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松岡圭祐 MATSUOKA KEISUKE 既読書籍


011 ヒトラーの試写室
010 生きている理由 009 ジェームズ・ボンドは来ない
008 瑕疵借り 007 シャーロック・ホームズ対伊藤博文
006 黄砂の籠城(上)(下) 005 八月十五日に吹く風
004 ミッキーマウスの憂鬱 003 千里眼
002 催眠―Hypnosis 001 マジシャン

読書感想は2010年頃以降に書くようになりました。それ以前に読んだ本の感想はありません。


1968年愛知県生まれ。最終学歴は未発表。作家以前には催眠術師としてテレビ出演し知られた事がある。学術的とされる催眠誘導法の他、欧米でポピュラーなショー用舞台催眠術を学んでいた。1997年小説デビュー作『催眠』を発表。ミリオンセラーになったこの作品はシリーズ化されることになった。1999年に小説『千里眼』を発表。『催眠』と同様にシリーズ化。近年は歴史小説『黄砂の籠城』『八月十五日に吹く風』『生きている理由』『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』などもある。(Wikipediaより引用 2022年)

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011 ヒトラーの試写室(角川文庫)

本著は以前読んだ義和団事件を描いた「黄砂の籠城」から続く歴史時代小説の第5弾で、2017年に文庫書き下ろし小説です。

主人公は、まだミニチュアなどを使った特殊撮影がキワモノだった戦前に、後に特殊撮影のレジェンドとなる円谷英二に師事し特殊撮影技術を学ぶ青年です。

そして第二次世界大戦中に、日独合作映画「新しき土」(1936年)や「ハワイ・マレー沖海戦」(1942年)で使われた特殊撮影を見たドイツの宣伝省大臣ゲッベルスからの要請で、敵国の英国の不幸を描く「タイタニック」の沈没シーンを円谷の代理として指導監修するためドイツへ渡ることになります。

事実と想像を交えたこうした歴史小説は、実名で当時の有名人がいっぱい出てきますのでまるで実際に起きたことのように面白く読めます。例えば、主人公と年齢が近く、デビューまもなく一気に大人気俳優となった原節子との関係など、ワクワクします。

戦争中で日本とドイツの往復もままならない時代、ドイツに渡って映画先進国で果たして日本の特殊撮影技術が通用するのか?またドイツも連合国から激しい空襲を受け、やがてはソ連が首都ベルリンに肉薄している状態で、映画製作はできるのか?

また特殊撮影の技術を使って図らずも連合国が戦争犯罪を犯している証拠映像をねつ造する仕事に加担してしまったこと、それをバラそうとしてゲシュタポに捕まったり、東京に残してきた主人公の妻子や両親はドイツ領事館の計らいで空襲が激しい東京から長崎にある宿舎へ疎開していたことと原爆が投下されたという事実、、、

リアルな出来事とフィクションが織り混ざった見事な小説でした。

★★★

9月前半の読書と感想、書評 2022/9/17(土)

010 生きている理由 (講談社文庫)
著者の作品の中では義和団事件の「黄砂の籠城」や、キスカ島撤退作戦の「八月十五日に吹く風」など、実際にあった歴史上の事件や作戦を元に小説仕立てにした作品がとても面白く、次いでこの清朝崩壊後の歴史を下敷きにしたこの小説を読みました。

2017年に文庫で刊行された長編小説で、崩壊した清朝の王家の娘が子供の頃に日本の家庭に養女としてだされ、その後日中両国で様々な話題を提供することになる日本名川島芳子の少女時代の物語です。

川島芳子は、清朝の第10代粛親王善耆の第十四王女で、本名は愛新覺羅顯し(あいしんかくら けんし、最後の「し」は王偏に子)です。後に「男装の麗人」とか、「東洋のマタ・ハリ」とか、呼ばれることになり、最後は当時中国を支配していた中華民国に捕らわれ、売国奴として死刑に処されます。

この小説では、満蒙独立運動の先駆者で粛親王と親しかった日本人の川島浪速に8歳の時に引き取られ、表向きは川島家の養女となりますが、なぜか籍は入れずに清朝の皇族のままで育てられます。

理由は、いずれモンゴル人で満州国の軍人に清朝皇族として嫁がせ、そこで清朝王国を復興させようという目論見からでした。

そうした政略結婚(のち離婚)後の華々しい活躍と悲惨な最期はこの小説では出てこず、少女の頃に日本で様々なことが起きたことをフィクションとして書かれています。

先に挙げた歴史小説と比べると、ちょっと奇想天外、松本聯隊のの下級将校が東京においても付きっきりでガードしたり、日本の街中で相続した黄金の駒を中国人と奪い合いで派手な銃撃戦が展開されるなど、無理なところが目立ってしまい、ちょっと残念に思います。

その後の川島芳子を描いた続編が予定されているそうですが、まだ出てなさそうです。

★★☆

4月後半の読書と感想、書評 2022/4/30(土)

009 ジェームズ・ボンドは来ない (角川文庫)
2014年に単行本、2015年に文庫化された、瀬戸内海に浮かぶ直島で実際に起きた出来事を一部仮名にして創作されたノンフィクション小説です。

直島というと、ベネッセが「直島文化村構想」で芸術の拠点として様々な施設を作り投資していることで有名ですが、それと並行して2002年に「007シリーズ 赤い刺青の男」という小説が出版されたことで、その小説のクライマックスの舞台となる直島で「007映画のロケがおこなわれる!かも?」というドタバタがありました。

そのロケの誘致運動が主体の話しですが、タイトルからもわかるように、もちろん現在までロケがおこなわれたことはありませんし、その007を主人公とする原作者イアン・フレミング以外の小説が映画化されたという話しもありません。

でも当時はどこで間違ったか、直島町と観光組合が始めた誘致活動が、やがては香川県にまで拡がり、署名活動やボンドガールコンテスト、『007「赤い刺青の男」記念館』の設営、香川県の副知事が訪米し、007シリーズの版権を管理する映画プロダクションへ訪問するなど滑稽なぐらい盛り上がっていきます。

しかし冷静に考えると、007の小説と映画の関係はなく、ジェームス/ボンドを主人公にした小説を出す権利は与えても、それは映画化しないという条件が付いています。

また版権など複雑な権利関係からして、この直島をはじめ日本各地が舞台となる007小説が映画になることは不可能ということに気がつきます。

すったもんだで、やがてその熱病も冷めていきますが、最後には思いもかけない嬉しいプレゼントが届きます。それは読んでから(あるいは直島の『007「赤い刺青の男」記念館』へ行って見て)のお楽しみです。

本文中にも当時の新聞記事やイベントの様子などの写真が挿入され、ドキュメントのようですが、主人公の女子高生など、体裁は青春小説という感じで、中途半端にどっちつかずになってしまったのが残念です。

★☆☆

1月前半の読書と感想、書評 2022/1/15(土)

008 瑕疵借り (講談社文庫)
2018年に単行本と文庫が同時に発売されたという珍しいパターンの作品です。著者としては先に単行本で回収したいでしょうけど、読者側としては大いに助かります。

著者の作品は「千里眼シリーズ」や催眠、マジックなどというものが多く、それらもいくつかは読みましたが、個人的には歴史時代小説が気に入っています。

今回は、そのどちらでもなく、不動産の賃貸を借りている人が、孤独死で亡くなったあとしばらく発見されなかったり、部屋で自殺や事件が起きて亡くなった場合にその部屋や建物が事故物件扱いされることがテーマです。

不動産業で不文律とされている「瑕疵借り(かしかり)」とは、そうした事故物件にすぐ誰かを一時的に住まわせることで、周囲の住人の「心理的瑕疵」を和らげたり、新たな入居者への重要事項説明の際、早々にその瑕疵を省いたりすることです。

私も読んで初めて知りましたが、確かにそうした瑕疵があるアパートやマンションに喜んで入居する人は少ないでしょうし、その部屋だけでなく、建物全体に影響することから、家主側からすればできるだけ早くそうした瑕疵説明を終わらせたいということもわかります。

ただこの小説で、事故物件に入居する主人公は、単にそういう家主の損得の意向を受けただけではなく、借主が死に至った謎や理由を解明し、瑕疵物件の「心理的瑕疵」にかかわる不安を一掃することが目的です。そういう意味では、謎解きの探偵に近いものがあるとも言えます。

瑕疵物件と直接関係はないですが、偶然今月「高齢者の賃貸入居拒否問題と空き家 2021/10/9(土)」という記事を書いています。

不動産の話しは、身近でありながら、知らないことが数多くあり、調べてみると興味がわいてきます。

それに加えて、こうした小説を読むと、さらに深掘りして考えてみたいなと思えてきます。

小説では賃貸の事故物件が主ですが、分譲住宅においても当然事故物件は多くあり、これからも持ち家の高齢単身者の孤独死が全国各地で発生していきそうです。

そうしたことも踏まえてこの続編も期待したいところです。

★★☆

10月後半の読書と感想、書評 2021/10/30(土)

007 シャーロック・ホームズ対伊藤博文 (講談社文庫)
2ヶ月前に読んだ「黄砂の籠城」(2017年)のすぐ後に発刊された歴史長編小説で、タイトルでもわかるように、この二人が主人公です。

シャーロック・ホームズの小説は、子供の頃に読んだぐらいであまり詳しくないのですが、1891年から1894年まで主人公ホームズが行方不明(著者アーサー・コナン・ドイルが作品を書かなかった)だった時期があり、その時期に実は明治時代の日本へ渡って大きな事件を解決していたという想定です。

一方の伊藤博文は1863年に密航して渡英(事実)していて、その時に子供時代のホームズと会って親交があり、殺害した大物悪党モリアーティの残党から逃れるため、密航して日本にやってきたホームズを大英帝国の息がかかっていない日本でかくまう役目で、実質的にホームズの相棒ワトソン的な役目です。

ホームズがやってきた1891年(明治25年)の日本はというと、明治維新後に大日本帝国憲法が1889年に公布された直後で、まだ工業力などでは欧米先進国には遠く及ばない状態です。

また伊藤博文は初代総理大臣を1期務めたあと、枢密院議長に就任していた頃で、日清戦争(1894年〜)、日露戦争(1904年〜)以前で日本に食指を伸ばそうとしていたロシア帝国から来日していた皇太子・ニコライ(後の皇帝ニコライ2世)が滋賀県を旅行中、警察官に切りつけられ負傷するという「大津事件」が起きた直後でした。

その「大津事件」で謀反人を死刑にしろと圧力をかけてくるロシアと、法治国家として傷害事件で死刑にはできないという政府重鎮(伊藤)との間にはいり、事件の謎解きにホームズが大活躍し、さらにその後、日本を攻撃する理由を作るためのロシアの策略を暴いていきます。

こうした実際に起きた時代背景を元に、そのタイミングでちょうど行方不明だったホームズが事件の陰で活躍していたという発想はお見事!としか言いようがないです。

タイトルからすると、「ルパン対ホームズ」みたいに、この二人が対決する?と思われがちですが、もちろんそんなことはなく、上記にも書いたように伊藤はワトソンの役目を果たし、ホームズが日本国内で自由に動けるよう様々な恩恵を与え、さらに、事件解決後には英国女王陛下に願いでて恩赦が得られるようにしてくれます。

★★★

8月後半の読書と感想、書評 2021/9/1(水)

006 黄砂の籠城(上)(下) (講談社文庫)
2017年に文庫書き下ろし作品として発刊された歴史時代小説です。こんな大作が文庫書き下ろし作品とは担当編集者の目は腐っているとしか思えません。

著者の小説は、「催眠」「千里眼」「八月十五日に吹く風」「マジシャン」「ミッキーマウスの憂鬱」とこれで6作品目です。

作品自体は全部で100近くあるようですので、6作品ぽっちではファンとはとても言えませんが、この作品とともに「八月十五日に吹く風」の歴史小説は気に入ってます。

「八月十五日に吹く風」は、「リス天管理人が2018年に読んだベスト書籍」で国内小説の大賞次点に挙げています。

その他の歴史時代小説でまだ未読の「ヒトラーの試写室」「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」なども読みたいと思ってます。

さてこの小説の舞台は、1900年の清朝末期の北京、欧米+日本の列強国の公使館が集まる東交民巷です。

そこへ日本で言えば幕末の「攘夷」と同じように、排外主義を唱える義和団という民間の組織が急速に力をつけ、北京在住の外国人や、キリスト教に帰依した中国人に対し攻撃を加えるようになっていきます。歴史の授業で必ず習う義和団事件です。

そう、学校で教わった、清国に駐留する8カ国の兵隊が一列に並んで写真に写っていたアレですね。

義和団事件

当初は、西太后率いる清国は、国際条約上、公使など外国人を守る姿勢でしたが、義和団の影響が大きくなってくるにつれそれを止められず、いきなり列強8カ国に対し宣戦布告を発します。

守ってくれるはずの清国正規軍も義和団と協調し始めたことから、狭い公館が集まる地域(東交民巷)に民間人を含む外国人が追い込まれ、そこでいつ来るかわからない救援軍を待ちながら2ヶ月以上籠城することになります。

8カ国連合軍の軍隊は、清国を刺激したくないことから北京近くに主力部隊を駐留させてなく、北京の公館が襲われたということで慌てて救出に向かいますが、その時には義和団が全国に拡がり、兵員や物資輸送の鉄道網が爆破されたり、攻撃を受けて救出に時間がかかってしまいます。

そうした中で、多くの犠牲者を出しながらも、会津藩出身の日本人駐在武官や、語学が得意な伍長が大活躍をしてギリギリまで籠城を持ちこたえていくというスリリングなストーリーで、登場人物など、ある程度は実名で実話に沿った内容で構成されています。

アメリカの映画「北京の55日」が、欧米寄り(有能なアメリカ人が大活躍)で話が進むのと同様、この小説では日本人が主役で大活躍するというのはやむを得ません。単純ですが、日本人として誇らしい気持ちにさせてくれます。

しかしこの事件の結果、日本人が知的で勇猛果敢、植民地にはとてもできない強国であることを欧米列強に広く知らしめたことは事実で、そのすぐあとには日英同盟締結など、欧米が日本と手を組みたがるようになってきます。

義和団事件をテーマにした小説では、以前浅田次郎著の「珍妃の井戸」を読みました。そちらは清国からみた義和団事件でしたが、こちらは日本から見た義和団で、当時の地図なども書いてあってわかりやすかったです。

★★★

6月後半の読書と感想、書評 2021/6/30(水)

005 八月十五日に吹く風 (講談社文庫)
先に文庫本を2017年に発刊後、数ヶ月語に単行本を発刊するという非常に珍しいパターンの戦記物小説です。小説とは言っても多くを実名で書かれているらしいノンフィクションに近い小説となっています。

著者は千里眼シリーズなどで有名で、数多くの映画やドラマの原作ともなっている小説があります。そうした現代を舞台とした作品の他に、近代歴史時代小説作品も少ないながらあり、この著作もそれに該当します。

八月十五日と聞くと「終戦記念日」とすぐに出てくる人は徐々に減ってきている(若い子に「日本は昔アメリカと戦争した」と言うと、「えぇ〜うそ〜信じられな〜い」と言われるそうです。今はC'mon, baby アメリカ♪ですからね)と思われますが、日本の体制や価値観が、それまでから180度転換した明治維新と並ぶ大きな変革の日です。

この作品では、その終戦記念日の8月15日に特別な意味を持たせてはいません。

物語は、1943年(昭和18年)5月27日から7月29日にかけておこなわれた「キスカ島撤退作戦」の話しが主です。

それまで日本軍の作戦は、負けが込んでくると、撤退ではなく、玉砕という見殺しをするのが普通ととらえられてきた中で、誰しもが不可能と思えた米軍に包囲されているアリューシャン諸島のキスカ島(鳴神島)に残された日本の守備隊5500名全員を、米軍の裏をかいて無事に救出するという快挙があります。

こうした行動が、「日本人は死ぬことに対し恐れはなく、例え日本本土を占領しても次々と刃向かってくる野蛮人で、仲間さえを平気で見殺しにする」というイメージから、「苦難を承知で仲間を救出する高度な文明人」へと見方が変わり、その後の占領政策に影響したと言われています。

主人公はその撤退作戦を成功させた木村昌福少将と、大学で気象観測を研究し、霧の大量発生を予想した気象予報士官です。

燃料不足の折、一度は霧の発生が十分でないことで、突入をあきらめ一旦帰還したことで、大本営からは非難をうけるも、意に介せず、次のチャンスを待ち、さらに米軍の裏をかいて遠回りの逆方向から島に近づき、まったく察知されることなく、作戦を成功させます。

そして、撤退が無事に完了した後の8月15日に、アメリカ・カナダ連合軍3万5千の大軍がキスカ島へ一斉攻撃をしかけて、上陸作戦を決行します。

そこはもぬけの殻で、後に「史上最大の最も実戦的な上陸演習であった」と言われることになります。

こうした歴史ドラマをフィクションに仕立ててあるものの、苦難な時においても、ただ長きに巻かれるではなく、人生の岐路に立ったときになにが大事かということに気がつかされそうです。

★★★

12月後半の読書と感想、書評 2019/1/2(水)

004 ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)
「千里眼シリーズ」などで有名になった作家さんで、「催眠―Hypnosis」や「千里眼」「万能鑑定士Qの事件簿」などは、テレビドラマや映画にもなっています。

この小説はそうしたサイコティックや心理学テーマを扱ったものではなく、東京ディズニーランド(TDL)で働く派遣バイトを主人公とする青春ドラマって言うか、ディズニーの舞台裏と雑学を楽しめる小説です。

TDLはキャラクター管理や名称使用にやたらと決まりが厳しくてうるさいところなのですが、こうしたキャラクターの名称をタイトルにした小説が出るとはちょっと驚きでした。

また話しの中身も、架空の運営会社ということになっているにしろ、TDLの仕事の裏側や、権力を持って威張り散らす制服組の正社員と、バイトや準社員という非正規社員との関係や心の葛藤などを描いているのも、よくクレームつけられなかったな?って思います。

当然、小説ですから、架空の話しとして読まなくてはいけませんが、しかしところどころに事実も含まれていそうで、ディープでない普通のディズニーファンからすれば、楽しいTDLの裏側ではこんなに厳しい管理やゲストのためにキャストが努力をしてくれているのだってことがわかり、キャストやキャラクターを見る目がもっと優しくなりそうです。

私はと言えば、TDLが開設されたのが1983年、すでに社会人になってからで、特にデートとかで利用したことはなく、結婚して子供ができてから、数回連れて行ったぐらいで、さして興味も関心もありません。

とは言え、行くとそれなりに現実から離れられて、夢があって、気持ちが高ぶるのはやはりそうしたキャストの面々が来場者を楽しませるために努力奮闘しているのだなぁって思わずにはいられません。

6月後半の読書と感想、書評 2015/7/1(水)

003 千里眼 (小学館文庫)
2004/02/10読了

「BOOK」データベースより
可憐で心優しい最強のカウンセラー、岬美由紀登場!横須賀基地から最新鋭のミサイルが突如、都心に向けて発射された。着弾を阻止するには十桁のパスワードを解読しなければならない。美由紀は解読にとりかかる…。一方、千葉の南房総では巨大な観音像に魅せられる不審な少女の姿があった。その陰には世界を震撼させる“催眠”の罠が待ちうけていた!予断を許さぬサスペンス、えも言われぬ爽快感。エンターテインメントの粋を尽くし、ベストセラー街道を独走した大傑作。

002 催眠―Hypnosis (小学館文庫)
2004/01/20読了

「BOOK」データベースより
ある嵐の晩、ニセ催眠術師・実相寺則之の前に突然現れた色白の女。稲光が走り雷鳴がとどろく中、突如女は異様にかん高い声で笑い出し、自分は宇宙人だと叫び始めた──肝を潰す実相寺の前で、その女が見せた異常な能力とは? そして女の前に現れた東京カウンセリング心理センターの催眠療法科長・嵯峨敏也が見抜いた女の能力の秘密とは? 複雑な精神病理と医療カウンセリングの世界を一級の娯楽作品に仕立てた話題のベストセラー。

001 マジシャン (小学館文庫)
2003/08/18読了

「BOOK」データベースより
「目の前でカネが倍になる」。参考人らが口を揃えてこう証言する奇妙な詐欺事件が多発。事件を追う警視庁捜査二課の警部補・舛城徹の前に、マジシャンを志す一人の少女が現れる。その少女が語ったカネが倍に増えるトリックとは?警視庁に通報される金融関連詐欺の中には、奇術詐欺的なトリックを使ったものも少なくないという。その驚くべき手口とは?騙す、誤魔化す、まやかす、眩ます、嵌める、惑わす、誑かす―人をあざむくプロである「奇術師VS詐欺師」のとんでもない頭脳戦が展開。あの『催眠』『千里眼』を凌ぐ心理トリック小説の最高傑作。



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