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山田詠美 YAMADA EIMI 既読書籍
004 | A2Z | 003 | 蝶々の纏足 風葬の教室 |
002 | ジェントルマン | 001 | せつない話 |
1959年東京都生まれ。明治大学文学部日本文学科に進む。大学時代は明治大学漫画研究会に所属しOBとして当時すでにプロになっていたいしかわじゅんが漫研を訪ねてきたことがきっかけで、高取英編集長のエロ劇画誌であった『漫画エロジェニカ』に紹介してもらい、在学中に本名の山田双葉名義で漫画家としてデビュー。1981年に大学を中退し、クラブなどでアルバイトをしながら漫画作品を発表。1985年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞を受賞しデビュー、芥川賞の候補にもなった。1987年の『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞を受賞。(Wikipediaより引用 2022年) |
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004 | A2Z(講談社文庫) | |
2000年に単行本、2003年に文庫化された大人の恋愛小説と言えるでしょう。タイトルのA2Zは、章立てことにABC順にアルファベット仕立てになっていて、そのアルファベットの単語がその章の中で使われているというたわいもないことです。 ちょうど読書していた時期と同じタイミングで、Amazonプライムビデオのオリジナルドラマが2月3日に公開されました。主演は適応障害のためしばらく休んでいて久しぶりに登場する深田恭子主演とのことです。 主人公は大手出版社で文芸書籍の編集を担当している35歳の既婚女性です。小説にはこうした出版社や編集者を扱ったものが多いのも身近にそのネタや知識があるから書きやすいのでしょう。 その主人公の女性がまたぶっ飛んでいて、夫の浮気を知ことになっても取り乱すこともなく、並行して自分も10歳年下の若い男性といい仲になり、さらに新しく担当することになった若手の有望新人作家にも言い寄られと、夫が若い女性にぞっこんになるのは別として、これは多くの女性からは夢のようで憧れられるでしょう。 その浮気男の夫も、終盤には浮気相手にふられて主人公の元へ戻ってきますが、今度は主人公が家を出て若い男との逢瀬を継続する道を選びます。 と、まぁ、ベタな女性向きの不倫恋愛小説ですが、登場する人物がみないい人で、悪者役というか悪意のある人が出てこないのがちょっと不意義な感じです。 それだけにサラッと軽く飛ばして読めますが、還暦過ぎた男性が読むにはちょっと違和感がありまくりでした。 ★★☆ 2月前半の読書と感想、書評 2023/2/15(水) |
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003 | 蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫) | 「蝶々の纏足」は1987年、「風葬の教室」は1988年に初出で、それらをまとめて1冊にした文庫版は1997年に発刊されています。文庫版で20年前、初出からはもう30年という年月が経っているのですね。そんな古い小説だとは知りませんでした。 「蝶々の纏足」、「風葬の教室」、「こぎつねこん」といういずれも多感な思春期を迎える女子学生を主人にした甘酸っぱい3作品の短編集です。 なるほどこれは男性の作家にはまず書けそうもない、想像もできない作品に仕上がっていて、おっさんが読んでもなにか古典作品を読むような感じで読めてしまいます。ちょっとあまりにも現実とかけ離れていて、印象が薄い感じではありますが。 そういえば昔の転校生っていうと、なにか特別な感じがしたなぁって思いました。うまくすぐに溶け込める人もいれば、馴染む間もなくまた引っ越してしまう人もいたりして、転校の経験がない私にとって転校するという大イベントについてまったく無知でした。 特にいじめ問題が頻発している現代の学校では、こうした転校にまつわる転校生の感情の機微について、こうした作品を読むことでしか知り得なかったことです。 ★★☆ 3月後半の読書と感想、書評 2017/3/29(水) |
002 | ジェントルマン (講談社文庫) | 1985年に「ベッドタイムアイズ」でデビューし、その2年後の1987年には「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」で直木賞を受賞したねっとりした大人の性愛、倒錯系?小説が多い流行作家です。そのような先入観というか書評などを以前読み、今まではあえて読むのを避けてきました(1冊だけは読んでいますが)。 1959年生まれの著者は、私とも年齢が近く、そろそろ週刊誌的な男女のドロドロした関係からも距離を置く頃かなと、ちょっと読んでみる気になりました。 この作品は2011年単行本刊、2014年文庫化された小説で、主人公は高校の同級生の男性に惚れてしまった同性愛者の男性です。 その主人公が惚れ込んでしまう男性ですが、高校時代から外面がよく文武両道で誰からも好かれていましたが、実は裏ではとんでもなくエゴイストで残酷な犯罪も平気でおこなっていることを知っています。 そうした倒錯した世界がこれでもか!ってぐらい出てきますので、私のように免疫がないと、読んでいると途中で吐き気を催しそうになってきます。あー気持ち悪い。 それでも男が男を愛する世界に興味があるって人は読めばいいのではないでしょうか。正常な人は、そういう世界のことは無駄なだけで知識として知っておく必要もないと思われます。 結局、期待したようには作風は変わってなく、こうした一部のマニアックな人には好評?だろう倒錯小説は、私のような凡人には無理だったようです。いずれにしても好みが別れるところです。 ★☆☆ 7月後半の読書と感想、書評 2015/7/29(水) |
001 | せつない話 (光文社文庫) | 1997/08/17読了 「BOOK」データベース 吉行淳之介、瀬戸内晴美、田辺聖子、山口瞳、D・H・ロレンス、F・サガン…など、現代日本と欧米の魅力作14編を収録。 |
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