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マイケル・クライトン Michael Crichton 既読書籍

016 パイレーツ―掠奪海域― 015 NEXT―ネクスト(上)(下)
014 恐怖の存在(上)(下) 013 プレイ -獲物-(上)(下)
012 タイムライン(上)(下) 011 エアフレーム -機体-(上)(下)
010 ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(上)(下) 009 五人のカルテ
008 サンディエゴの十二時間 007 ディスクロージャー〈上〉〈下〉
006 失われた黄金都市 005 インナー・トラヴェルズ(上)(下)
004 緊急の場合は 003 スフィア―球体(上)(下)
002 ライジング・サン 001 ジュラシック・パーク(上)(下)

読書感想は2010年頃以降から書くようになりました。それ以前に読んだ本の感想はありません。
著者名はマイケルとマイクルが混在しますが、前者がMichaelの一般的な日本語訳、後者は出版元早川書房の著者名日本語訳に分かれているためです。


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1942年アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ生まれ。2008年(66歳)死没。全世界で1億5千万部もの本を売ったベストセラー作家であり、多くの作品が映画化された。子供のころから文章を書くのが好きで、14歳の時にはニューヨーク・タイムズの旅行関連のコラムに文章が採用されたことがある。1960年にハーバード大学のハーバード・カレッジに入学。1969年に医学博士号を取得してハーバードを卒業し、1969年から1970年までカリフォルニア州ラホヤのソーク研究所で研究生として研究を続けた。作家デビュー作は『華麗なる賭け』で、1966年にジョン・ラング名義で出版された。代表作は『緊急の場合は』 Case of Need(1968年)、『ジュラシック・パーク』 Jurrassic Park(1990年)、『タイムライン』 Timeline(1999年)、『恐怖の存在』 State Of Fear(2004年)など。(Wikipediaより引用 2022年)

016 パイレーツ―掠奪海域― (ハヤカワ文庫NV)
Pirate Latitudes

この作品は2008年に亡くなったマイケル・クライトン氏が亡くなった後にパソコンの中から発見されたものだそうです。

もう一作未完の作品「マイクロワールド」という作品も同じパソコンに残されていて、それが本当の遺作となります。未完の原稿は「ホット・ゾーン」の作家リチャード・プレストンが未完部分を仕上げて完成させたそうです。

同氏の名を一躍高めたのは映画にもなった「ジュラシック・パーク」ですが、医学博士号を持つ秀才で、テレビドラマで有名な「ER緊急救命室 」など医学関連の小説もいくつか出しています。

そんな中でこの「パイレーツ」は、SFを得意とする彼の作品としてはちょっと異例な1665年のジャマイカなどイギリスとスペインが植民地争いでにらみ合うカリブ海を舞台とした冒険小説です。

内容はかなり映像化されるエンタテーメントが意識されたもので、インディジョーンズのような、いわゆるノンストップアクションです。

1600年代後半、周辺はすべて大スペインが支配しているカリブ海の中にあって唯一のイギリスの植民地(ジャマイカ島)に住むエリート私掠船船長が、スペインが支配する難攻不落の要塞を攻め、そこに停泊中の商船を奪取しようとする物語です。

「私掠(しりゃく)英語:privateer」とは、「戦争状態にある一国の政府からその敵国の船を攻撃しその船や積み荷を奪うこと(wikipedia)」で、私掠船はその国から私掠免許をもらった船長が乗る船という、あまり日本では知られていない言葉です。いわば政府公認の海賊のようなもので、敵対する国の財宝を奪う職業です。

その私掠船船長で新大陸アメリカにできたばかりのハーバード大を出た英国人ハンターは、スペインの軍艦との戦い、要塞攻撃、ハリケーン、伝説の怪物クラーケンとの死闘、人食い族からの女性救出など次々と困難を乗り越え、奪った商船をジャマイカへ持ち帰ってきます。

しかし上陸すると新しく赴任してきた英国人官僚達がクーデターを起こしていて、いきなり逮捕、監禁され、死刑が言い渡されることに。

なんともはや冒険譚のすべてがここに凝縮されているといえるストーリーですが、もしクライトンが長生きしていたら、この船長を主人公にして続編も考えられたでしょうに、それが読めないのが残念です。

4月後半の読書 2012/5/5(土)

015 NEXT―ネクスト〈上〉〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
NEXT

ジュラシック・パーク」「タイムライン」「ER 緊急救命室」など主に科学やバイオ、医療関係で大ヒットを飛ばしてきたマイクル・クライトン(Michael John Crichton)の生前に出版された最後の作品と言う紹介がされている小説です。

なぜこのようなまどろっこしい言い方をするのかと言うと、死後に彼のパソコンからほぼ完成された新作小説が見つかったので、遺作というのはそちらになるとのことです。

最近では「恐怖の存在」など巨大独占企業や過激化する環境保護団体等を非難し敵に回す小説が多かったため、2008年に66歳で突然死亡が伝えられたときは「陰謀説」「暗殺説」が噂されたこともあるようです。

アメリカ社会ではなにがあっても不思議ではありませんので、事実はわかりませんが、公式にはガンで死亡と発表されています。

「NEXT―ネクスト」は人間を含む動物の遺伝子操作による倫理的な問題やそれに関しての法律の遅れ、遺伝子特許の弊害、大学などの研究機関と学者が利益追求主義に走る現実、そして遺伝子操作や実験の規制がないに等しいアジア諸国の問題などにスポットライトをあて、現実で起きている出来事とSFが入り交じったなかなかショッキングな小説です。

米や大豆、野菜などの植物、それに家畜にも遺伝子操作がおこなわれているのは誰もが知っていることですが、他の動物に人間の遺伝子を組み込むことや、人間の遺伝子操作をおこなうことはすでにタブーではなくなってきているようです。

確かに遺伝子治療で今まで不治の病だった病気を治したり、やがて発症するであろう難病を事前に取り去ってしまうことなど期待されている面はあります。

そういった表向きの大義名分を掲げ、止めどもなく暴走していく可能性のある科学者や、それで得られる利益を独り占めしたいバイオベンチャー、巨大製薬会社、そしてもっとやっかいな国家による法律や宗教観などの違いに対し、果たして歯止めがかけられるのか?という問題提起をエンタテーメント小説としています。

1990年代前半までは、映画化された「大列車強盗」「失われた黄金都市」「ジュラシックパーク」のようなエンターテインメント中心のものから、この小説もそうですが、1990年代後半以降は「エアフレーム−機体− 」や「恐怖の存在」など、世間ではあまり知られてはいなかったり、誤解されている社会問題を鋭く突くというものが増えてきます。

しかしその意欲と裏腹に、人間の尊厳や特に欧米では神の領域に関わる深刻な問題を「きっと映画化もされるので、無理矢理にエンターテインメント化してみました」というストーリーがうまくマッチしていないようにも思えます。

いっそ、ドキュメントでもよかったのではないかと思いますが、小説だから名誉毀損にはならずに許されるという部分もかなりあると想像されます。またドキュメントと小説では読者の桁が全然違ったものになってしまうのでしょう。

1月上旬の読書 2010/1/16(土)

014 恐怖の存在 (上)(下) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-25)
State Of Fear

「恐怖の存在」(State of Fear)マイクル・クライトン著を読みました。

マイクル・クライトンは「ジュラシックパーク」や「タイムライン」のような荒唐無稽なSF作家という一面と、「失われた黄金都市」や「エアフレーム」や「ER」シリーズなど社会問題をテーマにしたサスペンスの面もありますが、この恐怖の存在はいま毎日、新聞や雑誌に載らない日はない「地球温暖化」やそれを強力に推し進める環境保護団体に疑問を投げかける社会問題をテーマにした小説です。

これを読むと多くの人は第一に「好きだったクライトンには失望した」やがて読み進むにつれ「どこまでが想像でどこから事実なんだ?」そして「おいおいマジかよ」「真実はいったいなんなんだ?」となっていくこと間違いない。

タイトルだけ見ると夏の夜にふさわしい化け物が出てくるスリラーのようだけど、ある意味環境をテーマにしたスリラーでもあります。

ストーリーは世界で一番有名になった群島で、まもなく海に沈んでしまうと言われる南太平洋の小国バヌアツ共和国と思われる国が、地球温暖化を引き起こした一番責任のある国アメリカを訴えるところから始まります。

そして地球温暖化や異常気象となるといつも出てくる南極やグリーンランド、米国南部(大型ハリケーンカトリーナの被害など)、南太平洋などへ物語は展開します。

またそれと同時に世界中に増えてきた環境保護団体が世論操作をして国民を味方に付けることによってそれに同調するマスコミの実態と科学的に実証されていないことも含め、情緒に訴えかけて包み隠してしまう方法などを暴き出し、さらに巨大化した環境保護団体がより多くの資金を得るために犯罪的行為まで犯してしまうことが描かれています。

小説の途中には事実の資料や科学的に証明されたが世間には知らされていないことなども出典を明らかにした上で掲載されています。

私自身反論はいくつもありますが、「化石燃料を燃やすことにより急激に増えてきた二酸化炭素が原因でオゾンホールができ、地球の温暖化が加速し、南極やグリーランドの永久凍土や氷河が溶け出している」という理屈は小説の中では完全に覆されています。

それを含めて主人公は下記のとおり主張しています。

「地球の温暖化が進んでいる」→うそ
「地球温暖化がエルニーニョを引き起こし異常気象を引き起こしている」→うそ
「地球温暖化で陸地の砂漠化が進んでいる」→うそ
「地球温暖化で南極の氷が溶けている」→うそ
「地球温暖化により海面が上昇している」→うそ
「ヒートアイランド現象で巨大化した都市部の気温が上昇している」→ホント
「世界的に各都市の気温が上昇している」→うそ
「自然環境を保存するため森林には人間が手を入れてはダメ」→うそ
「地球温暖化のため毎年多くの種が絶滅している」→うそ
「DDT(殺虫剤)は発ガン性があり危険」→うそ

この中でもショックを受けたのはDDTの再評価についてです。この農薬は日本でも戦後大量に使われりしましたが発ガン性や環境ホルモンに影響がある可能性があると言うことで1970〜1980年にかけて世界的に使用中止となりました。

おそらく日本人の知識としては終戦直後進駐軍に頭からDDTをかけられる日本人の子供達のイメージがあり、危険な農薬をかけるアメリカの兵隊というところで終わってしまっているでしょう。

しかし安くて効果の高いこの農薬をが使えなくなり世界中で貧しいアジアやアフリカの国を中心に何千万人もの人がマラリヤなど害虫を媒体とする病気で亡くなっています。

もし例え発ガン性があったとしてもガンで死ぬ人の何万倍もの人がマラリアで死んだことになります。変わりに登場した農薬や殺虫剤は高価で発展途上国には買えないからです。

ちなみに国際がん研究機関(IARC)の最新の研究ではDDTは発ガン性はないことが発表されています。

「スリランカでは1948年から1962年までDDTの定期散布を行ない、それまで年間250万を数えたマラリア患者の数を31人にまで激減させることに成功していたが、DDT禁止後には僅か5年足らずで年間250万に逆戻りしている。」(出展:Wikipedia)のような状況が世界各地で起きていたわけです。

ホントこの作家にはいつも驚かされます。

しかし久しぶりに大きなショックを受けた小説でした。

228 恐怖の存在 2007年9月2日 (日)

013 プレイ―獲物〈上〉〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
Prey

2006/03/26読了

「BOOK」データベースより
失業中のコンピュータ・プログラマーのジャックは、ナノテク開発に携わるハイテク企業ザイモス社に勤める妻の異変に気づいた。性格などが、まるで別人のように一変したのだ。さらに、末娘に原因不明の発疹が出たり、不審な人影が出現するなど不可解な出来事が相次ぐ。おりしもザイモス社では異常事態の対処に追われていた。軍用に開発したナノマシンが、砂漠の製造プラントから流出し、制御不能に陥ったというのだが…。

ナノマシンには生物の“捕食者‐被食者”の関係がプログラムされていた。以前このプログラムの開発をしていたジャックは、事態収拾のためにプラントへと赴く。しかし、独自に開発されたナノマシンは、ウイルスのように自己増殖し始め、予想を遙かに上回る速度で進化を遂げていた。しかも野生化したそれらは、捕食動物のように群れを作り人間を襲い始めたのだ!人類の未来に警鐘を鳴らすハイテク・パニック・サスペンス。

012 タイムライン〈上〉〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
Timeline

2004/01/15読了

「BOOK」データベースより
フランスにある14世紀の遺跡で大学の歴史調査チームが発掘したのは、なんと現代製の眼鏡のレンズと助けを求めるメモだった。その直後、調査チームはスポンサーでもある巨大ハイテク企業ITCによって緊急に呼び出された。遺跡発掘の責任者であるジョンストン教授の救出に協力してほしいというのだ。リーダーのマレクをはじめ、チームのメンバーたちは耳を疑った。その行き先というのが、14世紀のフランスだったからだ。

ITCはタイムマシンともいうべき装置を開発していた。それを使えば14世紀のフランスとの往き来が可能だという。教授救出のために14世紀に転送されたマレクたちは、騎士たちに襲撃され死者を出すなど思わぬ事態に見舞われた。またその影響でITCのタイムマシンに深刻な損傷が―猶予時間は37時間。一行は教授を救出し、無事帰還できるのか?…最先端の量子力学理論をもとに描く、驚異のタイムトラベル歴史冒険小説。

011 エアフレーム―機体〈上〉〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
Airframe

2000/10/24読了

「BOOK」データベースより
飛行中の大型旅客機に異常事態発生!緊急着陸した旅客機の内部は壊滅的な状態だった。死者2名、重軽傷者多数。折りしも、事故機を製造したノートン社は中国と大規模な契約を結ぼうとしていた。1週間以内に事故の原因を究明しなければ、契約が流れてしまう。急遽、調査チームが結成され、品質保証部に勤務するケイシーは、必死の調査を開始するが…航空機事故の激増を警告し、全世界を震撼させた傑作サスペンス巨篇。

事故原因を究明中、衝撃的な映像がノートン社を直撃した。事故の瞬間を写した乗客のビデオテープがテレビ放映されたのだ。飛び交う悲鳴、壁に激突する乗客。さらに煽動的なテレビ局が、ノートン社の企業責任を追及しはじめた。マスコミの激しい圧力に、追い詰められてゆく事故調査チーム。やがて、大事故の裏に浮かび上がった戦慄の事実とは。

010 ロスト・ワールド―ジュラシック・パーク2(上)(下) (ハヤカワ文庫NV)
The Lost World

1997/08/07読了

「BOOK」データベースより
闇に葬られた「ジュラシック・パーク」事件から6年。科学の力で恐竜を復活させたテーマ・パークは崩壊し、恐竜も滅び去った。だが、まだ何かが生き残っているとの噂は絶えることがなかった…コスタリカの沿岸に漂着した謎の動物の屍体を見た古生物学者レヴィンは確信した。太古の恐竜が今も生き残っている人跡末踏の世界「ロスト・ワールド」は実在しているのだ。手がかりをつかんだレヴィンは勇躍、孤島をめざした。

予定日になっても調査旅行から帰らない古生物学者レヴィンの身を案じた工学者ソーンは、衛星電話で呼び出した。すると、窮地におちいったレヴィンの声がきれぎれに聞こえてから電話は切れてしまった。「ジュラシック・パーク」事件の生き残りで、レヴィンとともに研究をしていた数学者マルカムの協力を得て、ソーンはレヴィン救出に向かったが…スピルバーグ監督で大型映画化された『ジュラシック・パーク』待望の続篇。

009 五人のカルテ (ハヤカワ文庫NF)
Five Patients

1997/05/10読了

「BOOK」データベースより
原因不明の高熱、骨折、火傷、心臓停止、激しい胸の痛み。マサチューセッツ総合病院の救急治療室には、さまざまな患者が昼夜を問わず運ばれてくる。ここに医学生として勤務した体験をもとに、超ベストセラー作家が刻々と変化していく医療現場の実態をリアルに再現し、その裏側に隠された問題点を鋭くえぐる。全米で驚異的人気を誇るTVドラマ・シリーズ「ER(緊急救命室)」の原点となった話題の医学ノンフィクション。

008 サンディエゴの十二時間 (ハヤカワ文庫NV)
Binary

1995/01/06読了

「BOOK」データベースより
サンディエゴ、八月。共和党の全国大会が開かれるその地で、大統領の来訪に合わせて、狂信的極右主義者の大富豪が、恐るべき計画を実行しようとしていた。決行の時が刻々と迫る中、米国務省の情報調査部員グレーブズは、想像を絶する計画の全貌を知るが…。二重三重に仕組まれた大規模な殺戮計画を、彼は阻止できるのか?悪魔的な狡猾さを備えた男とグレーブズの白熱の頭脳戦を描く、戦慄のタイムリミット・スリラー。

007 ディスクロージャー〈上〉〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
Disclosure

1994/08/15読了

「BOOK」データベースより
コングロマリットとの合併をひかえて熾烈なパワーゲームがくりひろげられるハイテク企業、ディジコム社。昇進への期待に胸をふくらませて出社した製造部長サンダーズは、いきなり足もとをすくわれた。自分がつくはずだったポストを、昔の恋人である女性メレディスに奪われたのだ。しかもメレディスに誘われたセックスを断わると、翌日さらに驚天動地の事態が彼を待っていた。

セクシュアル・ハラスメントの被害者であるのに、逆に加害者としてメレディスに訴えられたサンダーズは、反撃を決意する。だが、革命的新商品の生産ラインで不良品が続出するなどのトラブルを合併相手に隠している社は、さらなるスキャンダルを避けようと、彼に圧力をかけてくる。そして事件をきっかけに、社内には彼がこれまで思いもよらなかった陥穽が潜んでいたことが明らかになっていく。

006 失われた黄金都市 (ハヤカワ文庫NV)
Congo

1994/04/30

「BOOK」データベースより
コンピュータの性能を飛躍的に向上させる鉱石ブルー・ダイヤモンド。その鉱脈を求めてコンゴのジャングル深く分けいった地球資源開発技術社の調査隊が何者かに全滅させられた。現場から最後に送られてきた映像には、ゴリラに似た動物の姿と奇妙な建築物の影が。実はこの地には、かつて栄えたジャングル文明の遺跡“失われた都ジンジ”の伝説があった。真相究明のため、女性科学者ロスは最新装置の第二次調査隊を組織、手話のできるゴリラと霊長類学者エリオットをともない現地に飛ぶ。鬼才クライトンがハイテクを駆使して描く傑作冒険小説。

005 インナー・トラヴェルズ〈上〉〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)
Travels

1994/02/24読了

「BOOK」データベースより
名門ハーヴァード大学を首席で卒業後、医学博士となり、結婚し離婚し、ベストセラー小説を立て続けに発表、映画を監督し、30歳で成功の絶頂にいた―。だが、次に何をしたらいいのだろう?突然目標が種切れになり、パニックに陥った著者は、東洋哲学の本を読みあさり、自己探究の旅に出た。『ジュラシック・パーク』『ライジング・サン』をはじめ、多彩なジャンルで次々にヒット作をとばす鬼才の魅力あふれる遍歴を綴る。

水深60m以上ものスキューバ・ダイヴィング、キリマンジャロ登頂など、中米、アフリカ、アジア各地を訪れては思わぬ危機に遭遇したクライトン。だが、それらは素晴らしい発見の連続でもあった。やがて旅は霊的次元に到達、サボテンと対話し、オーラを見、チャネリングをし、霊界を遍歴しながら新しい世界観にめざめていく。既成の知の枠組みに縛られずに、じかに見、聞き、感じることの重要性を語る、奇想天外な旅行記。

004 緊急の場合は (ハヤカワ文庫NV)
Case of Need

1994/01/07読了

「BOOK」データベースより
中絶手術で患者を死に追いやった容疑で産科医が逮捕された。彼が違法な中絶を手がけていたのは事実だが、この件に限っては身に覚えがないという。無実を信じる同僚の医師ベリーはひとり真相を探り始めた。しかし、関係者は固く口を閉ざし協力しようとしない。いったい彼らは何を恐れているのか?執拗な調査を続けるベリーに、やがて黒い圧力が。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞した迫真の医学サスペンス。

003 スフィア―球体〈上〉〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
Sphere

1993/12/17読了

「BOOK」データベースより
航空機墜落調査班のメンバーである心理学者ノーマンは、召集を受け、南太平洋へ飛んだ。海底に沈んでから少なくとも三百年は経過している宇宙船が発見されたというのだ。ノーマンをはじめとする科学者チームは、海底居住施設を拠点にして、船内の調査をする。未知の生命体との遭遇に脅えながらも船内深く到達した彼らの前に、不思議な球体が出現した。『ジュラシック・パーク』の著者が放つ傑作エンターテイメント。

居住施設に戻った科学者チームの周囲では、奇妙な出来事が続発する。突如モニターテレビに謎の数字が並び、海底ではエビや発光するイカやクラゲが異常発生し、さらには狂暴なオオイカの触手が彼らを襲う。すべては謎の球体に関係があると考えたノーマンは、再び宇宙船へ乗り込み、球体とのコンタクトを試みるが…。ハイテク機器を用いた深海調査や、心理学、海洋学の豊富な知識を随所にちりばめた興奮の深海サスペンス。

002 ライジング・サン (ハヤカワ文庫NV)
Rising Sun

1993/11/30読了

「BOOK」データベースより
日本企業ナカモトがロサンジェルスに建てた超高層ビルで、美人モデルが殺された。緊急連絡をうけた渉外担当官のスミス警部補は、日本人絡みの事件に豊富な経験を持つコナー警部とともに現場へ急行する。しかし、ナカモトの現場責任者イシグロは、なぜか強硬に捜査を拒む。しかも、犯行時の現場が映っているはずの警備用ビデオテープは、何者かに持ち去られていた―。センセーショナルな反響を呼ぶ日米経済摩擦ミステリ。

001 ジュラシック・パーク(上)(下)
Jurrassic Park

1993/09/19読了

「BOOK」データベースより
霧につつまれたコスタリカの孤島で、極秘のうちに建設が進められているアミューズメント・パーク―それが〈ジュラシック・パーク〉、バイオテクノロジーで現代によみがえった恐竜たちがのし歩く、驚異のワンダーランドだ。オープンをひかえ、視察のための顧問団が島に向かって出発した。だがその前途には、人類がいまだかつて体験したことのない恐怖が待ちかまえていた。スピルバーグ大型映画化の夢の恐竜サスペンス。

島の見学ツアーに出発した顧問団の一行、そしてパーク創設者の孫である子供たちを見舞った、すさまじいパニック。コンピュータで完全にコントロールされているはずのシステムに次々と破綻が生じ、停電したパーク内で、獰猛なティラノサウルスが、悪賢いヴェロキラプトルの群れが、人間たちに襲いかかる。科学知識を駆使した新しい恐竜像、ロマンと興奮あふれる面白さで話題をまいた、スーパー・エンターテインメント。



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