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堂場瞬一 DOUBA SYUNICHI 既読書籍

019 漂泊 警視庁失踪課・高城賢吾
018 棘の街 017 約束の河
016 邂逅 警視庁失踪課・高城賢吾 015 蒼の悔恨
014 相剋 警視庁失踪課・高城賢吾 013 蝕罪 警視庁失踪課・高城賢吾
012 神の領域 検事城戸南 011 天国の罠
010 久遠 上・下 刑事・鳴沢了 009 被匿 刑事・鳴沢了
008 血烙 刑事・鳴沢了 007 讐雨 刑事・鳴沢了
006 帰郷 刑事・鳴沢了 005 孤狼 刑事・鳴沢了
004 熱欲 刑事・鳴沢了 003 破弾 刑事・鳴沢了
002 雪虫 刑事・鳴沢了 001 疑装 刑事・鳴沢了

読書感想は2010年頃以降に書くようになりました。それ以前に読んだ本の感想はありません。


1963年生まれ、茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業、高校時代はラグビー部の主将。1986年読売新聞東京本社に入社。社会部記者やパソコン雑誌編集者を務めるかたわら小説を執筆し、2000年に『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。代表作に『刑事・鳴沢了シリーズ』『警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ』など。主に、スポーツ小説、警察小説の分野で活躍する。(Wikipediaより引用 2022年)


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019 漂泊―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)

高城賢吾シリーズの4作目です。作家は自分がその業界にいて詳しい、同じ小説家や出版社の編集者などを登場人物やテーマにして物語を作ることがよくありますが、今回は売れっ子のミステリー作家の失踪捜索がメインの話しになっています。

同時に相棒の女性刑事が偶然被害にあった火災爆発事故とが複雑に絡み合った内容になっています。

なにも考えないで気軽に読む分にはたいへん面白いのですが、あまりに偶然やタイミングよくというのが多く「ありえねぇ」というリアリティのなさは、この著者のいつもの特徴で、ちょっと最近ワンパターン化して飽きてきた感があります。この作家は多作なので、私も書店に並ぶとすぐ買ってしまい、読み過ぎなのかもしれません。

もしかするとこの筆者は、この小説に出てくる失踪してしまうミステリー作家と同様、本当に書きたいものが書けずに日々悶々とし、編集者や読者から売れそうな作品ばかりを期待されることに、ヘキヘキしているのかも知れません。

専業作家も芸能人と同様で、超大物以外は世間から忘れ去られるとただの人になってしまいますから、自分の好き勝手ができないのもわかります。

でも願わくば1年に1冊でいいから会心と言える小説を書いてもらいたいものです。

なんでもこの著者の前の刑事シリーズ小説「刑事・鳴沢了」が、フジテレビ系列でテレビドラマ化(放送時期未定)されることが決まり、主演の鳴沢了には坂口憲二とか。う〜ん、ちょっと軽すぎて、できれば大沢たかおか佐藤浩市のほうがいいのだけども、、、

3月前半の読書 2010/3/17(水)

018 棘の街 (幻冬舎文庫)
堂場瞬一氏は警察官や検事のシリーズ物小説が多いのですがこちらは単発ものです。

父親が弁護士で法律事務所を経営している名家で育った主人公ですが、両親の死後、事務所を引き継ぐものの、司法試験には何度も落ち、結局、法律事務所の所長とは名ばかりのただの事務員で、それが大きなストレスとなってクスリ漬けになってしまった珍しいパターンです。

でも都合のいい(悪い?)ところだけクスリの影響で記憶喪失になっていたりと、よくある安物の土曜サスペンス劇場のノリでしょうか。あまり後味のよろしくない小説でした。

1月後半の読書 2010/2/2(火)

017 約束の河 (中公文庫)
警察小説で有名なベストセラー作家、堂場瞬一の小説です。

この小説「約束の河」の主人公は、子供の時に友達に命を救われた恩義を持ち続け、その助けてくれた友達がその際に右腕をなくしてしまったという後ろめたい気持ちや事件のトラウマが消えぬまま大人になり、しかも親の法律事務所を継ぐために司法試験を受け続けたが落ち続け、ドラッグにおぼれてしまう情けない男性で、暗く重苦しい話しが延々と続きます。

読んでいるとどんどん落ち込んでいきますから、精神状態のいいときに読むことをお勧めします。この著者の作品には割と共通していますが、最後は拍子抜けするぐらいに淡泊に終わります(盛り上がりに欠けるとも言います)。

子供の頃の悲惨な経験とその記憶を引きずって大人になってもトラウマが消えず、犯罪に巻き込まれたり、ドラッグにおぼれたり、自らが精神に異常をきたしたりしていくというストーリーは世界中、特にアメリカの現代小説に多くみられます。

こういうところまでアメリカナイズされなくてもと思うのですが、やはりこれも日本でも起きうる(既に起きている)社会問題なのでしょう。

しかしどうして小説と言ったら「死」ばかりがストーリーのメインとして登場するのでしょうか?「死」が平凡な生活にはない非凡なショッキングな出来事だということは理解できます。

でも「死」以外のテーマで優れたドラマを作り出せる作家というのは残念ながら極めて少ないような気がします。通常割と身近で起きる死は多くても年に1人か2人でそれも天寿を全うしたりそれに近い死が普通です。

小説のように主人公の周りで次々と犯罪の匂いがする死が発生することはまずあり得ません。無理にストーリーを作るには殺してしまうのが一番お手軽なのでというわざとらしさを感じるのです。

この「約束の河」には、発生した時期はバラバラですが、主人公の両親、友人(2名)、友人の両親、友人の妹に「死」がこれでもかとばかりに登場してきます。

小説とはいえ安易に人を殺しすぎです。決して80歳で天寿を全うしたという死ではなく、いずれも若くしての事故、病死、自殺、殺人です。不慮の「死」が一度も出てこない読み応えのある本格的なミステリー小説というのは存在しないものなのでしょうか。

1月上旬の読書 2010/1/16(土)

016 邂逅―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)
まぁ、ワンパターン化しつつある堂場瞬一の警察ものですが、内容が軽くて満員電車の通勤中に読むのに適しています。

しかし同じようなテーマで次々とネタが作れるものだと驚きです。今後も読み続けることになるでしょう。

9月後半の読書 2009年10月3日 (土)

「BOOK」データベースより
大学理事長が失踪したと捜索願が出された。しかし捜査を始めると母親の態度は一変、非協力的に。大学関係者も言を左右し、状況は遅々として掴めない。一方、女性の遺体が仙台で見つかり、法月の担当していた大学職員の失踪者だと判明した。胸に爆弾を抱えながら、自分を苛めるように捜査する法月を気遣う高城だが…。

015 蒼の悔恨 (PHP文芸文庫)
2009/05/08読了

「BOOK」データベースより
雨の横浜―「猟犬」と呼ばれる男、神奈川県警捜査一課・真崎薫の孤独な戦いが始まる!連続殺人犯・青井猛郎を追い詰めた真崎だったが、コンビを組んだ赤澤奈津をかばった一瞬の隙をつかれて深手を負い、逃走を許す。捜査から外されるも、青井を追い続ける真崎。犯人が次に狙う標的とは?そして真崎、赤澤、青井を結ぶ意外な接点とは?警察小説の名手が描く、緊迫の長編サスペンス。

014 相剋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)
堂場瞬一は刑事・鳴沢了シリーズで一気に売れっ子になりましたが、主役の刑事や検事がいずれも格好いい刑事ではなくなにかしら問題を抱えた(問題を抱えていない中年っていないと思うが)地味な人物ですが、私と年代も比較的近くなんとなく愛着が湧いてきます。

相剋は警視庁失踪課・高城賢吾シリーズの第2弾で様々な妨害をものともせずに活躍してくれます。

2009年5月の読書


「BOOK」データベースより
捜査一課から失踪課に来た協力要請。情報提供して消えた目撃者捜しだという。筋違いと主張する高城を制し、阿比留は法月と明神に捜査を命じる。時を同じくして、少女が失踪。友人が訴え出るものの、親族以外からの捜索願は受理できない。だが、少女の家族の態度に違和感を感じた高城は、醍醐と共に非公式に調べ始めるが…。

013 蝕罪―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)
蝕罪―警視庁失踪課・高城賢吾 は堂場瞬一の大出世作「刑事・鳴沢了シリーズ」が、2008年発表の10作目久遠を最後に終了した次のシリーズものです。

刑事・鳴沢了シリーズは全部読みましたが、ハードボイルドらしくない明るく缶コーヒーなんて「コーヒー色の砂糖水」と言って絶対に飲まない健康おたくな刑事鳴沢(例によって親子3代警官という設定だが)が味があって楽しめます。

高城賢吾はまたちょっと違うキャラクターですが今後のシリーズで彼の過去が次々と現れてくるのでしょう。

2009年4月前半の読書とDVD

「BOOK」データベースより
行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課―実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが…。待望の新シリーズ、書き下ろしで登場。

012 神の領域―検事・城戸南 (中公文庫)
2008/12/28読了

「BOOK」データベースより
横浜地検の本部係検事・城戸南は、ある殺人事件を追ううちに、陸上競技界全体を蔽う巨大な闇に直面する。それは、箱根駅伝途中棄権という城戸自身の苦い過去とその後の人生に決着を迫る闘いとなった。あの「鳴沢了」も一目置いた横浜地検検事の事件簿。

011 天国の罠 (角川文庫)
2008/10/22読了

「BOOK」データベースより
フリーライターの広瀬隆二は、元代議士の今井から15年前に失踪した娘・香奈の捜索を依頼される。追跡取材を続けるうち、広瀬はかつて交通事故で失った自分の恋人と重ね合わせ、まだ見ぬ“幻の女”に次第に惹かれていく。しかし、行く手を阻むかのように襲い掛かる謎の男たち。香奈失踪の裏に隠された巨大な組織的陰謀とは。そして待ち受ける衝撃の結末……。息もつかせぬスピード感で駆け抜ける、社会派クライムサスペンス。

010 久遠(上)(下)-刑事・鳴沢了 (中公文庫)
2008/07/07読了

「BOOK」データベースより
「最大の報復、それは刑事としてのプライドを奪うこと」。突如、了の自宅を訪れた青山署の刑事たち。了が前夜会っていた情報屋の岩隈が殺害され、その容疑をかけられたのだった。次々と狙われていく関係者たち、残された謎の符号「ABC」―。背後に潜む復讐者の正体とは?刑事として生まれた男、最大にして最後の事件。

「お前には味方もいる。それを忘れるな」。岩隈に続き、警視庁公安部の山口が殺された。再び了に殺人の嫌疑がかかり、謎の符号「ABC」の核心に迫るも捜査は行き詰まる。一人で闘い続けた男の危機に、かつての仲間たちが立ち上がる。警察小説の金字塔、ここに完結。

009 被匿-刑事・鳴沢了 (中公文庫)
2008/05/13読了

「BOOK」データベースより
西八王子署管内で代議士が不審死。充分な捜査もせず警察は事故と断じた。だが了のもとに東京地検特捜部から、死んだ議員が大規模収賄で事情聴取される予定だったと情報が入る。警察の不穏な行動、圧力をかける権力者―孤立したまま事件を追う了の捜査は、思いがけず旧知の人物へとつながっていく。

008 血烙-刑事・鳴沢了 (中公文庫)
2008/05/10読了

「BOOK」データベースより
NY市警で研修中の了に届いた凶報。恋人の息子・勇樹がバスジャックに巻き込まれたという。だが、現場に駆けつけた了が見たのは、犯人の射殺体―勇樹は別の何者かに誘拐されていた。謎を深める事件。容疑者として浮上する大物マフィアの影。頼もしき相棒たちと異国を駆ける了が辿り着いた、事件の哀しき真相とは?

007 讐雨-刑事・鳴沢了 (中公文庫)
2008/05/08読了

「BOOK」データベースより
連続少女誘拐殺人事件の犯人・間島を逮捕し、解散が目前に迫った捜査本部。裏付け捜査を終えた了は帰署中、爆破事件に巻き込まれる。怪我を押して東多摩署に戻った了を待つ犯行声明。「間島を釈放しろ。さもないと、爆発は続く」。だが間島は、協力者の存在を否定する―。テロリストか、快楽犯か。爆弾魔の正体を暴き出せ。

006 帰郷 刑事・鳴沢了 (中公文庫)
2008/05/05読了

「BOOK」データベースより
新潟県警捜査一課長だった父が死んだ。葬儀の翌日、一人の男が了を訪ねてくる。殺人事件の被害者遺族である彼の目的は、父が遺した唯一の未解決事件の再捜査であった。遺品の備忘録に綴られた捜査への執念、犯人と名指しされた男の存在、そして謎の記号―。「捜一の鬼」と呼ばれた父を超えるため、了は再び故郷を駆ける。

005 孤狼 刑事・鳴沢了 (中公文庫)
2008/05/01読了

「BOOK」データベースより
シリーズ第4弾。最強のトリオで、警察内に潜む闇を打ち砕け。
行方不明となった刑事と、不審死を遂げた刑事。遺体の手には「鳴沢了」と書かれたメモが――。本庁の理事官に呼ばれた了は、新たな相棒と共に消えた刑事の捜索を命じられた。だが彼らの前に、謎の組織『十日会』が立ちはだかる。尾行、妨害、脅迫……縺れた糸は、やがて警察内部の闇へと繋がっていく。

004 熱欲 刑事・鳴沢了 (中公文庫)
2008/04/29読了

「BOOK」データベースより
これはただの詐欺事件ではない、殺人事件だ。青山署の生活安全課へと異動した鳴沢了は、「K社」の符号で呼ばれる出資詐欺グループを追う。事件は被害者の自殺、関係者の変死へとつながり、背後には中国系マフィアの存在が浮かび上がる。捜査が困難を窮める中、かつての友で、NY市警刑事である内藤七海が了に力を貸す。

003 破弾 刑事・鳴沢了 (中公文庫)
2008/04/26読了

「BOOK」データベースより
俺はまだ、死んでいない―故郷を去り、警視庁多摩署で現場に戻った了は、署内で冷遇を受ける女性刑事・小野寺冴と組むことに。厄介払いとして押しつけられたホームレス傷害事件に腐る二人だが、周囲にはなぜか公安の影が。心に傷を抱えた二人の刑事が今、最高のコンビとして立ち上がる。シリーズ第二弾。

002 雪虫 刑事・鳴沢了 (中公文庫)
2008/04/23読了

「BOOK」データベースより
俺は刑事に生まれたんだ―祖父・父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了は、晩秋の湯沢で刺殺された老女が、かつて宗教団体の教祖で、五十年前の殺人事件に関わっていたことを突き止めた。了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父はなぜか了を事件から遠ざけるのだった。正義は、真実を覆い隠すのか?

001 疑装-刑事・鳴沢了 (中公文庫)
2008/03/25読了

「BOOK」データベースより
西八王子署管内で言葉を喋らない少年が保護された。だがある日、彼は失踪。調査を進めると少年は日系ブラジル人で、父親がひき逃げ事故を起こしたことが判明する。そしてその被害者は、少年の親友だった―。日本人と日系人の埋まらない溝、長閑な町に潜む闇。少年の行方を追う了を待ち受ける、あまりに悲しい事実とは…。



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