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佐藤多佳子 SATO TAKAKO 既読書籍

003 サマータイム
002 しゃべれどもしゃべれども 001 一瞬の風になれ(1)(2)(3)



佐藤 多佳子(さとう たかこ、1962年11月16日 - )は日本の小説家。児童文学・童話から一般小説まで幅広く手がけている。
東京都出身。青山学院中等部・高等部、青山学院大学文学部史学科卒業。大学時代は児童文学サークルに所属(顧問は神宮輝夫)。既婚。
1989年、「サマータイム」で第10回月刊MOE童話大賞を受賞し小説家デビュー。1998年、『しゃべれども しゃべれども』で第19回吉川英治文学新人賞候補、第11回山本周五郎賞候補。『ハンサム・ガール』にて第41回産経児童出版文化賞・ニッポン放送賞受賞。1999年、『イグアナくんのおじゃまな毎日』で第38回日本児童文学者協会賞、第21回路傍の石文学賞、第45回産経児童出版文化賞受賞。2003年、『黄色い目の魚』 で第16回山本周五郎賞候補。2007年、『一瞬の風になれ』で第136回直木三十五賞候補、第28回吉川英治文学新人賞受賞、第4回本屋大賞受賞。2011年、『聖夜』で第60回小学館児童出版文化賞受賞。2017年、『明るい夜に出かけて』で第30回山本周五郎賞受賞。(Wikipediaより引用 2022年2月)


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003 サマータイム (新潮文庫)

1990年に「サマータイム 四季のピアニストたち」として刊行され、その後2003年に上下巻合わせた連作短編の文庫で、その中身は四季を彩るように「サマータイム」、「五月の道しるべ」、「九月の雨」、「ホワイト・ピアノ」の4編からなっています。

この作品は著者のデビュー作で、私は過去に「しゃべれども しゃべれども」「一瞬の風になれ(第一部〜第三部)」を先に読みましたが、いずれも遠い青春時代を思い起こさせてくれる爽やかで甘酸っぱい作風という感想です(自分の青春時代はまったく爽やかでも甘酸っぱくもありませんでしたが)。

タイトルはジャズの名曲「サマータイム」から来ていますが、短編ごとに変わる主人公のいずれもが、ピアノに関係していて、そうした名曲の思い出が出てきます。

やはりお得意のほろ苦さと甘酸っぱさが同居する若い青春ドラマが展開されていて、60近いオッサンが読むのはちょっとキツめ。若い人には共感できるところがあるのでしょう。

★☆☆

9月前半の読書と感想、書評 2016/9/14(水)

002 しゃべれども しゃべれども(新潮文庫)
佐藤多佳子氏の小説は先日読んだ「一瞬の風になれ」(2006年)に続いて2作目になりますが、この作品は1997年なのでそれよりずっと前のものになります。

「一瞬の風になれ」は非常に面白いいい小説でしたが、そのノリでこの本を買ったのではなく、テレビの深夜映画で国分太一主演映画「しゃべれども しゃべれども」(2007年作品)を見て、ぜひその原作も読んでみたいなと思ったら、佐藤多佳子氏の作品だったというわけです。余談ですがこの映画は2007年キネマ旬報ベストテンで3位でした。

ストーリーは、落語家の卵である主人公が、あることがきっかけで、恋人にふられ人間不信に陥っている女性や、関西弁丸出しで転校してきた東京の学校でいじめにあっている小学生、ハンサムでテニスが上手いのに、内向的性格かつ緊張するとどもってしまうことを悩んでいる従兄弟などに、落語を教えることになります。

しかし主人公も人に話し方を教える以前に、自分の本職である落語に悩みがあり自己葛藤しています。それらの問題にそれぞれが落語を通じて自分と向き合っていくという青春ドラマと言っていいでしょう。

いい味を出しているのが、その落語教室に途中から加わるプロ野球の代打専門だった元選手で、引退後はラジオで解説の仕事するものの、ほとんどうまく喋れず、逆にアナウンサーの邪魔をしています。

それに悩み、この落語教室を話し方教室かなにかと勘違いしてやってきますが、内面は弱いくせにプライドは人一倍高い人物です。

ここ何年も漫才ブームが続いていますが、多くの若手漫才コンビは、私に言わせるとギャーギャーとわめいているだけで、まったく面白くもなく、子供だましの芸に過ぎないとあきらめています。

一方若手の落語家というのも、なかなか弟子入り後の修行や、生活が厳しそうで、二世三世など係累以外に新たな大型新人が育っていない気がします。

小説とは直接関係がありませんが、江戸時代の西鶴以来、営々と庶民の笑いをリードしてきた日本の文化とも言える落語の行く末がちょっと心配になってきました。この本を読んで、あらためて桂枝雀や笑福亭松鶴、桂春団治の噺をもう一度じっくりと聞いてみたくなりました。

2月後半の読書 2012/3/4(日)

001 一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)
2007年本屋大賞を受賞したベストセラー本でもあります。先月読んだ三浦しおん氏「風が強く吹いている」が大学陸上部の物語だったのに対して、こちらは高校の陸上部が舞台です。

大学陸上の目標が箱根駅伝に対して、高校陸上部はインターハイという違いはありますが、この二つの陸上部の小説にはよく似た類似点があり、それは主人公とその主人公があこがれる理想的な最強の仲間と、しのぎを削る強力なライバルがいるということです。

また陸上競技ということで言えばその前年の2006年には堂場瞬一氏のマラソンランナーのドーピングを扱った「標なき道」、翌年の2008年には黒木亮氏のやはり箱根駅伝をテーマにした「冬の喝采」が文庫化されてました。この頃は小説の世界では陸上競技ブームだったようです。

さて、単行本で3冊に及ぶ長編小説ですが、話のテンポはよく、スラスラと読めていきます。なぜ3冊に分かれているかと言うと結果的にそうなったというのでしょうけど、ちょうど高校3年間を各1年ずつで3年間分という形です。特に最後の第3部のクライマックスではもう手の汗を握るドキドキの連続です。すべてはこの最後に向かって長い長い第一部と第二部、それと第三部の前半があったと言って過言ではありません。

昔のスポ根ドラマのように1年生の時のしごきとかはなく、新人戦レースや夏合宿、夏休み中の自主トレ、それに家族愛や恋愛など、盛りだくさんで飽きさせません。そして1年生、2年生の時に悔しい思いをしたことをバネにして、最後の3年生で目標を達成していくというストーリーは鉄板です。

上手いなぁと思ったのは、女性作家さんでありながら、男子高校生の日常と陸上部という特殊な環境の中のことが詳細に、しかも違和感なく書いてあることです。ただ現実はと言えばもっと汗と泥だらけの不潔が歩いているようなもので、さらに親や兄弟を疎ましく思える年代であり、一方では性欲はもっとギラギラしていてもおかしくはないと思うのですが。

おそらくこの本を推薦するのは多くは女性ではないかなと思います。女性から見た魅力ある理想の男子高校生を描くとこうなるんだろうなぁと思ったりします。

11月後半の読書 2011/12/4(日)

一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ (講談社文庫)
一瞬の風になれ 第三部 ドン (講談社文庫)


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