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夢枕獏 YUMEMAKURA BAKU 既読書籍
006 | おにのさうし | 005 | 月に呼ばれて海より如来る |
004 | 神々の山嶺(上)(下) | 003 | 雨晴れて月は朦朧の夜 |
002 | 陰陽師 | 001 | 上弦の月を喰べる獅子(上)(下) |
1951年神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。大学卒業後は編集者をしながら作家活動と考えていたが、就職に失敗してしまい山小屋で働く。ペンネームの由来は、夢を食べるとされる伝説上の生物「獏」と、夢のような話を書きたいという意味がある。1977年筒井康隆が主宰する同人誌『ネオ・ヌル』にタイポグラフィック作品『カエルの死』を発表。同品が『奇想天外』8月号に転載されデビュー。また小説でのデビューは同じ『奇想天外』同年10月号に掲載された『巨人伝』(後に『遥かなる巨神』と改題。1989年『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞を受賞。1990年『上弦の月を喰べる獅子』で第21回星雲賞(日本長編部門)を受賞。1991年『上段の突きを喰らう猪獅子』で第22回星雲賞(日本短編部門)を受賞。(Wikipediaより引用 2022年) |
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006 | おにのさうし (文春文庫 ゆ 2-26) |
単行本で2001年に絵師天野喜孝氏との共著という形で「鬼譚草紙」が発刊(文庫版は2006年)されたもので、それからイラストと短篇の1話を削除した形で、タイトルを替えて2014年に発刊(出版社が違うので新刊)です。 こうした以前発刊された本を再版とか新装刊ではなく、別の出版社が新刊として売り出すと、Amazonのレビューでも夢枕ファンと思える人から新刊と思って読んだと文句タラタラでしたが、私も浅田次郎などの小説でタイトルこそ同じですが別の出版社から「新刊」として発刊されるという同様なことが何度かあり、非難囂々、切歯扼腕、偏袒扼腕です。 せめて、表紙か裏表紙(カバー)に「初出は○○年」ですとか表示する義務化を出版協会で決めてもらいたいものです。 収録されている3話は、「染殿の后 鬼のために 繞乱せらるる物語(繞は女編)」、「紀長谷雄 朱雀門にて女と争い 鬼と双六する語」、「篁(たかむら)物語」です。 今昔物語や古事記などに使われている和歌などをうまく利用しながら、独自の世界観を拡げていくのはかなりの教養と創造性がないとできそうもありません。 著者の作品は過去に「上弦の月を喰べる獅子」(1989年)や「陰陽師」(1988年)などを1990年代に数冊読んで以来ですから20数年ぶりに久々です。 さらにこの短篇集、テーマは鬼とエッチで、平安時代の男と女、密やかな睦言と官能の世界がそれぞれ描かれています。表現も露骨なところがあります。 元の単行本には絵師天野喜孝氏のカラー絵図が添えられているそうで、ちょっと気になるところです。 そういうわけなので、小学校や中学校の図書館に蔵書するのには相応しくありませんが、大人が秋の夜長に読むにはちょうど良い感じかも。 3話目の「篁物語」は、実在した小野篁を主人公にした、腹違いの妹との禁断の狂おしい恋愛と死、そして閻魔大王への直訴というストーリーです。 あとがきにもありましたが、ベストセラー「陰陽師」の別巻とも言えるし、平安時代の呪術師で安倍晴明のライバル蘆屋道満のスピンアウト小説とも言えるかも知れません。 ★★☆ 2021年9月後半の読書と感想、書評 2021/9/29(水) |
005 | 月に呼ばれて海より如来る (徳間文庫) | 2001/08/21読了 「BOOK」データベースより ヒマラヤ・アンナプルナ山群の聖峰マチャプチャレにアタック中、友を雪崩で亡くし、凍傷で指を五本失いながらも、麻生はついにその頂上に立つ。そこで麻生が目にしたものは、月光に光り輝く螺旋の群れ―オウムガイの化石であった。帰国後、麻生に変化が起こる。マチャプチャレの頂きで見た神秘的な螺旋を思い描くと、耳の奥に澄んだ鈴の音が聞こえ、二、三秒先の未来が見えるようになったのだ…。 |
004 | 神々の山嶺(上)(下) (集英社文庫) | 2001/1/読了 「BOOK」データベースより カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。 その男、羽生丈二。伝説の単独登攀者にして、死なせたパートナーへの罪障感に苦しむ男。羽生が目指しているのは、前人未到のエヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂だった。生物の生存を許さぬ8000メートルを越える高所での吐息も凍る登攀が開始される。人はなぜ、山に攀るのか?永遠のテーマに、いま答えが提示される。柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。 |
003 | 雨晴れて月は朦朧の夜―自選恐怖小説集 (角川ホラー文庫) |
1999/09/09読了 「BOOK」データベースより 幻想怪奇作家・夢枕獏の原点ともいえる短編を厳選して収録した平成の「雨月物語」。チベットで鳥葬の儀式を見てきた男に降りかかる悪夢を描く『鳥葬の山』、他人には見えない人形を使って殺人を繰り返す少年を描く『ころぽっくりの鬼』など、言葉が紡ぐ恐怖の限界に挑む傑作ホラー作品集。 |
002 | 陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫) | 1999/06/21読了 「BOOK」データベースより 平安時代。闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、息をひそめて一緒に住んでいた。安倍清明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼などの妖しのもの相手に、親友の源博雅と力を合わせこの世ならぬ不可思議な難事件にいどみ、あざやかに解決する。 |
001 | 上弦の月を喰べる獅子(上)(下) (ハヤカワ文庫 JA ユ 1-5) | 1995/08/25、1995/08/30読了 「BOOK」データベースより あらゆるものを螺旋として捉え、それを集め求める螺旋蒐集家は、新宿のとあるビルに、現実には存在しない螺旋階段を幻視した。肺を病む岩手の詩人は、北上高地の斜面に、彼にしか見えない巨大なオウム貝の幻を見た。それぞれの螺旋にひきこまれたふたりは、混沌の中でおのれの修羅と対峙する…ベストセラー作家、夢枕獏が仏教の宇宙観をもとに進化と宇宙の謎を解き明かした空前絶後の物語。第10回日本SF大賞受賞作。 人は、幸福せになれるのですか?野に咲く花は幸福せであろうか?―螺旋蒐集家と岩手の詩人、ふたつの孤独な魂から成る人間、アシュヴィンは、いくつもの問を胸に、果てしなく高い山を登りつづけていた。長い修羅の旅を経て、彼がその答にたどりついたとき、世界を驚嘆させるなにかが起きる…進化とは?宇宙とは?人間とは?究極の問に対する答を破天荒な構成と筆致で描きあげた、これは、天についての物語である。 |
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