品を残し、1990年に41歳で妻子を残し自殺をした方で、この作品が遺作となるようです。この作品の中からも、なにか現状から抜け出せなくてもがきながらも、あきらめの境地に達しているというやるせなさ、はかなさというのが感じ取れますが、自死の理由はわかりません。また映画がレンタルDVDになれば観てみたいなと思います。


乱暴と待機  本谷有希子

う〜ん、この本も書店員お勧め本として載っていたので買ってみた本ですが、何が言いたいのか、何を求めているのか、なにを提起しようとしているのかがさっぱりわからないストーリーですが、この小説も浅野忠信、美波、小池栄子等の出演で映画が作られ2010年10月に公開されていたと言うことです。知りませんでした。

作者の本谷有希子氏は今年32歳で、女優、劇作家であり劇団も主宰しているということなので、多才な方だと思いますが、おそらく私の年代には馴染みがないものの、きっと若い人達を中心に特定の根強いファン層がいるのでしょう。

ストーリーは、安アパートで生活する変わったカップルが住んでいて、よく理由がわからないが男が女に復讐をするためにその方法を考えていたり、女はひたすらその復讐をジッと待っていたり。男は両親が起こした昔の交通事故で足が不自由だけど、今は保健所に勤務していて、ペットの殺処分の仕事をやっている。その職場の後輩とそのグラマラスな彼女がその不思議なカップルと絡んでくるが、待つ女とグラマラスな彼女は元同級生だったりして。

私には意味不明だらけだけど、今の高校生や大学生、20代ぐらいの人には、なにか共感を感じることがあるのでしょう。私でももっと読み込めばわかるのかな?とも思いますが、他にも一生かかっても読めない多くの本が待っているので、この本を繰り返して読む価値があるとも思えず感想もここまでです。映画も浅野忠信や小池栄子には興味あるものの観たいとは思いません。

   

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年末年始のテレビを見ていて感じたこと その1 2010/1/9(日)

461
年末年始に旅行とかへ行かずに自宅で過ごすとどうしてもテレビを見る機会が多くなります。普段ニュースとスポーツ中継以外はあまり見なくなったテレビですが、暇だった年末年始に朝から深夜まで割と集中して見た感想その1です。

・年末年始とも出演料の安い売れていない芸人をひな壇に大量動員するお手軽番組が多い
・年始の昼間の番組は意外と生中継が多いが、売れっ子は海外へ出掛けているので二〜三流どころばかり
・深夜帯には昔の名作映画を放送して欲しいが、つまらない芸人と素人集めて馬鹿笑いバラエティばかり
・隠し芸もなくなりレコ大や紅白以外に年末年始のレギュラー番組は意外と少ない
・裏紅白ではガキ使「絶対に笑ってはいけないシリーズ」が恒例化し健闘している
・長い間裏紅白を盛り上げてきた格闘技は、新鮮さや活気がなくなってきた
・観客不在の番組に関わらず「へぇ〜」「うわぁー」「おぉ〜」「ワハハハ」と録音済みの音声や効果音を安易に入れるせこい手法がうざすぎる


毎度たいして売れていない芸人達ばかりが目立つ年末年始番組ですが、出演者ではなく、話題の震源地や流行の伝わり方等を見ると変化が見られます。それは、旧来からのアナログ的なもの(初詣の風景やスポーツ中継)と、ネット系の新しいデジタル的な内容(エンタメ情報、ライフハッキング情報など)とが混在してきているなということです。番組の中にブログの有名人が出演したり、iPhoneやiPadが番組の中でも使われ、ネット発のニュースやネタを使うことに抵抗がなくなりました。

よくテレビなどの旧メディアとネットメディアとの対決とか攻防とか言われますが、もはやテレビや新聞は積極的にネットを活用し、うまく中に取り込んでいこうとしています。それは昨年起きた尖閣諸島での中国漁船と海上保安庁巡視船との衝突事件ビデオがyoutubeに流出したことで、それまでは目立たぬように静かに進められてきたことが、一気に加速することになります。

テレビ各局は、youtubeなどの動画投稿サイトに対し、著作権侵害の巣窟として、敵視し存在を無視してきました。ところが今回の事件では逆の立場となり、どの放送局もyoutubeにアップされた動画を許可なく、様々な番組に取り込んで放映しました。もっともあの投稿動画の著作権は誰にあるのかというのは難しい問題ではありますが。

それ以外にも、報道番組では事件や天災が起きた時、現場の地図や空撮写真を使う場合、Googleの空撮写真を使うことが増えています。写真の下に小さく「Google Earthより」とクレジットされますが、1990年頃のバブル時代なら、国内の現場写真が必要ならテレビ局や新聞社がすぐにヘリを飛ばし空撮をおこなっていましたが、昨今の経費縮小の折、1回飛ばすと数百万かかる取材ヘリコプターをそう易々と使えず、自由に使えて品質もよくなってきたネットコンテンツがなくてならない存在となっています。

この正月に激震が走った浜崎あゆみの結婚も、年末の大桃・麻木熟女同士の痴話喧嘩も発端はTwitterでの発言でした。またグルーポンの共同購入格安おせち料理問題も、個人ブログやレストラン社長のTwitter謝罪が発端となり、ニュースの少ないお正月のテレビや新聞に格好の話題提供となりました。

テレビ報道やニュースの中にも「ブログにこう書かれていた」「Twitterでこういう発言があった」という表現がたびたび出てくるようになり、ニュースソースは従来の公式発表や記者の取材ではなく、ネット上からというのが多くなってきました。加害者や被害者の顔写真もブログから取ってきたと思えるものが増えていますし、テレビ局や新聞社の仕事は、それらのネット情報が正しいかどうかの裏を取る作業となってきているようです。

芸能人達がこぞって海外へ出掛けるのが、年末年始の風物詩となっています。レギュラー番組を持つ芸能人なら、正月特番のためにこの時期だけは休めるからという理由はわかりますが、この学校に通う子供がいるならともかく、なにも一般の海外旅行者が多い時に合わせて行かなくても、もっと空いた時期にゆっくり行けばいいのにと思ってしまいます。

毎年ハワイへ休暇に出掛けるようになった最初の芸能人は石原裕次郎で、現地に別荘やヨットまで持っていたそうなので理解できます。芸能人が海外へ出掛ける理由として「日本人のいないところへ行きたい」というのが上位にあがりますが、わざわざ日本人の多いハワイや南半球へこれまた出国者の多い正月休みに出掛けるのではどうも筋が通っていません。

庶民が毎年近所の神社に初詣に出掛けるのと同じ感覚で、そこそこ売れている芸能人なら「正月はハワイへ行き、成田とワイキキ空港に待ちかまえている多くのレポーターの取材を受けてそれがテレビに流れる」というのが一種ステータスだと思っているのでしょう。

ま、それにしてもそんな仕込まれたことを空港でレポーターやカメラマンが押しかけて取材している姿を想像すると、つまらないことに無駄な時間とエネルギーを費やして、NHK以外のテレビ局がこぞって公共性の高い電波を使って放送しているなんぞ、愚の骨頂だと思ってしまいます。

年末年始のテレビを見ていて感じたこと その2へ続く予定

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年末年始のテレビを見ていて感じたこと その2 2011/1/10(月)

462
「年末年始のテレビを見ていて感じたこと その1」に続いて、その2です。最初は1回で全部を書くつもりでしたが、書いているうちに結構な量になってきたので、急遽分割をしました。

・モバイルゲームとパチンコのCMがえらく目に付く(深夜にいたっては感覚的に全体の半分ぐらい)
・年末年始は記者会見やプレスリリースがないため、ニュース報道は機能不全を起こしている
・私的にはスポーツ中継(サッカー、ラグビー、駅伝等)が唯一楽しめた番組
・冬のスポーツは昼間が多いので、夜に見られる人気スポーツの開拓が必要(アメリカではアメフト、バスケ、アイスホッケーなど豊富)
・盛り上がってきたところで「この続きはCMの後で」と山場でぶった切る「山場CM」「またぎCM」が多い
・自局の番組宣伝CMがNHK含めこれでもかというぐらい、しつこく煽る
・お金をかけた高品質のドラマやドキュメンタリーをじっくり見たいのにNHK以外はどこも厳しそう

別に年末年始だからというわけではないですが、いわゆる「山場CM」「またぎCM」が多過ぎます。場を盛り上げておいて「この続きはCMのあとで!」ってヤツです。この手法は今では当たり前のように使われていますが、英国の調査では、この手法は視聴者が不快感を感じる割合が高く、広告に悪い影響が出る可能性が指摘されています。私の場合、そういうせこいやり方に非常に腹が立ち、その場面に出くわすとなんの躊躇いもなくチャンネルを替えてしまいます。

この年末年始テレビCMはモバイルゲームとパチンコ台のCMが目に付きました。すでにトヨタやパナソニックなど今までテレビ広告で常に上位を占めていた企業や業界をはるかに上回る露出度です。

モバイルゲーム(携帯電話ゲーム)は、最初は無料で使え、やがてゲームの中で、勝つために強くしたり便利にするためには有料となる仕組みで、多くのカモさんを得て、急激に成長を遂げていますが、それによる様々な社会的問題も起きています。パチンコ業界も公然と警察の保護下で行われている「換金性のある違法カジノ」ということは誰しも知っていて同様に社会的な問題を抱えています。

しかしこのような大量広告のおかげで、テレビ局もその関連企業である新聞社もその根底にある問題を追及することはできず、隠匿されたままになっていたり、気がついても知らないフリをしているのが現状です。バブルの頃から十数年前まではサラ金会社のテレビCMが流れまくりましたが、それと似ています。そのうち問題が隠せないほど大きくなってきた時にテレビ局はサラリと他に乗り換えるだけなのでしょう。

テレビ番組として制作される番組で、いわゆる「ヤラセ」でないものはほとんどなく、多くの場合、事前の調査、仕込み(準備)、筋書き(台本)、編集(生中継の場合デレクションや細かな指示等)が行われます。野球やサッカー、ゴルフ、大相撲、競馬などのスポーツ中継自体は、さすがに番組制作側でヤラセはないですが、ドキュメンタリーやバラエティ番組では「ヤラセがある」と思って見るのが健全です。時々「これはヤラセだろう!」と憤慨する人がいますが、なにを今さらと思ってしまいます。

いずれにしても今年2011年にはテレビはまだ消滅しそうもなく、相変わらずこんな調子で、視聴者の文化度に合わせた軽薄で低俗な番組を大量に流し続けていくのでしょう。そんなことより私にはあと半年あまりに迫ってきた地上波デジタル完全移行と、それにともなう地デジ難民の行く末に興味があります。

大ざっぱで勝手な予測をすると、日本全国約5千万世帯のうち、およそ5〜10%の世帯が今年7月の地デジ移行後には難民化します。つまり250万世帯〜500万世帯のテレビが映らなくなるわけです。もっともその中にはネットやワンセグがあるので、通常のテレビは不要という人や、元々テレビは見ないからという人達も含まれるのでしょう。

しかし残された世帯で難民化するのが「テレビは滅多に見ないけど、それでもたま〜には見たい」という人や、「アパートの共同アンテナが地デジに対応してなくって・・・」という世帯や、私の家のように「リビングにある1台はCATVや光回線で地デジ化されているけど、他の部屋にある2台目、3台目のテレビは従来からのアナログ波受信だけ・・・」という人や世帯です。

アンテナ購入+工事費+地デジチューナー購入というのは、余計な出費と負担です。我が家の場合、CATVを他の部屋へも引き利用することは可能でが、工事代や月々の契約料が高額になるのが痛いので、自費で別途アンテナを立てるかどうか悩ましいところです。

賃貸のアパートやマンションでは、共同アンテナを地デジ用に替えるのを渋っている大家さんがいると聞きます。地デジにしたから家賃や共益費を上げられるわけでもなく、また設置の義務もありませんから当然です。アパートのような共同アンテナの場合、アンテナ代と工事費だけでなくブースターなど多額の設備費用が必要です。また電波発信先が東京タワーからスカイツリーに変わると、そこでまた新たに工事費が必要になってきます。それらを考えると、理解ある太っ腹な大家さんでないと、躊躇することになるでしょう。多くの古いアパートやマンションの住人が地デジ難民化するのが今から目に見えるようです。

     
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新卒就職活動に思うこと 2011/1/15(土)

463
学生の就職は超氷河期時代と言われています。こう言うときに一流企業や一流官庁に入社・入省すれば、生涯競い合うライバルの数も少なく、先輩や上司からは大事にされ、とってもいい社会人のスタートが切れそうです。

今年度の学生就職人気企業ランキングが発表されましたが、上位には当然知名度のある一流企業ばかりです。今まで上位にあった生保、新聞社、テレビ局、自動車メーカーというのが見あたらないぐらいでしょうか。

文系男性
1)三菱商事
2)三菱東京UFJ銀行
3)住友商事
4)東京海上日動火災保険
5)みずほフィナンシャルグループ
理系男性
1)東芝
2)ソニー
3)三菱商事
4)日立製作所
5)住友商事
文系女子
1)三菱東京UFJ銀行
2)東京海上日動火災保険
3)みずほフィナンシャルグループ
4)丸紅
5)全日本空輸
理系女子
1)明治グループ(明治製菓、明治乳業)
2)ロッテ
3)味の素
4)資生堂
5)サントリー

もちろんこの就職戦線を勝ち抜くには@頭脳明晰で、Aそつなく立ち回れる器量と要領を備えもち、Bさらに両親や祖父祖母の華麗なる系図や人脈縁故というゴールデントライアングルが揃ってなくてはなりません。

バブル期ならいざ知らず、残念ながら今の時代、@〜Bのどれかひとつが欠けていても、一流企業の正社員や本省レベルのキャリア官僚にはなれませんので「就活で努力すれば一流企業へ」と意気込んでも、無駄な時間とエネルギーを使うだけです。

なぜ一流企業や一流官庁がいいのかと言えば、それは入社後〜10年間の教育と経験に集約されます。一流企業や上級国家公務員には、国内、海外の教育機関への派遣や留学、教育費補助、資格奨励など様々な教育サポートシステムが充実しています。もちろんそこで得られる一流の人脈も将来の大きな財産となります。

一方、2〜3流企業では、一旦入社してしまえば、名目だけの教育制度で、実際には目の前の業務が忙しい上、慢性的に人員不足で残業や休日出勤も多く、自主的であっても勉強できる時間や余裕はなく、仕事を削って他の学校へ通うなんていうのはほぼ夢です。

それに考えても見てください。誰もが知っている一流企業や官公庁出身者というだけで、その他多くの中堅、中小企業や特殊法人や団体へは、顔パスで転職できたり、引き抜いてもらうことが可能です。しかし逆は絶対にあり得ません。つまり最初にトップ企業・官庁に入っておくと、あとはもし脇へそれても規模や質を多少落せば食い扶持には決して困らないということです。

さて、そんな一流企業や一流官庁にはとても入れないという気の毒な人達はどうするか?

1)1.5〜2流の企業へ就職し、数年のうちに一流企業入りを祈り願う
(しかし一般的には、競争に負けて逆に3流以下に落ちていくケースが多い)

2)一流企業の子会社、関連会社、または二流以下の官公庁に就職し、おこぼれに与りながら下積みの生活に耐える
(不況でどこも余裕がなくなり、おこぼれどころか、逆に押しつけられたりしています)

3)社員数名のベンチャー系企業に入社し、将来の上場、一流企業を目指す
(持ち株など恩恵があるかどうかは運と実力次第だが、結果が出るのは相当先。当面は安いバイト並みの給料や待遇で我慢できるか)

4)自分で起業し、一流企業へ入った奴らを見返してやるというモチベーションで上場、または一流企業を目指す
(一番リスクは高いが、その代わりのリターンも大きい可能性あり。大穴狙いの一発屋向け)

5)高収入、好待遇はあきらめ、バイトや外国人労働者と同様の賃金でその日暮らしに光明を見出す
(アルバイトの延長と思えばわかりやすい。大きな責任はないが、景気や企業都合でいつ仕事を失うかもしれない。正社員だからといって安心できない)

ぐらいの道でしょうか。

惜しくもわずかの差で超一流企業や一流官庁に入り損ねた人ならば、まず1)か2)を選択するでしょうし、最初から無理と言う人は3)以下を目指すしかありませんが、4)が卒業後すぐにできる人は限られているでしょう。

では社会人になってから、努力して一流といわれるところへ行ったり、飛び級していくことができないか?ということですが、これは残念ながら一流企業・官庁に入った人とそれ以外の人では、能力・人脈・知識に差が開きこそすれ、縮まったり逆転するようなことは映画やドラマでもなければまずありません。逆にその格差は大きく拡がっていくと思って間違いありません。

よく評論家が「大手企業は競争率は高いが、中小企業はそうでもない。将来有望な中小企業にもっと目を向けよう!」と言いますが、そういう人はだいたい一流大学を出て一流企業に入社して、現在はしっかりとビジネスを成功させている人の話です。まったく信用できない話です。

それでも、明るい将来に向けてなんとかしていくためには、理想を言えば、社会人になってからも本業以外の勉強を続け、語学なら英語ともう1カ国語、業務上の必要な資格や技術習得はもちろんのこと、できれば仕事とは関係のない趣味や特技を生かし、例えば調理師や重機オペレータ、介護福祉士などのいわゆる「手に職」を20代のうちにつけておくことをお勧めします。

ただ、今後30年間、日本国内の市場規模は下がっていく一方なので、国内だけで通用する資格や技術・経験、例えば大型公共工事、住宅建設、不動産の売買や投資、運輸、電気、新聞・テレビ等のマスメディア関連の将来性はなく、心許ない限りでしょう。

需要があり企業が求める人材となるには、中国やベトナム、インド、中東、アフリカへ行っても通用する技術や経験、語学、コミュニケーション能力、生活適応力ということになります。それら各国に人脈や友人がいるといざというときに強いでしょう。例えばイスラム教に造詣が深く、何人かのラビと親しくしておけば、中東やインドネシアの日本企業でたいへん重宝されること間違いありません。もちろんコーランの一節ぐらいはスラスラと暗記しているぐらいでないといけません。

   
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1月前半の読書 2011/1/18(火)

464
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)  伊藤 計劃
書店員さんお勧め本として購入しましたが、SF小説とはまったく知らずに購入しました。実はSF小説はあまり好きではなく、アーサー・C・クラークやフィリップ・K・ディックのいくつかの名著はともかく、日本人作家では小松左京や半村良を少し読むぐらいですから、読んだうちには入らないかも知れません。

なので、最初読み始めてしばらくは、聞き慣れないカタカナが次から次へと登場し、これがSF小説だということを知り、買ったことを後悔していましたが、読み進めていくうちに、とてつもなくよくできた近未来小説であることがわかりました。一般的には取っつきにくいタイトルなので、たぶんそのせいで読み手が限られてしまうのが損をしています。

ストーリーは、テロに核爆弾が使われ出した近未来の世界で、ある日突然に発展途上国の各地で大虐殺が行われます。その大虐殺が起きる場所には、決まってあるアメリカ人の存在があり、それらの虐殺になんらかの関係をしていることが疑われ、最初は暗殺、その後捕らえるために主人公のアメリカ人特殊部隊員が送り込まれます。

ここで面白いのは主人公はじめ登場人物の多くがアメリカ人や欧州人で、その舞台は世界中という物語なのですが、書いている作家は日本人です。読んでいると日本人作家ではなくトム・クランシーなどアメリカ人作家の小説の翻訳版?だったっけ?と思えてしまいます。柳広司氏の「トーキョー・プリズン」も主人公がニュージーランド人という変わった設定でしたが、小説の舞台は日本でしたので、この「虐殺器官」のようなまったく日本や日本人とは関係がない例は他には知りません。でも違和感はほとんどありません。

この小説で出てくる平和な社会がある日突然「あること」が引き金となって国中で殺戮が起きてしまうその「あること」を意図的に起こすことでその地域で虐殺事件を起こす因果関係方程式がとても不気味です。現実の世界で虐殺が起きた場所にいた人に話を聞くと「なぜこういうことになったのか、さっぱりわからない」というのが、現実の中で実際に起きているからです。過去の多くの虐殺事件で、その生き残った関係者の証言は、自己弁護や責任逃れと言うこともあるのかもしれませんが、ほとんどの場合そう言います。

この小説で描かれている未来はというと、そう遠くない未来、おそらく今から20〜30年先には実現していそうなインフラや武器、兵器が登場し、とてもリアル感があります。最後はSF小説の常であるかのように、あっけない幕切れとなってしまいますが、将来性を感じる作家だなぁって思っていたら、この伊藤計劃氏すでに2009年3月に癌のため34歳という若さで亡くなっていました。残された作品も少なく残念な限りです。


グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人  森下 香枝
お正月の読書用にと借りてきて読みました。グリコ・森永事件と言えば、若い人には記憶にない人も多いでしょうけれど、1984年から1985年にかけて大阪で起きた一連の企業脅迫事件です。その中には江崎グリコ社長誘拐監禁事件も含まれます。

私はこの事件が起きた頃は、入社5年目で事件が起きた大阪で働いていましたので、よく覚えています。ただその当時は報道規制もあり、マスコミも警察にとって都合のいい発表しか伝えず、断片的な情報しか伝わってきませんでした。当時は独身でしたから、グリコや森永のお菓子に青酸ソーダが混入されても、それがすぐに身の危険を感じるような立場にはなく、のんきに客観的に報道を見ていました。

とにかく警察の連携ミスや失敗をあざ笑うかのように(当時はその事実の多くは警察によって隠されていたが)、犯人は次から次へと大胆な犯罪を行っていたことが、後から明らかになります。

そのような一連の犯罪をまとめたのがこの本で、いかに警察が頼りないか、縦割り組織の弊害、都道府県をまたがる場合の連携の悪さ、報道規制による世論誘導、現場警官に対する情報伝達のまずさなどが明らかになってきます。事件後容疑者は何名かあがりますが、アリバイがあったり、実証できるものが乏しく、いずれも逮捕には至らず、結果的にすべての事件について時効を迎えてしまいます。

この本で暗示される主犯と思われる人は、別の事件の取調中に自殺して亡くなっており、関係者と思われる人も別の犯罪で受刑中だったり、ピカレスク小説のように「犯罪で得たお金で優雅な海外生活を送っています」という雰囲気ではどうもなさそうです。


封印されていた文書(ドシエ)―昭和・平成裏面史の光芒〈Part1〉 (新潮文庫)  麻生幾
この本は買ったのではなく、寝正月用に内容は深く知らないまま、会社の休憩室のラックに置いてあったのを拝借してきたものです。麻生幾氏は日本の犯罪ドキュメントや最近テレビでドラマ化された「外事警察 」などちょっと特殊な警察モノを得意とする謎の多い覆面作家さんです。

同氏の作品では北朝鮮特殊部隊が原発破壊を狙って日本に上陸、国内の治安維持なので当初は警察の部隊が対応するものの、圧倒的な武力差で犠牲者が続出してしまい、政府の判断で自衛隊が出動するものの、武器の使用や、相手に攻撃されるまで反撃できない様々な法的な問題を抱え、現場が混乱する小説「宣戦布告 」を読んだことがあります。この原作は映画化もされて、私も5〜6年前にレンタルDVDを観た記憶があります。内容はだいぶんと変えられてましたが、自衛隊の様々な矛盾点を浮き彫りにしたいい映画だと思いました。

さてこの本ですが、昭和から平成にかけて日本で起きた謎多き事件や事故について、今まで封印されていた調書や証言をあらためてまとめたものです。

取り上げられている事件・事故とは、

 1.三菱銀行人質事件
 2.オウム真理教本部サティアン捜査
 3.赤軍派あさま山荘事件
 4.ホテルニュージャパン大火災
 5.ロッキード事件と田中角栄逮捕
 6.在ペルー日本大使公邸占拠人質事件
 7.影の総理金丸信逮捕
 8.国鉄初代総裁下山定則変死事件
 9.ベレンコ中尉亡命(最新鋭戦闘機ミグ25)事件
 10.日本海不審船追跡事件「北朝鮮工作船」への自衛隊海上警備行動発令

というものが列挙されています。

この中では、下山事件だけは生まれていない時の事件なのでまったく知りませんでしたが、他の事件、事故については、リアルタイムで新聞やテレビでニュースを見ています。

私の中では、ニュージャパン火災は社会人1年目で、朝早く、新宿の高層ビルにあった会社に出社すると、窓から遠くにもうもうと黒い煙が上がっているのが見えて、会社にあったテレビをつけるとその現場中継をやっていて火災事故があったことを知りました。

オウム事件はサティアン捜査の原因となった地下鉄サリン事件では、私が乗っていた地下鉄の1本前でサリンがまかれたとあとで知りました。そのサリンをまかれた車輌に乗っていた社員もいて、他線の人も含め何名かの社員が病院へ運ばれていました。

それ以外の事件事故は、自分とかなり遠いところで起こったものなので、新聞テレビ以上のことは知りませんでしたが、いずれも警察発表しか報道しない新聞テレビと違い、池上彰風に言えば「そうだったのか!」という話しがいくつか出てきます。しかし結果的にそれがその時にわかっていたとしても、自分とは距離がありすぎて、関心は薄かっただろうなと思います。

     

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ネット通販にはまりそう、というかすでにはまっている 2011/1/21(金)

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小売店の不調は通信販売のせいだという話しもありますが、今後ますますその傾向は続いていくのは間違いないでしょう。

元々通販は(1)価格 (2)稀少品 (3)配達の利便性などで有利な面があります。

価格は言うまでもなく、大量仕入れ販売、在庫リスク軽減、無店舗、販売員・説明員人件費カットなどにより小売店と比べて明らかに有利な面があります。しかもカカクコムなど価格比較サイトのおかげで、家電などの規格品であれば、一部のアフターサービスの有無などを除き、最安値をいくつもの通販会社から選ぶこともでき、その有利さは明らかで、1割〜2割は同じものが安く買えます。私の場合、ネット通販を利用する目的の70%はこれが理由です。

稀少品とは、ホームセンターや書店へ行っても手に入りにくい新刊本でない古い書籍などを購入する際は、店を探し回るよりネットで検索して購入するのが一番手っ取り早く値段や購入先も比較検討できますからもう言うまでもないことです。

あとバイクやクルマの交換部品で、中古でかまわないものであれば、オークションを探せばだいたい見つかりますし、ある特定車種のオプション品であった専用のフォグランプのレンズが割れたときは、ディーラーに頼むと1万円以上を覚悟しましたが、そのメーカーサイトを調べるとネットで直販してくれることがわかり、数千円で済んだこともありましたし、バイクのメーターが故障したときは中古でオークションに出ていたメーターを落札して自分で交換しました。

もし同等の機能を有するもので、メーカーがいくつかある場合でも小売店では置き場所やメーカーとの取引の有無でそのうちの1種類しか置いていない場合があり、そうすると比較さえできません。複数置いてある場合でも小売店ではそれぞれの店で販売強化をおこなっている製品があり、これはつまりその店にとって利益幅が大きいことを示していて、決して購入者のことを考えて推薦するものではありません。

ネットではそういう場合には実際に使った人の評判や詳しい人の書き込みが役に立ちます。もちろんそう言うものにはヤラセや単純な間違いなども混ざっていますので、見分ける力と多角的に見る手間を惜しんではいけません。また最近では勘違いをさせて小売店で買うより高い値段をつけて騙すような販売手法もありますので、いくつかのサイトで比べたり、実際に小売店での販売価格を調べておく必要もあります。

以前カーナビを買ったときは当然通販が安いと思って調べていましたが、近所のカーショップでキャンペーンがあり、それを見るとそちらのほうが安かったことがありました。ただカーナビ本体につけるその他オプション品は通販のほうが断然安く、本体だけをカーショップで購入しました。カーショップとしては本体を儲けなしで売っても、そのほかのオプション品や取り付け工賃で稼ごうという目論見だったのかもしれませんが、あいにく美味しいところ取りだけをしてしまいました。

有名な大手ネット通販で購入すれば安心だと思いがちですが、ネット通販会社は自社で製品や価格を決めているものもありますが、単に売買するためのインフラを有料で業者に貸し出して商売をさせている場合もあります。そうした場合ではあとでクレームが付くような販売手法や製品と言うことも少なからずあるようです。

例えば、在庫がなく次にいつ入荷するかわからないのに販売をしておいて、購入者に先に支払いだけさせておいて、いつまで経っても送られてこないとか、中には売れるだけ売っておいたあと計画倒産させて逃げてしまったり、購入者に難解な専門的な話しをして、単独では役に立たないからと追加で関連製品を一緒に購入させたりすることもあるそうです。以前売り切れが続出していた人気のゲーム機の通販では不人気なソフトを抱き合わせして価格を上げて販売する手法が横行していました。

そんなことには騙されないと誰もが思っていますが、早く手に入れたいと気がせく当事者になって、説得力ある説明をされてしまうと、ついそういうものかと思ってしまう人間心理を巧みに突いていますので、誰しも被害者になることがあり得ます。

病気のことなら親しい友人のアドバイスよりも、偉そうにしている医者と言うだけで無条件になんでも信じてしまうことと似ています。だからドラッグストアのアルバイト店員や、なんの資格も知識もないコンタクトレンズの説明員がみな医者と同じ白衣を着て接客し、店が売りたいものを白衣の権威の力で売ろうとするのです。

配達の利便性とは、書籍にしても小型の家電品や家具にしても、買ってから自宅まで運ぶのが苦痛に思えることがあります。大型の家電品や家具ならば配達がセットになっていますので、問題ないですが、最近は「お持ち帰り特価」として販売されているものもありますので、重くてかさばるものを電車やバスで持ち帰るのは結構たいへんです。

通販なら当然宅配業者や専門業者により配達され、商品によっては別途追加料金が必要ですが、組み立てや設置までやってもらえます。梱包材なども持ち帰ってもらったりできますので、そういうサービ上手に使いたいものです。家具の買い換えならば、古い家具を引き取ってもらえるサービスがあるかないかも重要です。

いいことずくめに思える通販ですが、気をつけなければならないのが、実物を見ないとわからない製品、例えばソファや衣服など色や材質などが重要な製品を購入するときです。一度店舗で実物を見ているなら問題ないですが、カタログだけで決めるには、「思っていた色ではなかった」「サイズが合わない」「ソファの堅さが柔らか(堅)すぎる」「写真と違ってものすごく安っぽく見える」など失敗談も多く聞きます。多くの場合商品見本は高級品に見えるようプロが照明やアングルに気をつけて撮影しますので、見掛けが全然違うことは当然のことです。

また家具や大型家電の場合、「玄関に梱包されたまま置かれて1人では動かせない」「組み立てに専用工具が必要で無駄な出費になった」「通販業者には設置まで依頼していたのに配送業者には伝わってなくトラブルになった」等、笑って済ませられない問題もあります。わざとではないでしょうけれど、通販会社の間違いで違った商品が送られてくることもありますが、その連絡や返送の手間なども小売店とのやりとりと比べると相手が見えないだけに大変です。

最近は、ネット通販でもクレジットカードが使えるところが増えてきましたが、安売りの専門ショップでは現金振り込みか代引きでしか取引できないところも数多くあります。確かにクレジットカード会社に数%の手数料で利益が飛んでしまうギリギリの値引きをしているのもわかりますが、やはり便利さに欠けるのと、振り込み手数料や代引き手数料を購入者が負担しなければならないのはちょっと引いてしまいます。

最近の出来事ですが、お風呂の給湯を自動的に止める蛇口に取り付ける器具「風呂みーる 」をもう10年以上愛用していますが、この器具はおよそ2〜3年で中のパッキン等が劣化し、完全にはお湯(水)が止まらなくなってしまいます。今使っている器具も2年半前にホームセンターで購入しましたが、とうとう漏れ出してきたので買うことにしました。

 

今まではホームセンターで購入していましたので、今回も買いに行くと3,980円となっていました。確か今までは2,700〜2,900円程度で買った記憶がありましたので、値上げされたのかな?と思い、その時は買わずに帰ってからネットで調べてみると、まったく同じ製品がAmazonで2,480円で売られています。ただこの製品はAmazonの直販ではないので送料が別途525円が必要なので合計3,005円になります。それでもホームセンターより千円近く安いので、たかが千円、されど千円ということで、迷わずネット通販をポチッとクリックをしました。

こういうわずか数千円のものでも、送料を入れても店で買うより安く買えてしまうとケースが最近多いので、ついついネット通販で購入してしまいます。あとでその請求がドッカンとまとまってやってきて、青くなるという繰り返しです。これがネット通販最大のデメリットかもしれません。

     

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若者のクルマ離れと東京オートサロンの活況 2011/1/24(月)

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今年2011年は隔年で行われている伝統ある日本最大級の自動車ショー「東京モーターショー」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)が開催される年で、しかも20数年ぶりに千葉県幕張から東京都内(東京ビッグサイト)の会場へと変更されますが、その存在意義や運営手法について問われる節目の回になるかもしれません。

というのも2年前の東京モーターショーはリーマンショック直後であり、なおかつ「アジアの自動車マーケットの中心は中国や東南アジア」という世界の趨勢もありながら、なんの危機感も持たず努力を怠ってきた主催者の思惑は見事に崩れ、特に海外自動車メーカーの出展が激減し、幕張の広い展示スペースには空きが目立ち、来場者も目標数に届かないという惨憺たる結果となりました。

それに加えて、この失われた20年の間に育ってきた「貧乏な若者」「クルマを必要としないライフスタイル」「エコと健康ブーム」などから、「マイカー離れ」する人が増えてきたことが、このような展示会に足を運ばなくなった理由のひとつではないかと分析をしていました。

ところがそれをくつがえすかのように、毎年幕張で開かれている「東京オートサロン」という、主として巨大な自動車メーカーではなく、アフターパーツの中小・零細メーカーや、チューニングカーなどモータースポーツ関連企業が出展する割合が多い展示会(一般公開は1月14日〜16日の3日間)が、昨年を上回る来場者を集め、しかも1日当たりの来場者数では一昨年の東京モーターショーを上回る1日平均約7万9千人という数字(東京モーターショーは1週間以上開催されるので合計入場者数では当然上回わります)を残しました。

【東京オートサロン11】3日間の来場者24万人を超える 2011年1月17日(月) response.jp

元々発祥が官民が一体となった国策の工業展示会とも言える「東京モーターショー」が、年々来場者が減っていくのは「若者のクルマ離れ」「世界経済の悪化」のせいにしていますが、一方でモータースポーツやドレスアップ、チューニングカーという比較的若者向けの展示が中心となる「東京オートサロン」の入場者は年々増加をしているという、不思議な現象が起きてます。

その理由のひとつには主催者の考え方の違いがあります。「東京モーターショー」は「日本自動車工業会」という国交省と経産省の官僚天下りと、巨大メーカーの寄り合い所帯で構成される利権としがらみと惰性の旧態依然の組織で、とてもユーザーや一般来場者のことなど考えているとは思えません。

そのような70〜80年代の高度成長期と同じ感覚で、実質的な企画と運営をファミリー企業や団体に丸投げをして、いつもどこか焦点がボケまくっている「東京モーターショー」と、いつ経営が傾いても不思議ではなく、存続をかけた背水の陣で望む中小零細企業の知恵と工夫と行動力が試される「東京オートサロン」では、出展社も来場者も真剣度が違い、その両者を結びつけるイベントや企画も豊富で、満足度も明らかに違います。

確かに自動車工業会の主要メンバーである大メーカーが、金に糸目を付けずに開発したコンセプトカーが大量に展示され、2年に一度のお祭りである「東京モーターショー」のほうが、その豪華さでは圧倒しています。しかし展示会はビジネスの場として割り切っている海外のメーカーや、本来の来場者である若者達もそのような単に豪華なお祭りにはあまり関心を持たなくなってきているのではと思います。

東京モーターショーで展示される各社の格好いい未来のコンセプトカーは、すでに映画のSFXの中ではいくらでも登場していて目新しさはありませんし、贅をこらした豪華絢爛なクルマも、乗ってみたいという夢やあこがれは、高度成長期と違ってもうありません。それに国内メーカーも、もはや国内市場よりも海外市場を重要視しているので、東京モーターショーで新車を発表する前に、ジュネーブやシカゴやフランクフルトの展示会で先行披露している場合がほとんどです。

今年の12月に開催される「東京モーターショー」は、そのような激しい環境の変化の中でも、単に規模を縮小しただけで今までと変わらないユーザー不在の開催と運営をしていくのか、それとも過去からの利権や慣行を例え少しでも取っ払っていき、一般ユーザーや、世界、特にアジア各国のメディアや来場者に向けて、ビジネスの場としての新しい「東京モーターショー」を開催し、満足させていくことができるのか、さてどうなるのでしょうか。

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見過ごせない自賠責保険料の大幅値上げ 2011/1/29(土)

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自動車損害賠償責任(自賠責)保険が2011年度には約11%の値上げが決定し、2013年度までの3年間に25〜30%近い値上げがおこなわれるそうです。デフレ加速でモノの値段が下がり、給料やボーナスも下がっていく時代に、いったいなにを考えてのことでしょうか。いや、たぶんなにも考えていないのでしょうけれど。

自賠責保険とはトラックや乗用車、バイク、原付などの持ち主が加入し、運転が人身事故を起こしたときに被害者に賠償金を支払う強制保険ですが、以前からこの第2の税金とまで揶揄される保険会社にとっては濡れ手に粟の損害保険については様々な問題があります。

まず、交通事故発生件数は2000年頃にピークを迎え、2005年頃から4年連続で下がり続けています。同時にシートベルトやエアバッグなどの安全装備品の普及、救命救急医療の格段の進歩もあり、交通事故死亡者に至っては1993年から17年連続で下がり続けています(下記グラフ参照)。それなのになぜ損害保険料が不足するのでしょうか?

 ■グラフ交通事故件数と交通事故死亡者数
 

事故も死亡者も減っているのに、保険料だけが足らない、、、その理由として「後遺症が出る障害への保険金請求が膨らみ採算が悪化」と訳のわからない苦しい言い訳をしています。後遺症が出る交通事故(むち打ち症など)が最近になって急に増えてきたとも思えません。こういう苦しい言い訳の影には必ずと言っていいほどなにか裏があります。

どうにも納得がいかず、もう少し掘り下げて調べてみました。

(1)今回の値上げは金融庁の諮問機関である「自賠責審議会」なるものが、これも金融庁や保険会社の利益代表で息のかかった「損害保険料率算出機構」が出した保険料率試算により、保険料を値上げすることが既定路線として審議し、答申したもので、談合根回し済みの出来レースと言われても仕方がない。そしてそれは各省庁の官僚や損害保険会社にとって都合がよく望ましい。

(2)平成14年の時点で自賠責保険の運用余剰金は約2兆円もあり、そのうちの半分は保険料の値下げでユーザーに還元されてきたが、残りの1兆円の中から6000億円が自民党政権時代に国家予算の一般会計に貸し出したままでまだ返却されてなく、また4000億円については、何に使われたかよくわからないがこれも天下り団体に使われているケースが多いらしい(すまん詳しく調べていない)。

(3)当然と言うべきか自賠責保険の巨額の運用益や余剰金は各省庁や金融機関から官僚天下りの機関や団体へと支出されている。何をしているかよくわからない「独立行政法人自動車事故対策機構(理事長以下国交省OB多数)」や「損害保険料率算出機構」「財団法人交通事故紛争処理センター」などは露骨な利益誘導団体。

(4)この自賠責保険という巨大な甘い蜜には@金融庁A国交省B財務省C警察庁など多くの官僚組織や公務員が群がっていると思われるが、例えば金融庁や財務省は自賠責保険関連団体に直接はもちろんのこと、これによって利益を得ている損害保険会社やその関連団体へも大量に天下っているので、その実態の把握は難しい。

しかしいずれにしても、自賠責保険を3年間で約30%も値上げしようとするその根拠は乏しく、逆に、国民生活が一番大事とする政府の方針からすると、今後ますます交通事故件数や死亡者数が減っていくことが想定され、それによって恒久的な保険料の大幅減額をしていくというのが筋ではないでしょうか。

百歩譲ってもし交通事故で重大な後遺症が残る事故が増えているというのなら、それを科学的、医学的、物理的に詳しく分析し、その原因を引き起こす自動車メーカーに対してペナルティを支払わせればいいのです。アメリカでプリウスのリコール届けがちょっとばかり遅れただけで政府から15億円の制裁金をかけられ、それになにも文句も言わずにポンと支払うのが日本の自動車メーカーです。後遺症を残す原因を作った車の製造者責任を自動車メーカーに問っても間違いではないでしょう。

     
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