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ピエール・ルメートル Pierre Lemaitre 既読書籍
003 | 傷だらけのカミーユ | ||
002 | その女アレックス | 001 | 悲しみのイレーヌ |
1951年、パリ生まれ。2006年、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第1作『悲しみのイレーヌ』で小説家デビュー。カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第2作『その女アレックス』は、フランスでリーヴル・ド・ポッシュ読者大賞ミステリ部門、イギリスでインターナショナル・ダガー賞を受賞、日本でも、『このミステリーがすごい!2015』海外部門第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第1位、「ミステリが読みたい!」海外編第1位、「IN★POCKET文庫翻訳ミステリー・ベスト10」第1位、本屋大賞翻訳小説部門第1位となり、文春文庫版は60万部を超えるヒット作となる。(Wikipediaより引用 2022年) |
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003 | 傷だらけのカミーユ(文春文庫) Sacrifices |
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「カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作」の第3弾にあたり、2012年にフランスで発刊され、翻訳版は2016年に文庫で発刊されています。原題は「Sacrifices」(犠牲)です。 毎度壮絶な残虐なシーンが出てきて、読み終えてからもしばらく嫌な思いが残ってしまうので、もういいかなと思っていましたが、忘れた頃にまた読みたくなる一種の中毒に罹ってしまったかのようです。と言ってもまだ今回が3作品目です。 今回もいきなり主人公カミーユ警部の恋人が宝石店に入ったギャングと鉢合わせして散々な目に遭わされます。世界一ついてない男と称されるジョン・マクレーン(映画ダイ・ハードの主人公)ばりにこのフランス警察のカミーユ警部もとことんついていません。 上司をだまし、同僚をだまして、恋人に重傷を負わせた強盗犯をひとりで追い詰めようとします。まったく後先のことを考えない直情的な性格で、それゆえ一歩離れた場所から眺めている読者は一緒に感情を高めていくことになるか、あるいはしらけていくかのどちらかでしょう。 私は仕事に感情を持ち込まないのを常としていたので、その後者の方です。したがって、どうも主人公には感情移入ができず、気持ちもわからず、逆に冷静な犯人を応援したくなってしまいます。 このシリーズは、この3部で終わりらしいので、どうでも良いですが、もし続編が出てももうさすがに良いかなと思っています。 ★☆☆ 2月後半の読書と感想、書評 2024/3/2(土) |
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002 | その女アレックス (文春文庫) Alex |
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カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第1作目の「悲しみのイレーヌ」(2006年刊、日本語版は2015年刊)は今年2月に読んでいますが、この作品がシリーズとしては2作目(2011年刊、日本語翻訳版2014年刊)となります。 この作品は日本でも「このミステリーがすごい!2015 海外部門で1位」、「本屋大賞翻訳小説部門で1位」などに輝きましたが、世界的にも大ベストセラーとなっています。 このシリーズは、「わが母なるロージー」(2011年、翻訳版2019年)、「傷だらけのカミーユ」(2012年、翻訳版2016年)がすでに既刊です。 ストーリーですが、ミステリー小説ゆえ、深い内容には触れませんが、主人公は夜道を歩いていたとき、突然誘拐される女性(アレックス)と、フランス警察のカミーユ警部。 女性が誘拐されたのを目撃したとの通報で、警部が担当することになりますが、まったくその足取りや被害者が特定できず、難航します。 この警部は、過去に自分の妻が誘拐されて惨殺されてしまうと言う経験(前作「悲しみのイレーヌ」 )をあり、本来は精神的にもこうした誘拐事件の捜査にはふさわしくないのですが、周囲の仲間から過去を早く吹っ切るためにも事件を担当させられます。 ただし、普通の犯罪小説と違うのが、その誘拐事件は本作品の1/3ぐらいの部分を占めるに過ぎず、その女性の本性や過去に起きた凄惨な出来事が次第に明らかになっていくというものです。 ま、最後のトリックとクライマックスについては、少々どころかかなり無理な感じもしますが、それが小説だ!ということなのでしょう。 長い作品ですが、テンポもよくサクッと読めてしまいます。できればシリーズ1作目の「悲しみのイレーヌ」を読んでおくと、主人公の警部の苦悩やレギュラー陣のこともよくわかって良いかも知れません。 ★★★ 10月前半の読書と感想、書評 2019/10/16(水) |
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001 | 悲しみのイレーヌ (文春文庫) Travail soigne |
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カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第2弾の「その女アレックス」(2011年刊、日本での刊行は2014年)で、「このミステリーがすごい!」や「本屋大賞翻訳小説部門」で、ともに1位に輝き、大ブレークしたフランスの推理作家さんの作品です。 この作品は日本での刊行は2015年と第2弾の後になってしまいましたが、シリーズの第1弾(2006年刊)で、著者のデビュー作と言うことです。 私はこの著者の作品を読むのは初めてで、もちろんカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズというのがあるのもまったく知りませんでした。 このカミーユという主人公の警部は身長が子供の頃から伸びず145センチしかないというコンプレックスをもっています。 その原因が画家だった母親の喫煙習慣だったというのにはちょっと?ですけれど、そうしたハンデをものともせず、有能な警察官となっていきます。 そう言えば鬼警部アイアンサイドは刑事部長ながら下半身不随で車椅子が手放せませんし、刑事コロンボのコロンボ警部も、イタリア系ながら、ちょいワルオヤジや、ハンサムなラテン系男子というのにほど遠く、風采の上がらない斜視の小男でした。 そうしたハンデがある刑事が、そうした苦難を乗り越えて予想外?の活躍をするというのが外国の刑事ドラマのトレンドなのかも知れません。 詳細は書きませんが、タイトルにあるイレーヌとはその主人公刑事の最愛の妻の名前ですが、タイトルにあるように、ハッピーエンドには終わらないというのがこうした小説では異例であり衝撃的でした。 第2作目の「その女アレックス」を先に読んでいると、その結末もわかってしまっているかも知れません。 その大ヒットした第2弾「その女アレックス」と、第3弾「傷だらけのカミーユ」も是非読まなくっちゃいけませんね。 ★★★ 2月後半の読書と感想、書評 2019/3/2(土) |
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