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アンソニー・ホロヴィッツ Anthony Horowitz 既読書籍
002 | メインテーマは殺人 | 001 | カササギ殺人事件(上)(下) |
1955年英国生まれ。小説家、推理・サスペンスドラマの脚本家。ヤングアダルト向けの代表作に「ダイヤモンド・ブラザーズ」、「女王陛下の少年スパイ! アレックス」、"The Power of Five" など。一般小説の代表作に"Mindgame" (2001年)、シャーロック・ホームズシリーズの「絹の家」(2011年)、「モリアーティ」(2014年)など。イアン・フレミング財団からジェームズ・ボンドシリーズの新作「007 逆襲のトリガー」(原題:Trigger Mortis )の著者に選ばれた。ITVの「名探偵ポワロ」や「バーナビー警部」などのテレビドラマの脚本も手広く手掛けており、他にも『刑事フォイル』や"Collision" 、"Injustice" の筆頭脚本家を務めるとともに製作から携わっている。2018年に「カササギ殺人事件」、2019年に「メインテーマは殺人」、2020年に「その裁きは死」、2021年に「ヨルガオ殺人事件」で、「このミステリーがすごい!」や「週刊文春ミステリーベスト10」などの主要なミステリランキングを、史上初となる4年連続で制覇した(Wikipediaより引用 2025年) |
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002 | メインテーマは殺人(創元推理文庫) |
原題は「The Word Is Murder」で直訳すると「言葉は殺人」で、「The Word」には言葉以外に発言や命令、知らせなど様々な意味がありますが、日本語訳に付けられた「メインテーマ」という意味はなさそうです。 この作品は「ホーソーン&ホロヴィッツ」シリーズの第1作目となり、すでに続編が4作出ています。 「カササギ殺人事件」が大変面白かったので、今回は多大な期待をして読みましたが、その期待を裏切らない面白い推理小説でした。 一人称で語る主人公は本著の作家ホロヴィッツで、探偵ホームズに対してちょっと的外れな相棒のワトソン役です。その探偵ホームズ役は、刑事だった頃にあることがきっかけで辞めざるを得なかった中年男ホーソーンで、ホームズと同様に鋭い観察力の持ち主です。 その探偵役の男は警察を辞めた後も、警察上層部からその特筆すべき才能を惜しまれ、難しい事件が起きると警察顧問として協力を求められ、今回の謎多き殺人事件で声がかかり、さらにその捜査から解決までを小説にしてお互い利益を得ようと、当時多くの警察ドラマの脚本を手がけていた主人公の作家に声をかけることになります。 事件は、あるひとり住まいの裕福な老婦人が、葬儀屋を訪れるところから始まり、その葬儀屋で自分の葬儀の依頼を細かく指示したあと、その夜に自宅で何者かに絞殺されてしまいます。警察は単なる物取り強盗と判断しますが、、、、 「カササギ殺人事件」と比べると至極真っ当な探偵ミステリー小説ということになりますが、事件を追う二人の関係が名声と金で結ばれユニークで面白く、その後の続編も読みたくなりました。 ★★★ 4月後半の読書と感想、書評 2025/5/3(土) |
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001 | カササギ殺人事件(上)(下)(創元推理文庫) |
この小説は、日本国内の「このミステリーがすごい!」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「本格ミステリ・ベスト10」、「ミステリが読みたい!」などの賞に輝いています。文庫の帯には7冠と書かれています。それだけ評価が高かったのでしょう。 文庫上下巻で735ページにわたる長編ミステリー小説ですが、ユニークなのは上巻のほとんどが小説上の架空の売れっ子ミステリー作家の小説「探偵アティカス・ピュントシリーズ第9作目」、タイトルは「カササギ殺人事件」の出版前の原稿で、その原稿にはなぜかミステリーの肝と言える最終章の謎解きの部分だけが抜けています。 そして下巻では、そのミステリー作家の担当編集者の女性が、謎解き部分がない原稿を読み終わり不思議に思っていたところ、執筆した作家が謎の自殺をしてしまい、同時に遺書が郵便で出版社の上司宛に届きます。 そこで、その女性編集者は、ミステリー小説の謎解きと同時に作家が自殺した、あるいは自殺に偽装された死の謎について探偵よろしく様々な関係者に会って調べていきます。つまり小説の殺人事件の謎と、現実の自殺の二重の謎解きという構図になっています。 上巻のほとんどを占めるミステリー小説の時代背景は、50年ほど前の英国の郊外で、富豪の名門家の女中が階段から転落し亡くなり、さらにその2週間後には名門家の主人の男爵が首を切断され亡くなります。その謎解きにエルキュール・ポアロに似た雰囲気のロンドン在住の私立探偵が登場してきます。 一方の下巻では作家が自殺したことで結末が不明のままで最新作が出版できない事態に陥った編集者の謎解きは現代の英国が舞台です。 二つの時代を交互に繰り返していく小説はよくありますが、ミステリー小説の中にミステリー小説があり、その二つの時代のミステリーがそれぞれに影響したり、物語の中に解決のヒントが組み込まれていたりしてしっかり読み込まないと混乱してしまいます。 登場人物の名前だけでも、上巻のミステリー小説と、下巻の現代の有名作家の自殺騒動とで二種類の登場人物があり、油断していると「あれ?誰だっけこの名前は?」と混乱しちゃいます。記憶容量が急激に少なくなってきた年齢ですので、、、 このまま、モヤモヤした二つの謎解きはどうなるのか?と心配でしたが、ちゃんと最後の最後には明かされますので安心してください。 ★★★ 11月後半の読書と感想、書評 2024/11/30(土) |
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