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002 25時   001 卵をめぐる祖父の戦争
読書感想は2010年頃以降から書くようになりました。それ以前に読んだ本の感想はありません。


1970年アメリカ生まれ。脚本家・小説家・ディレクター・プロデューサー。ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の共同プロデューサー。映画「25時」(2002年)の原作・脚色、「トロイ」(2004年)の脚本なども手掛けた。「ゲーム・オブ・スローンズ」により数々のプライムタイム・エミー賞を受賞している。(Wikipediaより引用 2025年)


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002
25時(新潮文庫)

25時
本著は1970年生まれの著者のデビュー作となる2002年の作品で、10年前に第3作目の「卵をめぐる祖父の戦争」(2008年)を読んだとき、その才能に惚れ込み、「デビュー作もいずれ読んでみたい」と書いたことがありましたが今回やっとかないました。

今回も内容は全く知らずに読み始めましたが、日本とアメリカでは犯罪者が裁判で有罪が確定したあと刑務所への収監までの扱いが全然違うので、まずそれに驚くばかりでした。

というのも、この主人公の話ですが、麻薬の密売で逮捕され7年の懲役刑が裁判で確定したあとも、決められた収監日までは保釈金を積めば外で普段通りの生活ができるのがアメリカらしいです。

タイトルの25時間は、収監されるまであと25時間というところから始まり、7年間の刑に服するか、親が店を売って用意してくれた多額の保釈金を没収されることを覚悟して逃げ回ることにするか、それとも自殺するか、その決断の時が刻一刻と迫ってきます。

7年間の刑がそれほど悩むのか?というのも日本ならではのことで、アメリカでは白人の美少年が刑務所に収監されると、マイノリティの収監者達に襲われるというのが定説で、主人公はその美少年と言える白人青年でした。

派手なアクションなどはなく、主人公とその周囲にいる父親、恋人、親友、そして麻薬ディーラーのボス、密売仲間などとの人間関係、気持ちや感情の移り変わりなど、繊細な描写に終始し、アメリカ人の主にエンタメ系の作家の書いた小説とは思えないほどでした。

最後はややわかりづらかったですが、「もし逃げ出しうまく逃げ延びたら・・・」という妄想?で終わりますが、自業自得とは言え現実はそうでないという、、、

いや面白かったですが、「卵をめぐる祖父の戦争」が突出した作品だっただけに、それには及ばないという感想です。

★★☆

1月後半の読書と感想、書評 2024/1/31(水)

001
卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV)

2010年に単行本、2011年に文庫化され、Twitterで評判の高かった作品として名前が挙がっていた作品です。この著者はデビュー作「25時」という小説が2002年に映画化され有名になりましたが、これもたいへんユニークな作品でいずれ読みたいと思っています。

物語は風変わりなタイトル通りの内容で、主人公の祖父がソ連に住んでいた時に、ドイツ人を二人殺したことがあると知り、その時の話しを聞かせてくれと頼み、祖父が今まで決して明かさなかった過去を孫に聞かせるというものです。

主人公の祖父はソ連の第二の都市レニングラード(現サンクトペテルブルク)出身で、少年時代に第二次世界大戦が始まり、街はドイツ軍から攻撃を受けて包囲されました。これが後に有名となる「レニングラード包囲戦」で、およそ900日(2年4ヶ月)の間、食料など支援物資が届かない窮乏の中、餓死者など100万人とも言われる多くの犠牲を払いながらも堪え忍びました。

そこで来襲するドイツの爆撃機などの監視をしていた少年時代の祖父は、同じ少年少女の仲間達とパラシュートで降下してくるすでに事切れたドイツ兵を見つけ、そのドイツ兵が持っていた装備を略奪していたところ、運悪く警備中の兵士に見つかり、少年だけが逃げ遅れて捕まり、残忍非道で有名なソビエトの秘密警察へ連行されます。

そこで少年は所属している連隊から離れ、女の家に遊びに行っていたところを捕まり、少年と同じように秘密警察へ連行された若いソ連兵と出会います。

略奪行為と軍からの脱走ですので、通常ならばすぐに銃殺されてもおかしくないところ、二人とも秘密警察の大佐から呼び出され「来週、娘の結婚式に豪華なケーキを作りたいのだが卵がないのでそれを調達してくれば許してやる」という話しになり、独ソが互いににらみ合っているさなか二人は卵探しの旅に出るというストーリーです。

前述のように街はドイツ軍に包囲されていて、まともな食料がない中で、二人の卵探しは難航します。食料は配給制となっていて、闇でなんの肉かわからないようなものが売られている状態です。人肉喰いはいても卵などはどこにもなく、二人は仕方なく戦前までは養鶏場があったドイツ軍の占領地域へと入っていきます。

そしてドイツ軍が接収した農家に若い女性が囲われる売春宿があり、そこで起きた脱走を試みた女性の無惨な最期の話しを聞いて、怒りに燃えた二人は無謀にも拳銃一丁でドイツ兵と戦おうと待ちかまえていたところ、ドイツ軍に抵抗するパルチザンの狙撃兵が売春宿にやってきたドイツ兵を先に射殺します。

そのパルチザンと一緒にドイツ軍の追っ手から逃げようとしますが、やがて追い詰められ、ドイツ軍の捕虜となり、さらに卵は無事に手にはいるのか!?っていうのが最大の見せ場で、まぁ祖父は生き延びているわけですから、結果は見えているものの、その過程を十分に楽しめる話しです。

そして物語の最初からつながっている一番最後のオチにグッときます。

2月後半の読書と感想、書評 2014/3/5(水)



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