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天童荒太 TENDO ARATA 既読書籍

003 孤独の歌声
002 永遠の仔(1)(2)(3)(4)(5) 001 悼む人(上)(下)

読書感想は2010年頃以降に書くようになりました。それ以前に読んだ本の感想はありません。


1960年愛媛県生まれ。明治大学文学部演劇学科卒業。童話・映画脚本などさまざまな賞に応募し、本名で投稿した「白の家族」が野性時代新人文学賞を受賞。代表作にベストセラーとなり、連続ドラマ化もされた『永遠の仔』など。『包帯クラブ』は2007年に映画公開(堤幸彦監督)、また、『孤独の歌声』は、2007年にWOWOWドラマW枠にて内山理名主演で映像化された。2009年『悼む人』によって第140回直木賞を受賞。(Wikipediaより引用 2022年)


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003 孤独の歌声(新潮文庫)
著者の作品は、過去に「永遠の仔」(1999年)と「悼む人」(2008年)を読んでいて、イメージとしては暗く深い人間の闇をえぐり出すような感じですけど、まぁ好きな作家さんです。「悼む人」では2009年の直木賞を受賞されています。

この著作は、それらよりも前の発刊で、1994年に単行本、1997年に文庫化されたサイコホラー的な小説です。また1997年と2007年に、それぞれテレビドラマ化されています。

主人公は、子供の頃に友人の女の子が目の前で誘拐され、その後殺されてしまったというトラウマを持つ女性刑事と、コンビニでアルバイトをしながら、自分で曲を作り、ライブハウスで歌っている若い男性。

女性を誘拐して切り刻み、捨てるという猟奇犯罪が連続して起き、主人公の女性刑事が住むマンションの隣人の女学生も突然行方不明となり、過去の友人が誘拐されたトラウマを引きずりながらも、犯人を追いつめていきますが、やがてその女性刑事自身が誘拐のターゲットになっていきます。

タイトルは、もうひとりの若い男性が歌う歌が、孤独にさいなまれた人に浸みていくというところから人気がジワジワとでてくるということで、都会に暮らす現代人と社会を表しているのでしょう。

最近のミステリーの常道として、最後の数ページで大きな転回が予想されましたが、結局予想外の展開はなく、オーソドックスに収束していきます。

★★☆

8月後半の読書と感想、書評 2019/8/31(土)

002 永遠の仔(一)再会 (幻冬舎文庫)
1960年生まれの天童荒太氏の作品は、先に2008年の直木賞受賞作「悼む人」を読んでいます。

この「永遠の仔」は1999年の作品で、日本推理作家協会賞とこのミステリーがすごい!国内1位を受賞していますが、それよりも2000年に中谷美紀主演でテレビドラマ化され、それを知っている方が多いのではないでしょうか。

小説のスタイルとしては主人公3人の少年少女時代と、17年後の現在とが行き来していきます。その3人の子供はいずれも親から虐待を受けていて、そのせいで精神的に障害があります。四国の病院で一時期ともに暮らしていたその少年と少女には、それぞれの秘密を共有する仲間となりますが、ある事件をきっかけにしてその後は連絡を絶ちます。

そして17年後、大人になった3人は川崎市の総合病院看護師、個人事務所を構える弁護士、神奈川県警の刑事としてそれぞれ会うこともなく働いていましたが、看護師の弟を自分の弁護士事務所で採用したことから、その関係が再びつながっていくことになります。

親からの虐待を受けて苦しむ子供や、障害を持つ少年少女が主人公の小説の場合、読み進めるにつれなんとも重苦しい雰囲気になるものが多く、この小説もその例外ではありません。

単行本で上下巻、文庫本だと5巻に渡る長い小説ですが、読み進めていくのがつらくなるほど息苦しさを感じてきます。

そして四方八方に張り巡らされた多くの謎の糸が、じれったいほどなかなか明らかにならず、なぜ?どうして?とその長さを感じなくなるほど読むことに集中したくなります。

そのあたりはいかに読者に飽きさせないテクニックを感じます。テレビで言えば、次回を見ないとその謎がわからないもどかしさを各回の最後に出すようなものでしょう。

このようなスタイルで、子供が犯す過去の犯罪に、読者が肩入れしてしまいそうな小説としては、松本清張の「砂の器」を思い出します。あれも暗くて重い小説でした。

それと雫井脩介氏の「犯人に告ぐ」がそうでしたが、小説の舞台となるのが、地元の川崎市ということもあり、なんとなく身近に感じました。

3月後半の読書 2012/4/1(日)

永遠の仔(二)秘密 (幻冬舎文庫)
永遠の仔(三)告白 (幻冬舎文庫)
永遠の仔(四)抱擁 (幻冬舎文庫)
永遠の仔(五)言葉 (幻冬舎文庫)
001 悼む人 (上)(下) (文春文庫)
天童氏は1986年にデビューし、2年に1作品程度の寡作で有名な作家です。この「悼む人」はデビュー後8作目にして直木賞(2009年)を受賞した作品で、タイトルや表紙デザイン通りに不気味で重いテーマを扱っています。

主人公の男性は、子供の頃のふとしたトラウマから、死によって忘れられていく哀れさを引きずり、親友の若くしての死やボランティア活動で子供の不治の病に接し、突然勤めていた会社を辞めて、見知らぬ人の死をひとりひとり尋ね、それを悼むために全国放浪の旅を始めます。

その悼む人(主人公)と偶然に交錯した不幸な生い立ちから再婚後ある事情で夫を刺し刑務所から出てきた女性や、癌に冒され余命があとわずかという主人公の母親、人間の嫌な部分をほじくり出しては、えげつない記事を書いてきた週刊誌のルポライターなどが、この主人公の悼む姿と行動に深く共感と影響を受けていきます。

読んでいるあいだ中、ずっしりと重いテーマを頭上に乗せられた気分になり、読むスピードもあがりませんでした。しかし、こういう人間や家族というものを考えさせられる小説も時にはいいものです。

8月後半の読書 2011/9/4(日)



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