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湊かなえ MINATO KANAE 既読書籍

011 絶唱
010 望郷 009 ユートピア
008 山女日記 007 豆の上で眠る
006 リバース 005 白ゆき姫殺人事件 
004 Nのために 003 贖罪
002 夜行観覧車  001 告白


1973年広島県因島市生まれ。武庫川女子大学家政学部被服学科卒業。2007年に『答えは、昼間の月』で第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞した後、同年、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。そして「聖職者」から続く連作集『告白』が2009年、第6回本屋大賞を受賞。(Wikipediaより引用 2022年)

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011 絶唱(新潮文庫)

2015年に単行本、2019年に文庫化された連作短篇小説集です。短編4編のタイトルは「楽園」「約束」「太陽」「絶唱」です。

この4篇に共通するテーマが、南太平洋にあるトンガ王国と阪神淡路大震災の記憶で、これは著者の作家になる前の体験(著者は震災当時震源に近い西宮に住んでいたことや、その後海外ボランティアでトンガで教師をしていたことなど)が反映されているものと思われます。

文庫の帯には「号泣ミステリー!!」と書いてありましたが、涙はまったく出ず、ミステリーというような感じもしませんでした。読み込み不足なのか、それとも感情の動きがにぶいのか?わかりません。

ただすでに30年近くが経とうとしていて記憶が薄れてきている阪神淡路大震災の当時を忘れることができず、多くの大切な人や身近な人を失ったり、人生が狂わされた記憶を引きずっている人はまだ多くいるのだろうと想像できます。著者もそのひとりなのでしょう。

少し前まで、東日本大震災関連の小説を選んで多く読んできましたが、同じ震災でもやはり身近で起きて実感のある震災の方が時間を重ねても忘れられないのだろうと思います。

関西在住の作家さんが少ないのか、こうした阪神淡路大震災をテーマにした小説は意外と少なく、横山秀夫著「震度0」や、東野圭吾著「幻夜」、あと宮本輝著の小説で震災の記憶が時々出てくるぐらいのものしか読んでいません。

著者もこの震災をテーマにした小説を書くことに長くためらいがあったようですが、実体験を元にした震災と、それによって起きる人の生活の変化や関係性を考えさせられるものでした。

★★☆

8月後半の読書と感想、書評 2024/8/31(土)

010 望郷 (文春文庫)

2010年から2012年にオール讀物に連載された小説をまとめた短編小説集で、2013年に単行本、2016年に文庫版が出ています。

短編は、「みかんの花」「海の星」「夢の国」「雲の糸」「石の十字架」「光の航路」の6編で、それぞれ主人公は変わりますが、瀬戸内海にある因島を舞台にした連作です。

この作品を原作としたテレビドラマ(2016年放送)、映画(2017年公開)が制作されています。

どの作品も島で暮らす人達の素朴でありながらも、都会に憧れ、人間関係や家族の因習に悩みつつ生活していく姿がよく描かれていて話しの中に自然と入っていけます。

私も田舎生まれ育ちなので、遠いディズニーランドへ行くことが自慢で憧れだったという時代があったのだということが長く都会で生活しているとすっかり忘れていましたが思い出されました。

★★☆

6月前半の読書と感想、書評 2021/6/16(水)

009 ユートピア (集英社文庫)
2008年刊の実質的なデビュー作品「告白」が大ブレークしてからすでに11年。それ以来、すっかり若手?売れっ子作家さんとして大活躍中の著者の2015年単行本、2018年文庫刊です。

その「告白」以降、計8作品を読んできましたが、その中ではまだ「告白」を上回る作品はありません(個人的感想です)。

今回小説の舞台は、海が綺麗なのどかな町で、唯一地元の産業と言える大手の水産加工会社があり、景気が良かった頃にはそこの多くの従業員などで栄えた場所。

そこへ陶芸家や絵描き、フラワーアート作家などが住み着くようになり、そこで地元民との微妙なバランスで保たれています。

町おこしの一環として、新しく来た住人達がアイデアを出して商店街フェスティバルを開催しますが、そこで新住民と旧住民との間に複雑な感情が表立ってきます。

町で過去に起きた殺人事件、女性同士の見栄の張り合い、芸術作品を有名にして世に出たいと思う欲望など、特に立場がそれぞれ違う3人の女性主人公達の感情のぶつかり合いなど、読んでいて気が重くなるばかりです。さすがイヤミスの女王様って感じ。

主人公はその3人の女性達ですが、その夫や同居人、隣人など、登場人物が結構多くて、誰が誰だったか?としょっちゅう思い出すのがたいへんでした。

そのうちドラマ化や映画化がされそうな気がしますが、その登場人物の多いことで、果たして実質1時間半の枠にその多くの登場人物をどうやって収めるのか?ってことが一番難しそうです。

最近では、リタイアした高齢者が、住宅や生活費の安い地方に移住することが増えていて、そこで起きる様々な都会から来た人と、ずっと地方に住み続けている人との感情のすれ違い、慣習や文化レベルの違いなどの話しを思い浮かべます。

なにかもっと奥深いものがあるのかと思っていたら、案外最後はパタパタと終わってしまい、ちょっと物足りない感じもしました。意外性はありましたけれど。

★★☆

12月後半の読書と感想、書評 2020/1/1(水)

008 山女日記 (幻冬舎文庫)
著者の趣味でもあった山岳登山の連作短編小説で、2012年から2013年にかけて文芸誌に連載された「妙高山」「火打山」「槍ヶ岳」「利尻山」「白馬岳」金時山」「トンガリロ」「カラフェスに行こう」を1冊に収録し、2014年単行本、2016年文庫が発刊されています。

主人公は短編ごとに変わってきますが、前に出てきた人物が、あとの作品でもちょい役として出てきたりします。

2016年〜2017年には工藤夕貴などが主演して、この原作を元にしたNHK BSプレミアムの「プレミアムドラマ」が制作、放送されています。ただし登場人物などを見る限り、内容は小説とずいぶん違っているような感じです。

最近読んだ同じような山ガールをテーマにした小説では、書いたのは男性ですが、北村薫著「八月の六日間」が、非日常感があふれる例えば登山に慣れた人が歩きながら栄養を補給するため、長い羊羹をかじりながら歩くシーンなど、たいへん興味深くて面白かったです。

こちらの小説では、主人公は毎回変わりますが、だいたいは30歳前後の女性で、若い頃には山岳部や同好会で少しは経験があり、しばらくブランクがあったものの、再び戻ってきたというような方が多いです。これは著者自らをモデルにしているのでしょう。

私も山登りではなく単なるウォーキングですが、ほぼ毎日1時間ぐらいは歩いています。歩くとこの小説の中でも出てきますが、いろいろと自分や人のことをあれこれと想像したり、考えることができて面白いのです。

これが騒がしい電車の中だったり、クルマを運転していたりでは、とても考えたり思いついたりしませんが、単純に足を右左と進めていくだけの単純な運動中だと、脳がその単純作業以外のことをやりたがるのか、悩んでいたことで名案が思い浮かんだり、様々なアイデアが次々と浮かんできます。

今はウォーキングのモチベーションは、それに尽きると言っても良いぐらいに、こんがらがった頭脳がリセットされ、気持ちよくなりますから、きっと登山やトレッキングにはまる人も、違った環境に身を置いてそうした気分をもっと味わいたいという本能からきているのでは?と思っています。

登山そのものは、そこでなにか大きな事故や事件でも起きない限り、淡々と静かに登っていくだけで、あまり小説の題材にはなりにくいものです。

それを小説に仕上げるには、無理矢理に我が身を振り返ったり、他人や家族のことを考えたりして、膨らませていくしかなく、その苦労がうかがえます。

でもやっぱり登山は自分で味わって初めて楽しめたり達成感を味わえるのであって、人の感想や体験を聞いたり、読んでも、退屈以外のなにものでもありません。

それだけに、自分も登山をしてその感覚を味わいに行ってみようか?という気持ちには少しなります。

★★☆

6月前半の読書と感想、書評 2019/6/15(土)

007 豆の上で眠る (新潮文庫)
2008年に大ヒットしてその後映画が製作された「告白」で華々しくデビューした後、順調に売れっ子作家となっている著者の14作目の小説で、2014年単行本、2017年に文庫版が発刊されています。

最後に大きなどんでん返しを配した驚愕ミステリーを書く作家としてのイメージが定着してきましたが、これもその期待に違わない作品に仕上がっています。

タイトルは「えんどう豆の上にねむったお姫さま」というアンデルセン童話から来ていて、主人公姉妹が子供の頃に好きだったこの童話と、その話の中身にわずかながら触れた小説となっています。

主人公女性がまだ小学校1年生だった頃に、2つ上の姉と近所の神社へ一緒に遊びに行ったあと、先に帰ったはずなのに、家に戻ってなく、行方不明となってしまいます。

行方不明はその後2年間続きますが、2年後に、その行方不明になった神社で、痩せ衰え、人相も変わった姿で発見されます。

発見された姉は、この2年間のことはまったく記憶になく、どこで何をしていたか、誘拐したのは誰かなど不明です。

さて、この発見された姉は、本当に姉なのでしょうか?

というのが大きなミステリーとなっていて、最後の最後まで、読者にモヤモヤをため込ませ、最後に一気にその謎が明かされるというミステリーの王道のようなストーリーです。

あとで読み返すと、最初のほうにその大きなヒントがちゃんとありました。

ま、常識では、あり得そうもないことですが、ミステリー小説としてはよくできていると思います。

ただ、短編でも書けそうなぐらいの内容だけに、なにか余計な話しをいっぱいくっつけて引っ張りすぎって気もします。

★★☆

12月後半の読書と感想、書評 2019/1/2(水)

006 リバース (講談社文庫)
2015年に単行本、2017年に文庫本が出ています。「リバース」というタイトルの小説は意外と多く、五十嵐貴久氏相場英雄氏石田衣良氏北國浩二氏も出していてちょっと混乱します。

また似たタイトルでたいへん印象深かった「北村薫氏の「リセット」」を以前読んだことがあるので、シリーズ続編か?と最初タイトルを見たとき思いました。

なんと言っても映画にもなったあの「告白」の著者の作品だけに、このまま終わるわけはないなぁって思いつつ、終盤を迎え、あぁ、なるほどーと最後の最後で深い謎が解けてしまうという展開です。でも本当にそれが原因だっかどうかはわからず、ちょっと設定に無理があるような気も。

ストーリーは、コーヒーを豆から自分で煎れて飲むのが唯一の趣味という、地味な若い独身男性が主人公で、馴染みにしているコーヒー専門店で若い女性と知り合います。

付き合いだしてまもなく、女性の職場に「(主人公の男性は)殺人者だ」という手紙が届き、主人公にとっては唯一身に覚えがある、3年前に一緒に旅行中だった友人が、クルマの事故で亡くなった話しを女性にします。

同様にその時一緒に旅行へ行っていた大学の元ゼミ仲間のところへも、嫌がらせが入り、誰がそのようなことをしているのか、主人公の男性が調べていくという流れです。

死亡事故が起きたのは偶然か必然か、また原因を作ったのは誰かなど、3年前に起きた事故のあらましが徐々に明らかになってきますが、悪意のない行動や親切が裏目に出ることを上質なミステリーに仕上げています。

そうした交通事故が大きな謎になっていますが、私から言わせると、例え、他の誰かから求められたとしても、ハンドルを握って運転していた者が、自損事故を起こせば100%その運転手の責任、以上!で終わってしまいますが、それだけではミステリー小説にならないのでしょうね。

★★☆

1月後半の読書と感想、書評 2018/1/31(水)

005 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)
2012年単行本、2014年に文庫化された長編ミステリー小説で、2014年には「白ゆき姫殺人事件 容疑者【城野美姫】は、魔女か? 天使か?」というキャッチコピーで、井上真央、綾野剛の主演で映画化もされています。

なかなか凝ったミステリーで、長野県で起きた女性殺人事件について、主人公のひとりの気の弱そうなフリーライターが、犯人捜しのため、ネットを使ったり、関係者と会って順々に調べていくという形を取っています。

もうひとりの主人公は、その殺人事件で、一番の容疑者と見られた女性で、殺された美人会社員と同期入社で、なぜか事件後に行方不明となっています。

それにしても捜査をしているはずの警察の動きや情報はまったく出てこなく、雑誌のフリーライターが聞き回る情報だけで殺人事件の話しが進行していくというのは、ちょっと不思議な感覚です。

そうした不可解な点も含め、最後のクライマックスに向けて盛り上がったところで、あっさりと警察が真犯人が逮捕し、その模様がテレビから流れてくると言うのが意外と言えば意外なところです。

これはなかなか真犯人はわかりません。いや〜女ってやっぱり怖い、、、

★★☆

8月後半の読書と感想、書評 2017/8/30(水)

004 Nのために (双葉文庫)
デビュー作品「告白」で一気にブレークした著者の4作目の長編小説で2010年単行本、2014年に文庫化されています。この著者の本を読むのは「告白」「夜行観覧車」「贖罪」に続き4作目です。どれもライトに読めて気分転換にいい感じです。

この長編は2014年に榮倉奈々、窪田正孝、賀来賢人などの出演でテレビドラマ化されたそうですが、見ていないのでまったく内容は知らずに読みました。

この長編は2014年に榮倉奈々、窪田正孝、賀来賢人などの出演でテレビドラマ化されたそうですが、見ていないのでまったく内容は知らずに読みました。

この著者の特徴でもありますが、ちょっと人間関係が複雑でややこしい設定となっている長編ミステリー小説です。この複雑さが不自然に映り、いかにも無理して役の設定をしたなぁって感じがしてあまり好きではありません。

主人公は四国の離島出身で、大学へ通うために上京してオンボロアパートに住んでいます。そのアパートで親しくなった友人と沖縄旅行へ行った際に知り合った、タワーマンションに住むセレブな夫婦と付き合いが始まります。

そのタワーマンションで主人公の女性などを招待して、食事会を開こうとしていたその時、商社マンの夫が妻を刺し殺すという事件が起き、その妻と不倫関係にあった男が、夫を燭台で殴打して殺すという事件が起きます。

ここまでがプロローグのようなもので、一件落着したように見えた、この殺人事件の謎や真相が次々と語られていくというストーリーです。

主要な登場人物の名前が成瀬、野口、西崎、野原、望、夏恵、奈央子と、タイトルの「N」とはいったい誰なのか?ってところがミソですが、注意して読むことでそれがわかるっていう仕組みではなく、最後まで読まないとわかりません。そういう意味では前作や前々作と同様なパターンと言えます。

★★☆

11月後半の読書と感想、書評 2015/12/2(水)

003 贖罪 (双葉文庫)
映画にもなったミステリアスな小説「告白」(2008年)で衝撃的デビューを果たした著者の3作目にあたる長編小説で、2009年に単行本、2012年に文庫が出版されました。

「告白」と同様、事件の関係者が、すぐ身近なところで起きた殺人事件について語っていくというパターンで、登場する小学生の仲良し4人組の名前と性格、現在の職業などが入り交じり、読みながら前に戻ってどういう人だっけ?と確かめるとか苦労しました。一気読みせず、あいだを置きながら少しずつ読んだせいかも知れません。

特に最後に極端などんでん返しがあるわけではなく、淡々と事件の背景や、犯人像が語られ、最後で犯人の動機につながる理由が語られますが、それも含めてどうも最後までモヤモヤした霧の晴れない感じがします。

それは主人公はじめ女性ばかりの物語で、それはそれでいいのですが、たまに出てくる男と言えば、幼児を暴行死させたり、妻の連れ子を暴行したり、妻にフランス人形と同じ格好をさせるために結婚したとか、自分に生殖能力がないけど跡継ぎが必要で、別の男性との間で妊娠した女性と結婚をしたがる男性とか、そういう変態や変人ばかりでまともな男性が誰ひとり出てきません。変なの。

現実的にはそりゃないよねって感じで、あまりにも無謀な想像の産物すぎます。

それでもテレビドラマとして映像化されたようで、そうした次から次へと起きるショッキングな展開こそが、昔のお昼の時間帯であった「愛の劇場」的な連続昼ドラみたく、昔も今もそのようなスタイルが女子ウケするのだろうかなっていうのが、平民的な中年男性の冷めた感想です。

★☆☆

10月後半の読書と感想、書評 2015/10/31(土)

002 夜行観覧車(双葉文庫)
2009年7月に島根で起きた中学2年生が医者の父親を殺害した事件など、いくつかの事件をモチーフにしていますが、読んでいくにつれ、湊かなえ流の「なぜ?」「どうして?」という謎が深まっていきます。

大ヒットした実質的なデビュー作品の「告白」でもそうでしたが、特に誰が主人公というわけではなく(映画では松島奈々子が主演でひとりだけ目立ってましたが、小説ではそうでもなかった)、複数の登場人物が次々と自分の視点で語り、行動していくスタイルは最近の流行なのでしょう。いったい誰に感情移入していいのかわからないので、困ってしまいます。

登場人物のそれぞれの語りから、家族の中に抱えいる問題や、古くから住んでいる住人と新しい住人との葛藤、エリート一家とそれにあこがれる隣人、受験で志望校に落ちた子供のストレス、暇でお節介な近所の高齢者など、どこにでもありそうな設定に身近な雰囲気が漂います。テーマの取り方などはちょっと宮部みゆきっぽい感じではありますね。

そして「告白」ほどの衝撃のラストではなく、さもありなん程度の決着が最後のオチとなっています。このような家族を扱った物語ではあまり衝撃的で無慈悲なラストというのは現実的ではなく難しいのでしょう。

あとなぜこのようなタイトルになったのかはわかりませんが、もしかすると「よその家をこそっとのぞき見する人達」という意味を込めてのことかも知れません。

5月後半の読書 2012/6/6(水)

001 告白 (双葉文庫)
湊かなえ氏のデビュー作で、いきなり第6回本屋大賞を受賞するという快挙を達成した小説です。すでに松たか子主演で映画化もされ有名になりましたが、とにかく新人の作品としては「凄い!」のひと言です。

最近の小説としては短めな部類に入りますが、登場人物のモノローグだけで構成され、その告白や日記等がとても新鮮で読者をグイグイと引き込んでいきます。そして最後には驚愕の結末が待っています。

主人公の愛娘を事故に見せかけて殺した犯人やその動機は、早々に判明しますが、物語はそこからさらに深みへとはまっていきます。

最後はとてもおぞましい結末というか、決してハッピーエンドではないことだけは言っておきます。映画(DVD)も見たいと思いますが、後味が悪くならなければいいのですが、、、

 ※2011/2/18 この映画が日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しました

2月前半の読書 2011/2/17(木)



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