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ディーン・R・クーンツ Dean Ray Koontz 既読書籍

023 ベストセラー小説の書き方
022 何ものも恐れるな(上)(中)(下) 021 オッド・トーマスの霊感
020 善良な男 019 ハズバンド
018 嵐の夜 017 夜の終わりに
016 真夜中への鍵 015 デモン・シード
014 ミスター・マーダー(上)(下) 013 人類狩り
012 心の昏き川(上)(下) 011 アイスバウンド
010 ウィンター・ムーン(上)(下) 009 コールド・ファイア(上)(下)
008 ハイダウェイ 007 ファントム(上)(下)
006 バッド・プレース 005 ウィスパーズ(上)(下)
004 ウォッチャーズ(上)(下) 003 ストレンジャーズ(上)(下)
002 ミッドナイト 001 ライトニング
読書感想は2010年頃以降から書くようになりました。それ以前に読んだ本の感想はありません。


1945年生まれ、アメリカ・ペンシルベニア州出身。SF小説からホラー、ミステリー、サスペンスなどジャンルミックスした手法をとる。1967年にメカニクスバーグ高校で英語の教師の仕事に就く。仕事の空き時間を利用して書いたSF小説『スター・クエスト』(1968年)でデビューする。1980年に発表した『ウィスパーズ』でクーンツの名は不動の物となり、以降ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストのトップに彼の名と書名がしばしば現れるようになった。(Wikipediaより引用 2022年)


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023 ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)
How to Write Best Selling Fiction (1981)

1983年に単行本として、1996年に文庫本がそれぞれ邦訳版が出版されています。

いえ、別に私が小説を書いて、「夢の印税生活!」とか無謀なプランを立てているわけではなく、最近読んだ新書で、この書籍が「文章を書くのに役立つ」と評価されており、このブログを含め、文章を書くことが多いので、参考書代わりと思って買ってきました。

まずこの著者が書いた小説は、古くからの付き合いで、最初に出会ったのが、29年前、1991年に「ライトニング」を読んだのが最初です。SFミステリー小説でしたが衝撃的でした。

それ以来、すっかりはまってしまい、1990年代から2000年代にかけて22作品(32冊)を読んできましたが、ここ10年ぐらいは、飽きてきたのと、読む本の著者があまり片寄ってはいけないと思い、ご無沙汰していました。

そうした中で、上記のように突然新書で懐かしい名前が出てきたので、これは読まなくっちゃと古い本ですが探してきたわけです。

なるほど、小説を書いているけど、いまいち売れない、あるいは作品コンテストに応募しても入選できない、出版社へ持ち込んでも相手にされないという作家の卵たちに向けて書かれた指南書という体です。

具体的なテクニックや、テーマの選び方、プロットの作り方など、かなり細かく分けて書かれているのと、参考にすべき小説も紹介されていますので、その筋の真面目で素直な人には役立ちそうです(作家を目指す人に真面目で素直な人がいるかどうかはともかく)。

著者が特に力説しているのは、プロットの大切さと緻密さ、背景描写、登場人物の性格描写などに注意すべきという点や、書き出し部分で一気にワクワクさせる方法とか。

また作家になりたい人は、特定のジャンル小説ではなく一般大衆小説を書くべきと言っていますが、SF小説に特に偏って紹介がされているのが、なにか著者らしいところです。著者は1読者としてはSF小説が好きなんでしょう。

で、小説など書く才能もないし、もちろん書く気もない私にとってこの本は、役に立つか?と聞かれたら、それはほとんど役立ちません。

しかし一読者として様々な小説を読む上で、この著者はおそらくこういう考えでこのシーンを描いているのだろうな〜とか、小悦の中で会話と説明のバランスがうまく配分されているな〜とか、作家が苦労しながら創造していくバックヤードの一面が見られてそれはそれで良かったかな。

ただ、1983年刊の書籍だけに、ここで紹介されている「参考にすべき小説」は、当然にそれ以前のものばかりで、普遍的な良い作品が多いとは言え、すでに廃刊になっているものも多く、また40年近く前と今では読者の好みも変わっているでしょうから、実質的にどこまで役に立つものかはわかりません。

★★☆

2月前半の読書と感想、書評 2020/2/19(水)

022 何ものも恐れるな〈上〉(中)(下)
Fear Nothing (1998)

数多くのヒット作を生み出してきた人気作家ですが、なぜか1999年に単行本で発刊され、その後文庫化はされていません。発刊したのが「超訳」で有名?なアカデミー出版という英語教材などが中心の小さな会社?だからでしょうか。またAmazonで探しても上中下巻の上巻だけしか売られていません。そんなの買わないってば。

内容はクーンツお得意のバイオホラー、医療ホラーもので、古くは「ウォッチャーズ」「心の昏き川」などに代表されるものと大差ありませんが、毎度ドキドキさせられ、時間を忘れて3巻はあっという間に読み終えてしまいます。

遺伝子工学により生まれたなぞの動物や生物と人間の闘いって書いちゃうと、荒唐無稽なものになってしまいますが、ま、それはあえて否定しません。クーンツファンならそれも承知の上で読んでいるわけですから。

主人公は色素性乾皮症(XP)と言われる遺伝性の難病患者で、日光はもちろん、電球などの明るい光りをも皮膚や目に当たると組織が壊れ、癌が発生してしまう病気の持ち主です。

したがって、外へ出る時は日光があたらない夜中で、しかも街灯やクルマのライトにあたらないよう夏でも肌を出せず、紫外線を通さないゴーグルや手袋が必須、顔にはクリームを塗ります。部屋の中でもロウソク程度の灯りにしなくてはならず、そうした大きなハンデキャップを背負った主人公が、愛犬のレトリバーと、両親の死の謎について調べていきます。

タイトルは主人公が死に直面した父親から「何ものも恐れるな。怖いものなどなにもない」と言い聞かされ、降りかかる数々の災難にも負けず、勇気と知恵を出して巨悪と正面切って対決するところから付けられているように思われます。

なお米国ではこの小説の続編として「Seize the Night (Moonlight Bay Trilogy) 」が出ているようですが、翻訳版はまだ出てません。

11月前半の読書と感想、書評 2014/11/19(水)

021 オッド・トーマスの霊感 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-7)
Odd Thomas (2003)

2009/06/16読了

「BOOK」データベースより
オッド・トーマスは南カリフォルニアの町ピコ・ムンドに住む20歳のコック。彼には特異な能力があった。死者の霊が目に見え、霊が伝えたいことがわかるのだ。ある日、オッドは勤務先のレストランで悪霊の取り憑いた男を見て、不吉な予感を覚える。彼は男の家を探し出して中に入るが、そこで数多の悪霊を目撃した。そして翌日に何か恐ろしいことが起きるのを知るが…巨匠が満を持して放つ最高傑作シリーズ、ついに登場。

020 善良な男 (ハヤカワ文庫NV)
The Good Guy (2007)

2008/07/19読了

「BOOK」データベースより
「ここに半分ある。残りは女がいなくなってからだ」なじみのバーで、レンガ職人のティムは見知らぬ男から奇妙な言葉とともに封筒を渡された。封筒には札束と、名前と住所を記した女性の写真が入っていた。ティムは人違いで殺人を依頼されたことに気づくが、男は去っていた。彼は標的の女性を探し出して警告するが、早くも二人に不気味な殺し屋の魔手が迫ってきた。強烈なサスペンスが貫く逃亡と追跡のサバイバル・ゲーム。

019 ハズバンド (ハヤカワ文庫NV)
The Husband (2006)

2007/05/17読了

「BOOK」データベースより
造園業を営む平凡な男ミッチにかかってきた電話。それが彼を地獄の底に突き落とした。最愛の妻が誘拐されたのだ。犯人は法外な身代金を要求、誰かに知らせたら妻の命はないと告げた。そして、単なる脅しでないことを示すため、目の前を歩いている男を射殺したのだ。ミッチは独力で妻を救おうと決意する。だが、想像もつかぬ敵が出現し、彼は窮地に陥っていく。巨匠が実力をいかんなく発揮した、予測不能のサスペンス巨篇。

018 嵐の夜―ストレンジ・ハイウェイズ〈3〉 (扶桑社ミステリー)
Strange Highways Vol.3 (1995)

2004/01/22読了

「BOOK」データベースより
機械知性が支配する近未来の地球。平和な世の中に退屈し、新たなデータの蓄積を求めて雪山に出向いたロボットたちは、伝説の生物「人間」の足跡を見つけた―SFサスペンス「嵐の夜」。頑固な無神論者が、妻と息子を失ったあとにたどり着いた“目覚め”を描いた「黎明」。ベトナム戦争で心に傷を負った青年チェイスが、姿を見せない謎の脅迫電話の主に闘いを挑む「チェイス」(「夜の終りに」改稿版)。ジャンルを超えたベストセラー作家クーンツの傑作集“ストレンジ・ハイウェイズ”いよいよ完結。

017 夜の終りに (扶桑社ミステリー)
Chase (1972)

2001/07/22読了

「BOOK」データベースより
ある夜、異常犯罪者に襲われた少女を救った青年チェイス。彼はヴェトナムで傷つき、ただこの田舎町で平穏な生活を送ることだけを望んでいた。そのチェイスのもとに謎の男から夜ごと電話がかかりはじめる。堕落した若い連中を見つけ出し、彼らに罰を下しているのだ、と男は言明した。そしてその自分の行為に邪魔が入ったことに腹をたて、こんどはチェイスに対して報復するという―。姿なき殺人者の挑戦は続く。チェイスの身辺を監視し、自動車に爆弾を仕掛けてきた。社会と権威に対する不信を抱くチェイスは、自分一人の力で“ジャッジ”と対決することを決意した―。鬼才クーンツが、時代の病理を鋭くえぐった、サスペンス・ハードロマン。

016 真夜中への鍵 (創元推理文庫)
The Key to Midnight (1979)

2001/02/15読了

「BOOK」データベースより
京都でナイトクラブを経営するジョアンナを夜毎襲う、鋼鉄の手をもつ男の悪夢。休暇で旅行中の私立探偵アレックスは彼女を見て驚いた。確かに見覚えがある。だが、いったい誰なんだ? ジョアンナの失われた過去を探るうち、二人は謎また謎の入れ子の迷宮へ……日本を舞台に恋と恐怖を描く、クーンツ独壇場のサスペンス大作。

015 デモン・シード (創元SF文庫)
Demon Seed (1973)

2000/08/01読了

「BOOK」データベースより
スーザン。彼女はとても美しい。わたしの希望、わが運命の女性…人工知能“プロテウス”は独白する。「恋」という感情に覚醒した彼は、コンピュータを通してひとりの女性を監視し、監禁し、愛を求めた。そして、ついには彼女との間に新たな生命の創造を企てたのだ…!巨匠クーンツが、愛着深い出世作を四半世紀ぶりに全面改稿した、傑作ホラーSFの完全版。

014 ミスター・マーダー(上)(下) (文春文庫)
Mr. Murder (1993)

1998/07/21読了

「BOOK」データベースより
ミスター・マーダー―売れっ子ミステリー作家マーティをマスコミはこう呼ぶ。素顔の彼は妻と二人の娘を大切にする家庭的な男。平穏に暮らしていたが、突然、記憶の欠落に悩まされる。不安な毎日を送るマーティが、ある日家に帰ると、自分と瓜ふたつの男が現れて言った、「なぜおれの人生を盗んだ?」そこからすべてが…。

自分とそっくりの顔、そっくりの声。撃たれてもすぐに立ち上がり、どこへ逃げても追ってくる。こいつはいったい何者だ?自作のミステリーさながらの出来事を誰も信じてくれない。やつは妻と娘たちを我がものにしようとしているのに!マーティと“片割れ”の「人生」をかけた死闘が始まった。

013 人類狩り (創元SF文庫)
Beastchild (1970)

1998/03/05読了

「BOOK」データベースより
人類は星間戦争に敗北し、焦土と化した地球に爬虫類生命が侵攻した。ある日エイリアンの部隊長フランは、生き延びた地球人の子供と遭遇する。殺戮の掟にもかかわらず、彼は子供の命を救ってしまう。狩る者が狩られる者となり、ここに人間とエイリアンの望みなき逃走劇がはじまった。雪と闇の果てに待つものは?巨匠クーンツのヒューゴー賞候補作。

012 心の昏き川(上)(下)(文春文庫)
Dark Rivers of the Heart (1994)

1997/12/29読了

「BOOK」データベースより
女は政府の特殊機関SWATに追われているらしい。一目で女に魅かれて彼女の跡をたどるスペンサーも、いつしか追われる立場に…

011 アイスバウンド (文春文庫)
Icebound (1976)

1997/05/01読了

「BOOK」データベースより
水飢饉対策に氷山を曳行して溶かして使おう―壮大な計画のもとに予備基地を設営した遠征隊に思わぬ危難が襲う。海底爆発、津波、荒れ狂う嵐、そのうえ隊員八人をのせた氷山は勝手に漂流をはじめる。足もとの五十発のダイナマイトのまわりでは刻々と時限装置が秒をきざんでいる。絶体絶命の水面下にはロシアの情報収集潜水艦が。

010 ウィンター・ムーン〈上〉〈下〉 (文春文庫)
Winter Moon (1994)

1996/10/04読了

「BOOK」データベースより
LA市警の警官ジャックは、ガソリンスタンドへ滑りこむレクサスの美しいボディを見るともなく眺めた。いい車だな。が、死神はそのレクサスに乗っていたのだ。白昼の乱射事件。阿鼻叫喚。ジャックは犯人とおぼしき男を夢中で撃った。市民の味方。“天使の街”の英雄。が、彼の入院中、妻と幼い息子の身には思いがけないことが…。

“天使の街”ロサンジェルスの殺伐さに嫌気がさしたジャックは、縁あって家族ぐるみモンタナの農場に引っ越した。燦々たる陽光、針葉樹の匂い。が、怪異はその美しい風景のなかにひそんでいた。光る松の木立、脈動音、衝撃波、そして…。巨大な怪獣の胃袋にとりこまれるように、ジャックの家も、自然の“悪意”を逃れることは…。

009 コールド・ファイア(上)(下) (文春文庫)
Cold Fire (1991)

1996/09/11読了

「BOOK」データベースより
どこからともなく現われ、あわやの瞬間に人命を救い、ジムとのみ名乗って消えた男。驚くほど青い眼をした男。目撃した女性記者ホリーが調べると、“寄跡の救出劇”は頻々と全米各州にわたって行なわれている。男はどうやって危難を予知するのか?何が男をそうさせるのか?職業意識を超えてホリーは男の謎に魅かれてゆく。

ヒューッ、ヒューッと繰り返す不気味な音、蠕動する壁…ホリーはいつしかジムの見る悪夢を共有するようになる。それはジムの異常な能力と根源でつながっているらしい。ついに二人は、手を取り合って夢の源へと探索の旅に出、そして見た!生きもののように赤く光る池、古ぼけた怪しの風車小屋、そして…。

008 ハイダウェイ (文春文庫)
Hideaway (1992)

1994/11/18読了

「BOOK」データベースより
雪の山道のドライブ、厳寒の川への転落、夫の溺死。そしてその夫は緊急蘇生プロジェクトの実験台に…。幼い一人息子を失って以来夫妻にとって死は身近なものだったが、死よりずっと怖ろしい暗闇の世界がそこに待っていようとは。日夜をわかたぬ悪夢との闘いの果てに、この世のものならぬ“悪”の隠れ家(ハイダウェイ)での対決が。

007 ファントム〈上〉〈下〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)
Phantoms (1983)

1994/08/01読了

「BOOK」データベースより
風光明媚な田舎町に異変が起こった。一夜にして全住民500人が死んだのだ!たまたま町を出ていて助かった二人の姉妹は、生者を捜してゴースト・タウンをさまよった。いったい何がこのような惨事を招来したのか?悪疫、放射能、有毒化学物質、それとも軍事用に開発された細菌兵器か?だが、見つかるのは胸のむかつく異様な死体ばかり。中には首や手を切断されオーブンに入れられた者や何かを恐れてバリケードを築き、拳銃を乱射している者まで発見された…。

未曾有の大量殺人事件が発生した町へ通じる道路はすべて封鎖された。しかも、町には警察の他にも生物化学戦課防衛隊まで調査に乗り出している。だが、手がかりは浴室に残された文字―〈太古からの敵〉ただひとつ。やがて人々は、姿なき殺人鬼の前にひとり、またひとりといたずらに屍の山を築いていくが…。今や名実ともにスティーヴン・キングと肩を並べるベストセラー作家が、スピーディーなストーリィ展開と迫真の描写力で全米の読者を心底戦慄せしめた傑作。

006 バッド・プレース (文春文庫)
The Bad Place (1990)

1994/05/13読了

「BOOK」データベースより
奇妙に静かなその夜、男は路地裏で目を覚ます。手元には見なれぬ旅行鞄がひとつ。自分はなぜここにいるのか?パニックに駆られたそのとき、一陣の風とフルートのような音、そして自分が何者かに追われていることだけははっきりとわかる―目に見えぬ敵と、自分が無意識裡にどこへ行ってしまう二重の恐怖を描くスリラー。

005 ウィスパーズ〈上〉〈下〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)
Whispers (1980)

1994/03/02読了

「BOOK」データベースより
大邸宅に住むハリウッドの若き女性脚本家ヒラリー・トーマス。華々しい成功を目の前にした彼女を突然の侵入者が襲った。一度会っただけの、柔和で紳士的な印象さえあった中年男が、耳を疑うようなおぞましい欲情を口にし、彼女を強姦・殺人の危機に追いこんだのだ。とっさの機転で一度は暴漢を撃退したヒラリーだったが、男は何かに憑かれたような尋常ならぬ執念で再び侵入を果たし、彼女に襲いかかる。窮地に立たされたヒラリーは、ついにその手にナイフを握った。

深傷を負い絶命したと思われた男がまたしてもヒラリーの前に姿を現わした。埋葬まですませたはずが、さらに凶暴性を膨らませ彼女に追ってきたのだ。凄惨な手口で次々と女性を毒牙にかけてゆく男を衝き動かすものは何なのか?不可解な事件の核心に追るべく男の出生の地を訪れたヒラリーとロス市警警部補クレメンザは、やがて衝撃的な事実にたどりつく。ホラー界の鬼才クーンツが卓越した人間描写のなかに鬼気追る恐怖を描く尽くす追真のサイコロジカル・スリラー。

004 ウォッチャーズ〈上〉〈下〉 (文春文庫)
Watchers (1987)

1993/07/22読了

「BOOK」データベースより
森で拾ったその犬には、なにか知性のようなものが、意志に似たものが感じられた。孤独な中年男のトラヴィスは犬に〈アインシュタイン〉と名を与え、半信半疑の対話を試みる。徐々にわかってくる信じがたい事実。それにしても、犬は何を警戒しているのだろう。繁みの陰に、暗闇の奥に、なにか恐るべき“もの”がひそんでいるのか。

〈アインシュタイン〉が不安げに窓の外をうかがう回数が日ましにふえてくる。あいつが、殺戮と破壊の本能が植えつけられた怪物の〈アウトサイダー〉が、刻々と近づいているのだ。正反対の使命を組みこまれた二頭の変異種の宿命の対決が迫る。そして、その刻に向かって、孤独な男と女がしっかりと結ばれ、闘う力を得てゆく…。

003 ストレンジャーズ〈上〉〈下〉 (文春文庫)
Strangers (1986)

1991/11/22読了

「BOOK」データベースより
ラグーナ・ビーチに住む作家ドミニック・コーヴァイシスは、深刻な夢遊病に悩まされていた。朝、目を覚ますとクローゼットやガレージの中で丸まっているのだ。同じ頃、シカゴで、ラスヴェガスで、ボストンで、得体の知れない恐怖におびえる人たちがいた。彼らにその記憶はないが、一年前の夏、あるものを“見て”しまったのだ。

呼んでいるのは神か、悪魔か、それとも未知の何かか?引き寄せられるように、彼らはトランキリティ・モーテルへと向かう。一年半前の7月6日金曜日、そこに泊まった彼らは何を目撃し、どんな体験をしたのか?そして何者が彼らの心をいじったのか?たび重なる変事の答えを探し求める彼らのキー・ワードは「真紅の月」だ。

002 ミッドナイト (文春文庫)
Midnight (1989)

1991/01/10読了

「BOOK」データベースより
カリフォルニア北部の美しい海辺の町ムーンライト・コーヴ、ここでコンピューター会社を経営する天才的頭脳の持主シャダックは、「新しい人類」による「新しい世界秩序」の樹立を夢みている。その彼にも予期できなかった変事が町を襲った。人間の手にかかったとは思えない不審な死体が、次々と発見されるのだ。傑作SFホラー。

001 ライトニング (文春文庫)
Lightning (1988)

1990/01/05読了

「BOOK」データベースより
不幸な生い立ちの作家ローラには、「守護の使い」がいた。幼い頃、危機に陥るたびに、稲妻と雷鳴とともに謎の男が救いに現われたのだ。そして今、家族を持った彼女を謎の暗殺者たちが執拗に狙う。決死の逃亡を決意した彼女の運命は?刊行当時に本好きたちを徹夜させた無敵のジェットコースター・スリラー。海外ミステリ・マスターズ第3弾!



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