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楡周平 NIRE SYUHEI
018 017 象の墓場
016 介護退職 015 プラチナタウン
014 衆愚の時代 013 ラストワンマイル
012 異端の大義 上・下  011 再生巨流
010 フェイク 009 マリア・プロジェクト 
008 無限連鎖 007 朝倉恭介
006 ガリバー・パニック 005 ターゲット
004 クラッシュ 003 猛禽の宴
002 クーデター 001 Cの福音
読書感想は2010年頃以降に書くようになりました。それ以前に読んだ本の感想はありません。


楡 周平(にれ しゅうへい、1957年10月12日 -)は、日本の小説家。
岩手県生まれ。慶應義塾大学大学院修了。米国企業日本法人(写真業界の大手コダック)に入社し、80億円に及ぶ物流プロジェクトを手がけていた。1996年、在職中に犯罪小説『Cの福音』を宝島社より出版し、30万部を売り上げる。その後は小説執筆に専念するために米国企業を退社。前作の続編となる『猛禽の宴』を出版する。以後は悪のヒーロー・朝倉恭介を主人公としたシリーズ小説を刊行。正義のヒーローとして『クーデター』から川瀬雅彦も登場し、このシリーズは6作全てがベストセラーとなっている。スリラーとハードボイルドとアクションを取り入れた作品群が特徴である。その後は『無限連鎖』などで「このミステリーがすごい!」からも注目されるようになったが、2005年に『再生巨流』を発表してからは経済小説をメインに執筆するようになり、有川崇を主人公にした『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京』や、山崎鉄郎を主人公にした『プラチナタウン』などのドラマ化された人気作品を刊行した。(Wikipediaより引用 2022年2月)


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017 象の墓場 (光文社文庫)

2013年に単行本、2016年に文庫化された現実に起きたデジタル革命によって象に見立てた巨大外資系企業の没落を描いた経済長編小説です。

1990年頃まではアメリカの超優良企業だったイーストマン・コダック社は、世界の写真フィルムや現像液、印画紙などで圧倒的な世界シェアを持ち、1ドルの売上で80セントの利益が得られたという高収益企業で、長く我が世の春を謳歌していました。

しかし1990年代に入り、写真の世界にデジタルの波がヒタヒタと忍び寄ってきて、従来の安定したビジネスモデルが壊されていくことになります。

当時、世界の写真フィルムメーカーは、圧倒的に強いコダックと、新参者の富士写真フイルム(現、富士フイルム)、ドイツのアグフア・ゲバルト社、小西六写真工業(現、コニカミノルタ)などがありましたが、日本以外の国ではコダック社が圧倒的なシェアを持つ巨象に例えられていました。

その巨象コダックがデジタルカメラ時代に乗り遅れ、経営判断の誤りもあって、2012年には上場廃止、2013年には倒産危機を迎えることになります。

デジタルカメラ時代に乗り遅れたと書きましたが、実は世界で最初にデジタルカメラを完成させたのはコダック社です。

しかしチェーン化していたフィルム現像所などパートナーとの関係から、フィルムも現像も不要なデジカメを普及させるのに抵抗があり、モタモタしているあいだに日本の家電メーカーやカメラメーカーからデジカメが次々と登場し、一気にフィルム市場を奪われていくことになります。

この小説では外資系企業日本法人の会社員が主人公で、まさかこの巨大企業が傾いていくなど夢にも思わず、その激しい逆流の中で必死に戦っていく姿を描いています。

コダックの社員というので思い出したのは、親しい知人がバブルの頃、投資用でファミリー向けのマンションを5千万円で購入し、まだ入居者が決まっていない時に、良かったら賃貸として借りないかと言われて一緒に物件を見に行ったことがあります。

しかしまだ結婚してまもなくの頃で、ファミリー向けの広いマンションを借りるには、家賃を大幅にまけてもらっても当時の収入ではとても厳しく、すぐに断りました。

その後、当時は優良企業だったコダックの社員に貸し出せたので安心だと聞いて、喜んでいたのもつかの間、その後1年も経たないうちにコダックの様子がおかしくなりました。

おそらく突然リストラをされたのか、その借主は何ヶ月分かの家賃を踏み倒したまま夜逃げ同然で行方不明となり、残された部屋には大物の家具等は持ち出され、粗大ゴミだけがそのまま散乱していたという悲惨な状態だったとか。コダックの社員にとってはそれほど寝耳に水の急な業績悪化とリストラだったのでしょうね。

なかなか読み応えのある、外資系ビジネスマンには身につまされるような話しも多く、面白く読めました。

★★☆

9月後半の読書と感想、書評 2017/9/30(土)

016 介護退職 (祥伝社文庫)
Cの福音」のようなダークヒーローものから、どこにでもいるサラリーマンが直面する社会の問題を描いた「ラストワンマイル」や「プラチナタウン」のようなビジネスマンものまで幅広くこなす著者ですが、この作品もタイトルをみればすべてがわかってしまう「親の介護」と「それにともなう会社との関係」を描いた現代サラリーマン悲哀物語で、2011年に単行本、2014年9月に文庫化された作品です。

主人公は50を少し回ったばかりの大手家電メーカー管理職で、アメリカへの本格進出を図るべく忙しい毎日をおくるサラリーマン。家には妻と息子の三人家族、自宅マンションのローンがあり、どこにでもある都会の風景です。

そして私立中学校を目指す頭のいい子供、子供の教育に熱心な専業主婦の妻、自分は超大手有優良企業に勤務し、年収は1千万円超えという、公私とも順風満帆な、普通の人にとってはめちゃ羨ましい限りの暮らしぶりです。

しかしその主人公には、秋田の実家でひとり暮しをしている母親がいて、その母親が雪かきの最中に転んで骨折をしたという知らせが飛び込んできます。父親はずっと以前に病気で亡くしています。

この母親の怪我から始まり、主人公とその家族に、様々な試練が訪れることになりますが、考えてみると地方に年老いた親を残して都会で暮らすすべての人にとって他人事ではないストーリーです。

少し前に「仕事と介護の両立という難題」という記事を書きましたが、まさにこの主人公は職場で「介護のため休みたい」とは言えない「隠れ介護」の立場に立たされます。

この主人公の妻は、母親の介護と子供の受験のストレスで倒れてしまい、主人公が母親の介護をするしかなくなります。そして、介護のため会社を休みがちになった主人公に対し、上司が言い放ちます。

「会社は無尽講のような相互扶助を目的とする組織じゃない。与えられた職務を果たすことができないとなれば、誰かにその役割を移さなければならないものだ。そして何より優先されるのは個人じゃない。組織、ひいては会社の利益だ」

「仕事も介護も、どちらも大変だ。一つでも全力を尽くさなければ全うできないものを、君一人でやっていくのは不可能だ。そして仕事には引き継ぐ人間がいるが、介護、ましてや面倒を見るのが親ともなればそうはいかない。このまま無理をして今度は君が倒れたんじゃ、お母さんの面倒は誰が見る。家族はどうなる。状況をよく考えることだ。」

母親と、その介護ストレスで倒れた妻の二人の介護のため、しばしば会社を遅刻したり早退する主人公に対し、上司の正論たる警告がサラリーマンにとってはズシリと重く響くことでしょう。

11月後半の読書と感想、書評 2014/12/3(水)

015 プラチナタウン (祥伝社文庫)
正直言ってこのような中高年者が会社から追われ、見返してやろうと捨て身で奮闘する小説やドラマがとても好きです。

まず似た境遇で理解しやすく感情移入がしやすいのと、最初このようなつらい目に遭うと、最後は概ねハッピーエンドで終わると想像ができるからです。

私と同い年の楡周平氏はデビュー作「Cの福音」(1996年)以来、私は内容について無条件で購入する作家さんの1人です。文庫化された本はほぼすべて読んでいますが、今回も例外なくワクワクドキドキの面白さでした。

元々犯罪絡みや暗黒街の世界をリアルに描く作家さんでしたが、2000年前後からは企業小説やコミカルなものまで幅を拡げた作品を発表されています。

今回の作品は民間企業と地方の役場という事業に関しては対照的な取り組みや考え方を前面に出し、苦難に立ち向かう主人公を応援しながら元気が出てくる内容となっています。

ストーリーは、宮城の農村出身ながら一流商社へ入り、順調に部長まで昇進してきた50歳超の主人公が、ある些細なつまずきにより、上司からおそらく復帰の見込みがない左遷を言い渡されます。

時を同じくして、出身地の町役場に勤めている中学校の同級生から「次期町長選挙に出てくれないか」と依頼されます。

その町というのが、地方によくありそうな公共事業で箱ものばかりを作り、その維持費用や地方交付税の削減により大きな財政赤字を抱え、数年後には夕張市のように財政再建団体に入ってしまう寸前のひどい状況です。結果、誰も町長選挙に出る人はなく、この町出身の主人公に白羽の矢が立ったわけです。

当然、そんな町に戻る気はなかったものの、酔った勢いでOKしてしまい、それが地元新聞にも掲載されるまでになって、後に引けなくなってしまいます。

他に立候補もなく、当選を果たした主人公を待ち受けているのは、町の大きな借金だけでなく、やる気のない公務員と利権にめざとい町議会議員です。そういった環境の中で、真っ当な営利ビジネスの最前線で闘ってきた主人公がこの地方都市をプラチナタウンにするまでの苦難のドラマです。

日本社会は待ったなしに高齢者の生き甲斐や健康、介護、医療などの問題を解決していかなければなりません。現在都市部に多くある民間の高齢者施設、いわゆる老人ホームはビジネスホテルのような狭く貧相な部屋か、億の単位が必要な高級な場所かの二通りに限られています。

さらに賃金が安いせいで常に介護士不足が続き、十分な介護が受けられません。この小説ではそれら問題を解決するひとつの方法を示しているものです。

3月後半の読書 2012/4/1(日)

014 衆愚の時代(新潮新書)
著者の紹介欄を見て、同じ年齢だということがわかりました。道理で書かれているテーマと意見が私の思いを綴ってきた日記と近いはずです。もちろん本書はプロが書いていますので、読みやすく説得力のある文章でしかもよくまとめられています。

ただ、同年齢と言っても楡氏は小学校の時からずっと弁当持参だったと書いてますが、当時は全国的に公立小学校は給食だったはずです。

地域によって多少の違いはあるでしょうけど、まずくて臭う脱脂粉乳や三角形の牛乳パック(その前は牛乳瓶)、鯨肉の甘露煮、唯一好きだったカレー風味シチュー、味気ないマーガリン、いつも代わり映えがしないカスカスの食パンなど覚えています。もしかすると楡氏はリッチな私立の小学校だったのでしょうかね?

しかし読んでいるとどうも私と同世代の不満不平を並べあげつらっているだけという気がしてなりません。もちろん不満とともに筆者なりの解決法やアイデアも提案されていますが、練りに練られたものと言うよりはジャストアイデアとしか思えないのが残念です。

いや、それでもなにも解決策を考えないで文句ばかり言っている最近の軽薄な評論家やジャーナリストよりはずっといいのですが。

楡氏の著作を知ったのは友人に勧められて読んだデビュー作の「Cの福音」(1996年刊)からです。この本は単行本で、後は文庫本になってからほとんどすべて買って読んでいます。

「Cの福音」では当時はインターネットメールが普及する直前の時期で、パソコン通信を使っての犯罪ネットワークがポイントとなっていました。

1996年当時私はすでにインターネットメールアカウントを持っていましたが、それまでは私もNiftyサーブを使ってメールやBBSに参加していましたので、さっそくそれらを使った犯罪小説ができたと驚いたものです。それからするとこの今の世界は万感の思いがします。

5月前半の読書 2010/5/17(月)

013 ラスト ワン マイル(新潮文庫)
2009/11/03読了

「Cの福音」などのアンチヒーロー朝倉恭介シリーズや、最近は「再生巨流」など経済小説なども多い楡周平の小説「ラストワンマイル」も巨大な宅配便会社の経済小説です。

国に守られて様々な恩恵を受けている日本郵政が乗り出した宅配事業との競争、最大手のネット通販会社(楽天を想定)との確執など、テンポよく時代背景を取り込みながら展開していきます。

まぁ実際のビジネスでは、利害関係が複雑に絡み合い、小説のようにはことが運ばないというのが真実ではありますが。

11月前半の読書 2009年11月15日 (日)

「BOOK」データベースより
俺たちの仕事をクリック一つで奪うなんて、絶対に許さない!民営化された郵政にコンビニでの宅配便扱いを奪われた暁星運輸の営業課長・横沢。新規契約獲得に奔走するさなか、ネット市場を席巻するIT企業「蚤の市」から要求されたのは、あり得ない額の値引きだった。創業時からの取引先を容赦なく切り捨てるは自らの進退を賭けた「戦争」を仕掛ける。勝つのはどっちだ?!明日の日本を予見する経済小説。

012 異端の大義(上)(下)(新潮文庫)
異端の大義は「Cの福音 」など悪のヒーロー「朝倉恭介シリーズ」を書いてブレークした楡周平の長編ビジネス小説。

三洋電機がモデルとなっているが同社の株をエネループに共感してずっ〜と前に1000株買ってから約1/3に大きく落ち込んで売れずに塩漬けしている身としてはつらい思いをして読み続けたのは内緒。

2009年5月7日 (木) 4月後半の読書


「BOOK」データベースより
シリコンバレーからの帰還──。世界有数の大手電機メーカー・東洋電器産業の高見龍平は、米国の半導体開発部門撤退という大任を果たして帰国した。長い海外勤務から戻った彼の目を驚かせたのは、創業者一族とその取り巻きによる恣意と保身の横行。入社同期で一族に連なる人事本部長へ直言するが、それが仇となる。高見は、工場閉鎖という過酷なリストラ業務を命じられてしまった。

新天地・中国での挑戦──。工場の閉鎖業務を進める中、解雇に絶望した従業員が自殺した。その対応を巡って、上層部は保身に走り、高見をさらに子会社へと追いやる。癌を患っていた父親を亡くし、転職を決意した高見は、欧州電機メーカー・カイザーの上級幹部に能力を見込まれ、中国という巨大市場の開拓へと邁進する。激動する国際経済と国内製造業の現実を描き切った経済大河巨篇。

011 再生巨流 (新潮文庫)
2008/01/08読了

「BOOK」データベースより
組織というものを甘く見ていたのかも知れない…。抜群の営業成績を上げながら、スバル運輸の営業部次長・吉野公啓は左遷された。ピラニアと陰口される仕事ぶりが、社内に敵を作っていたのだ。だが、打ちのめされた吉野は、同じように挫折を味わっている男たちとともに、画期的な物流システムの実現に、自らの再生を賭ける。ビジネスの現場を抉り、経済小説に新次元を拓いた傑作。

010 フェイク (角川文庫)
2006/10/01読了

「BOOK」データベースより
岩崎陽一は、銀座の高給クラブ「クイーン」の新米ボーイ。昼夜逆転の長時間労働で月給わずか15万円。生活はとにかくきつい。そのうえ素人探偵とは誰にもいえない。ライバル店から移籍してきた摩耶ママは同年代で年収1億といわれる。破格の条件で彼女の運転手を務めることになったのはラッキーだったが、妙な仕事まで依頼されて…。情けない青春に終止符を打つ、起死回生の一発は炸裂するのか。抱腹絶倒の傑作コン・ゲーム。

009 マリア・プロジェクト (角川文庫)
2005/04/21読了

「BOOK」データベースより
胎児の卵巣には、巨万の富が眠っている―。フィリピン、マニラ近郊の、熱帯樹林に囲まれた研究施設で、人類史を覆す驚愕のプロジェクトが進行していた。胎児の卵子を使い、聖母マリアのように処女をも懐妊させる、「マリア・プロジェクト」。生命の創出を意のままに操り、臓器移植にも利用しようというのだ。神を冒涜するその所業に、ひとりの日本人が立ち向かう。医学の倫理と人間の尊厳に迫る謀略エンタテインメント巨編。

008 無限連鎖 (文春文庫)
2004/12/03読了

「BOOK」データベースより
全米各地で再び発生した同時多発テロ。その直後、セレベス海で日本の巨大タンカーがシージャックされる。爆薬を積んだ船は、犯人らの指示により進路を東京湾へ。「一億ドルの現金を用意しろ」。謎のテロリスト集団の要求を呑まなければ、東京湾は火の海になる。刻一刻と近づく危機に、日米首脳は苦渋の決断を迫られる。

007 朝倉恭介 (角川文庫)
2002/05/29読了

「BOOK」データベースより
関税法の死角を突き、朝倉恭介が全知全能を駆使して創出した「コカイン密輸」の完璧なシステムが、予期せぬところから綻びはじめた。追及の手を伸ばす警察、暗殺を企てるCIA、そして、ついに訪れる川瀬雅彦との対決のとき。日本の犯罪史上稀にみる頭脳と凶悪さを併せ持った華麗なる野獣、朝倉恭介。闇に生きてきた者は闇に消える―待ち受けるのは生か死か?「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズの掉尾を飾る大傑作長編。

006 ガリバー・パニック (講談社文庫)
2001/08/28読了

「BOOK」データベースより
巨人現る!前代未聞の怪事件に自衛隊が出動する大騒ぎとなる。ところが、巨人とコミュニケーションがはかれることが判明した。危害はないとわかった途端、官僚たちは管轄官庁を押しつけあい、一方では金儲けを考えて算盤を弾く者が出てくる。この怪物の正体は何なのか?究極のエンターテインメント。

005 ターゲット (角川文庫)
2001/03/04読了

「BOOK」データベースより
CIAから公安調査庁にもたらされた極秘情報。それは恐るべきものだった。「北」が空気感染する生物兵器の開発に成功、日本への持ち込みを図っているという。アメリカの怖れる最悪のシナリオは、在日米軍が無力化されたうえで、「北」が朝鮮半島を南進することだった。テロリストを殱滅せよ…。クアラルンプールでCIAに嵌められ、一度きりのミッションを背負わされた朝倉恭介は最強の敵と対峙する。シリーズ第5弾。

004 クラッシュ (角川文庫)
2000/05/16読了

「BOOK」データベースより
インターネットに自分の全裸写真をアップされ、ネット社会への復讐を誓った天才女性プログラマー、キャサリン。高度32000フィートの上空で突如、最新鋭機が操縦不能に陥る。システムを正常に戻す鍵は指定のHP内に隠されていると犯行声明がなされる。四大ネットワークが犯人の要求通り公開したHPに七千万のアクセス。凶暴なウイルス「エボラ」が、全世界を未曾有の恐怖に陥れる。「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第4弾。

003 猛禽の宴 (角川文庫)
1999/09/07読了

「BOOK」データベースより
日本でコカインを売り捌く朝倉恭介のビジネスは順調に推移するかにみえた。だが、この頃、NYの裏社会では新興組織がマフィアの領域を荒らし始めていた。マフィアのボス、ファルージオは抗争を諌めるが、部下のコジモが新興勢力の排除を強行、その報復としてファルージオが襲撃されてしまう。機に乗じてボスの座を勝ち取ったコジモは、恭介のビジネスを手中に収めようとするが…。「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第3弾。

002 クーデター (角川文庫)
1998/12/09読了

「BOOK」データベースより
日本海の北朝鮮領海付近でロシア船が爆発炎上。その動きを窺っていた米海軍原子力潜俳艦が巻き込まれ航行不能となった。漂流する原潜を挟み、「北」と日米韓の緊張が一挙に高まるなか、謎の武装集団が能登に上陸、機動隊を殲滅してしまった。報道カメラマン川瀬雅彦は現場に急行するが、折しも米国大使館と警視庁で同時爆破テロが勃発。これは戦争なのか!?日本を襲う未曾有の危機。「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第2弾。

001 Cの福音 (角川文庫)
1996/08/22読了

「BOOK」データベースより
父の転勤に伴い渡米し、フィラデルフィアのミリタリースクールで聡明な頭脳と強靱な肉体を造り上げた朝倉恭介。その彼を悲劇が見舞う。航空機事故で両親が他界したのだ。さらに正当防衛で暴漢二人を殺害。以来、恭介は、全身全霊を賭して「悪」の世界で生きていくことを決意する。彼が創出したのは、コンピューター・ネットワークを駆使したコカイン密輸の完璧なシステムだった。「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第1弾。



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